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反転のための手引書

 これまで何度も引用させて頂いている、日経新聞のコラム「サッカー人として」。
 9月28日付は、特に秀逸な神回です。

【 頂点を極める人には孤独がある。
 登り詰めているうちは寄ってきて、ちやほやしてきた人々が、下り坂になるや離れていく。
 人間不信。 寂しさ。 酒に走ってしまうスターもいるだろう。
 
 最終的に残るのは生身の自分自身であり、その自分を信じ切れるかになる。
 「あいつは終わった」 と周りがささやこうとも、自分だけは自分の味方でいられる。
 人生の階段から転げ落ちても、「自分は何を大切にしなければならないか」に思い当れる人は強い。
 
 孤独でなければ強くなれない、とも言えてね。
 プレッシャーや大勢からの期待を支えるのが自分しかいない、という孤独に耐える力がなければ、それだけ大きなものを背負いきれない。

 成功し続ける様に見える人も、実は浮き沈みしているものなんだ。
 必ず訪れる波の底で、どれだけ踏ん張れるか。
 反転のための手引書はない。

 でも僕らはそこから再び挑戦してみせる。
 人生は何回成功するかじゃない。
 何回這い上がれるかだ。 】
 
 51歳の現役Jリーガー。
 三浦知良選手の言葉は、心に刺さります。
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トイレを磨く人

 グループ会社各々の社員が書いたレポートや、各部署の議事録をチェックしています。
 
 直面する状況と真摯に向き合い、前向きに取り組もうとする内容もあれば、
 不平・不満・愚痴を繰り返すだけの内容もあります。
 
 会社や組織に、問題があると考えることや、それを率直に上申すること自体は悪くありません。
 状況が見えている証しですし、意識の高さの表れでもあります。
 できることならば、もう一歩踏み込んで、どうすれば良いかという代替案が欲しいところです。
 
 トイレが汚れていたとします。
 「見苦しい!」
 「汚したのは誰だ!」

 言うだけなら誰でもできます。
 できるならば、そのトイレを磨く人であって欲しいと思います。

 「自分が汚した訳ではない」
 「手が汚れる」
 「偽善者と思われたくない」

 様々な思いがあったとしても、一歩踏み出して掃除をすれば、爽やかな気持ちになり、後に使う人も気持ちよくなります。
 会議で同僚に声掛けし、掃除当番を決めて実施したならば、年齢や職位を問わず、紛れもなくその人がリーダーです。

命も要らず、名も要らず

 西郷どんの残した名言です。

 「命も要らず、名も要らず、官位も、金も要らぬという人は始末に困る。
  しかし、此の仕末に困る人でなければ、艱難を共にして国家の大業は成し得られない。」

 現代に置き換えれば、こうなります。
 
 出世も給料も望まず、今の立場を保身しようとも思わない。
 そういう人間は、金で釣ることも、職位で釣ることもできない。
 社長だから、上司だからといって、へつらうことも、おもねることもない。
 必要とあれば、上司に対して苦言を呈することも厭わない。
 従って、部下に持てば甚だ厄介だ。
 しかし、そういう人間でなければ、艱難を共にして社の大業は成し遂げられない。

 初めて会った際、坂本龍馬は西郷隆盛をこう評しました。

 「西郷という奴、わからぬ奴だ。
 少しく叩けば少しく響き、大きく叩けば大きく響く。
 もし馬鹿なら大馬鹿で、利口なら大利口だろう。」
 
 企業人として、そんな人物に近付きたいものです。

猫に小判、豚に真珠

 立場上、様々な方と面談します。
 その際、将来「伸びるな」と思う方もいらっしゃれば、絶望感に苛まれることもあります。
 人間の成長にとって、必要な要素は多々ありますが、素直さと謙虚さは欠かせません。

 指導を素直に聞き入れる。
 指摘を謙虚に受け止める。

 意思の強さは長所ですが、反面「頑固」という短所でもあります。
 「自分は間違っていない」と強く思い込むことで、自己責任で受け止める伸びシロが排除され、他責主義の頑固者に成り下がります。
 
 いわゆる、コップが上向きか否かです。
 たとえ器は小さくても、上向きでさえあれば、その器の容量だけは満たすことができます。
 やがて自らが成長すれば、器も大きくなり、受け入れる容量も増えます。

 しかし、コップを伏せた状態では、一滴の水も入りません。
 金言至言を百万言ついやしても、馬耳東風、猫に小判、豚に真珠です。

日本人の美徳

 9月25日付日経新聞の片隅に、小さな記事が掲載されています。
 先進7ヶ国の13~29歳を対象とした、「我が国と諸外国の若者の意識調査」からのものです。

 「自分自身に満足している」
 米国 86%
 英国 83%
 日本 46% 
 
 この数値は、ドイツ、フランス、スウェーデン、韓国と、何れも7割以上あります。
 
 「自分には長所がある」
 米国 93%
 英国 92%
 日本 69%

 この二つの指標から読み取れるのは、
 日本の若者は、先進諸国と比較して、「自己肯定感が低い」ということです。

 自分に満足しているか否かはともかくとして、長所の無い人間は居ません。
 長所が思い当たらない人は、短所を挙げてみれば、その裏返しに長所は潜んでいます。

 内向的 : 思慮深い
 情動的 : 感性が豊か
 優柔不断 : 慎重

 実は、自己肯定感の低さも同様に、謙虚、控えめといった、出しゃばり過ぎない日本人の美徳の一部でもあります。

見届ける責任

 如何なる組織にも、問題はあります。
 問題が無いことはありません。
 無いとすれば、問題意識が希薄が故に、気付かないだけです。

 昨日、某部署にて、問題解決プログラム「ワークアウト」を開催しました。
 個人的にファシリテーターを務めるのは、十数年振り。
 このグループでは初の試みです。

 「問題は会議室で起きてるんじゃない! 現場で起きてるんだ!」

 従って、解決策も与えられるのではなく、内部からの自浄作用に依るべきでしょう。
 そのために、ファシリテーターは、冷静かつ客観的でなければなりません。

 自からが諭すのではなく、自主性、自立性、自燃性を引き出す。
 であるにも関わらず自分は、多弁過ぎたのではないか、また、誘導し過ぎたのではないか、と反省しきりです。
 
 しかし、これで終わりではありません。
 寧ろ、大事なのはこれから。
 組織の改革を、責任を持って、見届けたいと思います。

ファシリテーター

 貴重な三連休の最終日に、某セクションの「ワークアウト」を実施します。
 「ワークアウト」は、GE(ゼネラルエレクトリック社)が行っている業務改善プログラムです。

 「ワークアウトとは」
 現場に大幅に権限移譲をして、働く人の能力と活力を引き出し、現場自ら組織的な業務改革を進める、現場主導型の問題解決プロジェクト
 
 「ワークアウト」の前半、その組織のボスは席を外します。
 言いたいことが言えない場合があるからです。
 ボスの代わりの進行役は、組織外のファシリテーターが務めます。
 GEでは、既成概念に捉われない様、客観的な立場の大学教授等を招くようです。

 「ファシリテーションとは」
 集団活動のスムーズな進行と成果を出しやすい環境の構築を目的とした支援活動、または会議運営の手法を指す。
 主に会議やプロジェクトの進行手法として活用され、合意に向けた論点整理や合意形成、参加者のモチベーション向上、アイディアの促進などの役割が求められる。

【 ボスを外して 】
1. ブレーンストーミング(集団思考) 個々の意見やアイディアを出していく。 原則否定しない。
2. プライオリティ(優先順位) 意見を分類した上で、効果(費用対・労力対)に基づき優先順位を決める。
3. プロポーザル(企画提案) 上司(会社)に対して、どういう形で提案するかを話し合う。

【 ボスを交えて 】
4. プレゼンテーション(宣伝アピール) 自分達の力でまとめた企画提案を、上司にぶつける。
5. タウンミーティング(対話集会) 上司は企画提案の採否を速やかに回答、もしくは回答期日を告げる。
6. フォローアップ(追跡調査) スケジュールを決め、実行に移し、追跡調査しながら、完了を見届ける。
 
 今回の「ワークアウト」実施の起案者である自分が、ファシリテーターを務めることに成りました。
 大役ですが、真摯に向き合いたいと思います。

行動こそが真実

 某会合に列席されていた来賓の皆様に、グループ内某社の商品をご紹介させて頂きました。
 営業の責任者も、その場に同席しており、閉会後には懇親会もセッティングされています。
 であれば、普通はこうするでしょう。
 
1. ビールと名刺を持って来賓のテーブルを回って御挨拶する
2. 後日、速やかに各々の会社を訪問し商談をする
3. 紹介者に対して、御礼と報告の連絡を入れる

 先日、来賓の会社の代表者から、自分に連絡が入りました。
 会合から10日が経過しています。

 「先日ご紹介された商品について、前向きに取り組みたいので、担当者に来て頂きたい。」

 この上なく有難いお言葉であり、この上なく恥ずかしい大失態です。
 担当者に連絡を入れ、直ちに販促ツールを持って訪問する様に指示しました。

 よくよく聞いてみれば、次の通り。
① 来賓6社に対しては、全くアプローチしていない
② 2時間に及ぶ懇親会の間、来賓席の御酌には一切行っていない
③ そもそも、名刺を持ってきていない

 経営計画の中で、ミッションとヴァリューを確認し、10年ビジョンを検討し、5ヶ年計画を立て、今期の損益と各課の重点目標を掲げて今期をスタートして一月半。
 総ては「画に描いた餅」の悪しき事例と言えるでしょう。

 言葉に真実はありません。
 行動こそが真実です。

理念による管理

 我が社の経営理念および経営方針は、創業時に私が考えたものです。
 9年が経過し、社員も定着し、ミッション&バリューの学習も進んだところで、社員に再考を促しました。

 「不動産業、お客様、社員、コンプライアンス等の考え方が網羅されているので違和感はない。」
 「特に追加とか削除とか変更する部分も無い。」
 「経営理念については内容、文章共に変更の必要性は感じられない。」
 
 といった、賛同、追認の意見がある一方で・・・。 

 「自分達本位過ぎるのではないか」
 「不動産業の地位向上を目指す・・・というのが大き過ぎないか」
 「利益の最大化を・・・の部分に抵抗がある」
 「文章が堅い、長い」

 といった問題提起に至るまで、様々な意見が出されました。

 各々、社長として思うところはありますが、それを口にすれば身も蓋もありません。
 きっともう二度と意見は出なくなるでしょう。

 寧ろ、社長の作った理念に対して、意見できる率直さと風通しの良さを有難く受け止めています。
 また、言いっ放しで終わらない点も素晴らしい。

 「文章は短くてシンプルな方が良いと思うが、代替案は出てこない」
 
 いつも口にしている、「代替案無き批判は戯言」という指導が効いてか、最後は自己責任に帰結しています。
 我が社の目指すべきミッションとバリューは何か。
 考えながら毎朝唱和して頂くことで、社長でもなく店長でもなく、理念によって方針によって管理される、健全な組織が育まれる筈です。

大洲の基準地価動向

 全国の基準地価が発表されました。

 『基準地価とは?』
 各都道府県の調査を基にして9月下旬に公表される地価指標の一つ。 
 正式には都道府県基準地標準価格といい、7月1日時点の土地価格の調査を基にしている。
 国土交通省が公表する公示地価と同様な公的な指標。
 地価の適正な価格を知る目安となり、また地価の動向を把握するために重要なもの。

 弊社本社所在地の大洲市については、1~3%程度の下落となっています。
 この下げ幅は、ほぼ例年並み。
 とはいえ、毎年数%ずつの下落を重ねてきたため、20年前と比較すれば、半値以下の水準です。

 しかも、7月1日時点ということは、西日本豪雨災害による影響はまだ受けていません。 
 7月初旬の豪雨により、大洲市の住宅地、商業地の大部分は冠水し、甚大な被害がもたらされました。
 
 大洲で、建物を建てようと考えていた人は、当面手控える筈です。
 一方で手放したいと思う人は増えてくるでしょう。

 旺盛な供給に対して、需要が少なければ、当然に相場は下落します。
 これは決して、悲観的な見方ではありません。

人間常に一人

 先日のプチ同窓会で、私と息子との親子関係についての話が出ました。
 
 長男次男共に20代の大人に成ってから、親父と風呂に行ったり、飯を食ったりするのは珍しいことのようです。
 休日で予定の無い時には、自分から誘うこともあるし、息子から誘われることもあります。 
 それが、幸せな時間であることは間違いありません。

 こうした関係性を保つのに、重要なのは距離感でしょう。
 親にとって子供は、いつまでたっても子供。
 だからといって、上から目線で説教臭いことばかり言っていたのでは、疎んじられても当然です。 
 人としては、ある意味対等であるし、寧ろ教えられることもあります。

 小さくて、未熟だった子供たちも、20歳を過ぎれば人格が確立されています。
 自分の考えに基づき、自分で歩を進め、自分で責任を取るのが人生です。
 
 従って、話しを聞いてはやりますが、その選択や行動に干渉はしません。
 勿論、困った時、辛い時、最後に寄り添うべきは親の責任でしょう。

 近くに居ても、遠くに居ても、私は私の、彼は彼の人生を歩むのみ。
 非情に聞こえるかもしれませんが、人間、生まれても死んでも常に一人です。

もの思う秋の日

 数年前に他界した私の母親は、大洲、松山、内子、今治と移り住み、最後の30年以上を大三島で過ごしました。
 スナック、食堂を興して潰してを繰り返し、晩年はほぼ寝たきりの毎日でした。
 何度も会える訳ではないと思い、子供たちと一緒に足を運ぶものの、年々我儘に成っていく老いの過程を感じたものです。

 ある日の正午頃、母親から突然電話がかかってきました。
 『死ぬ前に「かつ盛」の丸寿司を食べたいから送ってくれ』

 丸寿司とは、かつて米に恵まれなかった南予の人達が、寿司飯の代わりに「おから」を使い、酢でしめた魚(さより)を巻いて握った郷土料理。
 「かつ盛」は、母が内子在住の頃から営業していた、老舗の魚屋です。
 「滅多なことを言うもんじゃない」と諫めた上で、改めて送る旨を告げて電話を切ります。 

 ところが、その日の夕方に再び電話がかかってきます。
 『まだ届かないけど、どうなっているのか!』
 いやはや、「出前じゃないんだから、今日の今日、届く訳ないじゃないか!」。
 売り言葉に買い言葉で、何十年振りかで言い合いに成りました。

 何度説明しても判らない母親に、「そんなに言うんだったら自分で頼めば良い!」と、大人げない捨て台詞を残して電話を切ったあの日。
 無事、二日後に丸寿司は届いて、懐かしの味を噛み締めたものと思われますが、御礼の連絡はありません。

 暫くして、母の訃報が入ります。
 クリスマスイブの深夜、心臓発作を起こし、一人ぼっちで母は逝きました。
 訪ねて来られた知人に発見されたのは、二日後のことです。

 今にして思えば、子供がえりしていた母に、何故もっと優しく接することができなかったのか。
 もの思う秋の日です。

溶けても溶けても

 一泊二日の研修「勝利の経営塾」を、4回に渡って実施しました。
 累計77名ということは、正社員の半分弱の方に受講して貰った計算に成ります。

 本研修では、ある質問を投げかけるのが恒例です。
 
 研修始め 「全員目を閉じて、二択の何れかに手を挙げて下さい」
 A 「こういった研修を待ち望んでいたため、ワクワクして参加させて貰いました。」
 B 「この忙しいのに何が研修だ。研修でメシが食えるか!」
 
 ここでは後者が大多数を占めます。

 研修終わり 「全員目を閉じて、二択の何れかに手を挙げて下さい」
 A 「まったく意味がなかった。二度と参加したくない!」
 B 「とてもためになった。持ち帰って仕事に活かしていきたい♪」

 ここでの後者比率は、ほぼ100%です。
 
 勿論、講師の進め方にもよります。
 心理学的に、最初の選択肢に対しては挙手し難い。
 従って、誘導したい選択肢は後者に持っていきます。
 
 従って、この回答を真に受ける訳ではありません。
 今でもまだ、「我々には関係の無いことなので、研修には呼んで貰いたくない」と拒否反応を示す方が散見されます。
 
 社員教育は、井戸を雪で埋めるが如し。
 投げ込んでも、投げ込んでも、下から雪は解けていきます。
 しかし自分は、溶けても溶けても投げ込んでいく覚悟です。

率直さの前提条件

 我がグループでは、発言権と尊厳に基づき、率直に話すことを求めています。

 しかし、中には率直さを取り違えている方も少なくありません。
 「会社の仕組みがおかしい」
 「社長や役員に適性が無い」
 「研修のやり方が悪い」・・・。

 この指摘だけで終わったのでは、それは単なる不平・不満・愚痴です。
 では、それをどうすれば率直さに変えられるのでしょう。

 ① 具体的な事象を指摘する
   何が悪いのか、何処がいけないのか。
   具体的に指し示すことが大前提です。

 ② 代替案を示す
   今のままではいけないので、仕組みを次の様に変えるべきだ。
   今の社長は不適格なので、某役員にすげ替えすべきだ・・・或いは自分に任せて下さい。

 率直さには、責任が伴います。
 代替案も示さず、抽象論で断罪するのでは、無責任野党と同じです。 

感謝と恵みの連続

 縁の深い方の訃報を知るために、愛媛新聞の「お悔み欄」には毎日目を通します。
 寧ろ、そのために購読していると言っても過言ではありません。
 
 勿論、掲載するか否かは遺族の意思なので、掲載されないこともあります。
 実際にかつて、自分の母親の訃報は掲載されませんでした。
 
 さて、先日の「お悔み欄」には11人のお名前があります。
 90歳超の大往生の方もいらっしゃいますが、お二人は56歳でした。
 一般的には若過ぎる死です。

 お二人ともきっと、今日の「お悔み欄」に名を連ねる等とは思ってもみなかったでしょう。
 私も今年、56歳になります。

 今更言うまでもなく、人の命は有限です。
 寿命はいつ尽きるか判りません。
 
 今日の帰り道で事故に巻き込まれるかも判らないし、明日の朝目覚めないかもしれません。
 でありながら、殆どの人は永遠に生きるかの如き錯覚の元、日々を漫然と過ごしています。
 余命一日と告げられて生きる今日は、きっと濃密な一日に成るでしょう。

 「夜眠る時に死んで、朝目覚めた時に生まれる」
 感謝と恵みの連続が一日一生です。
 
 天寿を全うする際に、「良い人生だった」と感謝できる。
 そんな悔いの無い今日を過ごしたいと思います。

勤勉なきこりに告ぐ

 第四回、「勝利の経営塾」を閉講しました。
 20世紀最高の経営者「ジャック・ウェルチ」氏の著書、「WINNING 勝利の経営」をテキストにして、一泊二日の泊まり込みで実施するこの研修も、今回で4回目を数えます。

 一回20名定員なので、4回目ということは計80名。
 グループで働く正社員の概ね半分を網羅しました。
 
 講師の立場で口にするのは何ですが、参加して頂いた方の、ビフォー&アフターは明らかです。
 一夜にして意識が変わる。
 事前レポートと事後レポートのトーンのギャップが、そのまま研修の効果と受け止めています。

 まだ参加されていない方の中には、否定的な声も少なくありません。
 先日のアンケートには、次の言葉がありました。
 「自分達、技術系には意味が無いので、対象から外して欲しい」

 技術系だろうと、事務系だろうと、営業系だろうと、職種は関係ありません。
 会社に集う社員個々人が、経営者としての感覚を磨くことで、使命感に気付かせ、やり甲斐を喚起する。
 この研修は、百年先まで生き残る強い集団を作るための草の根戦術です。
 実務が全てであり、研修は無駄な時間・・・と考える人は、七つの習慣に出てくる「勤勉なきこり」と同じでしょう。

 「勤勉なきこり」
 年がら年中休みなく、日の出から日没まで、木を伐りだす勤勉なきこり。
 ところが彼の生産性は芳しくない。
 横について見てみると、使い込まれたその鋸の歯は丸い。
 たまりかねてアドバイスする。
 「刃を研いだらどうか?」
 きこりは言った。
 「俺は忙しい。そんな暇はない。」・・・

 刃先の丸い鋸で、日々大木に対峙する勤勉なきこりは、ひょっとしたらあなたかもしれません。 

タイタニック1%の過ち

 リーマン危機から10年。
 日経新聞に特集記事が連載されています。

 FRB議長の過ち
 米議会が2009年に設けた金融危機調査委員会は、当事者の証言や詳細な調査を反映した最終報告書を二年後にまとめた。
 「危機は避けられた。
 警告のサインはすぐそこにあった。
 住宅価格は収入水準を超えて急騰。
 全米で無理な融資が急増していた。」
 
 委員長アンヘリデス氏は、次の様に語っています。
 「FRBのグルーンスパン議長は、『自分は70%正しく、30%間違っていた』と答えた。
 私は、『タイタニック号の船長は1%を間違えたが、その1%が致命的だったのだ』と指摘した。」

 経済は、好況と不況を交互に紡ぎます。
 好況は時に行き過ぎ、バブルを演出します。
 そして必ず、バブルの終焉は訪れます。

 バブルとは、実体経済を超える旺盛な需要。
 実態経済を超えた部分は、やがて剥がれ落ち、収束します。

 債務者の与信力や担保力を超えた貸し付けを行う
 法定耐用年数を超えた返済期間を認める
 中長期的な経営に見合わない高金利を強いる
 入居率実態を無視して収支を弾く・・・

 某金融機関の手口はまさに、実体経済を超えた旺盛な需要に付け込み、積み上げられたバブルの虚塔。
 剥がれ落ち、崩れ落ちるのは、まだこれからです。 

経営方針の体現

 エイブルネットワーク店は、全国に約400店。
 そこで働く営業マンは千数百名。
 7月の月報集計で、弊社大洲駅前店の西社員が全国2位に輝きました。

 背景としては、7月月初の豪雨災害を受け、避難所生活を余儀なくされる方々が、住まいを求めて殺到したことがあります。
 大洲平野の大部分、数千世帯が冠水し、停電や、断水に見舞われます。
 衣食住の「住」は、人間生活の基本です。

 管理物件住居からのクレームも相次ぎ、電話も鳴りっ放しの状態が続きます。
 閉店後も、深夜まで業務は続き、スタッフは皆休日返上で取り組んでくれました。
 前向きな仲介営業だけではなく、そうした後ろ向きの作業に追われながら残した数字だけに、胸を張っても良いでしょう。

 【 経営方針 】
一、 厳格なコンプライアンス意識と高い倫理観に則り、社会から尊敬される企業を目指します

一、 売買、貸借、何れも双方のお客様から感謝される、中立公正なサービスを提供します

一、 お客様の喜びを自らの喜びとする社員が、活き活きと働く職場環境を創造します

一、 社会から必要とされる存在価値の指標として、利益の最大化を心掛けます

一、 できない理由を排除し、どうすればできるかの可能性を追求するポジティヴ集団を目指します

 西社員だけではありません。
 7月豪雨以降、全社員の取った行動の一つひとつは、まさに弊社経営方針の体現でした。
 経営者として、祝福と御礼の言葉を捧げます。
 おめでとう、そして、ありがとう。

株主総会の意義

 グループ史上初、愛媛エリア8社合同株主総会が執り行われました。
 場所は松山中心部、松山城を一望するホテルの11F。
 取引金融機関の支店長、顧問会計士、顧問税理士を来賓にお迎えし、8社の役員幹部勢揃いでの開催です。

 総勢60名が半日集い、各社毎に決算報告、予算承認、役員選任、代表者報酬額決定と、議案をこなしていきます。
 これまで、株主と役員だけであったものが、来賓や他社幹部の皆様の前で開かれた総会と成りました。
 
 上場企業であれば、株主を前に総会を開催するのは当然です。
 前職の会社は非上場でしたが、第三者割当も行っていたため、社外株主の方も多くいらっしゃいました。
 事前に想定問答集を作成し、リハーサルを行い、入念な準備の元で臨んだものです。
 
 厳しい株主からは、業績について、社内体制について、様々な苦言を頂きます。
 今回、そうした社外株主はいらっしゃいませんが、総合進行役を務める自分が株主に成り替わり、幾つかの質問を投げ込みました。
 的確に、淀みなく回答する、各社社長は頼もしく映ります。
 自分達の業績も、予算も、常に株主から見られているのだということを意識する上で、良い機会になったでしょう。

 資本主義の原則として、会社は株主のもの。
 株主から附託を受け、代表取締役社長は予算を遂行します。
 株主総会は、その更新契約の場でもあるのです。

バケツを空にする

 本ブログのトラックバックテーマに、「あなたは朝型or夜型人間?」という投げかけがありました。

 自分は言わずと知れた朝型人間です。
 毎日概ね6時頃には、会社に着いています。
 始業までの2時間半が、自分の仕事を支える至福の時です。

 その効用は、これまでに何度も申し上げてきました。
 最近改めて、その効用の偉大さを思い知らされます。

① 早朝は道路が空いている(通勤時間が節約できる) 
② 早朝は頭がスッキリしている(夜は頭が疲れている)
③ 早朝は電話がかからない(邪魔が入らない)
④ 早朝は誰からも話しかけられない(集中できる)

 話しかけられたり、電話がかかってきたりすると、集中が途切れます。
 集中が途切れると、回復までに相当な時間をロスします。
 話しかけられないまでも、周囲の雑踏は集中を阻害し、能率が上がりません。

 自分は幾つかの肩書を持っています。
 不動産会社社長、グループ経営管理室室長、大洲宅建協会会長、愛媛宅建協会常務理事、愛媛宅建流通委員長・・・。
 
 当然のことながら日中は、多くの電話がかかってきます。
 誰からともなく話しかけられたり、呼ばれたりします。
 次から次へとメールも入ってきます。

 バケツの水を汲み出しても、汲み出しても、次から次に溜まってきて、溢れそうになることも珍しくありません。
 早朝の時間だけは、汲み出せば汲み出した分だけ、水は減ります。
 それでも追い付かなかった先日の日曜日は、3時間だけ休日出社してバケツを空にしました。
 
 それが仕事です。

お役立ちのバロメーター

 会社は、紛れもなく営利を追求する集団です。
 ともすれば、利益追求の声掛けに対し、金・カネ・かねのガリガリ亡者といった見られ方をしたりします。
 
 しかし、利益が無ければ、社員の給料は上げられません。
 賞与も出せません。
 備品も購入できません。
 社用車も購入できません。
 エアコンが壊れても修理できません。
 雨漏りも修繕できません。
 
 新しい事業は展開できません。
 支店を出すこともできません。
 寧ろ退店を余儀なくされます。
 利益が無ければ、未来の画を描くことすら叶いません。

 雇用も維持できません。
 会社も永続できません。
 利益が無ければ、夢も希望もありません。

 何よりも利益は、会社が、商品が、サービスが、社員が、世の中から必要とされるからこそ与えられるものであり、いわば「お役立ちのバロメーター」。
 換言すれば、利益を残せない会社、赤字の会社は、世の中から「お宅の会社は要らない」と言われている様なものなのです。

経営者失格

 経営者である限り、幾つかの禁句があります。
 今期の見通しが、極めて厳しい時。

 「我が社には、有能な社員が居ないから数字が見込めない」
 「社員を集めようにも、弊社の給与体系では引っ張り込めない」
 「何せ相手先の匙加減ひとつなので、受注見通しは不透明」
 
 できない理由を並べてメシが食えるのは、評論家か学者だけ。
 我々は実務家なので、どうやったらできるかを考え、実行に移す必要があります。
 仮に、売上が上がらないとすれば、販管費を下げるしかありません。

 「広告宣伝費を下げたら、更に売り上げが下がる」
 「拠点を閉鎖したら、これまでやってきたことが無駄になる」
 「給料や賞与を下げたら、社員のモチベーションが下がる」

 その通りです。
 しかし、だからといって何も手を打たなければ、座して死を待つのみではないでしょうか。

 「だったら、どうしろと言うんですか?」

 いや、それを聞きたいのはこちらの方です。
 どうやって経営改善をするのか。
 
 社内の人員が育っていないのも、
 社内の戦力が流出するのも、 
 今の業績が悪化しているのも、
 今後の改善の見通しがつかないのも・・・

 すべて経営トップの責任です。
 それを棚に上げて、他責言葉を羅列したのでは、まさに経営者失格でしょう。

生活総合支援企業

 1992年に産声を上げた弊社は、四半世紀の時を経て、愛媛、岡山、高知の三県に計15社、28拠点、従業員数231名の企業体と成りました。

 業態としては、祖業であるコンサルタント業を中核に、建設業、不動産業、保険事業、リース業、印刷業、人材派遣業と多岐に渡っております。
 また今期から、完全週休二日制の導入、企業主導型保育園の開設等、時代に即応した施策に取り組んでいるところです。

 さて現代は、働き方改革、労働力不足といったうねりの中、各企業は大きな変革を求められています。
 AIやロボットの活用といった先進技術の話題も、毎日の新聞やネットのニュースに踊っています。

 そうした中で、百年先まで永続する企業体としての存在意義を考えた結果、敢えて人間臭い「生活総合支援企業」という言葉に辿り着きました。
 どんな時代に成ろうとも、地域に生き、住居に住まい、料理に舌鼓を打つ・・・人間の営みは決して絶えることがありません。
 
  『そこに集う人々が活き活きと働き、そこに関わる人々の笑顔を集める』
 各々がそうした会社であるならば、いかなる時代でも必要とされ続けるものと確信しています。

生きるということ

 7月豪雨被害に際し、全国の宅建協会から沢山の義援金を頂きました。
 この場を借りまして厚く御礼申し上げます。

 愛媛県の宅建協会1,000会員の内、被災されたのは9件。
 中でも大洲は7件と突出しています。

 被災会員各々に20万円ずつ配布する、先の常務理事会の決定を受け、先日山本副会長と共にお見舞いに廻ってきました。
 ボードが剥がされ構造がむき出しになった壁、冠水して水に濡れた書類等々、現場においてはまだ爪痕が残っているものの、被災会員の方々は皆前向きに笑顔で頑張っていらっしゃいます。
 話しの中では不安が渦巻き、時に本音も覗きます。

 「これから先、大洲に家を建てようと思うだろうか」

 文字通り、水を差されたのは事実でしょう。
 しかし今、不安なのは、川の氾濫で冠水する低地だけではありません。

 山手では土砂崩れ、海岸線では津波、街中でも台風、そして地震。
 天災リスクという意味において、絶対安全な場所は皆無です。

 太古の昔から人間は、天災と向き合い、苦闘を続けてきました。
 地球と言う星に生まれた、人類の背負う宿命であり、それが生きるということです。

立場と役割と責任と権限

 組織の長は、大なり小なり責任と権限を有しています。
 社長、部長、課長・・・。
 その役割に応じた責任と権限です。

 以前であれば、上意下達は絶対でした。
 少々理不尽であっても、上長の命令に従うのは当然。
 不服従は、左遷やクビを覚悟しなければなりません。
 
 昨今、その風潮は劇的に改善されました。
 従業者の人権が重んじられ、民主的な運営が主流に成りつつあります。
 横暴な上長は、パワハラだモラハラだと批判され、民意によって排除されたりもします。
 一方で、その行き過ぎに懸念を覚えるのも事実です。

 企業の原則は資本主義であって、民主主義ではありません。
 勿論、社員の働き易さや、社員のやり甲斐や、社員の待遇改善等を追求することは大切です。
 だからといって、一般社員の顔色を伺い、一般社員の声に一喜一憂、右往左往するポピュリズムに傾倒すると、経営を間違えます。

 夏休み、「プールで自由に泳ぎたい」と思うのが子供たちです。
 監視員は、安全を第一に考え、一時間おきに子供たちをプールから上がらせなければなりません。
 その指示に、子供たちの間では不平不満が渦巻きます。
 中にはルールを無視して、泳ぎ続ける子供もいるでしょう。
 その時、ホイッスルを鳴らし、大声を上げて注意するのも監視員の役割です。

 子供たちが成長して大学に進み、監視員のバイトに就いた時に始めて判ります。
 立場と役割と責任と権限の意味に。

モヤモヤするあの人

 仕事柄、多くの大家さんと接します。
 中でも宮崎智之さんは、一言では言い表せない程に縁の深いお一人です。
 お父様も含め二代に渡り、会社も前職時代からのお付き合いに成ります。
 
 その宮崎さんが、本を上辞されました。
 タイトルは「モヤモヤするあの人」。
 
 「スーツにリュック」
 「職場でノンアルコールビール」
 「恋人のことを相方と呼ぶ」
 「SNSにおける上司からの友達申請」 等々・・・・

 法律を違えている訳でも無いし、倫理にも反していない。
 どんなルールブックでも裁けない。
 しかし、何かしらモヤモヤした感覚が拭えない。
 頁をめくる毎、浮き彫りにされた事象に、「そうそう」と頷く場面も少なくありません。
 自分にとって最も心に響いたのは、やはり昨年亡くなられたお父様のエピソードです。

 【 自宅近くを散歩中だったお父様が、患者を搬送する救急車に遭遇。
 担架で運ばれて行く若者を息子(著者)と勘違いし、「智之!」と叫びながら救急車に乗り込む。
 病院へと向かう途中、苦悶の表情の息子を、改めてじっくり見てみると、あごが長い、髪型も違う。
 
 「すみません。 息子ではありませんでした・・・」
 父が衝撃的な告白をした後、救急車の中にどのような空気が流れていたのか、僕はまだ知らない。 】

 いやいや、これこそモヤモヤでしょう。
 いつも仏様の様な柔和な笑顔で、ゆったりと話しかけて来られる、宮崎様の姿が、記憶の中に甦りました。
 ありがとうございます。

3000回分の謝辞

 本日、拙文は節目の3,000回目となりました。
 8年以上に渡って、休みなく続けて来られたのは、時に厳しい指摘を頂いたり、激励頂いたりする皆様のお蔭です。

 元々のきっかけは、会社のホームページが立ち上がった際、社長としての思いを社員に伝えることが目的でした。
 会社は生き物。
 日々様々な事象が起こる中で、時々の自分なりの価値観で綴ってきたものです。
 その積み重ねが、今日の会社のアイデンティティを形成しているとも言えるでしょう。 

 先日取り上げた「多動力」で、堀江さんが「刑務所にいても一度もメルマガを遅らせなかった秘訣」を書かれています。
 『長野刑務所に収監された時、「これからホリエモンはメルマガを出せない」と思った人もいただろうが、僕は一度も休刊しなかった。
 僕が休むことなく、メルマガを続けられているのはマメだからでも真面目だからでもない。
 継続するために、ストレスのかからない工夫をしているからに過ぎない。
 やるべき仕事は、酒を飲んで酔っ払う前にやっておけば良いのだし、毎日効率化してさっさとこなせば溜まることもない。
 毎日の隙間時間に、少しずつ進めておけば、「必死で原稿を書いている」という状態には、そもそもならないのである。』

 僭越ながら私も同じく、必死で原稿を書いている訳ではありません。
その殆どは、隙間時間を利用し、事前に書き溜めた原稿を、日付予約時刻指定で投稿しているだけです。
 種を明かせば本拙文も、一週間前にストックしていたものだったりします。
 
 今後も、お暇がある時に、安否確認くらいのつもりで読んで頂ければ幸いです。
 心からありがとうございます。

ホリエモンの多動力

 堀江貴文さんの、「多動力」を読みました。
 世の中の評価は別れるものの、ビジネスシーンのこれからという意味において、この人から学ぶべき点は多々有ります。

  「寿司屋の修行なんて意味がない」  (特殊技能も発明も、すぐに共有して新しい技術を重ねて進化させるべきだ。)
  「見切り発車は成功のもと」  (準備に時間をかけるよりも、すぐに始めてしまって走りながら考えよう。)
  「飽きっぽい人ほど成長する」  (飽きるということは、慣れて、余裕が出た証明。飽きたらすぐに捨てよう。)
  「電話をかけてくる人間とは仕事をするな」  (電話は人の時間を奪う時間泥棒。発信履歴は貴方の被害者だ。)
  「仕事を選ぶ勇気」  (嫌なら辞める。やらない仕事を決めることで、進むべき道が現れる。)
  「99%の会議は要らない」  (何を決めるのか判っていない会議で、何かが決まることは永遠にない。)
  「すべての仕事はスマホでできる」  (スマホでできるのに電話をし、家でできるのに通勤するのは何故か。)
  「返信は、暇な人ほど遅く、忙しい人ほど早い」  (仕事が溜まっていく人は、仕事量が多い訳ではない。)

 一貫しているのは、時間の有効活用と、スピード感。
 時間は、万人共通に与えられた、限りある資源です。

  『世の中には、何の悪気も無く平気で他人の時間を奪う人が居る。
  僕という人間は一人だけであり、僕の24時間は有限だ。
  自己満足の報告のために、僕の時間を奪わないで欲しい。

  インターネットの大きな功績は、非同期通信を手軽にしたことである。
  それによって人が、どれだけ隙間時間を活用できるようになったか。
  驚くべきことに、メールの後に「今メールを送りましたから」と電話を鳴らしてくる馬鹿も居る。』

 働き方改革によって週休二日制となり、残業撲滅を掲げる一方で、昨年以上のパフォーマンスを実現させなければならない我がグループにとって、大いに参考になる仕事術です。

スタートしないマラソン

 県内各社の「経営計画発表会」が終わりました。 

 今期から、事業毎のチーフが任命されています。
 そのチーフを中心にして、精緻で具体的な計画を立てていらっしゃる部署も少なくありません。
 一方で、次の様な稚拙なやり取りもあります。

Q 「貴方の部署は、AB二つの事業を抱えています。
  ABを合算した予算は、ここに書かれている通りです。
  では、AとBの各々の予算を教えて下さい。」

A 「まだ把握できていません。」

 既に8月も終わりに近づいています。
 換言すれば、12分の1が終わろうとしています。
 そこで、目指すべきゴールが判っていないという訳です。

 ゴールが判らずに走るマラソンは、疲れます。
 いや、とっくの昔に号砲は鳴っているのに、スタートしてないのかもしれません。
 しかも、数週間前に部署を訪ね、チーフ以下全員を集め、細かな指示をしていたにも関わらずです。

 早急にゴールを把握して、走り出しましょう。
 ロケットスタートした、先行する人達の背中が見えなくならない内に・・・。 

ストレスを貯めない方法

 ストレスを貯めない方法は幾つかあります。

1. 今を最善として受け入れること
  常に人生は今が最善です。
  仮に、スピード違反で摘発されたとしても、「あのまま暴走していたら大きな事故を起こしたかもしれない。良かった。」と思う。
  ポジティブな切り替えが、心を落ち着かせてくれます。

2. 過去にしがみつかないこと
  多くの人は、過去の栄華を惜しんだり、失敗を悔んだりするものです。
  しかし、どんなに思いを巡らせても、過去は一ミリたりとも動きません。
  意味の無いことであれば、思考から外すのが健全です。

3. 未来に希望を見出すこと
  土を見るのか、星を見るのか。
  昨日よりも今日、今日よりも明日。
  明るい未来を拓くために、今を頑張るのが人生です。

4. すべては自己責任で受け止める
  誰しも他人のせいにしたい。
  他人のせいにした方が楽。
  しかし、他人のせいにするからこそ、怒りや憤りや不平不満が増幅します。
  
 『過去と他人はコントロール不可。 未来と自分はコントロール可能。』
   
 ちなみに自分は、ストレスとは無縁です。
 どちらかというと、ストレスを与えている方かもしれません(笑)。
プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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