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ゴングは鳴らず

 今日で8月も終わり。
 スタートしたばかりの今期も、12分の1を終えようとしています。
 各社、各部門、12番勝負の初戦の戦況は如何でしょうか。

 達成できたところは、来月もこの調子で突っ走る。
 未達成に終わったところは、その要因を分析した上でリベンジを期す。
 その営みを繰り返し、要は最終的に勝ち越せれば良いのです。

 目標数字の設定は、高くても低くてもいけません。
 実力に照らして、楽々到達できる目標は、潜在する力を引き出せないでしょう。

 一方で、端から手の届かない無謀な目標は、戦意を喪失させます。
 爪先立ちで、精一杯手を伸ばして、届くか届かないかの絶妙な設定が理想です。

 今日は最後の一日。
 勝利するコツは、最後の最後まで諦めないこと。

 いかに劣勢でも、一発逆転KOを目指す。
 最後に一矢報いる。
 次のラウンドにつながる攻防を繰り広げる。

 まだ試合終了のゴングは鳴っていません。
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思い入れ深い人脈

 かつての部下と会食しました。
 
 今から20年前。
 前職の会社で、分譲マンション部長を拝命した際、部員は自分一人。
 一人では何もできないだろうということで、二人目に配属されてきたのが彼です。
 数年後、会社の売上の半分、利益の7割を叩き出す大黒柱になろうとは、この時誰も予想だにしていませんでした。

 急成長、急減速、民事再生法申請、破産・・・。
 栄枯盛衰の中で、散り散りとなった仲間たち。

 彼もまた、業界から離れて中古車販売に身を置いていらっしゃいました。
 そして今夏、十年のブランクを経て不動産業界に戻って来られたのです。
 私が彼の上司であった時代に名乗っていた、「執行役員」の肩書きを引っ提げて。
 
 それも、宅地建物取引士なる資格あるが故です。
 資格は時に身を助け、人生の選択の幅を拡げてくれます。

 また、ブランクはあったとしても、業界で、地域で、活躍されているかつての同僚が数多くいらっしゃいます。
 その人脈も、一朝一夕には培うことのできない、貴重な財産でしょう。

 懐かしさから思い出話で盛り上がり、かつてのエピソードが走馬灯の如く甦りました。
 自分にとって彼もまた、思い入れ深い貴重な人脈の一人です。

サライと共に過ぎ行く夏

 日本の晩夏の風物詩とも言える、「24時間TV」が終わりました。
 この番組が始まったのは、今から40年前。
 高校を中退して、母姉の住む大三島に移り住み、仕事も勉強もしていなかった頃の16歳の時です。

 パーソナリティは、当時人気絶頂の萩本欽一さん。
 一つの番組を24時間ぶっ通しで行うのは、当時画期的なことでした。
 姉の家で、わくわくしながら見ていた深夜1時頃、「一部の地域を除き番組は続きます」というテロップが流れ、愛媛の放送は休止。
 どうやら、その一部の地域に該当していたようです。

 結婚して家庭を持つ頃には、かき入れ時の御盆を外して、大三島の母と姉を訪ねるのが毎年の恒例行事でした。
 まだ島の景気も良い頃で、スナックを経営していた母は、姉と共に家族を歓迎してくれたものです。
 小さな子供達も、海水浴や釣りを楽しみにしていました。
 月日は流れ、姉も、母も、この世を去りました。

 TVから「24時間TV」の告知が流れてくると、その頃の思い出が走馬灯の様に甦ります。
 二人の子供は成人し、長男は今夏東京に転勤して行きました。
 まさに諸行無常です。

 番組については、賛否両論あります。
 少なくとも自分としては、他人の失敗やスキャンダルを論(あげつら)う番組よりも、思いやりや慈(いつく)しみを尊ぶ番組に、心地良さを感じるようです。
 「サライ」のメロディーと共に、また夏が過ぎていきます。 

責任転嫁の保険

 地球温暖化の影響からか、昨今いわゆる異常とも言える天候が続いています。

 連日の猛暑、記録的な豪雨、今までにない台風の経路・・・。
 時にそれが災害をもたらします。

 災害が起きた際、自治体や行政に対する批判的な声が上がることも少なくありません。
 「避難指示の呼びかけが弱かった」
 「ダム放流のタイミングが悪かった」
 そういった指摘に呼応して、次からの対応が見直されます。
 
 いわゆるオンブズマン的な機能が果たされている訳です。
 しかしながら、行き過ぎと思えるケースも散見されます。

 例えば、安易に出される避難指示。
 或いは、非常識とも言える災害想定。

 国交省が打ち出した、東大洲地区のハザードマップにおける水害想定は20m。
 つまり、今夏の2m程度の冠水は、当然とも言えます。
 南海トラフ巨大地震の被害想定で、津波高34mを突き付けられている高知県黒潮町も同様です。

 20mだの34mだのという数字は、防災というレベルで対処できるものではありません。
 国や自治体が、「そこに住むのはお止めなさい」と言っているのも同然でしょう。
 地域住民に「聞かされてない」と言わせないための、責任転嫁の保険だとすれば由々しき問題です。

裏返しのむごい教育

 人間教育の指針として、度々引用される歴史上の逸話です。

 駿河の国を治めていた今川義元は、政略的に竹千代(後の徳川家康)を人質にとりました。
 義元は家来に対し一言だけ、「竹千代には、むごい教育をせよ。」と命じます。

 暫くしてから、義元は家来を呼び「竹千代には、どういう教育をしているのか?」と訊ねました。

 教育を担当する家来は、待ってましたとばかりに答えます。
 「はい。朝は早くから起こし、水練をさせ、三食粗食を与え、昼は馬術に剣術に、夜は勉学にと、厳しく教育しております。」

 この報告を受けた義元は、烈火の如く激昂するのです。

 「馬鹿者! それはむごい教育ではない。
 真のむごい教育とは、海の幸や山の幸の溢れる贅沢な御馳走を思う存分食べさせ、
 好きな物や欲しい物は何でも与え、
 夏は涼しく冬は暖かく過ごさせ、
 学問が嫌と言えば無理強いせず、
 寝たいといえば幾らでも寝させ、
 いつも傍には女を侍(はべ)らせ、
 何事も、好き勝手にさせることだ。
 そのようにすれば、たいていの人間はだめになる」

 ここまで聞いて、やっと部下も気付きます。
 義元は、いずれ隣国の大将となる竹千代の芽を摘むため、腑抜け人間にさせようとしていたのです。
 
 ビジネスの世界は甘いものではありません。
 振り返ってみれば、物わかりの良い上司よりも、厳しい上司の方が、自分を成長させてくれたと感謝できるものです。
 徳川幕府15代300年にも及ぶ天下泰平の礎は、誤ったむごい教育によって築かれたのかもしれません。
 
 歴史に倣い、目先よりも将来に感謝されるべく、裏返しのむごい教育を実践していきたいものです。

逆作用するザイアンスの法則

 アメリカの心理学者ロバート・ザイアンスは、単純接触効果を世に広めました。

 「ザイアンスの法則」
1.人は知らない人には攻撃的、冷淡な対応をする
2.人は会えば会うほど好意をもつようになる
3.人は相手の人間的な側面を知ったとき、より強く相手に好意をもつようになる

 もう少し具体的な事例です。
 初見の人に会う前提として・・・、
A 写真を10分間見た後に会う
B 何の前触れも無く会う

 この場合、それ以外の条件が同じなら、圧倒的に前者の方が好感を抱く様です。
 接触頻度に比例して、会えば会う程、好感度は増していきます。
 しかし、これには一つだけ条件があります。

 第一印象=中立以上
 平たく言えば、「嫌じゃない」というレベルです。

 一方、第一印象が中立以下だった場合はどうなるのか?
 この法則効果は、全て逆に作用します。
 つまり、第一印象で「嫌い」と感じた場合、会えば会う程、嫌悪感が増していくわけです。

 「先入観を捨てなければならない。」
 「何とか人間関係を回復させたい。」

 頭ではそう理解していたとしても、そう成らない理由がここにあります。

ファーストプライオリティ

 先日の、某社社長との話は、反省を促されると共に、大いに勉強に成りました。
 
 狭小エリアの地域密着・・・という意味においては、我が社の本社所在地大洲市と似た市場かもしれません。
 近年、派手な看板の店が台頭してきた、という競合事情も類似しています。
 その競合店の影響を聞いたところ、気負うでもなく、坦々と持論を述べられます。

 「正直、全く影響は無い・・・というよりも、アプローチが全く違う。
 管理物件に対してリプレイス営業されたとしても、うちのオーナー様は絶対に寝返らない。
 事実、これまでに解約となった例は一つもない。」

 続けて、その秘訣を尋ねました。
 
 「毎月、自分自身がオーナー様の元をお訪ねして、お茶を飲み、お菓子を食べているだけですよ(笑)」

 この言葉の凄みが判れば大したものです。
 年がら年中、深夜早朝問わず、一人コンビニ状態で仕事をされている理由が判りました。

 「日中にやるべきこと」+「社長がやるべきこと」
 それが「満杯の壷」における岩(ファーストプライオリティ)なのです。
 「夜でもできる」事務処理は、残りの石や砂や水に過ぎません。

 この話を聞いて、どうするか?
 行動が全てです。

何をか言わんや

 8月22日付の日経新聞一面に、大きな見出しが躍っています。
 
 「スルガ、不適切融資一兆円」

 どういう図式だったかというと・・・。

① 低金利政策により、銀行の収益性が低下
② 高収益でリスクの低い、有担保ローン強化に傾注
③ 「毎月一億円」もの、有担保ローンの過剰なノルマを課す
④ 融資上限90%をクリアするために、二重の売買契約により不適切融資
⑤ 取締役も監査役も、不適切融資を見て見ぬふり・・・

 融資総額3兆1500億円の内、一兆円といえば31%。
 不適切融資に関与した行員は、全従業員の二割に及びます。
 まさに疑う余地もなく、組織ぐるみの不正でしょう。

 本来、金融マンとして持つべきプライドは公正さ。
 そのプライドをかなぐり捨て、目先の収益に奔走した浅ましさたるや何をか言わんやです。

幸福を辞書から無くす

 移動中のカーラジオから、明石家さんまさんの声が流れてきました。
 普段は、相手の話の腰を折ってばかりのさんまさんですが、木村拓哉さんがMCということもあり、この日は真面目なトークです。
 かつてCMで、「幸せって何だっけ」と歌っていたさんまさんですが・・・。

Q : さんまさんにとって幸せな時間とは?

A : 今年でいうと、ワールドカップを観る時。
  あと、美味しいオムライスを作れた時。
  些細なことかもしれへんけど、そうした時が幸せかな。
  自分は、幸せを感じた時に必ず、「これだけ幸せなら、後はどうなってもええ」と思うようにしてんねん。
  それよりも、世の中の辞書から、「幸福」という言葉を無くさなあかん。
  そもそも、「幸福」という言葉があるから、「不幸」を嘆く人が出てくるんちゃうか。
  「幸福」か否かはその人の感じ方やろ。
  今を「不幸」と思う人は、「幸福」のハードルが高過ぎるだけやないかな。
  「幸福」という言葉さえ無くなれば、きっと「不幸」も無くなると思うねん。

 まさに至言です。
 殊に、成功者の言葉だけに説得力があります。

 例えば、対人関係に悩み、心の病に侵されている人は、自らを「不幸」と嘆いているかもしれません。
 しかし、仕事が無くて、その日暮らしを強いられるホームレスの人からすると、その人の生活は「幸福」そのものです。
 また、戦時下にある国の、逃げ惑う難民にしてみれば、安全な日本に住むことができるだけでも「幸福」と言えるでしょう。

 「幸福」か否かは、自らの心が決めること。
 「一般人」の感覚では到達し得ない気付きを、さんまさんの言葉から頂きました。
 「誰がチンパンジーやねん」と突っ込まれるかもしれませんが・・・。

逆日めくりカレンダー

 今年の宅地建物取引士試験まで、あと何日でしょう。

 自分が宅建に合格したのは平成7年。
 20年以上前の話に成ります。
 私立高校を二週間で中退してからというもの、勉強とは一切無縁であった自分にとって、30歳での資格挑戦はそこそこ高いハードルでした。
 そんな追い込まれた環境下での、取り組みの一つが「逆日めくりカレンダー」です。 
 
 通常のカレンダーは、1日、2日、3日・・・と、常に「今日」を知らせてくれます。
 逆日めくりカレンダーは、100日、99日、98日と、宅建試験までの残り日数をカウントダウンします。
 
 「そんなもの作る暇があったら勉強した方が良い」
 苦言を頂いたこともありますが、効果は絶大です。
 
 100日の昨日をめくって、残り99日の今日に成った日。
 自分は、「もう99日しかない」と焦りました。
 その頃、多くの受験生は「まだ3ヶ月以上ある」と思ったに違いありません。

 この話は前職時代、研修の度に繰り返し伝えました。
 作った方も多くいらっしゃいます。
 しかし、勘違いしてはいけません。
 神社の絵馬の様に、願をかける類いの、神頼みグッズではないのですから・・・。

 「まだ二ヶ月ある」
 いえいえ、もう60日しか無いのです。

経営計画発表会の意味

 グループ各社の、「経営計画発表会」真っ只中です。
 昨年までも、「事業計画書」はありました。

・ 一年単位の損益計算を重視 (短期の利益の最大化が目的となってしまう)
・ 幹部だけ、或いは社長だけが作る (社員の経営に対する参画意識が希薄)
・ 末端社員には開示されない (経営状況が良いのか悪いのか判らない)
・ 作ったが最後、一年間棚に置きっ放し (目標が忘れられてしまう)
 
 これをマラソンに例えれば判ります。
・ スタートの号砲が、いつ鳴ったか判らない
・ 目指すべきゴールが判らない
・ 今のペースが、早過ぎるのか遅過ぎるのか判らない
・ そもそも、何のために走るのか判らない・・・
 
 これを抜本的に改めたのが、「経営計画書」です。

 まず、十年後の我が社のありたい姿を、社員全員が話し合い、ボトムアップで作り込む。
 事業部門の核となる人材をチーフと定め、責任と権限を明確にする。
 パートも含む全社員を集め、経営計画発表会を実施し、今期の目標を共有する。
 月次決算報告や会議でも、全社員が計画書を持ち寄り、進捗を確認・共有する。

 目的も目標もゴールもペースも判らないマラソンを、ただ走らされるのでは疲れるだけです。

松山宅建懇親会

 松山宅建協会主催の親睦会に参加致しました。
 例年は市内のビアガーデンですが、今年は趣向を変えて、アサヒビール園まで足を伸ばします。

 休日なので、常宿のホテルにアーリーチェックインして、まずは45回目の献血。
 その道すがら、宅建協会職員のO野さんにお会いしました。
 大街道商店街を舞台に繰り広げられる、もう一つの熱い戦い「俳句甲子園」のボランティアスタッフとして、毎年お世話されていらっしゃいます。
 
 TVでは、三日間迷子になっていた2歳児を、たった30分で発見した、78歳のスーパーボランティアが話題です。
 そこまで大きなことはできませんが・・・。 
 自分の様な、狭量で邪(よこしま)で身勝手な人間は、ゴミを拾うことや献血といった些細な善行で、心が少しだけ楽になるようです。
 そして、その後のビールの味を格別なものにしてくれます。

 行き帰りの車中では、弊社顧問のU先生と、グループ運営のヴィジョンを語り合い、
 ビアホールでは、尊敬するS社長と、経営談義に花を咲かせます。

 出不精な自分は、この企画に正直乗り気ではありませんでした。
 K社長からの熱心なお誘いを断り切れずに参加したのですが、充実した一日に成り、結果良かったと思っています。
 自宅で過ごせばゴロゴロしていただけでしょう。

 末筆にはなりますが、陰に日向にお心遣い頂いた厚生委員会の皆様には、心より感謝申し上げます。
 本当にありがとうございました。

聞いたことがある

 先月から今月にかけ、計3回実施した研修には、グループ各社から約60名が参加されました。
 これは、正社員三人に一人の割合です。
 中には、自社の社員も含んでいます。

 研修で取り上げた、「満杯の壷」「勤勉なきこり」といった話は、名著「7つの習慣」からの引用。
 前職の破綻から起業に至る経験談は、これまで人前で何度話したか判りません。
 それでも、グループ各社の方々にとっては、初めて聞く話も多く、新鮮に受け止められたようです。
 
 一方で、自社の社員の感想は、「聞いたことがある」という声が大勢でした。
 頭の引き出しの中にある知識や情報を、状況に合わせて適宜引っ張り出しているだけですから、それも当然でしょう。

 但し、この「聞いたことがある」が曲者(くせもの)です。
 今回の二日目の講義タイトルは、「理論から実践へ」。
 知識を自らの血肉とするには、段階があります。
 
① 聞いたことがある
② 知っている
③ 理解している
④ 実践している
⑤ 習慣となっている
⑥ 他人に伝えることができる

 「聞いたことがある」からといって、知ったかぶりしていると成長がそこで止まります。
 「ああ、その話ね。」 「これまで何回も聞いたわ。」 「もう飽きた。」 「何か他の話してくれ。」・・・。
 いやいや、自分は芸人ではないので、相手に合わせて新ネタを用意することはできません。
 
 少し冷静になって考えてみて下さい。
 「聞いたことはあるけれど、本当に理解できているか?」
 「理解はしているけれど、現場で実践できているか?」
 「実践したことはあるけれど、習慣にまで高められているか?」
 「自分はできているけれど、それを他人に伝えられるか?」

 「聞いたことがある」は、「できている」こととイコールではありません。

あぜみち説法

 御盆の棚経の際、菩提寺の和尚から頂いた小冊子に、蘊蓄のあるお話が掲載されています。
 5年前に亡くなったお爺さんが残した、「あぜみち説法」です。

 『あぜ道に綺麗な花が咲いておるだろう。
 あの花たちはなあ、明日も咲こうと思って咲いているんじゃないんだ。
 今日をいっぱい、今をいっぱいに咲いているんだ。
 すごいと思わないか。
 
 向こうの柿の木で小鳥たちが鳴いておるだろう。
 あの小鳥たちはなあ、明日も鳴くぞ、明後日も鳴くぞと思って鳴いてるんじゃないぞ。
 今をいっぱいに鳴いてるんだ。

 花も鳥も、今をいっぱいに生きている。
 ただただ、今を精いっぱい生きているのだ。

 明日があると思って生きているのは人間だけだなあ。
 明日があると思っているから、あれこれ迷ったり、心配したりするのだ。
 今日一日と思えば、明日の心配も先々の心配もすることはない。
 わしも花や鳥のように、今日を精いっぱいに生きていこうと思っているんだよ。

 お前なあ、今日一日だけと思えば、欲しいものは何一つ無くなるよ。
 だってそうだろう。
 今日一日なら、財産を残しても仕方ないんだから。
 
 ああ、花はいいなあ。
 鳥はいいなあ。
 今を本当に生きている。」

 今夜、眠る時に死ぬ。
 翌朝、運良く目が覚めたら、新たな命が吹き込まれる。
 一日一生です。

覚悟を決めた強制力

 良いと思うことは強制してでもやれ。
 例えば、資格試験の勉強もそうでしょう。
 
 上司や周囲が何も言わずに、自らの意思で、自主的に勉強して合格できるのは少数派です。
 子供の頃の夏休みを思い返せば判ります。
 
 始まる前は、「よし宿題は一週間で終わらせるぞ!」と誓いを立てる。
 いざ夏休みに入ると、勉強は半日で嫌気がさし、誘惑に負けて遊び呆ける。
 やがて、晩夏の訪れを知らせる「サライ」の音楽がTVから流れてくると、「しまった」と思い、追い詰められて黙々とこなす。

 概ねそんなもの、人は弱い生き物です。
 そんな、自己管理できない人が活用するのが、他者管理。
 意思の弱い自分が出ない様に、家族や同僚や上司に声掛けして貰います。

 しかし、この他者管理にも二種類あります。
 1. 自らが、お金を払って学校に行く
 2. 会社からの強制的な模試を受ける

 経験上、後者の効果は殆ど期待できません。
 自らの意思に関係なく強制される模試は、やらされ感以外の何物でもないからです。

 一方前者は、少なくとも自らが合格の必要性を感じ、強制的な勉強時間を求めて身銭を切る・・・。
 明らかに覚悟が違います。

 「賢者は歴史に学ぶ。 愚者は経験に学ぶ。」 ビスマルク

 経験にすら学べなければ、それは愚の骨頂です。 

戦争を知らない世代

 昨日、愛媛県戦没者追悼式に出席し、哀悼の誠を捧げて参りました。
 
 県知事、国会議員、県議会議員、市町村長等々、錚々たる顔触れの皆様が列席され、会場の県民文化会館メインホールを埋め尽くします。
 国家斉唱、黙祷、県知事の式辞に続いて、追悼の辞、献花・・・粛々と進められていく式典。
 その規模の盛大さとは裏腹に、儀礼的な印象を受けたのは私だけでしょうか。

 それも当然と云えば当然かもしれません。 
 戦後73年が過ぎました。
 私も含めて、会場にいらっしゃる方の殆どは、戦争を知らない世代なのですから・・・。
 
 そう言えば、何年振りかに「君が代」を斉唱しました。
 以下は、全国戦没者追悼式における天皇陛下のお言葉です。

 『本日、「戦没者を追悼し平和を祈念する日」に当たり、全国戦没者追悼式に臨み、さきの大戦において、かけがえのない命を失った数多くの人々とその遺族を思い、深い悲しみを新たにいたします。
 終戦以来既に73年、国民のたゆみない努力により、今日の我が国の平和と繁栄が築き上げられましたが、苦難に満ちた往時をしのぶとき、感慨は今なお尽きることがありません。
 戦後長きにわたる平和な歳月に思いを致しつつ、ここに過去を顧み、深い反省とともに、今後、戦争の惨禍が再び繰り返されないことを切に願い、全国民と共に、戦陣に散り戦禍に倒れた人々に対し、心から追悼の意を表し、世界の平和と我が国の一層の発展を祈ります。』

 これ以上の解説は不要でしょう。 

線路の敷設

 先だっての拙文で、新幹線型の組織を目指すと書きました。

 異業種が入り乱れるコングロマリットは、一つの事業が不況に陥っても、一つが補うことができます。
 しかし、基幹企業一社の業績が突出していて、その他大勢を救済する構図では成り立ちません。
 
 先頭車両のみが動力を有し、後ろに連なる貨車を牽引するようなもの。
 先頭が止まれば皆止まります。

 新幹線は、各々の車両が駆動力を有しています。
 だからこそ、高速運行が可能となります。
 そのために、各社の収益性を上げ、筋肉質にしていくことは必須です。
 
 一方で、その新幹線の走る線路の敷設(ふせつ)や、維持管理が大切に成ってきます。
 列車の駆動力が高まれば高まる程、線路の精度が求められます。
 精度が保てなければ、走行が安定せず、最悪脱線することもあるでしょう。

 また、何処に導くのかも極めて重要です。
 生き残り、勝ち残り、報われる、生き甲斐とやり甲斐に満ちたゴールへ。
 グループを統括する我々の使命は、そこにあります。

 コングロマリットを束ねる上での、ミッションとバリューは何か。
 改めて考えるべき分岐点を迎えています。

最大の報酬

 「勝利の経営塾」経営者編の、受講後レポートが出揃いました。
 この研修には、様々な目的があります。
 中でも、個人的には「ベクトル合わせ」を最重点課題としていました。

 10社あったとしても、1の力が前後左右上下とバラバラの方向を向いていたのでは、互いに引き合って力を発揮できません。
 一つの方向へ向けて10の力が結集すれば、その力は10にも15にも成ります。

 「次世代編」は真っ白な乾いたスポンジの如く、素直な心で前向きに吸収して貰いました。
 「幹部編」は、各々自らの中間管理職としての役割に気付いて頂きました。

 そして、文字通り「経営者編」が本丸。
 グループ会社10社の先導役である、社長の意識を揃えられない限り、前2回の研修は元の木阿弥です。
 正直、開催前には、不安を拭い切れておりませんでした。

 さて、研修後レポートを見る限り、その不安も杞憂だったようです。
 研修によって一枚岩になった・・・とまではいかなくても、概ねベクトルは統一された気がします。

 仕事の報酬は、給与や賞与や昇給といった、目に見えるものだけではありません。
 こうして研修後に頂くレポートは、主催者にとって一つの報酬です。
 勿論、良い反響も、悪い反響もありますが、繰り返し読み返しています。
 
 小学生がオール2であったとしても、「いきもの係として、動物に優しい心で接することができました」という、先生からの一言があれば、親子揃って何度も何度も読み返す様なものでしょう。
 皆様に感謝致します。
 素晴らしい報酬をありがとうございます。

魔法の合言葉

 まずもって、済美と星稜の選手達に、また炎天下応援していた皆様に頭を下げなくてはなりません。
 休日の自分は、地元済美の試合をTVで観戦していました。
 ところが、初回5点を先行された時点で、自分は応援を投げ、チャンネルを変えてしまったのです。

 他局のCMの間に再び見てみると、終盤8回裏に8点をもぎ取る猛攻で逆転。
 9回表、星稜が2点を挙げて同点。
 まさに、一進一退の展開となっていました。

 延長12回裏。
 済美高校は1アウト満塁とサヨナラの好機。
 ここは、二者連続三振に打ち取られてしまいます。

 ここからは、ノーアウト1、2塁からスタートするタイブレーク。
 13回表、星稜がフィルダースチョイスとスクイズで2点を取り、最終回へ。

 済美の先頭バッターは、三塁際への絶妙のセーフティーバントで無死満塁。
 そして矢野選手の劇的な、逆転サヨナラ満塁ホームラン。
 実にドラマティックな幕切れです。

 済美そして星稜の選手達、感動をありがとう。
 どんなに劣勢でも、決して決して決して諦めてはいけないことを教えられました。
 「やればできるは魔法の合言葉」です。 

管理職の第一歩

 GEの元会長「ジャック・ウェルチ」が、20世紀最高の経営者と評されていることは御存じの通り。
 我がグループで、著書「WINNING 勝利の経営」をバイブルとしていることも周知の通り。
 その「WINNING」の前書きの書き出しは次の通り。

 「自伝を書き終えたときには、もう二度と本は書かないぞ、と心に固く誓ったものだ。」

 その自伝が、「ジャック・ウェルチ わが経営」です。
 元々、日経新聞で連載されていた「私の履歴書」を、加筆された上下巻700頁もの大作。
 自伝だけに、幼少期の話、奥さんとの出会い等々、より人間臭いジャックに触れることもできます。

 ひどい吃音だったジャックを、母親はこう褒めてくれたそうです。
 「お前ほど頭の回転が速ければ、誰だって舌がついていかないよ。」

 「母から貰った最大の贈り物は、自信だったかもしれない。
 これまで一緒に仕事をしてきたあらゆるエグゼクティヴに、私が求め、植えつけようとしたのが自信だ。
 自信は勇気を与え、自分の守備範囲を広げてくれる。
 自信があれば、より大きなリスクを与えるようになり、できるとは夢にも思えなかったことまでできるようになる。
 他人に自信をつけさせることが、リーダーの大事な仕事だ。
 できるとは到底思えないことを成し遂げる機会や、やりがいのある仕事を与え、成功する度にどんな形であれその功績を称えることによって自信は生まれてくる。」

 先日の研修、K社のT会長の呼びかけで、出席者を各々褒め合うワークがありました。
 簡単な様ですが、良く知っていないと、誉め言葉は紡げません。
 通り一辺倒な、社交辞令的な誉め言葉は、すぐに見透かされます。
 
 自信を植えつけるには、褒める。
 褒めるには、相手を知る。
 相手を知るには、興味を持つ。
 部下に関心を示し、興味を持つことが管理職の第一歩です。

3Dで飛び出す数字

 毎月月初に、グループ各社の月次決算が届きます。
 部門毎の利益推移表なので、トータル50枚以上に及びます。
 
 我々は、50部門の業務の隅々まで判っている訳ではありません。
 しかし、数字は正直です。

 どの会社が予算通りで、どの会社が厳しそうか。
 どの部門が儲かっていて、どの部門が足を引っ張っているか。

 情実抜きに問題を見抜き、改善を求めるのが管理職の仕事でしょう。
 PC画面でもペーパーでも、その数字は2Dですが、異常値が3Dで飛び出して見える様になれば大したものです。

 数字は、時として賛辞を贈る天使にも成り、時として傷口に塩を塗り込む悪魔にも成ります。
 そして、過去の結果をまとめた利益推移には、会社の未来を創るための種が幾つも埋もれています。

経営の羅針盤

 社員は迷います。
 
 ・ 今どこに居るのか判らない
 ・ これから何所に行こうとしているのか判らない
 ・ そこへどうやって行くのかが判らない

 道に迷う時、羅針盤となるのが経営計画です。
 
 まずもって経営理念/経営方針・・・。
 「WINNING」的に言えば、それはミッション(理念)&バリュー(行動規範)に当たります。

 換言すれば、「このビジネスでどうやって勝とうとしているのか?」。
 その問い掛けに対する、具体的な施策が戦略(重点目標)、結果指標の数値が予算です。

 理念実現のマイルストーンとして、長期事業構想~10年先の我が社~。
 長期を見据えた、中長期構想5ヶ年計画。
 直近の一年後を明確に捉える、計画損益計算書。
 会社全体の目標を、事業セグメント毎に細分化する部門別損益計算書・・・。

 「巨大な象を食べるにはどうする?
 一口大に切り分ければ良い。」
 まさしく、エレファントテクニックの手法です。

 今月、全社員を集めて経営計画発表会を実施します。
 その理由は何か?

 今何処に居て、これから何処を目指していて、そこへどうやって行くのかを、全員の腑に落とすためです。

新幹線型の企業

 次世代編、幹部編と続いた「勝利の経営塾」の最終章、「経営者編」無事閉講です。
 
 正直開講前は、少しばかり戦々恐々としていました。
 受講者20名中、半数以上が現役の社長または会長。
 他も、専務や取締役といった、文字通り経営層の人材ばかり。
 年齢的にも、社歴的にも、自分よりも上の方が沢山いらっしゃいます。

 しかし、案ずるよりも生むが易しとはこのことです。
 過去二回の研修では、自主性を呼び掛けても、挙手する方は殆どいませんでした。
 今回もその流れを受け、指名形式で進めていたところ、K社のF社長から一喝されます。

 「指名されてから、発言するというのは如何なものか?
 トップ自らが率先垂範して、手本を示せなければ、部下には指導できない。」

 おっしゃる通りです。
 この一言が全員の心に火を点けました。
 
 そこからは、積極的に、あけすけに、赤裸々に、率直に交わされる議論。
 決して中途半端では許されない、各々のキャリアと誇りをかけた、まさしく真剣勝負です。
 研修中だけにとどまらず、夜の懇親会での延長戦。
 酒が入ることで更に口が滑らかになり、垣根が取り払われ、より胸襟を開いての本音トークが繰り広げられます。

 1. 人間は、知らない人には攻撃的、冷淡な対応をする
 2. 人間は、会えば会うほど、好意を持つようになる
 3. 人間は、相手の人間的な側面を知った時、より強く相手に好意を持つ様になる
 
 まさしく「ザイアンスの法則」そのものです。
 10社が各々、上下左右前後と、ばらばらな方向を向いていると、当然に力は相殺されてしまいます。
 逆に同じ方向へ結集させられれば、より大きな力を発揮できることでしょう。
 一つのレール上を走ることは勿論、これからは各々の車両が駆動力を持つ、新幹線型の強い偉大な企業を目指したいものです。

 皆さんの御協力を持って、素晴らしい時間と成ったことに、心より感謝申し上げます。
 本当にありがとうございました。

コップを上向きに

 「勝利の経営塾」経営者編が開講しました。
 20世紀最高の経営者と評される、元GE会長「ジャック・ウェルチ」氏の著書「WINNING 勝利の経営」をテキストにして、経営を学ぶシリーズも、次世代編→幹部編に続きいよいよ最終章です。
 
 人は、成長します。
 イクラちゃん → タラちゃん → カツオくん → マスオさん → ノリヘイさん。
 
 イクラちゃんは未熟なので、カツオくんの話をほぼ理解できません。
 小学生が日経新聞を読んで、難解に感じるのも同じ。
 お猪口へ向けて滔々(とうとう)と水を注いでも、その多くは溢れてしまうでしょう。
 
 日々勉強し、見識を深めることで、器は少しずつ大きくなります。
 お猪口 → コップ → どんぶり → バケツ → たらい。

 器が大きくなれば、少々難しい本も読みこなせるようになります。
 それが成長するということです。

 しかし、その大前提はコップを上向きにしていること。
 コップを伏せた状態では、ただの一滴も器の中に納まりません。 

 次世代の感性は、真っ白な乾いたスポンジ。
 素直な心で、教えをぐんぐん吸い込んでくれます。

 年齢や社歴を重ねてきますと、自分なりのこだわりが生まれて当然です。
 一方で、そのこだわりが強過ぎると、他人の意見を相容れない可能性も高まります。
 かくいう私も、加齢と共に、そうした頑なさを反省する場面が増えました。

 コップを上向きに。
 
 忘れない様にしたいものです。

ホワイトナイト

 先日、異業種交流会に参加して参りました。
 医師、FP、税理士、社会保険労務士、宅建士、弁護士・・・。
 主催者のお名前の通り、様々な業界のエキスパートが2~3ヶ月に一度「集」う、前向きな勉強会です。

 今回の講師は、某機関の某所からいらした中小企業診断士。
 御本人曰く、「個人として引き受けた」ということですので、名前を伏せさせて頂きます。

 テーマは事業承継。
 そう、先日も民間主催の、M&A会社のセミナーを受けて参りました。
 僅か数日での動きを見ても、「M&Aが熱い」ことが判ります。

 厳密にいうと、M&Aと事業承継は別物です。
 事業承継は、文字通り事業を存続させること。

 ・ 後継者が居ない
 ・ 後継者は居るけれどマネジメント能力がない
 ・ そもそもビジネスモデルが古く継承できない

 このままであれば廃業止む無し、という時、興味のある会社が手を挙げて来られれば、結果的にM&Aとなります。
 M&Aは、「乗っ取り」「敵対的買収」といった、ネガティブなイメージがつきまといます。

 しかし事業継承は、経営は勿論、従業員の雇用の継続を実現するための、ホワイトナイト的なM&Aです。
 公的機関と民間会社が連携して、win-winのマッチングができるとすれば、これ以上の着地はありません。
 一つの光が見いだせた気がします。

象に触れた三人

 管理職にとって、大事な仕事は判断すること。
 正しい判断をするためには、正確な情報が必要です。
 
 Aさん (鼻先を触って) 「柔らかく湿っている」
 Bさん (尻尾を触って) 「しなやかで細い鞭」
 Cさん (胴体を触って) 「ゴツゴツした壁」

 三人が触ったのは、同じ動物です。
 しかし、それぞれの話を聞くと、全く別の三頭の動物が居るかの様に聞こえます。
 
 仕事上の枠割分担でも、似た様なことがあります。
 情報が正しく伝わりさえすれば、判断を間違えることはありません。 
 ところが、各々の情報に主観が入り、正確さに欠くと、あらぬ方向に誘導されてしまいます。

 Dさんは、オーナー様と折衝した。
 Eさんは、業者さんと折衝した。
 
 オーナー様と折衝したDさんが悪い、業者さんと折衝したEさんが悪い、はたまた業者さんが悪い・・・。
 よくよく話を聞くと、全ては不可抗力であって、誰も悪くない。
 
 管理職たるもの、いかなる時も渦中に巻き込まれることなく、高所から全体を俯瞰してみる冷静さが不可欠です。

作品としての仕事

 新居浜に本社のある、菓子製造販売「ハタダ」は縁の深い会社です。
 
 平成2年7月 ハタダ大洲店OPEN!
 この時自分は、店長を務めていました。

 南予一号店ということもあり、三日間の売り上げは連日100万円オーバー。
 一年目の年商は1億円を突破し、当時のFCトップの記録を更新しました。

 平成7年7月、豪雨災害を受け1.3mの冠水。
 しかし、ハタダ本社の全面的なバックアップを受け、たった4日間で復活します。
 周辺の店舗では、最も早い営業再開でした。

 あれから四半世紀以上が経過。
 経営母体も、運営場所も変わりました。
 自分自身も、全くの異業種に進んでいます。
 ハタダ本体の経営も代替わりし、当時の社長の御子息が今の社長です。

 そして、記憶に新しい、平成30年7月豪雨被害による、2mの冠水。
 繰り返すターニングポイントは、常に7月です。

 SNSで繋がっている現社長の投稿を通じ、ハタダ大洲店復活を知りました。
 今は無縁の立場ではありますが、それでも我がことの様に嬉し想い、激励の書き込みをしたところ、かつてOPEN時に応援頂いたスーパーバイザーからも返信がきて、感慨深く受け止めた次第です。
 
 田坂広志さんがおっしゃる、仕事の報酬の一つ。
 作品としての仕事が、この感覚なのかもしれません。

角は取れても丸くない人

 歳を取ると丸くなると言われます。
 その因果関係は何かというと・・・。

1. 叱るエネルギー
 叱るには体力と熱量が必要です。
 残念ながら、そのエネルギーは、加齢と共に減少します。

2. 己の未熟さを知る
 ある意味、自分自身の未熟さを棚に上げないと叱れません。
 自らが、失敗の経験を積み重ねることによって、身の程を知ります。

3. 保険をかける
 叱る側も、間違いはあります。
 誤った情報や、誤解を持って叱ると、反発を招くリスクを抱えます。
 経験を積み、小賢しくなると、保険をかけながら、叱り方を加減したりもします。 

 若かりし頃の自分を振り返りますと、身の程も弁えず、部下を一方的に叱ることが多々ありました。
 今にしてみれば、恥ずかしい限りです。
 しかし、それだけ真っ直ぐで、仕事に真剣であった証しでもあります。

 久々に、直属の部下を叱責しながら、過去の愚行を走馬灯の様に思い出しました。
 角は取れても丸くはない人でありたいものです。

攻めるべき時

 M&A管理センター主催のセミナーに参加して参りました。
 会場となった「全日空ホテル」エメラルドルームは、大袈裟ではなく立見も出る程の大盛況。
 事業承継およびM&A市場が、いかに脚光を浴びているか窺い知れます。
 
 まずは、財務省のデータからです。
 今年生まれた子供が、大学を卒業して社会人一年生となる2040年の愛媛はどうなっているか。

 人口 ▲22%
 就業人数 ▲28%

 愛媛の人口は、現在144万人。
 2040年には、112万人に成ります。
 ▲32万人という数字は、20在る市町村の内、下位の半分以上が無くなるほどのインパクトです。

 就業人口は、更に大きく落ち込むと予想されています。
 それだけ市場が縮小する訳ですが、さりとて、全ての会社の売上が四分の三になる訳ではありません。
 何故ならば・・・。

 企業数 ▲37%
 事実、愛媛に関していえば、企業倒産の8倍以上も廃業があるそうです。

 ・ 後継者が居ない
 ・ 後継者は居るが、マネジメント能力が無い
 ・ そもそも、ビジネスモデルが古く、陳腐化するために継続できない
  
 様々な理由をもって、人口減少よりも、市場縮小よりも急速に、会社が無くなっていきます。
 ネガティヴに聞こえますが、M&Aを積極的に仕掛ける会社にとっては、絶好の機会(チャンス)。
 今こそ、攻めるべき時です。

99.99966%

 シックスシグマとは?
 『元々は統計用語で100万回に3.4回起こる確率のこと。
 これを企業の生産工程に応用し、不良品の発生率を100万個につき3.4個未満に抑えようとする品質管理手法のこと。』

 もう少し判り易い事例です。

 参考例:オンラインショップ
 あるショップにおいて、顧客が注文してから商品が配送されるまでの日数を調べました。その結果、配送には1日から7日間かかっていて、4日で配送されるケースが最も多いことが分かりました。
 顧客アンケートによると、たいていの顧客は4日以内で配送されれば満足、それ以上かかると不満に感じることが判明したため、配送に5日以上かかる場合をすべてサービスの欠陥(エラー)として定義しました。
 この会社で100万回の注文を受けたとき、配送まで5日以上かかる回数を3.4回に抑えるのがシックスシグマです。

 シックスシグマは、お客様満足を高めるための、徹底した品質管理と言えるでしょう。
 もう一つ、面白い事例を紹介します。

 99%と99.99966%(シックスシグマ)の差です。
 99%以上なら、殆ど間違いが無い訳で、品質は同じようなもの・・・と思ったりします。
 しかし、電力供給を想定すればその差は歴然としています。

 99% 毎日どこかで15分間停電が起こる
 99.99966% 7か月の内どこかで1分間だけ停電が起こる

 万が一の事故に際して生命に関わる自動車の生産や、ライフラインの供給ともなれば、99%ではいけません。
 シックスシグマは、信頼の証しです。 

 ちなみに、松本潤主演のドラマは「99.9-刑事専門弁護士-」。
 日本の刑事事件における裁判有罪率99.9%を意味しており、残された0.1%の無罪を解き明かす弁護士だそうです。
プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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