話が長い上司

 先日の休みの日、会社から帰ってきた息子との会話です。

父親 「お帰り。 今日は早いな。」
息子 「今日は上司が居なかったからね。」
父親 「上司が居たら帰り辛い?」
息子 「そうじゃなくて、帰り際に話しかけてくると長いだけ。
    ひどい時には1時間以上。
    おまけに何度も聞いた話ばっかり。 」
父親 「・・・。」

 何かしら、自分のことを注意されている感覚でした。
 「話が長い」、「同じ話の繰り返し」。
 充分自覚があります。

 自分も若い頃、上司の長話に付き合わされ、「こうは成りたくないな」と思ったものです。
 でも、立場が変われば・・・。

 だからこそ自分は、
 「前にも言ったかもしれないが」とか、
 「いつも言っている通り」とか、
 「重要な件なのでもう一度言っておくけど」とか、
 「出来てないから敢えて繰り返す」とか何とか前置きして、呆けてない保険を掛けます。

 それでもきっと、部下の皆さんからは呆れられているに違いありません。 
 そういえば、毎月第二火曜日にある同級生の飲み会は典型的。
 毎回、40年前の同じ話をして、何十回と聞いたオチで同じように笑う。
 誰も「〇回目だ」とか、「聞き飽きた」とか水を差さず、和やかに時間は過ぎていきます。

 貴方もきっと、いつか判る筈。
 息子(社員)よ、歳を取るとはそういうことなのです。 
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保護政策の末路

 御存じの通りトランプさんは、「アメリカン・ファースト」を声高に叫び、メキシコを貿易赤字の元凶と位置付け、国境に壁を築くことを選挙公約にしています。

 これを受け、日本企業のトヨタも、ソフトバンクも、トランプさんの顔色を窺い、米国向けの投資を確約。
 米国企業のフォードも、16億ドルを投じようとしていた、メキシコへの工場建設を見合わせました。
 手法の良し悪しはともかく、トランプさんの外交政策は、一定の成果を収めたと言えるでしょう。

 ところがフォードは先日、主力小型車の米国生産を中止し、中国からの輸入に切り替えると発表。
 何ともちぐはぐと言うか、辻褄が合わないと言うか…。
 
 近所の若者が騒いでいるので、「うるさい!」と一括したら、静かになった。
 ところが、その後も一人だけ騒いでる輩(やから)が居る。
 よくよく見てみたら、自分の息子だった。
 
 トランプさんは、日本やメキシコを目の敵にしていますが、実はアメリカ最大の貿易赤字国は中国です。
 しかも、フォードも含めてその殆どは、アメリカ企業の現地生産品のブーメラン輸出入によるもの。
 
 本気で貿易赤字を是正するならば、中国との関係を見直す必要があります。
 しかし、生産体制を中国から米国にシフトすれば、米国人の人件費を受け、米国産の商品は割高になり、国内外共に売れなくなり、米国企業は立ち行かなくなるでしょう。

 保護政策では決して、企業力も経済も高まりません。 

幸せな朝

 小林真央さんが永眠しました。
 享年34歳。
 残されたお子様は5歳と4歳。
 余りにも早過ぎる旅立ちです。

 自宅で療養・・・。
 このニュースを聞いた段階で、それが何を意味しているか、殆どの人達は分かっていた筈。
 それでも、分った上で、百も承知の上で、訃報を聞けば、やはり切ないものです。
 
 二人の子供は、そのことを理解していなかったかもしれません。
 退院して自宅に戻って来た、大好きな母親と、ずっと一緒に居られるものと思っていたことでしょう。

 退院の日の様子を、ブログに綴った海老蔵さんの言葉が、涙を誘います。
 「今日は朝から二人はママのそばを離れません。
 みんなの幸せな朝です。」

 人は誰しも、この世に生まれた瞬間から、不治の病にかかっています。
 その病名は「生」。
 生きている限り、人は刻一刻と死に向けてカウントダウンを刻みます。

 しかし、別れが何時訪れるか誰も知りません。
 突然の事故により、さよならを言えない方もいらっしゃいます。
 長い時間を生きたとして、無為な時間で埋め尽くされた人生もあります。
 
 死期を悟り、限りある残された時間を、懸命に濃密に精一杯燃やし尽くそうとする姿は、家族だけでなく、我々にも生きる勇気を与えて下さいました。
 
 改めて、二度と訪れることのない、今日という日を噛み締めます。
 それは当たり前ではない、幸せな朝です。

総花的な最悪

 ドラッカーの言葉です。

 『 何もかもできる組織はない。
 (例えば)金はあっても人がいない。
 (従って)優先順位が必要になる。
 あらゆることを、少しずつ手掛けることは最悪だ。
 (それでは)いかなる成果も上げられない。
 間違った優先順位でも、無いよりはましだ。
 但し、優先順位をつけることはリスクが伴う。
 高い優先順位をつけられなかったものは、事実上廃棄される。
 優先順位を付けるための公式はない。
 しかし、優先順位は付けなければならない。
 そのための装置が予算である。』

 来期の経営計画は、4月の段階で暫定的に決めています。
 そして今期も残り一ケ月強。

 今の足元の業績やトレンド、同業他社の動き、市況感、法的要求事項等を睨み、予算を固める時期になりました。
 ドラッカー曰く、予算は優先順位を付けるための装置。
 
 今、一番大事なものは何か?
 逆に、切り捨てるべきものは無いか?

 各店舗毎に議論してみて下さい。
 あらゆることを少しずつ・・・、総花的な最悪に成らない様に。

足の裏の米粒

 宅建業従事者のデータです。

 宅建士登録数 100万人

 これを他の士業と比較すると・・・。

 税理士 74,500人
 公認会計士 34,000人
 司法書士 21,600人
 行政書士 44,000人
 社会保険労務士 39,000人 

 四肢択一マークシート、学科一発、暗記型が故にチャレンジし易く、主婦や学生にも人気ということもあるでしょう。
 裾野の広さ、マーケットの大きさは歴然としています。
 次に、従事者の数はというと・・・。

 宅建業従事者 55万人
 宅建士従事者 30万人

 つまり、宅建業に従事している方の中で、資格者は半分強。
 宅建士として登録しながら、宅建業に就いていない方が70万人もいらっしゃる訳です。

 資格は、「足の裏に付いた米粒」と言われます。
 そのこころは・・・。

 『取っても食えない。
 でも、取らないと気持ち悪い。』

 今年、我が社でチャレンジされる3名の皆さま。
 食えるか食えないかはともかく、まずは足の裏の米粒を取りましょう。

公益認定三基準

 我々の所属している「愛媛県宅地建物取引業協会」は、公益社団法人(以下 公社と云う)です。
 公益認定には、満たさなければならない三基準があります。

1. 公益比率
 すべての事業支出に対する、公益事業支出の比率。
 例えば、無料相談や不動産フェアや研修の実施は、公益事業。
 損害保険を斡旋して貰うバックマージンや、取引活性化のために運営する業者間サイトは、共益事業です。
 この公益の比率は、過半を維持しなければなりません。
 
2. 収支相償
 公益事業の内訳としては、すべからく収入よりも経費が上回る必要があります。
 平たく言えば、公益事業で儲けては駄目・・・という意味です。

3. 遊休財産保有制限
 具体的な使途の決まっていない財産を保有しては成らない、という定めです。
 基準として、一年分の公益事業目的支出額を上回ってはなりません。

 株式会社であれば、社会貢献活動は、ごく一部。
 経費を最小化して、利益を最大化するのが義務。
 将来のリスクに備え、利益を積み立て内部留保します。

 公社の場合、過半は公益事業をしなさい。
 しかも、その公益事業で、儲けてはならない。
 おまけに、内部留保もまかりならん。

 3.はともかくとして、1.と2.を両睨みで、バランスを取りつつ、全体収支を黒字化するのは至難の業でしょう。
 営業努力が認められない以上、基本的には、限られた収入の範囲内で支出を留めるしかありません。
 
 企業であれば、新規事業に対する先行投資は、健全なる赤字部門という位置付けです。
 公社においてこれに取り組もうとするには、かなり無理があります、

 拡販して収益を上げれば、公益比率を圧迫する。
 不振によって赤字になれば、公益事業の収益によって補填せざるを得ない。
 すると、収支相償がネックになる・・・。

 業者間サイト「坊ちゃん」を、公社から分離せざるを得ない理由は、ここでも明らかだったのです。

評論家と実務家

 評論家と実務家の違いです。

『 評論家 』
 ・ 責任がない
 ・ 実効性の伴わない空理空論でも可
 ・ 後出しジャンケンでも良い
 ・ 部分的な批判だけでも成立
 ・ できない理由を並べるのもOK 

『 実務家 』
 ・ すべからく責任がある
 ・ 実行に移して証明しなければならない
 ・ リスクを恐れず先手を打つ
 ・ 部分のみならず全体的なバランスも重視
 ・ どうしたらできるかを考えて実践する

 評論家は楽・・・と思う方もいるでしょう。
 時として社内にも、入居が決まらない理由を並べたてる、にわか評論家が登場します。
 しかし、企業内に評論家は要りません。

 そこに、達成感や、充実感や、やり甲斐はありません。
 何より評論家で、飯は食えません。
 
 批判家や評論家に、一泡吹かせたいと思うなら、その近道は数字を作ることです。
 入居者の満足を証明する指標は、仲介件数、リピート件数、紹介件数。
 オーナー様の満足を証明する指標は、管理戸数。
 これらの数字が上向けば、結果として経営も安定、健全化するでしょう。

 自らの行動の正当性を、客観的に証明するために数字はあります。
 数字は、嘘をつきません。

知識と意識の下克上

 折に触れて引き合いに出す通り、前職は異常に研修の多い会社でした。

 新入社員研修に始まり、二年目三年目フォローアップ研修、部課長研修、幹部研修・・・といった階層別研修。
 毎月ビデオセミナーが実施され、セミナーレポートは必須。
 一般社員は、月一冊の読書感想文が義務付けられています。
 
 毎朝の朝礼では、今日の日経新聞を読んでの三分間スピーチ。
 当番制ではなくランダムに当たるため、始業前のオフィスでは全員が、血眼で日経新聞を読み漁ります。
 余りにも研修や会議が多いことから、実務に支障が出るほどでした。

 この会社を起業した後は、その反省も踏まえ・・・というよりも研修に費やす余裕もなく、実務優先で運営してきたつもりです。
 しかし今になって振り返れば、些か手を抜き過ぎたことを反省しています。
 
 毎日の勉強を、一年二年と続けていけば、社員レベルの底上げは確実です。
 だから、課長や部長や役員でも安穏としていると、いつの間にか部下に追い越されてしまいます。
 社内序列に関わらず、会議・研修における、知識や意識の下克上は止められません。
 実際に、20代の支店長や課長が、続々と誕生します。

 そして、出世すれば出世するほど、緊張感を持って常に勉強し続ける・・・そんな会社でした。
 具体的には、先述した読書感想文が、課長職以上になると月二冊、感想文二枚に増えます。
 自分が拙文を毎日upする習慣のバックボーンも、実はここからです。

 僅差微差の積み重ねは、やがて大差になります。

考え方×熱意×能力

 京セラ創業者の稲盛和夫氏は、自著「心を高める経営を伸ばす」の中で、人生や仕事の結果を生み出す公式を次の様に説いています。

 『 考え方 × 熱意 × 能力 』
 
 ここで大事なのは、能力が最後であるということです。
 能力は、多分に先天的なもの。
 例えば、弱冠14歳で26連勝を成し遂げた藤井聡太四段は、紛れもなく百年に一度の逸材です。
 
 しかし、天才的な能力は、素直に受け入れる考え方と、将棋好きが故に嵩じた熱意あってこそ、花開きます。
 裏を返せば、いかに卓越した能力があったとしても、熱意の無い人間は大成しません。
 次に、考え方がマイナスであったとすればどうでしょう。

 ・ 覚醒剤を蔓延させる反社会勢力
 ・ サリンや猛毒ガスを散布するカルト教団
 ・ 核を保有する独裁国家・・・

 公式は+ではなく×。
 能力が高ければ高いほど、熱意が強ければ強いほど、乗算的にマイナスが膨らんでしまうのです。
 例え凡人でも、素直な心と熱意さえ失わなければ、結果をのこすことができます。

あなたはまだ大丈夫

 社内研修会を実施しました。
 業界経験2〜20年生までと、幅広い階層が対象です。

 受講者の顔色を窺うと、付いてきていない雰囲気が良く伝わります。
 そうなると、少しスピードを弛め、丁寧に説明せざるを得ません。
 結果、40分の予定が50分に延びてしまいました。

 レベルが高いと思ったかもしれませんが、賃貸仲介・管理の社員とすれば、当然に知っておかなければならない、入口の内容です。
 この程度が腑に落ちないのでは、オーナー様の気持ちに寄り添うことはできないでしょう。
 改めてレポートを提出して貰いますが、判らないことを判らないままにせず、これを機に、自らが調べて血肉として下さい。
 
 思えば、エイブル加盟の賃貸仲介は、実にシステマチックです。
 登録済みの物件情報なら、クリック一つで重要事項説明書や契約書が打ち出される簡便さが、仇となっている気がします。
 コンビニでパンを売るのと同じ様に、サクサクと売り捌く感覚が、探求→習熟といった努力の阻害要因に成っているとしたら・・・。
 
 不動産を生業とするからには、年齢の老若や、経験の長短や、給料の多寡に関わらず、全員がプロフェッショナルです。
 知らないこと、判らないことは、プロとして恥、屈辱。
 そこに焦りや、悔しさを感じているならば、あなたはまだ大丈夫です。

ミツバチの会議

 SNSで教えて頂いたネット情報です。
 
 『ミツバチの会議:なぜ常に最良の意思決定ができるのか』(築地書館)トーマス・D. シーリー

 【 ミツバチが新しい巣に群れごと引っ越しする分巣は、場所を誤ると群れ全体が死に絶えるという命がけの選択。
 この死生を決する判断を、ミツバチは極めて民主主義的に決める。

 ミツバチは、良さそうな候補地を見つけたら、「あっちに良さそうな場所があるよ」とダンスで皆に教える。
 そのダンスを見た別のミツバチは「どれどれ」と見に行き、「本当だ、いいね」とダンスを踊る。
 とてもよい場所なら熱心に、そうでもない場所ならほどほどで踊るのをやめてしまう。
 これを繰り返すと、素晴らしい候補地を推薦するハチの数が増えていく。
 
 但し、ダンスはどの蜂も一回だけ。
 推薦するハチが増えるかどうかは、成り行きに任せるしかない。
 この方法だと、本当によい候補地だけが推薦するハチの数を増やし、遂に群れ全体での引っ越しを決める。
 この判断は、ほぼ間違いがない。

 そこで『ミツバチの会議』の著者は、ミツバチのこのやり方を参考に、教授会の発言の仕方にルールを持ち込んだ。
 「全員が発言を終えるまで、次の発言はできない」というもの。

 声の大きい人は、自分の番の時は自説をまくし立て、他の人が異論を述べようとしたときには「いや、それはね」と発言を遮ろうとするだろうが、「みんな発言し終わったら、あなたの番が来ますから」と言って黙らせる。
 こうなると、声の大きな人も黙って聞くしかない。

 この方法だと、普段は発言しないような人からも意見が聞ける。
 こうした場合、意外な視点を提供してくれることがある。
 会議の空気がさっと変わって、次の発言者も「今のご意見は大変興味深い」と、掘り下げにかかるようになったりする。
 こうなると、声の大きな人も、全体の形勢が不利だと感じることになる。

 次に自分の番が来て、今までの発言全体に喧嘩を売っても、また順番に聞くしかない。
 次々に異論が出てくると、これは声の大きさで押しきれないことを認めざるを得なくなる。
 すると、今度は多くの人に受け入れられやすい意見を述べようと工夫しだす。
 議論が建設的なものになってくる。

 何周か意見を述べ合うと、会議の参加者全員が「落としどころはこの辺だな」ということを感じだす。
 異論が減り、そこで決をとると、全員一致で決まることが多い。】
 
 一部の声の大きな批判家だけが矢継ぎ早に質問を繰り出し、会の進行を妨げ、紛糾させる・・・。
 どこかしらの某業界団体の理事会や総会にも、是非取り入れたいものです。

パレートの法則

 イタリアの経済学者ヴィルフレド・パレートは提唱しました。
 「経済において、全体の数値の大部分は、全体を構成する内の一部の要素が生み出している」
 その比率は8:2。
 具体例は以下の通りです。

『ビジネスにおいて、売上の8割は全顧客の2割が生み出している。』
 よって売上を伸ばすには、顧客全員を対象としたサービスを行うよりも、2割の顧客に的を絞ったサービスを行う方が効率的である。
 「ポイントカード」や「感謝の集い」といった、ロイヤルカスタマーに対する取り組みがそれ。
 一方で、バーゲンセール等の格安品だけを目当てにする顧客は、甘い実だけを摘み取っていく「チェリーピッカー」と呼ばれます。

『商品の売上の8割は、全商品銘柄のうちの2割で生み出している。』
 例えば、赤城乳業の「ガリガリ君」や吉野家の牛丼は、企業の代名詞に成る程に高い商品力を誇っています。
 
『売上の8割は、全従業員のうちの2割で生み出している。』
 一概に言えませんが、そういう会社もあるでしょう。
 賃貸仲介管理をメインとする我が社の場合は当てはまりません。

『仕事の成果の8割は、費やした時間全体のうちの2割の時間で生み出している。』
 営業職であれば、きっとその通りです。
 
 さて、このパレートの法則から学ぶべきところは、まず「選択と集中」。
 取捨選択をして、より効果的な部分に注力すれば、売り上げも利益も拡大します。

 しかし、選択と集中を進め過ぎると、逆に高まるリスクを忘れては成りません。
 一人のロイヤルカスタマー、一品の高収益商品、一人のスーパー営業マンに依存し過ぎると、それを失った時に企業が存続できないからです。
 
 短期の収益を最大化するために選択と集中を進めることは、農作物の収穫作業。
 新規開拓や研究開発を推し進め、将来のための新たな種を蒔く取り組みを怠ってはいけないと思います。

だから駄目なこと

 今日は、日常に潜むコンプライアンス違反についてです。

 我々は仲介業を営んでいます。
 お客様が住宅を建築する情報を得て、工務店に紹介し、成約時に紹介料を貰う。
 これは、営業の入り口を代行することに対する報酬ですから、全く問題ありません。

 しかし、この紹介料を個人として受け取ることは当然NG。
 紹介の見返りに自宅のリフォームを無料、もしくは格安で請け負わせるのもNG。
 会社に属して給料を貰いながら、会社の中で得た情報を利用して、個人的に私益を肥やす行為は背任行為です。
 何が背任かというと、以下二つの組み合わせに成ります。

【 賄賂 】
 主権者の代理として公権力を執行する者が、権力執行の裁量に情実を差し挟んで貰うことを期待する他者から、法や道徳に反する形で受ける財やサービスのこと。

【 優越的地位の濫用 】
 取引上、優越的地位にある者が、取引先に対して不当に不利益を与える行為。

 次の事例です。
 『先述の紹介があったのと同時期に、社員が工務店のモデルハウスを家族と共に訪ね、自宅の新築が決まった。
 その際、社員は一個人として「幾らか値引きできますか?」と訊ねる。
 工務店も快く応じ、5%の値引きを受け入れた。』

 ここまでは、通常の商取引の範疇ですからOK。
 但し、重ねて、次の言葉を出したらNGです。
 「うちの管理物件の入居者で、もう一人新築を考えられている方がいらっしゃいます。
 来週同行して、こちらに来て頂くこともできるんですけど・・・。」

 10年程前、自宅を新築した際、家族と一緒に家具を買いに行きました。
 当時、会社で取引のあった家具店です。
 一通り見て回って、何点かの家具を購入。
 支払を済ませてから担当者に名刺を切ったところ、帰路の車中で家内に叱られます。

 「先に名刺を切ったら、安くなったかもしれないのに。」

 おっしゃる通り。
 だから駄目なのです。

一丁締め

 昨日に続いて酒席の話し。
 宴の締めに行われる、三本締め、一本締めについてです。

 「さあ、それでは一本締め。 よぉーっ(パンッ!)」

 これは一本締めではなく、一丁締め。
 本来の一本締めは・・・。

 「よぉーっ、(パパパン、パパパン、パパパンパン)」

 このリズムを三回繰り返すのが三本締めです。

 一本目は当事者や親族のため、
 二本目は来賓者のため、
 三本目は止むを得ず欠席された方のため、と各々意味があります。

 ちなみに一丁締めは、気の短い江戸っ子が一本締めを端折って行い、定着したものだそうです。
 「いやぁ勉強になる。 松岡ってもの知りだなぁ。」と思ったあなたも勘違い。 
 恥ずかしながら54年間生きてきて、先日のTVで始めて知りました。

酒席の心構え

 仕事柄、接待することも、されることもあります。
 酒席ですから、くだけた話も大いに結構。
 しかし、あくまでも接待は仕事であることを忘れては成りません。

 前職の会社で企業訪問し、先方の会社から接待を受けた時の話しです。
 臨んだのは、こちらが3名、先方も3名、計6名の宴。
 向かい合った分譲マンション事業部長同士、業務上の情報交換を行い、とても有意義な時間・・・と錯覚していました。
 ところが散会した後、社長から注意されます。

 「業務上の酒席においては、常に上位者に敬意を表さなければならない。
 あの場合、我が社にとっての主賓は、相手企業の役員。
 その役員を蚊帳の外にして、自分達だけで話し込むのは良くない。」

 愚かで未熟な私は、注意されて初めて気付きました。
 思い返せば、お客様をお招きした場で、若い社員社員同士が馬鹿騒ぎするシーンも珍しくありません。
 先述のケースは、仕事の話とは言え、配慮に欠けていたと言えるでしょう。

 接待は、その場が楽しければ良いという、友達との飲み会とは違います。
 企業対企業、或いはお客様対企業の信頼関係を深めることが目的です。

 いや、仮に社内の人間だけであったとしても、お店の方や周囲のお客様から、眉をひそめられる言動はNG。
 ある意味、酒席こそTPOを弁え、社会人として恥ずかしくない態度で臨むことが求められます。 

賃貸マンの魂

 先日の「シニア支援の会」では、久し振りにお話しさせて頂きました。
 テーマは、主催の宮川さんから直々にオーダー。
 デリケートな問題を孕んでいるため、仔細をここでお伝えすることはできませんが、アパート経営の根幹に斬り込む内容です。
 
 聴講者は、既にアパート経営をされている方から、「利回り」も判らない方迄、幅広く混在しています。
 専門的に深掘りし過ぎず、一般の方にも理解できる平らな言葉で伝えるのは、そう簡単ではありません。
  
 自分自身も、業に携わる者として、ある程度は理解しているつもりでしたが、改めてデータを集め資料にしていく内、思いはより強く、確信に変わりました。
 教える者が最も学ぶ・・・その好例です。

 我々の本業は賃貸管理仲介業ですが、ある意味アパート経営のコンサルタントでもあります。
 入居者の希望を伝えるだけのメッセンジャーや、オーナー様の意向に沿うだけのイエスマンではいけません。
 店長だろうと新人だろうと、耳障りな指摘も含め、オーナー様に率直にアドバイスできるプロ人材を目指す必要があります。

 この日伝えた内容は、賃貸業の魂として、社員の一人ひとりの腑に落とすべきです。
 早速、次回の社員研修で、伝えることにしました。
 大いなる気付きと機会を頂き感謝申し上げます。

会いたくない時に会え

 私が賃貸管理・仲介の仕事を始めて間もない、30歳の頃の話しです。
 親会社が建てた、新築マンションの入居が思わしくありません。
 
 電車通り沿いで騒音が酷い、家賃設定が高過ぎる、4FなのにEV無し・・・。
 選ばれない理由は明確でした。
 それでも、同じグループのことなので、「物件が悪い」とは口が裂けても言えません。

 お会いする度に、オーナー様からは嫌味を言われ、プレッシャーをかけられます。
 管理契約も任せて頂く約束でしたが、「満室になってから」と条件付きになりました。

 経験も知識も無い中で万策尽き、苦手意識も手伝って次第に足が遠のきます。
 そのタイミングで上司から、「あの物件どうなってる?」と聞かれ、赫々云々(かくかくしかじか)と状況を説明したところ、「今から行こう」ということになり、物件の1Fで店舗を経営されているオーナー様の元へ。
 
 正直、嫌で嫌で溜まりません。
 伺うと案の定、言葉のサンドバックで滅多打ちに遭いました。
 帰りの車中、上司が一言。

 「会いたくない時ほど会いに行け・・・それが営業の鉄則だ。」

 確かに、この時に伺って苦言を頂戴していなければ、更に不満は募り、信用を失っていたでしょう。
 それから二か月後、あの手この手で入居斡旋に努め、何とか満室の日を迎えることができたのです。
 
 決して、成功体験の押し売りではありません。
 実際、この話にはオチがあります。

 満を持して管理契約書を持参したところ、オーナー様からこう言われました。
 「御存じの通り、1Fで店を営んでいるのでね、管理はうちでやらせて貰いますわ。」
 
 現実は厳しいものです。
 成果にこそ結実しませんでしたが、かけがえのない教訓と経験は貴重な財産だったと感謝しています。

分業制の是非

 先日の水曜定休日、社員数名で企業視察に伺いました。
 研修先は、高知でエイブルの看板を掲げる同志ファースト・コラボレーション社。
 繁忙期明けの訪問は、もはや恒例です。

 今回の視察は、会社の公式行事ではなく、大野店長の呼びかけに希望者が呼応したもの。
 従って、社長である私は参加しておりません。
 社員の自主的な取り組みとして、ベンチマーキングされる企業風土は、実に素晴らしいことです。

 さて、ファースト社と我が社では、決定的に違うポイントがあります。
 それは、機能毎に分業するか否か。
 我が社の現状は、本部(家賃管理、総務、経理、人事)こそ分離しているものの、営業の職務領域は雑多です。

 管理、仲介、入力、督促・・・。
 これらの業務を、手分けしながら全員で取り組んでいますが、ファースト社ではかなり分業が進んでいる訳です。
 分業には、メリットとデメリットがあります。

【 メリット 】
 1. 業務に集中できる
 2. 専門性が高まりスペシャリストが育まれる
 3. 適材適所の配置ができる
 4. 生産性が向上する

【 デメリット 】
 1. 部門間格差やセクショナリズムにつながる
 2. 総合的能力を有するゼネラリストが育たない
 3. お客様とのコミュニケーションが分断される
 4. 生産性が低下する

 さて、メリットの4で「生産性が向上する」、デメリットの4で「生産性が低下する」。
 真逆の内容が併記されている理由は何故でしょう。
 それはボリュームです。

 基本的に、規模が拡大すれば、分業が促進されますし、分業により生産性は向上する。
 一方、ボリュームが追いつかない段階で分業してしまうと、寧ろ生産性は低下する。
 お父さんの給料が20万しかないのに、家事・育児が大変だからといって家政婦を雇ったのでは家計は破綻してしまいます。
 
 企業側の都合を優先するプロダクトアウトではなく、マーケットインの視点で見つめ直せば、少し景色が違って見えるかもしれません。

経営者最大の罪

 前職の会社の同僚と話す機会を得て、改めて実感したことがあります。

 会社の存在意義を要約するならば、「ステークホルダー(利害関係者)への責任を果たし続けること」。
 ところが、倒産すれば全てが逆噴射します。
 
 会社は破綻と同時に、お客様や取引先から預かったお金を戻すことができません。 
 それ以外にも、多大な迷惑が及びます。

 ・ お客様へのサービス提供がストップし、アフターメンテナンスもできなくなる
 ・ 取引業者への発注が途絶える
 ・ 社員の雇用が失われる
 ・ 株主の資産価値が限りなくゼロに近くなる・・・

 前職の会社は、平成21年1月21日に民事再生法を申請し、事実上倒産。
 その後、再生に向けて取り組んだものの、5年後再び破綻しています。
 
 晩年、新築住宅を発注した、あるお客様は、上棟式を迎え、約定通り契約金の大半を支払いました。
 ところが、その翌日に事業停止。
 夢のマイホームは骨組みの状態でストップし、当然にお金は戻ってきません。

 人生を賭けた高額な買い物である住宅を、民事再生中の会社に任せるからには、周囲の反対もあったでしょうし、不安もあったでしょう。
 それでも、担当者や上司の人間性や提案力を信用し、委ねる決断をした訳です。

 そして結果は、悪意か善意かはともかくとして、期待や信頼を根こそぎ裏切ります。
 会社は、存続し続けなければなりません。
 経営者にとって最大の罪は、会社をつぶすことです。

非同期通信

 堀江貴文氏の主張、「電話してくる人とは仕事をするな」は、堀江節全開です。
 誤解を生む表現ではあるものの、長文引用します。

【 「自分の時間」を奪う最たるもの。
 それは「電話」だ。
 僕は「電話に出ないキャラ」を確立している。
 電話で話す必然性のない用事なのに、やたらと気軽に人の電話を鳴らす者がいるが、僕は絶対に応答しない。
 相手がどんなに偉い人であろうが、僕は「電話に出ないキャラ」になると決めている。
 電話は多動力をジャマする最悪のツールであり、百害あって一利ない。
 仕事をしているときに電話を鳴らされると、そのせいで仕事は強制的に中断され、リズムが崩れてしまう。
  - 中略 -
 スケジュールの調整やちょっとした打ち合わせや連絡なんて、面と向かったミーティングや電話という同期通信でやる必要はない。
 メールやLINE、メッセンジャーを使った非同期通信で十分だ。
  - 中略 -
 1日の中には、細かいすき間時間がたくさん発生する。
 そのすき間時間を利用し、非同期通信によって仕事を効率的に進めていくのだ。
  前時代の感覚にとらわれている人は、コミュニケーションというのは、お互い同時間に行う同期通信でなければ意図が伝わらないと盲信している。
 そういう人が僕の電話を平気で鳴らし、人の仕事をジャマするのだ。
 驚くべきことに、メールやファクスを送ったあとに「今メールを送りましたから」「今ファクスしましたから」と電話を鳴らしてくるバカもいる。
 こういうバカは、飛脚が走って手紙を届けていた江戸時代からメンタリティが変わっていない。
 悪気なく電話を鳴らしてくる時点で、僕はそんな人とは一緒に仕事をしたくない。
 電話でしかやりとりできないような人は、僕の時間を無駄に奪う害悪だ。
 
 インターネットの大きな功績は、非同期通信を手軽にしたことである。
 非同期通信が手軽になったおかげで、人がどれだけすき間時間を活用できるようになったか。
 地球の裏側にいる人と仕事をするときにも、時差なんて気にする必要さえなくなったではないか。

 誰もが自分の都合のいい時間に情報にアクセスできる。
 上司に連絡や報告を入れるときに、メールやLINEを使うと怒る人がいるという。
 「ホウレンソウ(報告・連絡・相談)は直接電話しろ。だいいち無礼だ」としかりつける上司や仕事相手とは、付き合うのをやめるか、何度言われても、しぶとくメールやLINEでホウレンソウをすればいい。  】

 自分も基本的には、堀江氏の意見に賛成です。
 但し、ここまで徹底するには、ある程度の能力が備わっていることが条件に成ります。
 常にメールを見る習慣と環境、適宜適切に返信する能力、情報を取捨選択する判断力も必要でしょう。

 一つの課題について、解決策を導くためには、ミーティングも必要です。
 「特捜部の強制捜査」といった緊急性のある情報を社長に伝える手段は、当然にメールではありません。

無免許運転

 先日、「警察24時」なる番組を見ました。
 フラフラと蛇行するレクサスをみつけたパトカーは、すかさず追跡。
 停止を求めると、運転手はスーツを着た紳士です。

 笑顔で丁寧に応対し、何事も無かったかのように思えました。
 ところが、念のために免許証の提示を求めたあたりから態度が急変します。

 「家はすぐそこなので」
 「止められた理由が判らない」
 「何故免許証を提示しなければならないのか」
 「自由の侵害だ」
 「(買ってきた)アイスが溶けてしまう」
 「アイスが溶けたら弁償してくれるのか」
 
 いやはや、無茶苦茶です。
 この言動からして、何か後ろめたいことがあるのは明らかでしょう。
 挙句の果てには、「弁護士に相談する」と言い出します。

 実際に、弁護士と思しき相手方へ連絡したものの、その電話を切ってから急に神妙に。
 「申し訳ありません、無免許です・・・」
 この方は、会社の経営者でした。

 何はともあれ、無免許運転はいけません。
 不動産業界も同じです。
 長い前振りで、宅建取得のススメでした(笑)

最大のリスク

 一般的に「リスク」はネガティヴ言葉です。
 普段は、危険性や損失といった意味合いで使われます。
 この「リスク」を和訳すると、「投資に対する将来のリターンの不確実性」。

 会社において、善か悪かと言われれば、「リスク」は圧倒的に悪者です。
 概ね、遠ざけたい、取りたくないのが本音でしょう。

 リスクは避けては通れません。
 何故ならリスクは、投資と背中合わせだから。
 何より、経営自体が投資でありリスクそのものです。

 オフィスを構え、登記し、看板を付け、電気を引き込み、コピーを設置し、人を雇い・・・。
 商品やサービスの違いこそあれ、投資をすることで一儲けよしようと目論むのは共通です。

 社内で、新しい何かを始めようとする時、必ず反対する意見が出ます。
 その反対の裏付けは、「リスク」です。
 
 しかし、いかなる場合も、リスクは避けられません。
 手元資金を預金すれば、銀行の破綻可能性がリスク。
 国債に投資すれば、国家のデフォルトがリスク。
 リスクを否定するならば、リターンをも否定することになります。

 会社は存在する限り、家賃や電気代や人件費が発生し続けており、誤解を恐れずに云えば、一路倒産に向けて邁進しています。
 リスク回避のために何もしないことこそが、最大のリスクです。

沈黙は肯定

 アメリカがパリ協定から離脱しました。

 パリ協定は、温暖化効果ガス排出量1、2位の中国と米国を含む国連気候変動枠組み条約の全参加国が合意した、かつてない画期的な枠組みです。
 影響力のあるアメリカが離脱することで、空洞化は避けられません。
 
 時に、人間は過ちを犯します。
 それにしても、この判断は余りにも稚拙でしょう。
 残念ながら、高所から世界を俯瞰し、百年の計を論じるリーダーは不在です。
 
 核開発競争もそう。
 原発推進もそう。
 自国の目先の豊かさを享受するために、リスクを次々と未来に先送りする狭量さばかりが目につきます。

 「過ちては改むるに憚(はばか)ることなかれ
 過ちて改めざる是を過ちと謂う」

 人類を破滅へと誘(いざな)う愚かなジャッジに抗議し、小さな声を集めて大きな声へ。
 沈黙は肯定です。

知恵は利益の源

 改善提案の種は常に、現場で実際に働く社員の中にあります。
 真剣に仕事に取組み、感性を研ぎ澄ませているならば、当然に疑問が生まれる筈です。

 ・ この工程は本当に必要か?
 ・ もっと違うやり方はないか?

 こうした疑問を掘り下げ、改善提案の稟議へと持ち込む上での、基本的な考え方を整理しておきましょう。

 ① 目的 (何のために)
 ② 対象 (何を)
 ③ 内容 (どうする)
 ④ 費用 (既存と比較して±)
 ⑤ 効果 (コストダウン・収益向上・生産性向上)
 ⑥ リスク (導入・変更に際して想定される)

 こうした一連のファクターを、文書で簡潔にまとめます。

 昨年、グループ会社のオフィスや、自社物件の共用電気を切り替える提案を行いました。
 ① コストダウンのために、
 ② グループ各社の共用電力を、
 ③ 四国電力から坊ちゃん電力に切り替える。
 ④ 費用負担はゼロで、
 ⑤-1 約10%電気代が軽減される。
 ⑤-2 代理店としてNYホームにも使用料に応じた手数料が入る
 ⑥-1 メーター切り替え時に10分間だけ停電する。 
 ⑥-2 新電力が破綻した場合にも、四国電力は継続して電力を供給する義務を負う。

 つまり、費用もリスクも殆どゼロで、良いことずくめの提案です。
 当初は、「そんなウマい話しがある訳がない」と、懐疑的に見る方もいらっしゃいました。
 
 数か月が経過し、電気代の前年対比を集計してみると・・・。
 グループ全体で年率換算100万円以上のコスト削減が確実と成っています。
 
 知恵は利益の源。
 社員一人ひとりが改善意識を持ち、積極的に提案していきましょう。

未来の預言者

 5月を終え、今期も余すところ2ヶ月のみ。
 部門間の凸凹はあるものの、経営計画は、ほぼ予定通りに推移しています。
 
 特に、繁忙期最盛期の3月からは、三ヶ月連続で全店受注目標達成しました。
 平成21年の創業以来、初の快挙。
 これも、日頃から支えて頂いているお客様と、社員の皆様の頑張りの御陰様です。

 決算において、期末の結果以上に重要なのはトレンド。
 昨日よりも今日、今日よりも明日と、右肩上がりの軌道を描いていれば、夢と希望と活力が湧いてきます。

 前年同期比較しますと、会社全体の数字は、寧ろ昨年の方が良好でした。
 しかし、その中身やトレンドが思わしく無かったため、安穏とはしていられません。
 同じ作業をしても、収量は右肩下がりで確実に落ちてきます。 
 
 そこで、改めて一から土地を耕し、今までとは違う新たな種を蒔きます。
 お客様にも、社員にも、お取引先にも、少なからずご迷惑をおかけしました。
 そして今、蒔いた種の通りに花が咲き始めています。
 
 今の実績に満足して、努力を怠れば、一年後にはまた苦難が訪れるやもしれません。
 ウサギとカメの寓話から、学ぶべきこと。

 ・ 怠けるカメ
 ・ 怠けるウサギ
 ・ 勤勉なカメ
 ・ 勤勉なウサギ

 汝の今の行動が未来の預言者です。 

キャッチコピー:後編

 キャッチコピーを検討するうえで大事なのは、綺麗な言葉や格好いい響きを求めないこと。
 大企業であれば洗練された横文字のキャッチコピーもありですが、中小企業には必要ありません。
 例え泥臭い言葉でも、それが他社にない、差別化されたキーワードであればOKです。

 もう一つの重要な要素は、代替が効かないこと。
 出来上がったキャッチコピーを、同業他社に当て嵌めた時にでも成立してしまうのはNGでしょう。

 そういう意味で、「ドトールコーヒー」のキャッチコピーは、秀逸です。
 「がんばる人の、がんばらない時間」
 これを同業他社に当て嵌めてみましょう。

 「スターバックス」
 ビジネスマンがコーヒーを飲みながら、ノートパソコンを開く。
 洒落た空間の中で演出されるデキル人材を、客観的にもう一人の自分が見ている、ビジネスシーンの一幕。

 「コメダ珈琲」
 主婦層の家事の合間、或いはリタイヤ層の軽い腹ごしらえ。
 落ち着いた個室空間の中で、雑誌をゆっくり読んだり、他愛のない談笑を楽しむ。
 
 同じ珈琲を提供する会社でありながら、店のコンセプトやターゲットは各々違います。
 ドトールのキャッチコピーは、ビジネスマンの隙間時間の息抜きの場所、というイメージがしっかり伝わりますし、代替が効きません。

 洗練された、格好良い、美辞麗句は、サラリと流されて記憶には留まり難いもの。
 NYホームのアイデンティティや実態を表す、秀逸で簡潔なキャッチコピーは、近日公開予定です(笑)   以上
プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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