忖度の真意

 今話題の「忖度(そんたく)」についてです。
 何故かこの言葉、国会では「賄賂」とか「詐欺」とか「恫喝」とかと同列に扱われ、「忖度」の事実が有るとか無いとか、有るとすれば議員を辞めるだとか、随分と物騒な議論に成っています。
 今更ですが、「忖度」の意味はというと・・・。 

 「他人の気持をおしはかること」

 奥ゆかしさや思いやりに溢れる、日本人の美意識に相応しい、素晴らしい言葉じゃないですか(笑)
 それが何故か、総理大臣(夫人)の後ろ盾による無言の圧力を疑う声によって、間違った響きで伝わっているのは残念です。

 この際、「忖度」などという小難しい言葉は使わず、
 「貴方は、相手の気持ちをおしはかったのではないですか?」、というやり取りにすれば間違いありません。
 寧ろ家庭や社内では、「お前も少しは忖度しろよな!」とお勧めしたいくらいなものです(笑)
 
 ちなみに、「忖度」した上で、手心を加えるとか、手加減することを「斟酌」(しんしゃく)と云います。
 「総理(夫人)がバックにいらっしゃるからこそ、斟酌したんじゃないんですか?」
 こちらの方が、日本語として正しい気がします。

 ・・・というか、こんな言葉遊び、もううんざり。
 自分で書き進めておいて、突っ込むのも何ですが・・・。
 いい加減、山積している重要法案について侃々諤々の議論をお願いしたいものです。
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頭山満の教え

 頭山満・・・。
 この人物をご存知でしょうか。

 明治から昭和前期にかけて活動した、アジア主義者の巨頭です。
 実は、ユーミンの御主人の松任谷正隆氏の祖父に当たります。
 右か左かというと極右です。

 私自身、この人物に精通している訳ではありませんし、思想に共鳴している訳でもありません。
 先日、雑誌の一文に触れ、大いに共感しました。
 
 「いかなる理不尽であろうとも、怒りは噛んで飲み下せ。
 そうすれば、己の力に変わる。
 全ての憤りを己の滋養と心得よ。」

 まさに至言。
 過去、短気が故に様々な軋轢を招いたり、世間を狭くし、自らの評価を貶めてきた自分には、殊更に響きます。
 新たなる座右の銘です。

記録よりも記憶に

 昨日のブログで、希勢の里の劇的な逆転優勝を取り上げました。
 日本中の人々が勇気と感動とで、目頭を熱くした一日。
 しかし、美談に終わらせるには、異論を唱える声も一部聞こえてきます。
 それは、余りにも酷似した歴史からくるものです。
 
 時は2001年、5月場所。
 横綱「貴乃花」は、初日から13連勝。
 しかし14日目の武双山戦で土俵際で巻き落としを喰らい、右膝半月板を損傷。
 
 もはや立つことも困難なほどの重傷であり、二子山親方ら関係者も休場するよう貴乃花に勧めたものの、幕内優勝が掛かっていたため、周囲の休場勧告を振り切り、翌日の千秋楽に強行出場。
 案の定、結びの一番では、武蔵丸戦の立ち合いの変化に全くついて行けず完敗。
 
 続く優勝決定戦、誰もが武蔵丸の勝利を確信。
 ところが、大方の予想を覆し、豪快な上手投げで破り見事な優勝。
 取り組み直後、貴乃花が見せた形相は、文字通り鬼気迫るものであった。

 当時の小泉純一郎首相は表彰式で、「痛みに耐えてよく頑張った! 感動した! おめでとう!」と貴乃花を賞賛。
 後世相撲史に語り継がれる大一番となった・・・。

 問題はこの後です。
 場所後、半月板除去手術の末、一年以上の長きに渡って休場。
 優勝と感動の代償は重く、結果的にこれにより事実上力士生命が潰えました。
 時代を越えて、今の稀勢の里の姿が重なります。
 
 強行出場が、怪我にどれほどの影響を与えたのかは不明です。
 無理をしなければ、貴乃花は更なる記録を残したかもしれません。
 長く相撲を取り続けることも、大変価値のあることです。
 
 それでもスポーツには、記録よりも大事な、記憶に残す意義があると思います。
 いや、それはスポーツに限りません。
 ビジネス上の判断も時に、損得は別にして、信や義や情や、己の生き様を重んじるべき場面があるはずです。

奇跡を手繰り寄せる気合

 春場所、横綱「希勢の里」の優勝は、まさに相撲史に残る逆転劇でした。
 12連勝で迎えた日馬富士戦で左腕付け根を強打し、館内の悲痛な叫びに包まれながら救急搬送。
 休場の予想を覆して、土俵に上がった14日目の鶴竜戦でも、一方的に寄り切られます。

 この時点で、逆転優勝を予想した人は、誰一人いなかった筈です。
 寧ろ、満身創痍の痛々しい姿に、「休場した方が良い」「休場すべきだ」とする声が支配的でした。
 
 それが千秋楽、本割、決定戦と、まさかの二連勝。
 人は口々に、奇跡と呼びます。
 しかし、その奇跡を手繰り寄せたのは、他ならぬ「希勢の里」ご本人です。

 まずもって、左手が使えない状況で、出場を英断したこと。
 そして、不撓不屈の気合。
 煎じ詰めれば、あきらめなかったことが最大の要因です。
 
 かつて、男子柔道の山下康裕さんは、ロサンゼルス五輪無差別級決勝戦で、右足を負傷しながら、エジプトのモハメドラシュワンを打ち破り、金メダルに輝きました。
 逆境に対峙し、果敢に挑戦するアスリートは、我々に勇気と感動を与えてくれます。

 それに引き替え我々凡人は・・・。
 少々の体調不良でも、モチベーションが下がり、怠惰の芽が覗いてしまう自分を、省み戒める機会に感謝します。

異形の膨張

 3月26日付「日本経済新聞」の一面TOPは、5段抜きの扱いでした。

 ◆ アパート融資 異形の膨張
 ◆ 年3.7兆円 新税制で過熱

 2016年の不動産向け融資が12兆円超と過去最高を記録したそうです。
 背景や要因は、幾つかあります。

1. 相続税対策
 ※ 一昨年の改正に伴い、4%から6%に課税対象者が広がりました

2. 低金利
 ※ バブル期8%を超えたアパートローンの金利は今や1%台、返済額は約半分です。

3. アベノミクス
 ※ 株高や、大手企業の好業績に伴い、一部富裕層に金余り現象が起きました。

 米リーマンショックを引き起こした、サブプライムローン(信用力の低い個人向け住宅融資)問題の日本版にもなり兼ねないと、大手銀行首脳も語っています。
 
 ここで問題なのは、市場原理を無視した供給過剰です。
 相続税も、低金利も、アベノミクスも、全て貸し手側の問題であって、借り手が増えた訳ではありません。
 需要は変わらないのに供給だけが増えれば、空室が増加し、家賃が下がり、大家さんの賃貸経営が立ち行かなくなり、やがてブーメランの様に、金融機関のローンが滞ります。

 「08年に破裂した、米サブプライムローン問題も、潜伏機関では誰も疑問を持たず、危機は静かに進行した。
 需要と釣り合わないアパート融資急増のひずみは着実に増している。」

 私は、少なくとも3年前から、疑問を呈しているつもりです。

業績を落とさない限り

 二日連続で、永守重信社長です。
 著書の広告が掲載された同日の日経新聞に、小さな記事を見つけました。

 「日本電産 残業ゼロへ始動」

 自宅横の町工場から創業し、不眠不休のハードワークを糧として、世界のトップメーカーにまで上り詰めた日本電産の掲げる、大転換の働き方改革です。
 かつて、永守社長は公言されています。
 
 「人材でも信用でも技術でも、中小企業は大手企業に敵わない。
 しかし、大手でも中小でも、一日は24時間、一年は365日で共通。
 中小が大手に打ち勝つには、平等な資産である時間を味方にする以外にない。
 社内でも同じ。
 例えば、ベテランが5時までに図面を仕上げて帰るとする。
 若手が同じ定時に上がれば負け。
 仮に、その後残って、翌日の朝までにベテランと同じクオリティの図面を書き上げたとしたら・・・。
 年齢やキャリアに関係なく、会社は同等に評価する。」

 こうした持論ですから、草創期には度々、労基ともぶつかったそうです。
 その永守社長が記事中、「残業ゼロにするためには何でもする」とまで云い切りました。

 大手企業となったため、今の時流に迎合し、永守さんの思想が変わったのでしょうか。
 いいえ。
 先のコメントの前にある、たった十文字の条件が、その答えです。
 
 「業績を落とさない限り・・・
 残業ゼロにするためには何でもする」

 拍手喝采。
 これは至言です。

永守社長からのファックス

 尊敬するという表現も、敬愛するという表現も、何れも不遜に感じられる程、天井人の経営者「永守重信」氏が、「日本電産 永守重信社長からのファックス42枚」という新刊を出されたようです。

 実は読んだ訳ではなく、日経新聞の広告で知りました。
 かつては、年間200冊という時期もありましたが、老眼には勝てません。 
 とはいえ、見出しだけでも充分刺激的です。

① 自慢話が飛び交う会議にせよ
 自慢話を不遜と嫌い、謙虚さおくゆかしさを美徳とするのが日本人の国民性です。
 しかし、ビジネスシーンは紛れもなく、同業他社と戦争し、社内の他部署と競争しています。
 綺麗事の謙虚さは、卑屈の裏返しでもあります。 

② 見積もりは24時間以内に出させよ
 見積もりのスピード感は、信用・信頼に直結します。
 相手の求めに応じて、鉄は熱い内に打たねばなりません。
 
③ コストの原単価を頭に叩き込め
 永守社長は、カラー・白黒のコピー単価まで頭に入っていると云います。
 原単価は経営そのものです。

④ 市場価格は神の声
 原価の上に経費と利益を上乗せしたものが価格・・・という誤った考え方を持った方は少なくありません。
 本来、売れる価格(市場価格)から逆算して必要利益を差し引き、残額の範疇で原価と経費を抑えるのが正解です。

⑤ 間接部門は多能工化せよ
 経理しかできないとか、人事しかできない人材なら、アウトソーシングした方がまし。
 多能工化することで、フレキシブルに社内の隙間を埋めていければ、生産性に寄与できます。
 間接部門は、コスト部門ではなく、自らプロフィット部門であるという意識改革が求められます。

⑥ 8月を黒字にせよ
 これは、内容を読まないと見当がつきません。
 決算期だからなのか、夏休みで生産性が落ちるからなのか・・・。

⑦ 困難は解決策を連れてやってくる
 本当に、その通りです。
 天は越えられないハードルを与えない、ということもあります。
 
⑧ 2割の支持があれば改革は可能
 我が社も昨秋、創業以来の大改革を実行しました。
 営業時間を短くし、定休日を減らし、システムを変更し、店舗を統廃合し、社員を異動・・・。
 反対の声も少なからずありましたが、初志貫徹したからこそ今日、何とか希望の光を見出すことができます。

 何はともあれ、本を買わずに類推する私こそが、最も不遜な人材かもしれません(笑)。

地上の楽園の末路

 SNSを通じて教えて貰った、実に興味深いニュースです。

 『オーストラリアとハワイの間、太平洋の南西部にある品川区ほどの面積(21平方km)しかない小島にあるナウル共和国。
 そこに住む人々は古来、漁業と農業に従事して貧しくもつつましく生きる“地上の楽園”でした。

 1888年にドイツの植民地になってまもなく、この島全体がリン鉱石でできていることが判明します。
 当時、大変貴重な肥料となるリン鉱石の採掘が始まりました。
 
 やがて第二次世界大戦を経て、1968年にようやく独立を果たすと、それに伴ってリン鉱石採掘による莫大な収入がラウル国民に還元されるようになります。
 その結果、1980年代には国民1人当たりのGNP(国民総生産)は日本の約2倍、アメリカ合衆国の約1.5倍という、世界でもトップレベルの金満国家に生まれ変わりました。
 医療費もタダ、学費もタダ、水道・光熱費はもちろん税金までタダ。
 そのうえ生活費まで支給され、新婚には一軒家まで進呈され、リン鉱石採掘などの労働すらもすべて外国人労働者に任せっきり。
 国民はほぼ公務員(10%)と無職(90%)だけとなり、「毎日が日曜日」という“夢のような時代”が30年ほど続きます。
 そうした生活が30年にも及んだため、肉体が蝕(むしば)まれて、全国民の90%が肥満、30%が糖尿病という「世界一の肥満&糖尿病大国」になりました。
 
 そればかりか、精神まで蝕まれて、勤労意欲が消え失せ、そもそも「食べるためには働くのが当たり前」という認識すらなくなっていきます。
 既に20年も前から資源(リン鉱石)が枯渇するだろうと予測されていながら、ナウルの人々は何ひとつ対策も立てず、努力もせず、ただ日々を自堕落に生きていくことしかできない民族となっていったのでした。
 
 しかし、ナウルの“ほんとうの悲劇”は、肥満でもなければ糖尿病でもなく、ましてや勤労意欲が失われたことでもありません。
 さきほど“地獄の一丁目”という表現を使いましたが、文字通り、彼らのほんとうの悲劇はここから。
 一番の問題は、もはや二度と「“古き佳きナウル”に戻ることができなくなった」という事実です。
 
 いざ資源が枯渇したとき、彼らが考えたことは「嗚呼、夢は終わった。我々はふたたび額に汗して働こう」ではありませんでした。
 既に精神が蝕まれ切っていた彼らが考えたことは、「どうやったらこれからも働かずに食っていけるだろうか?」でした。
 もはや“末期症状”といってよいでしょう。
 
 そこで彼らがまず取った行動は、国ごとマネーロンダリングの魔窟となり、世界中の汚れたカネで荒稼ぎすること。
 それがアメリカの怒りを買って継続不可能となると、今度はパスポートを濫発してテロリストの片棒を担いで裏金を稼ぐ。
 それもアメリカから圧力がかかると、今度は舌先三寸でオーストラリアから、中国から、台湾から、日本から資金援助を引き出す。
 ほとんど“ならず者国家”と成り下がった惨状ですが、それでも彼らは決して働こうとはしません。
 
 ナウル人が額に汗して働くことはこれからもないのだろうと、筆者は思います。
 ナウルが亡びる日まで・・・。』

 敗戦後の焼け野原から、世界トップレベルの経済大国までの高度成長を支えたのは、日本人の勤勉さが故ですが、資源に恵まれない地理的な条件がバックボーンにあったからこそ。
 そんな日本の、貧困な家庭に育ったことに、改めて感謝すべきかもしれません。

AI実用化への抵抗

 ハウステンボス内にあるホテルは、原則人を介さず、ロボットが接客します。
 人が接しないと云えば、休憩のあるホテルの方が先駆者ですが(笑)。

 近年、ロボットに代表されるAI(人工知能)の実用化が、急速に進んでいます。
 我々の賃貸仲介・管理業も例外ではありません。

 地場賃貸仲介大手A社は、夜間・休日の反響に関する返信を、AI化しているそうです。
 しかも、ベテラン営業マンの返信内容と遜色ないクオリティだというから侮れません。

 高松に本社のあるB社でもAIを導入し、将来的にはコールセンターに寄せられるクレーム対応にも活用していくという記事が、先日の日経新聞に掲載されていました。
 「ここまで来たか」と驚かされると共に、行き過ぎの風潮に、些(いささ)か抵抗を感じずにはいられません。
 
【 AI化のメリット 】
1. 365日24時間休みなく稼働する
2. 夜間・休日でも速やかに対応できる
3. 属人性に依らず常に均一の対応ができる
4. 学習によって確実に対応品質が向上する

 一見、良いことづくめの様ですが、問題点も予見されます。
 感情や態度について矛盾したメッセージが発せられたときの人の受けとめ方について、人の行動が他人にどのように影響を及ぼすかを、心理学として体系化したのが「メラビアンの法則」です。

 ・ 言語情報 =  7%  (手紙・メール) 文章のコンテンツのみ
 ・ 聴覚情報 = 38%  (電話) イントネーション、速度、間、アクセント等の語調全般
 ・ 視覚情報 = 55%  (面談) ボディランゲージ、目の動き、態度等

 例えば「馬鹿野郎」は、言葉にすれば暴言に過ぎません。
 しかし、電話の話し方によっては、親しみや愛情を伝えることもあるでしょう。
 リアルに相対し、笑顔で肩を叩きながらであれば、云われた相手も笑顔になったりします。

 やがてAIも、更に進化を遂げるに違いありませんが、人対人のフェイスtoフェイスを代替するのはまだ先です。
 何よりAIの台頭は、雇用の喪失を意味することを忘れてはなりません。

政争の具とする魂胆

 ここ最近、TVのニュースはというと・・・。

1. 築地市場の豊洲移転問題
2. 森友学園への国有地払下げ問題
3. 南スーダンの自衛隊日報問題

 何れも、重要な事案だとは思うのですが、国会の議論も、マスコミの報道も、枝葉末節に一喜一憂している様に思えて成りません。
 問題が起きた際の手順は決まっています。

① 事態を打破すべく決断して進める
② 問題の真因を探り、再発防止を図る
③ 責任問題・・・

 ところが今、論じられているのは、もっぱら最後の責任問題と犯人探し。
 国会野党にしても、東京の知事にしても、政争の具とする魂胆が見え見えです。

 盤石な支持基盤の元、高い支持率を誇る安倍政権に一矢報いたい野党の気持ちも判らないではありませんが、余りにも膨大な時間がそこに割かれ、国会が事実上空転し続けることこそが問題でしょう。
 
 そもそも、外交や政策や戦略や長期的なヴィジョンを巡って、侃々諤々の議論が交わされるのが国会のあるべき姿です。
 であるにも関わらず、先生方の些末なやり取りたるや、いかにレベルの低いことか。

 敵対する相手の重箱の隅を突き、足を引っ張ることで支持率を下げ、そこを踏み台にして自分達がのし上がろう等という邪な考え方で、貴重な税金と時間を浪費して貰いたくありません。
 選挙権を有する我々は、こうした茶番劇をしっかりと見極め、一票を投じるべきです。

二番目に大切なモノ

 山本太郎議員の、麻生副総理に対する国会質問が話題になっています。

山本 : 「人間が生きていく上で、最も大切なモノは空気ではないかなと思うのです。
     では副総理にお訊ねします。
     二番目に大切なモノは何だと思われますか?」

麻生 : 「訳の判らない質問ですが、生きていく上で大切なことについて、こうお答えします。
     朝、希望に満ちて目覚め、
     昼、勤勉に働き、
     夜、感謝と共に眠る。」

 山本議員の狙いは、「空気」の次に「水」という解を期待し、豊洲の水質汚染問題につなげたかったのでしょうけれど、強面の麻生副総理らしからぬ詩情的な回答に、国会も妙な空気に包まれました。
 取り方によっては、今の国会における足の引っ張り合いを皮肉って聞こえる、なかなかの名回答です。

 国会議員の先生方が、
 日本のマスコミが、
 日本国民が、
 トランプとドゥトルテと金正恩とプーチンと習近平が、
 世界中の人々が・・・。

 皆一律にこの考え方を実践するなら、衝突も紛争も戦闘も、地球上から消えて無くなるに違いありません。

竹槍でB29を撃墜す

 繁忙期真っ只中です。
 昨年と比較すると、反響は飛躍的に増えています。
 市況のせいではありません。

 昨秋、FC本部のシステムと社内システムが、同時に変更されたことが主たる要因です。
 照準を定め、矢で的を射抜くのがいかに難しいことか、我々は数年間のジレンマから学んでいます。

 FCの賃貸仲介についての考え方は、大いに共感できます。
 だからこそ、8年前に加盟を決めた訳です。

 しかし、ことシステムに関しては、他FCと比較して立ち遅れていました。
 担当のスーパーバイザーに対して、ことあるごとに開発・改善を要求してきたものの、なかなか改善されません。

 4~5年前から、口調が変わります。
 「遅まきながら、システム改善できそうです。」
 吉報を受け、「いつからですか?」と訊ねると、「時期についてはハッキリ申し上げられないのですが・・・。」と言葉を濁します。

 同じやり取りが数年続くに至り、不信感は決定的に。
 「オオカミが来るぞ!」と連呼する少年が、信用されなくなってしまう寓話そのものです。

 こうした流れに愛想を尽かした我が社は、自社システムの改善に取り組みました。
 すると、FC本部から、「遂に今秋、システム改善が始動します。」との連絡が・・・。
 もはや、嫌がらせかとも思えるタイミングです。
 おまけに、「社内システムの改善をストップした方が良いのではないか?」という提案まで頂く始末。

 「お気遣いありがとうございます。
 しかし、過去数年の経緯から、御社の言葉は信用していない。
 その言葉に何度期待し、何度失望してきたことか・・・。
 形の見えない不確かなことは信用しない。
 目に見えることから、確実に進めていきます。」

 結果的に、社内も本部もシステム改善され、社内は多いに混乱しました。
 その前向きな混乱は、今日の成果に結実しています。

 社員の頑張りが、成果につながる仕組みは、極めて健全です。
 改めて、竹槍でB29は撃ち落とせません。

40年の縁に感謝

 いつものメンバーで、プチ同窓会をしました。
 某公務員夫人、某銀行元支店長夫人、某大学准教授、そして某不動産会社社長(笑)

 准教授が地元大学の仕事で帰省するタイミングで行う年二回の宴は、夏春の風物詩です。
 同級生とはいっても、同じ教室で学んだのは、40年前の一年間だけ。
 であるにも関わらず、55歳となった今もなお、交流が継続されるのは、かなり珍しいことだと思います。
 
 4人に共通しているのは、卒業後、就職し、結婚し、子宝に恵まれたことくらい。
 宴の話材は、各人各様。
 つれあいの話、子供の話、孫の話、親の介護の話・・・。
 歳を重ねる毎に、変遷してきました。
 
 確実に言えることは、こうした他愛もない時間は、紛れもなく幸せであるということ。
 そして、この時間が永遠ではないということです。
 年二回としても、4人揃って会える機会は、そう多く残されている訳ではありません。 
 
 人はこの世に生を受けた瞬間から、死に向かってカウントダウンが始まります。
 人生は有限です。
 であるにも関わらず、殆どの人は、この人生が永遠に続くかの様な錯覚を持って生きています。
 
 生あることと、縁(えにし)に感謝しつつ、今日を、今を、大切にして、精一杯生きていきたいものです。

脇は甘く懐は深く

 先日、かねてより尊敬申し上げるM専務が来松されました。
 四国のJ社と九州のD社という、それぞれ地域に根差したデベロッパーで、共に常務を務めていた頃からの御縁です。

 共に、創業家の会長が居て、その息子が社長。
 創業家出身ではない常務ということで、立場が極めて酷似していることもあり、業務を越えて分かり合える希少な方でもあります。
 そういえば、供給する分譲マンションブランドも、「サン○ー○」or「サン○○ー○」とよく似ていました。
 
 しかしながら、J社は民事再生法申請、そして破産。
 D社は、売上高220億を突破し、史上最高の業績を記録しています。

 拡大型破滅産業と揶揄される、分譲マンションを主力商品とする二社の差は、どこにあったのか?
 恥ずかしながら、常務の人間力にあったと認めざるを得ません。

 J社は規格化・標準化・マニュアル化を徹底して推進していました。
 そうでなければ、あそこまでの急成長はできなかったとも言えます。
 それによって、マーケティングにしても、商品企画にしても、立地選定にしても、絶対的な解が方程式によって瞬時に導けます。
 
 現場から改善提案が持ち上がったとしても、標準化の枠を崩す声には一切耳を傾けません。
 独創性と意欲に満ちた有能な社員も、やる気を削がれ、長いものには巻かれる事なかれ社員に成り下がります。
 そうこうする内、組織全体が思考停止に陥るのです。
  
 規格化商品が売れ続ける間は、それでも良いでしょう。
 しかし、市場環境や競争環境の変化によって、勝利の方程式が通用しなくなる場面があります。
 
 「今のままじゃまずいと思います」と、経営陣に意見できる率直さ。
 「確かにそうかもしれないな」と、素直に受け入れられる懐の深さ。
 信頼関係に基づく風通しの良い風土が、既成概念や固定観念を打ち崩し、変化への柔軟な対応を可能にします。
 
 脇は甘く懐は深く。
 束ねる組織が大きくなればなるほど、リーダーに求められる資質です。

今際の際の一粒の苺

 こだわりの苺を作る「石尾農園」さんのことは、以前にも拙文でご紹介しました。
 ちなみに2012年のバックナンバーです。

 「宝石の如き思い入れ苺」 http://nyhomepre.blog133.fc2.com/blog-entry-606.html

 石尾さんとは、毎月月初の飲み会で友好を深めています。
 近況報告で、この日参列したWさんの葬儀の話をしたところ、「知っている」と一言。
 いったいどこに接点があるのか訊ねてみると、これが驚きの縁(えにし)でした。

 病に倒れ、食欲も無くなっていく中、家族は「果物なら食べられるのではないか」と考えます。
 知人を通じ、内子に美味しい苺を作っている方があると知り、娘婿のSさんが取り寄せ、ベッドの上のWさんに勧めると、「こんな美味しい苺は食べたことがない。」と感激し、幾つも頬張ったそうです。

 しかし、その後も日に日に病状は悪化します。
 ある日、付き添っていたSさんに、Wさんが云いました。
 「S君、もう一度だけ、あの苺が食べたい・・・。」

 滅多に頼み事をしないWさんの、今生(こんじょう)の願いです。
 すぐさまSさんは、山の奥の農園へと車を走らせます。
 一刻を争って持ち帰った小さな苺を一粒食べ、「美味しい・・・」と呟くWさん。
 思いを遂げたWさんはこの日、眠るように安らかな表情で天に召されました。

 「おかげで美味しい苺を食べさせることができました。本当にありがとうございました。」
 Sさんから石尾さんの元へ、丁寧な御礼の連絡があったそうです。

 「最後の晩餐に何を食べたいか?」
 
 よくある質問です。
 職業人としての石尾さんに、このドラマの様なエピソードは、どう受け止められたのか?
 云うまでもなく大変な誉(ほま)れであり、まさに苺農家冥利につきます。
 
 近年、労使対立の構図がクローズアップされ、余りにも殺伐とした仕事観が蔓延しているように感じるのは自分だけでしょうか。
 今際の際(いまわのきわ)で、人々を結んだ一粒の苺の縁が、とても大切な仕事の意味を教えてくれた気がします。 

経験に学ぶ愚者

 前職の会社も、往時はそれなりに名を馳せる企業でした。
 平成十年、分譲マンション事業の組織化をきっかけとして、僅か数年で売上は3倍超の340億円。
 社員数は5倍超の500人・・・これは単体の数字ですから、グループを加えれば更に膨らみます。

 しかし、ピーク時から、僅か3年で民事再生法申請。
 松岡がグループを去った後も、かつての同志達は、再生を目指して懸命に取り組みましたが、5年後に破産。
 今の自分を育ててくれた会社は、無念にもこの世から消えて無くなりました。
 A級戦犯の一人として、今もなお責任を痛感している次第です。

 さて、改めて当時の決算を振り返りますと、史上最高の売上は平成18年。
 その最高の翌年から、三年連続で10億円超の経常赤字。
 積年積み上げた内部留保を使い果たし、階段を転げ落ちるかのような勢いで急降下します。
 これが分譲マンション事業の恐ろしさです。 
 
 史上最高の売上ということは、裏を返せば史上最高の在庫を持ち、史上最高の用地を抱え、史上最高にリスクが高まっています。
 史上最高売上とはいえ、この年の経常利益率は僅か0.3%。
 その低収益を底上げせんと、更に用地を仕入れ、物件を商品化し、在庫とリスクを積み増していく訳です。
 
 売れ続けるとしたら、価格決定権を有し、生産コントロールが可能なマンションほど、儲かる商品はありません。
 しかし、売れなくなれば融資が止まります。
 融資が止まれば、資金繰りが立ち行かなくなります。
 
 資金は血液です。
 どれだけ屈強な身体であったとしても、血液が止まれば突然死します。
 突然死を回避しようと、手持ちの在庫や用地を片っ端からダンピング販売。
 これにより一時的に血液は流れ、一息つくのですが、ダンピングしたツケは、最終的に決算を痛めます。
 
 先述のピーク時は、分譲マンションの売上シェアが約半分にも及んでいました。
 経済・経営の勉強を熱心に重ね、単一事業、単一商品に依存することの危険性は、充分認識していた筈なのに・・・。
 
  「賢者は歴史に学ぶ。 愚者は経験に学ぶ。」
 
 ビスマルクの声が聞こえてきます。
 経験にすら学べなければ、愚の中の愚だと・・・。

滞納額30億円

 賃貸住宅新聞によると、大阪府営住宅の未収家賃累計額は、30億円にも及ぶそうです。
 しかも、毎年3億円の新規滞納が発生しています。

 大阪府が管理する公営住宅は、330棟127,000戸。
 仮に平均賃料を5万円とした場合、一月当たりの賃料は約65億円。

 総賃料の半月分という滞納額は、驚くべき水準と言えます。
 更に驚かされるのは、その督促の手順です。

1. 二ヶ月滞納すると電話で督促を始める ・・・ (遅過ぎるでしょう)

2. 長期間滞納している入居者を中心に直接訪問 ・・・ (当然です)

3. 六ヶ月目に入ると催告書を送付 ・・・ (だから遅過ぎますって)

4. 三〇日以内に払わなければ退去させる ・・・ (まあ、これは良いとして)

5. 府では、滞納者の退去後の新住所を把握していないため、回収は難航しているようだ ・・・ (そりゃそうでしょう)

 まるで成ってない理由はというと、体制に問題があります。

 「府営住宅の管理は、「大阪府住宅供給公社」に委託しているが、
 督促は、府の「住宅まちづくり部」で行っている」。

 比較的簡単でオイシイ部分を民間に投げ、最も厳しくて難しい仕事を公務員がやるとは、本末転到も甚しい。
 いや、できる訳がない。
 橋下さんから松井さんに引き継がれた大阪府ですらこの体たらく。

 勿論、セーフティーネットとしての役割があるので、追い出せば良いということでもないのでしょうけれど、改めて公営住宅の在り方について考えさせられる記事でした。

貧すれば鈍する:後編

① 大統領に絶対的な権限が集中している
② 過当競争に伴う勝ち組と負け組の色分け

 韓国が、世界有数の学歴社会であることは知られています。
 有名大学に進学できるか否かで、一生が左右されるため、受験戦争は熾烈です。
 
 実は、競争はそこだけに留まりません。
 韓国ではサムスン、現代、LG、SKの四大財閥がGDPの六割を占めており、財閥に就職できるか否かが人生を決定付けます。

 幾多の難関を潜り抜け、その財閥に就職できたとしても、社内競争は更に激烈です。
 公式な定年は60歳ですが、社内競争に落伍した負け組は40代後半で退職勧奨の肩を叩かれます。
 そうした負け組を採用する企業は殆どありません。
 そこで仕方なく、早期退職の退職金を元手に、フライドチキン等の飲食店を開業します。

 韓国では、こうした開業により、飲食店の絶対数が過剰です。
 一説によれば、新規開業の8割が5年以内に廃業に追い込まれるとか・・・。

 生まれてから死ぬまで、終わりなき競争を余儀なくされ、一部の勝ち組を除き、殆どの国民が疲弊している訳です。
 精神的にも経済的にも余裕が無くなれば、不平不満が蓄積し、他人に対する攻撃的感情が高まります。

 少し前に報道された、朴政権退陣を求める数十万人規模に及ぶデモの理由も、世界トップクラスの経済大国となった日本に対する反日感情も、なかなか解決しない慰安婦問題の根っこも、こうした背景が影響していると考えれば納得です。
 
 「貧すれば鈍する」

 我々日本の今後を見据えれば、決して対岸の火事ではありません。      以上

貧すれば鈍する:前編

 遂に、韓国の大統領が罷免。
 今後、逮捕収監される可能性も出てきました。
 
 歴代大統領には本来、退任後も大きな恩恵があります。

 ・ 現役大統領時の95%にも及ぶ年金(月額約120万円)支給
 ・ 本人および家族の医療費免除
 ・ 秘書官三人と運転手の配置・・・
 
 これらの恩恵は、罷免によってすべて剥奪されるそうです。
 しかし、朴氏に限らず、韓国の歴代大統領は悲惨な末路を辿っています。

◆ 初代~三代 長男が一家心中を企てた揚句自害 本人はハワイへ亡命
◆ 五代~九代 夫人の射殺から四年後、本人も側近の手により射殺
◆ 十代 軍事クーデターにより辞任
◆ 十一代~十二代 クーデターにより退任後死刑判決
◆ 十三代 不正蓄財により逮捕・懲役
◆ 十四代 次男の利権介入に伴う斡旋収賄と脱税で逮捕
◆ 十五代 息子三人が全員収賄で逮捕
◆ 十六代 兄が収賄で逮捕、本人も収賄容疑で捜査中に自害 

 日本の歴代首相と対比するまでもなく、異常としか言いようがありません。
 繰り返される闇歴史の理由は幾つかあります。          つづく    

町興し成功の秘訣

 久万高原町で活発な町興しに取り組まれている方との、FBでのやり取りを受け、思うところをまとめてみます。

 昨日のNHKTVで、「あまちゃん」に沸いた町の駅長が、観光客の激減に嘆いていました。
 ただ、これは当たり前の事象です。

 内子町も、大江健三郎さんのノーベル文学賞受賞や、内子座の重文指定等、折々で取材が殺到しましたが、ブームは必ず終わりますし、熱しやすく冷めやすいのがマスコミの特性。
 飽きれば使い捨てです。

 ある意味、本気で町興しをしようと思うなら、ブームに乗らないことでしょう。
 そして、成功させるための重要なポイントが、二つあります。

1. 地域住民の主体性
 重要文化財指定を受けた内子座が、単なる歴史的遺産ということであれば、限界があります。
 地元高校の郷土芸能部、地元劇団の公演、地元コーラス同好会・・・等々の公演や発表会。
 そこに住む人達が、主体的にこの「箱」を利用し、楽しめるからこそ町が活性化するのです。
 「生きる」から「活かす」「活きる」へ、そこが大きなポイントでしょう。
 
2. 経済が伴うこと 
 どれだけその町が好きで、住みたいと思っていたとしても、仕事がなければ戯言です。
 夢や浪漫が大事でも、それで飯は食えません。

 内子の道の駅「からり」の成功の秘訣は、パソコンで結ばれた農家の方々が、入荷、販売、在庫といった末端市場の動きをリアルに知り得たからこそです。
 幾ら出荷しでも儲からない理由を探ることもなく、農協への恨み節だけで生きてきた農家の方々が、「どういうモノが売れるのか?」を探り、創意・工夫を覚え、やり甲斐に気付きました。

 徳島上勝町の「いろどり」もそうです。
 観光資源も産業資源も、何も無い山間部の集落にあって、「何も無い訳じゃない」と発想を転換し、山にある葉っぱを加工して、高級料亭に販路を開いた姿勢は、町興しの御手本でしょう。

 町興しの本質は、一過性のブームに一喜一憂するのではなく、地域に根差した方々が、経済活性を意識しつつ、活き活きと暮らすところにこそあると思っています。

強制から納得へ

 来年度の経営計画の策定に入りました。

 弊社の決算は7月。
 来年度は8月。
 今は3月の繁忙期真っ只中です。

 「そんなことしている時間はない」
 「今期の着地点すら見定まらない中で・・・」

 様々な声があることは承知しています。
 足元の数字が変われば、計画も変わるのは当然。
 そうしたプロセスも含め、経営計画策定の重要性を一倉定先生が語っています。

 ◆ 「経営計画の策定時間を節約するというほど誤った時間の活用法はない。」
 ◆ 「経営計画に時間をかけることこそ、最も有効な時間の使用法である。」
 ◆ 「というのも、計画に費やした時間の数千倍、数万倍の時間が、それ以降に節約できる。」
 ◆ 「目標は、その通りにいかないから役に立たないのではない。
    その通りにいかないからこそ役に立つのである。」

 前職の会社は12月決算でしたが、経営計画策定会議は8月から、毎月行っていました。
 月を重ねるほどに、今期の数字がかたまり、来期の繰り越しや見通しが明らかになります。
 刻々と変わる状況変化を敏感に捉え、より確かな計画へと練り上げていく訳です。

 実は、経営計画書の内容そのものよりも、大切なファクターがあります。
 それは魂を宿すこと。

 沢山の情報を集め、精緻に分析し、理路整然とした美辞麗句ばかりが羅列されていても、それは単なる読み物です。
 仮にTOPの魂が宿っていたとしても、配布する社員に伝わっていなければ無用の長物に成ります。 
 錦の御旗をどれだけ振っても、強制目標のやらされ感は否めません。

 社員一人ひとりが意味を理解し、同じ価値観で取り組める、納得目標としていきましょう。

当帰の実力

 花粉症の季節です。
 中学校の頃から、鼻詰まりや目の痒みに悩まされてきました。
 
 鼻炎と云う奴は、詰まる時は一切通りませんし、通ると成ったら鼻水が止まらず、まったく加減を知りません。
 BOXティッシュが手放せず、ごみ箱はいつも満杯。
 鼻詰まりが故に、口で呼吸するため、喉もやられる悪循環。
 本当に大変です。

 ところが昨年、Aさんから、「当帰」の粉末を頂戴しました。
 これを御湯で溶いて、御茶の様にして飲んだことで、鼻炎の症状が劇的に改善しています。
 40年越しの奇蹟です。

 昨年は、例年に比べて花粉量が少なかったそうで、今年は昨年の4倍以上とか。
 それでも、大丈夫のようです。
 愛大農学部で実証された、抗アレルギー効果は、伊達じゃないということでしょう。

 風の強い日、日差しの強い日は、目が痒くなったりして、花粉が飛んでいる実感はあります。
 それでも、スムーズに鼻呼吸ができることがいかに快適か。
 40年患ったからこその実感です。

 勿論、あくまでも個人の感想であり、人によって合う合わないがあるのかもしれません。
 でもお高いんでしょう?
 いいえ、たっぷり30gで たった3,000円。
 一杯当たり耳かきほどの量でOKなので、私は何ヶ月も持ちます。
 
 くれぐれも、私にリベートが入る訳ではありません。
 興味のある方は、御紹介します。

4400万円の広告

 昨日の日経新聞全国版において、某大手不動産会社の見開きカラー30段抜きの物件広告が掲載されています。
 掲載料は幾らか調べてみると、一回だけの出稿なら4400万円。
 年間契約だったとしても、相当な金額です。

 掲載されているのは、すべて一億円超の120物件。
 最高額は、西新宿の商業ビル32億円。
 仮に、売り買い双方から貰えるとすれば、報酬上限は税込2億円に成ります。
 とすれば、数千万円の広告代も惜しくない、ということなのでしょう。

 さて、先述のビルの利回りは、3.98%。
 金利を払って、税金を納めて、管理を任せて、メンテをしていたら、何をしているか判りません。
 まさに、収益物件バブルです。 

 このビルだけでなく、東京の物件の利回りは軒並み低く、4~6%程度。
 投資の目安と言われる10%超の物件をたまに見つけると、所在地は徳島県だったりします。
 
 お金に色は着いていません。
 東京で稼ぐ1万円も、愛媛で稼ぐ1万円も、価値は同じ。
 東京や大阪の方が、利回り重視で地方の物件を求めるのは、ある意味正解です。

 ここ2~3年、松山だけに留まらず、大洲や新居浜や宇和島といった地方の郊外にも、全国から引き合いが殺到しています。
 過熱する投資家心理への警鐘としては、「取得を目的にしない」こと。
 品薄の中で、物件が紹介されると、ついつい飛びつきたくなるものですが、問題物件も少なくありません。

・ 質の悪い入居者を一時的に詰め込み、収益性高く見せかけている
 ※ 入居者属性や契約時期を事前にチェックすれば判ります

・ メンテナンスの杜撰さから、建物の構造が著しく劣化している
 ※ 専門の業者を同行して物件を確認すべきです

・ 満室時の利回りは高いものの、現状の入居率が低い
 ※ 原因が明確で、対策が講じられるのであれば良いでしょう

 熱狂の渦の中でも頭はクールに。
 賃貸住宅経営の成功は、入居者に支持されてこそです。

結果にコミットする

 ビジネスの世界で生きてきて、つくづく思うのが結果の重要性。
 結果がすべてとは言いませんが、結果は極めて重要です。

 具体的に言えば、売上、利益、管理戸数。
 これらが予算通り達成できていれば、何を言われても悠然としていられます。
 一方、達成できてなければ、何一つ反駁できません。

 意識が足らない。
 行動が足らない。
 努力が足らない。
 工夫が足らない。
 情熱が足らない。
 熱意が足らない。
 執念が足らない・・・。

 間違っていようとも、何を言われようとも、おっしゃる通りです。
 近い距離で現場を見ていますと、手を抜いているわけでは無いことは充分判っています。
 しかし、モノ判り良く、気持ちを汲み取り、寄り添う上司は、果たして部下を成長させられるでしょうか

 ライザップではありませんが、結果にコミットするのが上司の必須条件です。

効果的な非効率

 立場上、営業電話が多くかかってきます。
 知らない会社からの電話は、マンション買取業者からのものも含め、99%が営業です。

 社員が気を利かして断ってくれることも多いのですが、最近では社長の名前を調べた上で、「松岡社長はいらっしゃいますか?」と親しげにアプローチしてくるため、フィルターが掛かり難くく成っています。
 先日も、次のやり取りがありました。

社員  「松岡社長宛てに、〇〇コーポレーションの△△様からお電話です。」
松岡  「はい、お電話代わりました、松岡です。」
相手  「ああ、松岡社長、いつもお世話になっております。〇〇コーポレーションの△△です。」(明るい声の女性)
松岡  「△△さんは、初めてですよね?」
相手  「は、はい初めてです。」
松岡  「じゃあ、お世話にはなってませんよね?」
相手  「あ、はい・・・。」

 意地悪だと思いますか?
 そう、私は意地悪です(笑)

 といっても、下らない間違い探しをして、重箱の隅を突いている訳でもありません。
 きっとこの会社には、営業電話を長く引っ張るため、親近感を演出するトークマニュアルがあるのでしょう。

 しかし、初めての電話にも関わらず、馴れ馴れしい対応は甚だ失礼です。
 「初めまして、〇〇コーポレーションの△△と申します。
 お忙しいところ申し訳ございません。
 本日は、〇〇のご案内でお電話申し上げました。
 5分ほど頂戴しても宜しいですか?」

 これが、普通のビジネス電話です。
 勿論、この電話でも言下に断ります(笑)

 では、どういうアプローチならOKかというと・・・。
 事前に名刺と趣旨が同封された、「〇月〇日の〇時頃にお電話しますので、お時間を頂ければ幸いです。」と書かれた手書きの手紙を貰っていればOKです。
 指定の日時が都合悪くても、こちらからかけます。
 その方の誠実さや、勤勉さや、真摯な人間性が透かし見えるからです。

 効率を追いかけることは、必ずしも効果につながりません。
 メールや携帯電話が当たり前のこんな時代だからこそ、手間暇かかるアナログが効果を生むこともあります。

人の上に立つ資格

 人の上に立つ資格の無い人。
 
1. 自己保身が強く、配下に責任を押し付ける

2. 一貫性に欠け、局面毎に発言がぶれる

3. 公の利益よりも、私利私欲を優先する

4. 近視眼的で、長期の展望を描けない

5. 民の思いを顧みず、御上の顔色ばかり窺う

6. 政策よりも政局を重んじ、何事も政争の具とする

 こうして文章にすると、改めて、恐ろしい現実に気付かされます。
 かつての松坂投手じゃないけれど、つい先日、自信が確信に変わりました。
 
 いえいえ、我が社の話しでも、政治家の話でも、ありません。
 あくまでも、一般論。
 
 判る人は判る筈です。

新時代の幕開け

 先日開催された公益社団法人愛媛県宅地建物取引業協会理事会に於いて、業者間サイト「坊ちゃん」の一般社団法人移行が賛成多数で可決されました。

 大きな議案だけに、様々な意見はあって当然です。
 料金の値下げを求めたり、廃止を要求したり、御荷物扱いする粗野な声も一部あったものの、大勢はこのシステムの有用性を訴え、未来志向で育てていくべきという提案への支持で埋め尽くされました。
 かつて席捲した、個人的な利権・利得、感情論、近視眼的なものの見方に基づく発言は、もはやマイノリティーです。

Aさん 「委員会のメンバーは、膨大な時間と労力をかけ、これだけ練りに練った提案を上げてきている。
   昨日今日の思いつきではないことを、しっかりと理解すべきだ。」

Bさん 「宇和島のお客様が松山で土地やマンションを探されることも多い。
   そんな時、この『坊ちゃん』は非常に役立つ。」

Cさん 「料金が高いと言う意見があったが、年間2万円でこれだけ多くの情報を得られる。
   商売に結びつけ、一件でも成約できれば元が取れる。
   そう考えれば、寧ろ安過ぎる位だ。」
 
Dさん 「過去の推移から採算性についての疑問の声もあったが、決して悲観することはない。
   システムが稼働して価値が高まれば、現在無料の登録料を取ることもできる。」

 不動産業のこれからを見据えれば、IT化は避けて通れません。
 であるにも関わらず、長年業界を支えて来られた理事会メンバーの多くは高齢で、ITについての理解が希薄です。
 それが故、業者間サイト「坊ちゃん」の誕生は難産を極め、少なくとも5年は遅れました。
 スピード化の時代にあって、大き過ぎる「失われた5年」です。

 しかし、先人の蒔いた種は確実に大地に根を張り、芽を出し、今まさに花を咲かせようとしています。 
 「坊ちゃん」の発展的分離を決議した今回の理事会は、文字通り新時代の幕開けを予感させるターニングポイントと言えるでしょう。

 最後に、御賛同頂いた皆様方に感謝すると共に、これから大海原に船出する「坊ちゃん」への、倍旧の御指導、御鞭撻をお願いして筆を置きます。
 ありがとうございました。

天命を知るキング

 いつも拙文で御紹介する、日経新聞のコラム「サッカー人として」。
 今年、三浦知良選手は、50歳のサッカー人として、Jリーグのピッチに立ちました。

 「試合に出られる状態を整えるのは自分の管轄。
 その上で試合でのパフォーマンスは周りとの連係、協力次第だとつくづく思う。
 共存あってこそ、といってもいい。
 もしサッカーが純粋に個人対個人のスポーツだったら、50歳まで選手でいることなどできない。
 自分一人で全部をできる状況などないのだから。
 周りの人の走力、体力、知恵と共存しなきゃ。
 周りに助けられ、自分もチームのためにすべてを尽くす。
 自分だけを抜き出して評価するのではなく、周囲との関係性においてどうかを見ていかないといけない。
 -中略-
 仲間があって自分がある。
 生かし生かされ、助けて助けられて。
 そんな法則が働いているのが、いつからか判るようになるんだ。
 若い時は自分勝手。
 ブラジルで修業時代の僕も必死だったし、自分ができることしかやってなかった。
 その身勝手さを、周りのベテランがバランスを保ちつつ、うまく捌いてくれていたのだと、この歳になってよく判る。」

 ゴールを決め、華麗にカズダンスを舞い、観客にアピールする雄姿に、鼻もちなら無い横柄なイメージを抱いたこともあります。
 しかし、協力の大切さや仲間への感謝を重ねて説く三浦選手は、紛れもなく徳の高い人格者です。
 
 「五十にして天命を知る」

 私自身も、かくありたいものです。

当然のファクター

 今日は、御笑い芸人の「ブルゾンちえみ」さんを取り上げます。
 元旦未明の「おもしろ荘」で優勝して以降、文字通り引っ張りだこで、TVで見ない日は無いほどです。
 頭の良い方のようで、フリートーク力もあり、次世代を担っていく方だと確信していました。

 ピン芸人日本一を決める「R1グランプリ」は、勢いに乗じて決勝進出。
 ところが、新ネタを引っ下げて臨んだ決勝でネタを飛ばし、長い長い5秒の沈黙。
 会場全体は、悲痛な緊張感に包まれます。

 結果は惨敗。
 素の彼女の、号泣する姿が報じられました。
 非情にも、それがプロの世界です。

 同情的に見れば、多忙を極め、新ネタを作るだけでも至難の業。
 寝る間すらままならないに違いありません。

 過去、一発屋と言われる方が、沢山いました。
 一時的に脚光を浴び、飽きられるまで求められ、芸を蓄える余裕もなく擦り減って、表舞台から消えて行き、二度と浮上できない芸人を何人見送ったことでしょう。
 マスコミも視聴者も、飽きたら使い捨てです。
 
 そして、この過酷なふるいの目を潜り抜けられて初めて、生き残りの条件が整います。
 売れなければ1ステージ500円・・・普段はアルバイトで生計を立てる。 
 売れれば年収数億円・・・このメリハリが夢であり、浪漫であり、やり甲斐でもあります。 
 
 芸人やプロスポーツの世界は、完全成果主義、実力主義です。
 労働時間や残業や有給休暇や休日はおろか、労働基準法も関係ありません。
 
 単純比較はできないものの、その仕事で給料を貰う以上、プロはプロ。
 自信も誇りも努力も資格も、プロなら当然のファクターです。

人生の縮図

 お世話になったオーナー様の葬儀に参列して参りました。
 文字通り裸一貫起業し、地元でも有数の企業に成長させた手腕は目を見張ります。

 前職時代の同僚からの紹介で、社宅再生の命を受けたのが5年前。
 何かにつけて御声掛けを頂き、オーナー会にも毎回参加頂きました。
 昨年12月のオーナー会が最後の機会になるとは・・・。

 60歳から大型バイクの免許を取得し、近年まで仲間とツーリングに興じるバイタリティーの方でした。
 また、いつも笑顔で前向きで、お会いする度に元気を貰える優しい方でした。
 孫娘さんが涙ながらに綴ったお別れのメッセージからも、故人の優しさが偲ばれます。

 大洲市最大の葬祭場には、会場の外にまでテントと椅子が並べられ、会葬者で溢れました。
 いつも思うことですが、葬儀の光景は、その人の人生の縮図です。
 
 どんな方が、どういう思いを胸に秘め、惜別の時を過ごされるのか・・・。 
 心よりご冥福をお祈り申し上げます。
 合掌・・・。
プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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