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命を賭した機会

 義伯母が天に召されました。
 28日他界、29日通夜、30日葬儀と慌ただしい年の暮れです。
 思い返せばここ数年の年末は、殆ど弔事に見舞われています。

 他界した日の夕方、近くの葬祭場に安置されている遺体に付き添う義母と、小一時間話す機会を得ました。
 二人きりで話したのは何年振りでしょう。
 いやひょっとしたら初めてかもしれません。
 
 伯母のこと、兄弟のこと、子供のこと・・・。
 取りとめの無い話の中で、三年前に他界した義父を懐古します。
 
 自分 「改めて、お父さんは人物でしたね。」
 義母 「まあ、確かに、悪く言われる人では無かったかもしれないけど。」

 その時、自分は、あることに思い当たります。
 そう言えば義父は、人の悪口を言わない人でした。
 
 吐いた言葉は、ブーメランの様に返ってくるもの。
 他人の悪口を言わない人であったからこそ、悪く言われない人物でもあったのです。
 反面、人を悪く言う人は、その見返りに他人から悪く言われるのでしょう。

 この三日間、全国から親類縁者が集い、通夜、葬儀、火葬、骨拾い、初七日を慌ただしく済ませ、再び散って行きました。
 それぞれの胸に、様々な思い出話を残して・・。

 笑顔と涙と慈しみに満ちた、稀少な機会。
 しかしながら、冠婚葬祭以外、こうして一堂に会することは皆無です。
 ある意味、故人が命を賭して、縁者を引き寄せるのかもしれません。
 
 合掌・・・。
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縦割の限界:後編

 『水を差すつもりはありませんが、少しお話ししたいと思います。
 前提として、縦割り行政の枠組みの中で、仕方ない側面もあるでしょう。
 ただ、このマスタープランは、内子でも八幡浜でも、全国の何所の自治体にでも置き換えられる、通り一辺倒な内容です。
 30年、50年スパンでは、南予の都市は全て限界集落化するという見方があるにも関わらず、全く危機感が感じられません。

 基本的に、経済合理性が伴わなければ、恒久性は確保できないのです。
 移住促進も、耐震補強も、バリアフリーも、コンパクトシティも大いに結構ですが、これらは皆お金がかかります。

 宅建協会でも、大洲市と提携して「空き家バンク」を立ち上げてはいますが、楽観視はしていません。
 移住希望者は「人生の楽園」等のTVに感化され、豊かな自然と整った環境を求めてくるが、実際の物件は接道もままならない、近隣に店舗も無い田舎の古家である可能性が高く、そうしたミスマッチが障害と成る筈です。
 低単価の取引の場合、ビジネスとして成立するか否かも問題でしょう。

 アンケートで、「地元に住み続けたい」というニーズがありながら、「将来は地域を離れる」という声が多いのは、住環境の問題ではなくて、ひとえに働く場所が無いからです。
 働く場所さえあれば、若い世帯が地域に留まり、固定資産税、法人税、所得税も増え、インフラ整備の財源が確保できます。
 何度も申し上げる通り、縦割りだから仕方無いのかもしれませんが、総論抜きに各論は語れません。
 ① 企業を誘致してくる
 ② 農林漁業を振興する
 ③ 高速道路を無料化して松山を通勤圏にする 等々
 画一的なお題目でなく、大洲市としてやるべき、大洲ならではの具体的な施策がある筈です。

 最後に、今年国交省が見直した大洲市の水害時の被害想定は御存じかと思います。
 「東大洲で水深20m超」
 このリスクが事実であるならば、こんな所に、誰も家を建てないし、誰も土地を買わないし、誰も移住しません。
 これについて何らか、大洲市として国交省にもの申されたのでしょうか?』

 回答は、やはり縦割り行政が故の限界を語るに留まりました。
 家計に置き換えれば歴然。

 勤務している会社は倒産寸前。
 給料も右肩下がり。
 貯金は底をついた。
 来年は失業するかもしれない。
 そんな状況下で、自宅の耐震補強やバリアフリーリフォームを検討する愚か者はいません。   以上

縦割の限界:前編

 大洲市住宅マスタープラン策定委員会委員委嘱を受け、年末27日、第一回目の会合に参加して参りました。
 委員に指名されたのは、以下の面々です。

 ・ 愛媛大学特命准教授(委員長)
 ・ 愛媛県建築士会大洲支部支部長(副委員長)
 ・ 愛媛県宅建協会大洲支部支部長
 ・ 大洲市連合婦人会
 ・ 大洲市子育て会議副会長
 ・ 大洲市身体障害者協議会会長
 ・ 大洲市自治会連絡会議会長
 ・ 大洲市自治会連絡会議副会長(河辺)
 ・ 大洲市自治会連絡会議副会長(肱川)
 ・ 大洲市自治会連絡会議副会長(長浜)

 こうしたメンバーを招請し、一応「民の声を聞く」体裁を整えてはいます。
 しかし、実態はというと、行政がコンサルに丸投げしているだけ・・・に見えました。
 幾度か呼びかけのあった、「慎重な議論を」という言葉も儀礼的に響きます。 
 
 まずは、行政から「住まい・住環境に関する市民アンケート調査結果」報告。
 次に、「大洲市住宅マスタープラン」素案の発表。
 マスタープランの裏付けとなる統計数字や、難解な言葉が、立て板に水式で次々と発表されていきます。

 意見らし意見も出ない(出せない)まま、粛々と会は進行し、着地点となるマスタープランの「基本方針(案)」の提示。
 自分は、この内容に愕然としました。     
 そして、もの申さずにはいられなかったのです。      つづく 

病は気から

 昨日は、仕事納めでした。
 社員の皆様に大掃除を任せ、午前中は「大洲市マスタープラン策定委員会」、午後は松山に移動して「宅建協会情報システム特別委員会」。

 チェックインした後、「東京第一ホテル松山」で、恒例の「大納会」。
 二次会は有志で「カラオケBOX」、そして・・・。
 多忙な一年を象徴する、濃密な一日で仕事を納めました。

 今年は曜日配列の関係で、水曜日から水曜日まで8日間の大型連休。
 こんなに休んだら病気になりそう・・・とか何とか言ってると、やはり体調が優れません。

 やはりというのは、ここ数年、年末年始は決まって体調を崩します。
 記憶の限り、今年は一度も寝込むことが無かった筈。
 それがここに来て・・・。

 というよりも、寧ろ幸いです。
 業務が立て込んでいる時に寝込むと、御客様や同僚に迷惑をかけます。
 
 「風邪なら、土曜の夜からひいて、月曜の夜までに直せ!」
 という教えに従い、年末年始休暇で寝込むのなら、何日休もうと勝手です。
 
 病は気からと云われる通り、気が張り詰めている時には、風邪も寄せ付けません。
 気が弛むと、この様です。
 
 社員の皆様、一年間御苦労様でした。
 来るべき繁忙期に備え、充分に英気を養って下さい。

あなたが笑うと

 菓子メーカー「グリコ」のCMが秀逸です。

 ■ 人はなぜ笑うのだろう?

 ■ 笑顔がなくても、生きてはいける

 ■ 子供は一日平均400回笑う

 ■ 大人になると15回に減る

 ■ 幸せだから笑うのではない

 ■ 笑うから幸せになれる

 ■ あなたが笑うと、世界が変わる

 ヒラリーさんも、トランプさんも、習さんも、金さんも、朴さんも、シンゾーも、ウラジミールも・・・。
 勿論、わたしも、あなたも・・・。

枝葉末節vs大局観

 ビジネスでも、業界団体の仕事でも、常々感じることですが、枝葉末節に捉われ過ぎると大きな仕事はできません。

 【 枝葉末節とは 】
 「枝葉」は木の枝と葉、「末節」は木の先のほうにある節の部分。
 どちらも、木の幹に対して主要な部分ではなく、つまらないものを意味する。

 先月開催された某協会の理事会で、Aさんが「こんな馬鹿馬鹿しい議論」と発言。
 すかさずBさんが、「馬鹿馬鹿しいとは何事か!」と血相変えて反論しました。
 真っ向から対立した意見の様ですが、実はどちらも正しい。

 Aさんは、世の中の経済情勢や、業界としてのあるべき姿や、紛争に発展した時のリスク、といったものを総合的に捉え、大局観に従って物事を見ています。
 だから、先述の議論が些末で、「馬鹿馬鹿しい」と思えた。
 一方Bさんは、自らの利権や利得や、つまらない意地や怨讐が基準なので、些末な議論も大問題なのです。

 Bさんの口角泡飛ばす発言に対し、Aさんが反論しなかったのも、ディベートで打ち負かされた訳ではなく、余りのレベルの低さに呆れ果てただけ。
 意見は対立している様に見えて、実はフィールドそのものが違っているのです。

 国会レベルでも、知識・意識が希薄で稚拙な方が、何かの間違いで議員に成ってしまうこともあるくらいですから、仕方ないことなのかもしれませんが、民の代表ならばせめて、大人の議論ができるだけの底上げは必要でしょう。
 
 「誇り高い地図に残る仕事を通じ、お客様満足・社員満足を追求すると共に、不動産業界の地位向上を目指します」
 ちなみにこれは、我が社の企業理念です。

社員への年賀状

 毎年、この時期に成りますと、営業以外に重要な仕事があります。
 毎年、と云っても去年からのことですが、社員への年賀状です。
 年賀状、と云っても年賀はがきではなく手紙です。 
  
 日本電産の永守社長は、社員が千人規模になるまで続けていたと言います。
 世の中の社員教育の書籍の見出しは、どれを見ても「褒めて育てろ」。
 「褒めて育てても世の中、ロクな社員が育たないのだから、これは逆で行こう。」
 永守流の社員教育は、叱って叱って叱り飛ばしたのだそうです。
 
 社長が、エレベーターに乗り合わせた社員の名札を見て、「松岡さん、いつも御苦労さん。がんばって下さいね。」と笑顔で声掛けする。
 それで社員が感激すると思ったら大間違い。
 名前も覚えてない社長の、上っ面の社交辞令は、簡単に見透かされます。

 方や永守社長は、廊下ですれ違い様。
 「おい松岡! お前の作ったモーター、火花は散るは、油は漏れるは、一体どないなっとるんや!」
 いきなり怒鳴られて面食らう社員。
 しかし次の瞬間、「社長は自分の仕事をしっかり見てくれているんだ。」と感激します。

 また、日頃は叱ってばかりですが、年に一度だけ正月には、褒めて褒めて褒めちぎる手紙を送るのです。
 言葉は、時間と共に消えて無くなります。
 手紙の文字は、ずっと残ります。

 自分の幼少時の如く、成績の振るわない子供が、
 「金魚の飼育係を通じて命の大切さを知り、友人にも優しく接することができました。」
 とかいった先生からの日常評価を、にやけながら何度も繰り返して読む様に、文章には反復の力があるのです。

 永守さんの様に、千人と云われると流石に腰が引けます。
 僅か20名足らず、書けない理由はありません。

一生勉強

 小さな会社では、社長もプレイングマネージャーです。
 但し、現場から遠ざかり、場数を踏まないでいると、いつの間にか営業勘が鈍ります。
 昨日は、二十年来の知人のお家探しに関わらせて頂きました。

 例えば、「利便な立地で、広くて、安くて、築浅で、設備も良くて・・・」と、条件が積み上がれば、難しいのは当然です。
 逆に、「松山市全域で、戸建でもマンションでも・・・」と、ストライクゾーンが広がり過ぎますと、却って難しくなります。

 このお客様の場合は、以前から御相談を受けていたものの、正直後者のパターン・・・そう思っていました。
 これまで、幾つか候補物件を出すものの、なかなか意に添えません。
 しかし、振り返ってみれば、自分自身のヒアリング不足に原因があったようです。
 
 ・ 家族構成 
 ・ 転居理由 
 ・ 予算 
 ・ 優先順位・・・

 「〇人家族で、御子様も大きいので、それぞれに独立した部屋が必要。
 高齢者のために、最低一室和室が必要。
 現住居から学校や勤務先まで自転車で通うには遠過ぎるので、極力近い場所が良い。
 上層階よりは下層階を希望。
 予算は・・・。」

 これらの基本的な内容を、前もってしっかり聞き取れていれば、もっとスムーズに的を射た提案ができたでしょう。
 80㎝の鯛を狙う釣人に、50㎝のクーラーBOXを勧める。
 札幌雪まつりに行く旅人に、アロハシャツを勧める。
 そんな感じだったかもしれません。

 それでも、下手な鉄砲も、数を打てば当たるもの。
 最終的には、御客様に恵まれ、助けられた、究極の結果オーライ。
 
 54歳にして改めて初心に返り、反省もし、これからのお役立ちを誓った一日でした。
 恥ずかしながら一生勉強です。

大人への階段

 我が家は、夫婦共働き。
 二人の息子も就職を果たし、全員が社会人と成りました。

 しかも、息子二人は自宅から通勤しているため、四人が一つ屋根の下です。
 息子達の人間的な成長にとって、良いか悪いかはともかく、周囲からは羨ましがられることも少なくありません。
 子供たちと、仕事について話す機会もあります。

・ 会社の中での人間関係について
・ 先輩や後輩の仕事ぶりについて
・ 支給された賞与について
・ 本来自分がやりたい仕事について・・・

 社会人としては先輩ですが、育った時代も環境も、性格も受け止め方も違います。
 彼らの会社の実情を全て知っている訳ではないし、立場も違っており、的を射たアドバイスはできません。

 というより、そもそも彼らは、アドバイスを求めていません。
 ましてや説教などもっての外。
 ただ単純に、言いたいだけなのでしょう。
 
 しかし、自分の様な理屈っぽい人間は、常に是々非々の解答を導きたがります。
 否定も肯定もせず、ただ聞いてやるのも、結構大変です(笑)。

 同年代の社員を抱えるTOPとしては、こうした生の声も感慨深く受け止めています。
 若い内の苦労や悩みは、成長の糧。
 少なくとも、彼らは今、大人への階段を昇りつつあります。

ONとOFFのけじめ

 今回の年末年始は、曜日配列が絶妙です。
 本来であれば事納めの日と、事始めの日が何れも水曜日で、何と8日間の大型連休に成りました。

 16歳から働いていますが、連休は長くても5~6日。
 転職時にも、その程度のブランクしかありません。

 菓子店の店長を務めていた時は、稼ぎ時とあって休みは元旦のみでした。
 スーパーの総菜部署で働いている次男の場合、当然無休で、年末年始の繁忙期は朝3時出社とのことです。

 正月位、ゆっくり休んで貰いたいと思います。
 くれぐれも事故には気をつけて下さい。
 御先祖様の供養も忘れては成りません。
 親孝行もお願いします。
 滅多に会えない御親戚や御友達とのふれあいも大事です。 
 羽目を外し過ぎない様、健康にも留意しましょう。

 さて、こんなことを書くと、「もう正月気分か」と御叱りを受けそうです。
 その通り。
 当たり前ですが、12月も1月も目標があります。
 しかし、休暇の影響で12月は4日、1月は3日、計7日間営業日が少なくなる訳です。
 
 決して、「年末年始に店を開けろ」というメッセージではありません。
 仮に店を開けたところで、正月から部屋探しをする方は滅多にいらっしゃいませんし、年末に部屋探しとなると、やや身構える必要があるでしょう。

 やるべきことはやり切った上で年を越し、休暇中に英気を養い、正月明けにはロケットスタートを切って頂きたいと思います。
 いわゆる、ONとOFFのケジメです。
プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン

・経歴 
 雄新中卒業 → 新田高校中退
 大工・石工と約十年職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業
 令和2年 ㈱南洋建設 代表兼任
 令和4年 ㈱たんぽぽ不動産起業

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