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国家百年の計

 現在8%の消費税は、来年4月から10%に成ることが法律で決まっています。
 今の日本の逼迫した財政状況と、欧米諸国に比べ突出して低い税率を鑑みれば増税は必然。
 しかし、どうやら・・・というより「やっぱり」「案の定」先送りされることに成りそうです。
 
 「リーマンショックや東日本大震災の様な事象が起こらない限り、来春増税は揺るがない。」

 事あるごとに明言してきた安倍総理ですが、犠牲者数はともかくとして決して小さくはない被害をもたらした熊本地震と、G7における「恐慌前夜」の共通した見解が大義名分となりました。
 使命としている憲法改正へ向け、今夏の選挙は絶対に負けられないという想いも強かったのでしょう。

 勿論、一消費者とすれば、税負担は軽ければ軽いほど助かります。
 国の財政や将来よりも、今日のパンを憂うのが民の声です。
 そうした世論により、これまで消費税導入や増税を決定した政権は、直後の選挙で大敗を喫しているのも事実です。

 それでも、だからこそ、ここは踏ん張って欲しかったと思います。
 木を見て森を見ない、総論賛成各論反対の、稚拙なポピュリズムに翻弄されていて政治はできません。
 政治家は、国家百年の計を見据え、強いリーダーシップを発揮すべきです。
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働き方改革:後編

Q:3 幹部候補生として高学歴な人材が中途入社するものの、短期間で去っていく理由は?
A:3 MBA(経営学修士号)が邪魔になっている人がすごくいる。
 ケーススタディーを知っていて分析する力もあるから「自分はできる人材だ」と勘違いをしている。
 - 中略 -
 コンサルタント会社の業務は、経営者に「問題点はここです。こう改善すべきです。」と説明して終わり。
 だからこうした人たちには、「実行するのはあなたですよ」と言い続けている。

 まさしく、問題点の指摘、批判、論評でメシが食えるのは、コメンテーターか学者だけ。
 企業が求めているのは「評論家」ではなく「実務家」です。

Q:4 仕事とは何ですか?
A:4 僕は社員に、「明日の仕事を今日やれ」と言っている。
 本当の仕事とは、明日何が起こるか予測し、そのための準備や計画を明日までに間に合うようにしておくこと。
 それ以外は作業だ。
 作業だと毎日の繰り返しになってしまい、会社は変わることができない。」
 
 今日の仕事を今日の内に・・・これは良く言わる教訓。
 今日の仕事を明日に、明日の仕事を来週に、来週の仕事を来月に、来月の仕事を来年に・・・。
 そうやって先送りしてしまうのが凡人だからです。

 柳井氏は、「作業」と「仕事」を明確に区別しています。
 その上で、一歩先を行く「明日の仕事を今日やれ」。
 自社の未来を、自らが切り拓こうとする心掛けが伝播し、ユニクロを世界的なブランドに成長させたのでしょう。   以上

働き方改革:前編

 5月29日付日経新聞朝刊9面「日曜に考える」は、ユニクロを展開する「ファーストリテイリング」の柳井正社長のインタビューです。
 タイトルは「働き方改革に終わりなし」。
 つまらない本を読むよりもずっとためになる、金言至言が凝縮された秀逸な記事でした。
 四つの項目を抜粋し、二話に分けて御紹介します。

Q:1 働き方を変えるには意識改革も必要か?
A:1 日本の社会は「働くということ」について、真剣に考えていなかったと思う。
 大学までの教育は知識を詰め込む暗記型が中心だが、社会が求めるのは、現実の問題にぶつかった時に過去の知識も踏まえて臨機応変に対応する力であり、知識を応用して実行する力だ。
 今の若者は、会社に入るまでのことしか考えていない。
 
 以前自分は、某経済誌の取材を受けた際、同様の持論を語っています。

 『依然、知識詰め込み型、学校・教師からの指示命令型という、小中高校での教育のあり方を考えてみる必要があるでしょう。
 成績の良い生徒が偏差値の高い高校や大学に入り、やがて卒業して良い会社に就職する。
 そのプロセスには、「自分は何をして生きていくのか」を考えさせる機会が無いように思います。
 本来、こうした職業観は一生のテーマであり、もっと深く考えるべきことです。
 例えば、中学から高校に進学する時の進路相談で先生は、生徒の成績や偏差値を元に、普通科、商業科、工業科等、受験する高校を決めていきます。
 そこに、生徒の夢や意志や考えは殆ど反映されません。』

Q:2 パート社員の正社員化や、エリア限定社員の導入など、多様な人事制度に取り組み始めたことで見えてきたものは?
A:2 二極化だ。
 「正社員になったからもう安泰だ」という人と、「ここから努力して自分の能力を高めていこう」とする人。
 - 中略 -
 人間とは成長するものだと考えていたが、「成長しなくてもいい」と考える人がいた。
 それでは会社が困るので、本格的に教育すべきだと考えている。

 これぞ「ゆとり世代」そのもの。
 豊かな時代にゆとりをもって育てられた若者は、すべからく上昇志向が希薄です。
 その風潮を嘆き、文句を言っても始まりません。
 人は教育されるべき生き物ですから、企業がその役割を担うべきでしょう。     つづく

unhappyダイニング

 株式会社キッチンファクトリー代表:宇都宮貞史氏が詐欺容疑で逮捕されました。
 7年前、新規出店の融資を申し込むにあたり、実質1億円しかかからないにも関わらず、水増しした見積書や事業計画書を捏造し、金融機関に2億円を振り込ませた疑いです。
 問題の本質は、これだけでは無いでしょう。

 宇都宮貞史氏は、地元で少しは名の売れたムード歌謡歌手でもありました。
 実家の仕出し料理屋からの全面的なバックアップを受け、10年前に松山で飲食店をOPEN。
 看板や車に写真をラッピングし、自ら広告塔となって積極果敢に出店して行きます。
 ピーク時には10店舗、年商20億円を計上。
 当時は、その派手な展開を見て、「若いのにやり手だな」感心したものです。

 但し、実際の店舗のオペレーションは最悪でした。
 予約の電話はまともに通らない。
 ランチが出てくるのはオーダーから40分後。
 当然にお客様も離れ閑古鳥が鳴いていたため、破産の報を受けた時も特に驚きはありません。
 
 寧ろ驚いたのは、宇都宮氏の破産後の立ち回り方です。
 「ハッピーダイニング」から「キッチンファクトリー」へと社名を変え、僅か2ヶ月で再び自らが社長に就任し、FM愛媛のパーソナリティーは何事も無かったかの様に継続し、毎週日曜日の早朝一時間、恥ずかしげもなく自分の歌を延々と流し続けます。
 その番組は、逮捕直前の先々週までオンエアされていました。

 負債50億円、内延滞利息15億円で破産した経営者がです。
 少なくとも数年は表舞台から姿を消し、隠遁生活を送るのは当然でしょう。
 最終的に起訴されるか否かはともかく、そうした愚行を世間は許しません。

背任容疑で即逮捕

 前職の猪瀬さんもそう。
 現職の桝添さんもそう。

 ここまで追い込まれますとまず、起死回生の目は無いでしょう。
 辞任する以外に道はありません。
 
 確かに、論点を法的責任だけに絞れば、白黒つけるのは難しいし、相応の時間もかかります。
 しかし、道義的責任を絡めると、勝負あった。
 どんな調査結果を出そうと、どんな抗弁をしようと、却って火に油を注ぎます。

 「ごめんなさい」と全面的に非を認めない限り、世論を納得させることはできません。
 即ち、認めても、認めなくても、どっちに転んでも辞任は避けられないのです。

 従って、できるだけ早期に辞任を発表して、炎上を食い止めた方が賢明でしょう。
 頭の良い方なので、その辺の判断はついている筈。
 でありながら、辞めたくても辞められないのだとすれば悲劇です。

 今夏に控えた参院選挙。
 衆院解散も確実。
 ここに、都知事選は絡めたくない。
 東京五輪までの任期を睨めば・・・。

 いやいや、この状態で秋まで突っ走ることはできません。
 政治の世界が幾ら特殊でも、会社の社長がこれやったら、横領&公私混同の背任容疑で即逮捕ですから。

鋸の歯を研ぐ

 前職の会社は、とてつもなく会議・研修の多い会社でした。
 それが故に実務が削られ、限られた時間で成果を出すのは一苦労です。
 従って、起業した際は、会議・研修を最小限にしようと考えました。
 しかし最近になってつくづく、「バランスが大事だな」と思います。

 『 勤勉なきこり 』
 とある村に、一人のきこりが住んでいました。
 彼は勤勉で、日の出から日没まで、休むことなく鋸を引いて木を切り出します。
 ところが、それだけ働き続けているにも関わらず、思いのほか出荷料は伸びません。
 不思議に思った男は、きこりの傍で仕事振りを見ていて、あることに気付きます。
 長年使い続けている彼の愛用の鋸は、歯先が丸くなっているのです。
 男は、きこりに声をかけました。
 「その丸くなっている鋸の歯を研ぐと良い。
 そうすれば切れ味が蘇り、もっと生産性が上がるだろう。」
 きこりは、手も止めずに言った。
 「今は忙しい。 そんな暇は無い。」

 会議・研修を無駄だと思っている人は、まさにこの「きこり」です。
 会議と会議の間の行動が改まらない人も、この「きこり」と同じです。

 叱責やアドバイスを真摯に受け止める。
 他人の失敗も他山の石とする。
 会議・研修の内容を理解し、行動を改善し、次回の会議で報告する。
 
 鋸の歯を研ぎましょう。

気が利く社員の育成

 先日の店長会で、「気が利く社員を育成しよう」と呼びかけました。 
 言い方を変えれば、「気付きの能力の高い社員」です。
 といっても、決して高いレベルの話ではありません。

・ 他の社員のお客様が来店された際に、冷たいお茶を出して差し上げる
・ 他の社員が接客中、後から来られたお客様が立ったままだとしたら、さりげなく椅子を差し出す
・ 社員からのメールに対して、「ありがとう」の一言であっても返信する
・ お客様がお帰りの際、表に出て車を誘導し、一礼してお見送りする

 こうして文章にすると、「接客業なら当たり前じゃないか」と思うかもしれません。
 しかし、改めて社内を俯瞰してみると、その当たり前が意外にできていなかったりします。
 口煩(うるさ)い社長と思いながら、直接注意する場面もありました。
 そこで上司は、「自からの教育の至らなさ」を反省して貰いたいのです。

 先日のブログにある、研修レポートのレスポンスも、上司の姿勢が決め手に成ります。
 研修が終わった後、店舗に帰ってきた社員に、「どうだった?」と訊ねる。
 「鉄は熱い内に打てというから、早めにレポートは出した方が良いぞ」と指導する。
 部下は、一つひとつのそうしたやり取りから学び、「当たり前」のレベルが上がっていくのです。
 
 自分の部下に対して「気が利かない」と憤れば、その言葉は天に唾する様に帰ってきます。

真実は行動に表れる

 先だって実施したフォローアップ研修のレポートが届きました。

 Aさん = 当日22:00
 Bさん = 翌日
 Cさん = 翌々日
 Dさん = 一週間経過しても届かないので店長経由で督促

 同じ会社で、同じ人間に、同じ研修を実施したとしても、これだけ差が付きます。
 前職の会社では、「レポート提出は三日以内」というルールがありました。
 ルールを破ると顛末書、しかも経営計画書を数ページ手書きで模写しなければなりません。
 約二時間かかります。
 
 罪と罰を徹底することで、規律の文化が創り上げられたのは、偽りの無い事実です。
 しかし、最近になってそれは本当では無いと思う様に成りました。
 
 「ルールだからやる」「罰が嫌だからやる」
 決してそうではありません。
 多忙な中、講師が時間を取って教えてくれたことに対する礼儀や感謝の念。
 その思いを相手に伝えるのが行動です。

 22:00過ぎまでかかって、その日の内に提出してきたAさんは、そうした思いが強かったのだろうと評価します。
 一方Dさんが、「勉強に成った」とか、「ありがとうございます」とか口にしたとしても、それは嘘です。
 感謝も礼儀も希薄だったから、行動が伴わなかったのだと判断せざるを得ません。
 
 仕事も、ボランティアも、コミュニケーションも、総て共通。
 どれだけ心が美しくても誠実でも、行動しない限りは伝わらないもの。
 例え偽善や点数稼ぎやごますりであったとしても、世間は行動を評価します。

 言葉に真実はありません。
 真実は行動にのみ表れます。

必要とされる証し

 地元のシステム開発会社に入社一年の長男の話を聞いていて、思うところがありました。

 親の私が言うのも何ですが彼は、会社や仕事に対するロイヤリティが実に希薄です。
 休日に映画を観に行くのが趣味で、年間80本超もの作品を制覇。
 スクリーンだけでその数ですから、レンタルDVDやTV放映等を含めれば、下手な評論家よりも観ています。

 5月のGWも、有給休暇を2日組み込んで、10連休を取得しました。
 「プライベートを楽しむためだけに仕事をしている」
 そう公言して憚(はばか)りませんし、父親が話す「うざい」仕事観や職業感は適当に受け流します。

 「世の中、お父さんみたいな人間ばかりじゃない。少なくとも俺は違う。」
 きっとそれも本音でしょう。
 親子とは言え、別人格なので敢えて強制もしません。

 今年会社内で、あるシステム開発に当たっていた某担当者が途中で匙(さじ)を投げ、先輩と長男の二人が引き継ぎました。
 先日の土曜日、そのシステムが稼働開始。
 トラブルがあれば、二人の内の何れかに電話が入ることになっていたのだそうです。
 
 定休日、いつものようにJRで松山に出かけ、マニアックな作品を公開するシネマルナティックで映画鑑賞。
 映画マニアの彼は、上映中に鳴る他人のバイブ音が気に成るらしく、万が一に備えスマホを手元に置き、着信に備えていました。
 そして、案の定トラブルの電話がかかります。
 
 「上映中、周囲に気をつかって外に出ないといけなかった。」
 「わざわざかけて来るようなトラブルでも無いにも関わらず。」
 「平々(ぺいぺい)の自分じゃなくて、先輩にかければ良いのに。」

 帰宅してから、文句タラタラの彼でしたが、責任というものを初めて体感した瞬間でしょう。
 振り返れば自分も、二十代の頃には同様に、休みの電話に憤ったものです。
 しかし、きっと後から気付きます。
 その電話は謀らずも、貴方が必要とされている存在価値の証しだということに。

夢に日付を入れましょう

 稲盛和夫氏の名著「成功への情熱」の中に、夢・目標の大切さが説かれています。

 「私には、途方もない夢を見る癖があります。
 果てしのない夢を次から次へと見続け、その夢の中で事業を展開してゆくのです。
 その夢をただちに実現しようとする訳ではありません。
 ただ頭の中で一生懸命夢を描き続け、想像し続けるのです。」

 先頃、入社一年以内の社員を対象に、フォローアップ研修を実施しました。
 そこで、会社の将来のビジョンをお話しし、同時に受講者の方々の夢も聞かせて貰った訳です。

 すると一人は、「どうせやるからは店長を目指したい」と言い、一人は「稚拙に思うかもしれないが社長に成りたい」と言います。
 これまで、こうした具体的なポジションを目標に掲げる言葉は、余り耳にすることがありませんでした。
 少なくとも、店長や社長が、活き活きと仕事をしている様に映るからこその言葉でしょう。

 まず以て、夢は言葉にしなければ始まりません。
 ここは間違いなく、不言実行ではなく有言実行です。
 
 「言葉にして、できなかったら格好悪い」
 皆、そう思うものですが、そう考える時点で逃げ腰です。
 勇気を出して言葉にして宣言すれば、退路を絶ち腹が据わります。
  
 次に大事なのが、日付を入れること。
 「今年10月16日の宅建試験に必ず合格する!」
 「3年後までに店長になる!」
 夢に日付を入れれば目標になります。

 「素晴らしいチャンスは、ごく平凡な情景の中に隠れています。
 それは強烈な目標意識を持った人の目にしか映らないものなのです。」

 そうチャンスの神様に、後ろ髪はありません。
プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン

・経歴 
 雄新中卒業 → 新田高校中退
 大工・石工と約十年職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業
 令和2年 ㈱南洋建設 代表兼任
 令和4年 ㈱たんぽぽ不動産起業

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