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CSライン

 商売の原則として、お客様への感謝を忘れてはなりませんし、礼節を重んじることは当然です。
 しかし、お客様満足は、お客様の「言いなり」に成ることでも、「奴隷」に成ることでもありません。

 残念ながら、お客様も良い方ばかりではなく、時に暴言を吐く方、理不尽な要求をする方、ルールを守って頂けない方・・・等々いらっしゃいます。
 「何があろうとも、お客様だから我慢して。辛抱して。」と考えるのは明らかに間違いです。

 社会通念に照らし、お客様に非があると判断すれば、毅然たる態度で接します。
 勿論、喧嘩口調でも、上から目線でもなく、穏やかに理解を求める訳です。
 それでも理解が得られない場合、或いは非道な行いが続くようなら、法的手段に打って出ることも厭いません。

 前職時代は、設計・施工・販売・管理の一貫体制で分譲マンションを供給していました。
 あるお客様から、設備に対するクレームが上がります。
 しかし、御指摘の部分は基本性能であり、会社側に非はありません。

 ところが、営業担当者を、夜毎呼びつけ、罵声を浴びせます。
 稀に、そうしたサディスティックな行動によって自己重要感を満たそうとする方がいらっしゃるものです。
 CSを重んじる会社の方針も相俟って、社員は頭を下げ続けることになります。
 
 「このままでは社員がつぶれてしまう。」
 そう感じた自分(当時担当役員)は、部下と共にお客様を訪ねました。
 
 お客様は、「やっと上司が出てきたか。」とばかり手応えを感じ、やる気満々です。
 一通り言い分を聞いた後、自分は言いました。

 「おっしゃることは判りました。
 大変申し訳ありませんが、お客様のお申し出については、これ以上対応できません。
 もしご納得頂けないようであれば、第三者の判断に委ねるしかないでしょう。
 今後は、社員も私も、本件に関する直接のお呼び出しには応じられませんので、宜しくお願いします。」

 まさかの対応に、お客様は呆気に取られます。
 しかし、その後、訴訟はおろか問題に発展することはありませんでした。
 
 以降、この一線を「CSライン」を名付け、社員教育の指針とします。
 何より、お客様も社員も、人間としての尊厳の上に存在しているのですから。
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虚構の劇団

 「虚構の劇団」の「ホーボーズ・ソング スナフキンの手紙NEO」
 照明や音響や舞台装置や演技力は、プロですから上手くて当然。
 それよりもなによりも、愛媛が生んだ偉大な演出家「鴻上尚史」氏の溢れる才能を、徹頭徹尾見せつけられました。
 
 間違いなく、これまで見た舞台の中で№1です。
 楽しいとか、面白いといった言葉で評することが憚(はばか)られる程、「凄い」作品でした。

 テーマは戦争と平和ですが、随所にタイムリーな風刺が散りばめられています。
 ・ 自衛隊の日本軍化
 ・ 国際社会におけるパワーバランス
 ・ ファシズムとテロリストの大義
 ・ 家族や恋人を引き裂く戦争
 ・ 日本人のアイデンティティー
 ・ 皇族の矛盾、悲哀、使命・・・

 タブーに対し、臆することなく斬り込んだ表現の数々に、身震えするほど感動し、心の中で喝采を送る自分が居ました。

 内子座には検察台があります。
 昭和の戦時中、ここに警察官が座り、思想的な表現を検閲するための場所です。
 今回の作品は、世が世なら間違いなく上演中止、演出家も劇団員も即逮捕でしょう。
 やはり日本は今、間違いなく平和で自由な世の中です。

 ちなみに愛媛では、昭和46~62年頃まで、学生演劇の自由な表現が虐げられる、暗黒の時代がありました。
 その頃の弾圧への反骨精神が、鴻上さんのエネルギーとなり、今日の作品作りにも反映している気がします。 

 さて、「世間」と「社会」の対比が劇中でありました。
 「世間」は、自分に関係する人々のコミュニティ。
 「社会」は、自分とは無関係な人々。

 いわずもがな我々は、地元の劇団として、主に「世間」をフィールドとしています。
 アマチュアとはいえ、仮にも舞台人の端くれを自負するのであれば、「世間」を越え、「社会」にメッセージする役割を担いたいものです。
 本作から、大いなる気付きを与えられました。
 事実でないことを、事実であるかのように・・・それが虚構の意味です。

ひみつの花園ちゃん

 9月26日の公休は、15:00松山「シアターねこ」にて「coup campany」の「ひみつの花園ちゃん」。
 17:00前のカーテン後、高速道路をすっ飛ばして「内子座」へ、18:00「虚構の劇団」の「ホーボーズ・ソング スナフキンの手紙NEO」。
 観劇三昧、ハシゴ強行軍でした。

 「ひみつの花園ちゃん」
 前々作「少女漫画なんかこわくない」以来、クーカン・ワールドに嵌っています。
 ましてや、内子座で同じ舞台を踏む「ゆっきー」が出演しているとなれば、見逃すわけにはいかないでしょう。
 
 お世辞抜きに、松山で最もプロに近いアマチュア劇団だと思っています。
 実際チケットは2,000円超ですから・・・。

 今回も、発想は奇抜だけれど、展開が判り易く、熟練した役者の力量も相俟って、ぐいぐい引き込まれました。
 ストーリーは、アンジャッシュのすれ違いコントを少女漫画風にまとめた感じ。
 脚本/演出を手掛ける「池内いっけん」さんの趣味かもしれません。

 キーマンとなっている幽霊「花園先生」は、主人公よりも台詞が多く、獅子奮迅の活躍を見せます。
 演じる「ゆっきー」は、ただの一度も噛むことなく見事な演じっぷりでした。
 「○○本」を連呼したり、「○○ってるのか?」と問いかけたり、オープニングで客席に○を向け、鼻歌を唄いながら○をフリフリしたり・・・衝撃のキャラは夢に出てきそうです。
 ※ 注) 文字化けではありません。

 この幽霊が、特定の人間にしか見えない(聞こえない)ため、そこから生じるすれ違いやかけ違いが展開を面白くしていきます。
 但し、この設定は最近、舞台や脚本で度々目にするもので、流行りなのかな・・・。
 
 途中までの展開は、とてもテンポ良く、文句無しに面白かった。
 終盤の、友情や絆の部分も、コテコテで良かった。
 ただ、本当に個人的な見解で言わせて貰うと、エンディングはちょっと違うかなぁって・・・。

 ごめんなさい。
 決して上から目線のつもりはありません。
 本当に面白くて、楽しめて、100分があっという間の秀作です。
 ゆっきー、おつかれさまでした。
 11月公演もがんばりましょう!

縁と感謝と報恩と

 創業以来・・・いや創業前からお世話になっている某企業の観月会に、お招き頂きました。
 
・ 愛媛県議会議員
・ JA理事長
・ 町長
・ 金融機関支店長
・ 顧問税理士・・・
 
 毎年、錚々たる顔ぶれが集う中、6年連続で末席を汚し続けています。
 この企業の不動産の殆どを管理させて頂いており、毎年必ず1~2物件を購入頂く、ロイヤルカスタマーです。

 義母と義父は、県議の経営されているグループに務めていました。
 支店長は、起業前後に関わりが生まれ、大変お世話になっています。
 副町長は、道の駅に配属されている時、家内の上司でした。
 税理士は、グループ会社の顧問も引き受けられています。
 JAのメンバーのお一人は、劇団員のお父さん。
 接待役の職員のお一人も劇団員で、20年来の同志です。

 こうした縁深い方々と談笑しつつ、十三夜の月を観ながら、料理と酒に舌鼓を打ち、楽しい時間を過ごしました。
 
 実は、先述の県議と、この企業の社長は、誕生日が同じ。
 そのこともあって仲人を引き受けられたのですが、司会進行を務めた方も同じ誕生日というトリプルの奇跡。
 司会者は、現松山市長の野志克仁さんでした。

 人の世は、縁でつながっているのだということを痛感します。
 縁と感謝と報恩と。
 どういう状況になっても、決して忘れてはならない心掛けです。

何のために生きるのか

 川島なお美さんが他界されました。
 享年54歳・・・月並みな言葉ですが、余りに早過ぎます。

 今月初旬、夫婦揃ってイベントに参加された際の痩せ方は、尋常ではありませんでした。
 それでも凛として、笑顔を振りまいていたのは流石です。

 驚かされるのは、出演している舞台の降板を決めたのが、先週であったということ。
 換言すれば、死の一週間前まで舞台に上がっていたのです。

 次の舞台へ向け、並々ならぬ意欲を燃やしていたとも伝えられています。
 御主人の言われる通り、最後まで川島なお美であり続けようとしたのでしょう。
 舞台降板からの顛末は、先だって他界された今井雅之さんとオーバーラップします。

 私の亡母は、カラオケスナックを70歳過ぎまで経営していましたが、店をたたんで間もなく他界しました。
 亡姉は、進行癌で胃の3分の2を摘出した後、川島さん同様、一切の抗癌治療を受けず20年間生き永らえています。
 20年間の人生を、愛娘のピアノの才能を開花させるためだけに注いだのです。
 
 地元での凱旋リサイタル開演を見届けた直後に楽屋で倒れ、翌日他界しました。
 医者の検査結果によると、「生きているのが不思議」な位の数値であったそうです。
 楽屋を訪ねた際「顔色が悪いけれど体調が悪いんじゃないか」と、愚弟を気遣います。
 その15分後、自らが救急車で運ばれるにも関わらず・・・。

 人は、明確な目的や目標を持つと、気力が充実し、身体を奮い立たせてくれることは間違いありません。
 故人の生き様は、人生の意味すら教えてくれます。
 合掌・・・。

ルーティンワーク

 イチロー選手は、固定化されたルーティンワークが有名です。
 ルーティンワークとは、手順・手続きが決まりきった作業のこと。

① 毎朝、同じものを食べる(渡米直後はカレー。数年前から食パンと素麵)
② 毎日、ユンケルを飲む
③ 毎日、同じメニューのトレーニングをこなす
④ 試合開始5時間半前に球場入りする(MLB基準は3時間半前)

 これ以外にも、ネクスターズバッターサイクルからバッターボックスに入り、静止して構えるまでに実に17種類のパフォーマンスルーティーンをこなしていると言います。
 これらは、長年の経験と蓄積によって創り上げられた、トッププレイヤーとしての儀式とも言えるでしょう。

 人間は怠惰な生き物です。
 「練習をしないといけない」と判っていても、怠け心が首をもたげ、継続できません。
 しかし、凡人にでも、容易に継続できるルーティンはあります。

① 顔を洗うこと
② 歯磨きをすること
③ 風呂に入ること
④ 仏壇に手を合わせること
⑤ 朝礼・・・

 これらは習慣になっており、しなかったら気持ちが悪いレベルにまで高まっているため、継続できます。
 ロープレや物確等は、「何れも重要と認識しながら、緊急性が無く、明日でもできることなので、定着できない」。
 それを、いかにしてルーティン化するか。
 そこに未来を拓く鍵が潜んでいます。

天命の前の人事

 宅建試験まで、あと25日に迫っています。
 昨年は、7名が受験して3名の合格者を輩出しました。
 今年も、同じく7名が受験します。
 
 我が社では、毎週50問模試を実施しています。
 しかし得点の伸びは、昨年に比べ極めて低調です。

 昨年 : 平均 32点 
 今年 : 平均 22点
 
 平均で10点もの差は、かなり危機的です。

 御承知の通り、この試験は四肢択一のマークシート方式です。
 従って、鉛筆で塗りつぶすことさえできれば、12.5問は正答できます。
 尚且つ、約半数の方は5問免除の特例を受けていますから・・・。

 45問 ÷ 4択 + 5点 = 16.25問

 まったく勉強をしなかったとしても、16点は取れる理屈です。
 そう考えると、平均22点は余りにも低過ぎます。

 抜け出す存在が居ないため、皆が低レベルで安心してしまっているのかもしれません。
 思い返せば昨年は、ハイレベルなペースメーカーがいました。
 
 『 9月末以降の模試結果 』
 石村さんは、37点→35点→36点から、本試験35点で合格。
 伊藤さんは、34点→36点→36点から、本試験34点で合格。
 森さんは、31点→38点→34点から、本試験34点で合格。

 実に順当な結果と言えるでしょう。
 裏を返せば、この世界に奇跡など存在しないのです。
 
 『人事を尽くして天命を待つ』
 神様も、努力を出し惜しむ人には微笑みません。

初めて値下がりした日

 9月21日の朝、通勤中のNHKラジオから聞こえてきた「今日は何の日」。
 今から四半世紀程前の平成4年、発表された基準地価が初めて値下がりしました。

 繰り返しますが、初めての値下がりです。
 換言すれば、この日(正確には約一年前)まで、地価は値上がりし続けています。

 土地は限りある資産。
 必ず値上がりするのだから、買わない手は無い。
 一般消費者や不動産業者だけでなく、金融機関も国も疑うことなく、土地神話は成立していました。

 その土地をどう活かすとか、どれだけのリターンを生むか、という次元ではなく、単に値上がり益を見込んだ投機熱が高まります。
 接道のない山林に担保が設定され、融資が実行され、更に売却益を上乗せして転売される・・・。
 明らかに異常ですが、それが異常だと誰も気付かないことが、更に傷口を拡げる結果になりました。

 今日1000万円で買ったものが、明日には1100万円で売れる。
 一年後には1300万円になるのですから、物件は売れて当たり前でしょう。
 ヴァリュー(価値)や実態経済を上回る高値はバブルですから、いつか必ず剥がれ落ちます。

 御承知の通り、地方都市の現状は、土地価格の下落に歯止めがかかりません。
 しかし、ある意味、今が健全なのです。

のび太くんの覚悟

 ジャイアンは、傍若無人だ。
 最近、横暴さが一層際立ってきた。
 おやつを横取りしようとするし、それを拒むと、すぐに手を出してくる。

 これまでは、ドラえもんに泣きつくと、ポケットから道具を出して救ってくれた。
 でも、近頃ドラえもんはつれない。
 なかなか道具を出してくれないし、見返りにどら焼きを要求することだってある。
 
 これじゃあ、どちらがジャイアンか判りゃしない。
 というか、ドラえもんも昔は酷かった。
 徹底的に打ちのめされて、もう勝負がついているにも関わらず、とどめを刺してくる様な残酷な奴だ。
 今は、ネコを被っているけど・・・。

 ドラえもんは、こう言う。
 「頼ってばかりじゃダメだ。
 ボクだって、のび太君の元にずっとついていられる訳じゃない。
 自分の身は、自分の力で守れる様に努力しなきゃ。
 それが、大人に成るってことなんだから。」

 確かにそうかもしれない。
 ドラえもんにも家族はいる。
 ボクなんかよりも、ドラミちゃん達の方が大事だ。

 ボクは、ボクシングを習うことにした。
 パパやママやしずかちゃんは、「仕返しするつもりなの?」って心配する。
 でもボクもそんな馬鹿じゃない。
 
 体格も体力も、ジャイアンは圧倒的だ。
 本気で喧嘩したら負けるに決まっている。
 自分から仕掛けるなんて、無謀な真似はしない。
 
 だからといって、無抵抗でやられっ放しという訳にもいかない。
 「どうせ反撃して来ないんだろう。」
 今までのボクは、ジャイアン達になめられてきた。
 
 でも、これからは違う。
 ボクシングを習い始めて、不思議と自信もついてきた。 
 ジャイアンと道で擦れ違っても、一目置いて見ている気がする。
 少なくとも、スネ夫の態度はあからさまに変わってきた。

 ボクもいずれは、結婚して子供が生まれ、一家の長になるだろう。
 自分のためだけじゃない。
 守るべきモノのために・・・。

第二領域の見極め

 世間様は5連休と、シルバーウィーク真っ只中です。
 道路が混んでいることと、会社の電話が余り鳴らないことで実感致します。

 営業マンは稼ぎ時で、アポ取りに接客にと大忙し。 
 社長はというと、実はそうでもなくて・・・。
 
 金融機関がお休みなものですから、基幹業務の一つである「ハンコ下さい」の声が皆無。
 普段、「このまま会社に帰らないけど良いかな・・・」と、経理の方の顔色を伺いながら仕事をしていることを思えば、何と開放的な日々でしょう。
 社内会議も営業マンのアポなし訪問もありません。

 そこで、こういう時にしかできない、懸案の宿題をこなす訳です。
 途中で作業が中断しないため、実に捗ります。

 また、こういう時でないとお会いできないような方二名と、パワーランチのアポを入れました。
 人脈の構築も、重要な仕事です。
 但し、緊急性が無いだけに、ついつい疎遠になってしまうものでしょう。

 『緊急性は無いけれど重要』

 余裕の時間を無為に過ごすのではなく、未来を睨んだ第二領域を見極めたいものです。 
プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン

・経歴 
 雄新中卒業 → 新田高校中退
 大工・石工と約十年職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業
 令和2年 ㈱南洋建設 代表兼任
 令和4年 ㈱たんぽぽ不動産起業

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