社長チンタイガーに成る

 5店舗目となるエイブルネットワーク松山余戸店がOPENしました。
 晴天に恵まれ、エイブル本社からも役員が来松。
 多くの御花も頂き、華やかな雰囲気が盛り上がります。

 但し、新店舗をOPENしたからといって、それだけで薔薇色の展望が開ける訳ではありません。
 ゆるキャラ「チンタイガー」が、お向かいのショッピングセンターでティッシュを配るのも、あくまでそれは店舗の存在を周知させるのが目的です。

 今年の大きなテーマ「数字にこだわる」ならば、浮つくよりも先に、やるべきことは山程あります。

1. ローラー物調したオーナー様を訪問して品揃えを充実させる
2. 新店舗OPEN特典をつけた物件を整える
3. 既存来店者の未決者を対象に℡コールを実施して誘引を図る
4. チラシを持参して周辺の企業回りをする・・・

 これらが本来の仕事です。
 オープニングセールが成功するか否かは、OPEN前に決まっています。

 上記に挙げた1~4を実践し、来店予定表を埋め尽くすことです。
 「OPEN土日は、朝から晩まで来店アポが入っています。
 チンタイガーに入る人間が居ないので、社長お願いできますか?」

 こうなれば嬉しい悲鳴です。
 喜んで着ぐるみも纏(まと)いましょう。
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ホワイトカラーエグゼンプション

 ホワイトカラーエグゼンプション(裁量労働制)について、店長会でレクチャーしました。
 ともすれば、残業代未払いの温床とのそしりを受けがちな制度ですが、個人的には大賛成です。
 
 製造業の場合、 ベルトコンベアの速度が一定であれば、就労時間と生産性はほぼ合致します。
 残業しただけ生産も向上するので、手当支給も問題ないでしょう。

 ところが、営業職や企画職といった創造性の求められる仕事においては、長時間働いたからといって、必ずしも生産性は伴いません。
 
 判り易くするために、極端な事例を対比させます。
 AさんとBさんの基本給は、共に月額20万円です。

 Aさんは、年初に1億円の売買仲介を決め、600万円の仲介手数料を稼ぎました。
 その後、「もう今年の給料分は稼いだ」として適当に仕事をし、8月は1ヶ月間の夏期休暇を取ります。

 Bさんは、早朝から深夜まで、365日休みなく働き詰めに働きました。
 ところが、要領を得ないのか、運が悪いのか、成果は一切上がりません。

 人間としてどちらが好きかという好感度なら、間違いなくBさんに軍配が上がります。
 しかし、会社に対する貢献度はというと・・・。

 Aさん : 600万円-(20万円×12ヶ月) = 360万円の黒字社員
 Bさん : 0円-(20万円×12ヶ月) = -240万円の赤字社員

 Aさんは、黒字となった360万円の中から、一定の賞与を支給することもできるでしょう。
 一方、Bさんの仕事時間に合わせて、残業手当を支給したとするならば、更に赤字は拡大します。
 それどころか、利益貢献しているAさんとの逆転現象すら起こりかねません。
 下手をすると、残業手当欲しさに生産性を度外視して遅くまで働こうとする輩(やから)すら出てきます。

 皮肉なことに、要領が良く不遜なAさんタイプばかりの会社(店舗)は潤い繁栄しますが、要領悪く生真面目なBさんタイプばかりの会社(店舗)は破綻。
 「真面目にやったのに」と幾らぼやいても、この現実だけは覆すことができないのです。
 
 ここで大事なのは、努力の報われる時期。
 大きな手数料を上げたことで慢心し、努力を怠っていたAさんの成長はストップし、来期以降、確実に苦労します。
 一方、一所懸命種蒔きを続けてきたBさんの畑では、いつか必ず芽が出て花が咲き、収穫の時が訪れます。

 時間ではなく成果による評価は、短期的には歪みが生じるかもしれません。
 しかし、長期軸で見れば、必ず帳尻は合うもの。
 寓話「うさぎとかめ」の競争は、人生の縮図です。

非営業への名指しの称賛

 先月のお客様アンケート結果「Big smile」が発表されました。
 12月は低調な時期ではありますが、松山北店の瀧平さん、松山久米店の大野店長、松山南店の石田さんが、それぞれBig smileバッジを獲得しています。

 中でも、石田さんのお客様から、とびきり嬉しいコメントを頂きました。

 「担当者の応対が非常に良く、不在時にも他の方々が快く対応して頂きました。
 営業の方だけでなく、事務方の鈴木さん等にも対応して頂き、とても良かったです。
 社員のチームワークがとても良く、心から感謝しています。」 60歳 男性

 営業は本来、受付から商談、案内、契約、引き渡しと、一貫して行うのが通常です。
 しかし、他のお客様のご案内時や、休日時に来店されることも珍しくありません。
 そうした時に、他のスタッフがどこまでフォローできるかが、重要な鍵です。

 報・連・相による情報共有が万全であれば、お客様にご迷惑をかけずに済みます。
 ところがそれは、言うは易し、行うは難しの典型です。
 
 今回特筆すべきはまず、担当営業不在の時に、他の営業がしっかりフォローできた点。
 次に、非営業社員が、セクショナリズムに捉われず、お客様に目を向けた点。
 加えて、その時の対応が印象に残り、名指しで御褒め頂いた点。
 
 ともすれば、個人主義の象徴と揶揄されるのが不動産営業です。
 そんな中にあって、営業のみならず、間接部門の社員も含め、店舗が一丸となってお客様満足を追求する・・・これは数字以上に評価されるべき事象だと思います。

 これからも、こうした笑顔を種蒔きを行っていきましょう。
 その種は将来、きっと必ず、芽を出し、花を咲かせ、実を結ぶ筈です。

我が意を得たりの仕事観

 1月27日付、日経新聞12面「働きかたnext」は、崇拝する日本電産「永守重信」社長です。
 反対論の多いホワイトカラーエグゼンプションや、安直にブラック企業と決めつけがちな風潮に対し、見事な切り返しを見せてくれています。

Q1 日本電産はハードワークで有名だが・・・。
A1 「創業当時は優秀な人材が採れず、大手に対抗するには長時間働くしかなかった。
  上場後は、ある程度人が確保でき、アタマも使う『知的ハードワーキング』を掲げた。
  最近はグローバル化が進んだため昨年から、時間に関わらず『できるまでやる』方針に変えた。
  やるべきことができれば早く帰っていい。
  ただ、できないのに早く帰れば競争に負けてしまう。」

Q2 社員間で帰宅時間に差が出ないか?
A2 「今はできるだけ生産性の高い人に仕事を回し、昇進や賞与で報いるようにしている。
  同じ仕事をするのに、能率が良く早く仕事を切り上げる人より、
  効率が悪く長時間働いている人に残業が付き収入が多くなるのはおかしい。
  (ホワイトカラーエグゼンプションの様に)ある程度の年収になったら、時間でなく成果で評価するのは正しい。」

Q3 グローバル化にはどう対応するか?
Q3 「雇用は守る。
  リーマンショックの時も、誰も切らずに平均5%の賃金カットを実施し、その後利子を付けて返した。
  良い時も悪い時も分かち合うのが日本の強みだ。
  うちは今や電機大手のリストラの受け皿。
  一生懸命働いて税金も納めているのに『ブラック企業』の様に言われるのはおかしい。
  リストラする方がよほどブラックではないか?」

 これほど、明快で胸のすく回答があるでしょうか。
 まさに我が意を得たり。

 我が社の現状と、A1の成長レベルを照らし合わせてみて下さい。
 三行目か、二行目か、それとも一行目か・・・。

声を失った落語家

 1月26日付の日経新聞28面「人間発見」で、落語家「林家木久翁」さんの闘病記が掲載されています。
 日本テレビ系の長寿番組「笑点」では終始「おばか」キャラですが、決して脳天気な方ではありません。

 昨年6月頃から喉の調子が悪くなり、大学病院で精密検査した結果は喉頭癌でした。
 落語家にとって、声は命。
 その声を断たれ、45年間皆勤賞であった「笑点」を休むことになります。
 木久翁さんは、14年前にも胃癌で入院していますが、その際にも点滴を受けながら穴を空けていません。
 
 「休んでいる間TVで番組を見ると、自分が座っている筈の場所に座布団だけが映っている。
 司会の歌丸さんをはじめ出演者のみんなが気を遣ってくれて、ネタにしたり、座布団を取り上げたりしてくれるのが、すごくありがたかったけれど、反面つらかった。」

 治療は上手くいき、癌は消えたものの、肝心の声はなかなか出ません。 
 主治医の見解も、「個人差があるから判らない」とのこと。
 
 「ひょっとして、このままずっと声が出なかったら・・・」
 不安は募ります。

 休養から二ヶ月経ったある日、息子の「二代目林家木久蔵」さんと共演する落語会があり、「声は出なくても、お客様に元気な姿を見せてほしい」と主催者から依頼されました。
 
 その日の朝起きて、家族から「お父さん、おはよう」と声をかけられ、無意識に返事をすると・・・。
 「おはよう」   !!
 「いま声、出たじゃない!」
 家族そろって大喜び。
 その日から高座復帰できたのです。

 我々は、常日頃、様々な悩みや不満を抱えています。
 しかし、こうした話を聞く度に、改めて考えさせられるのです。
  
 話すこと、
 食べること、
 歩くこと、
 聞くこと、
 見えること、

 みんな、みんな、当り前じゃないって。

 無いものを嘆くより、今あるものに感謝しましょう。

上手くいかないから面白い

 やることなす事うまくいかないことも、うまくいかない時もあります。

 昨日、事前の摺り合わせで納得頂いていた方から、押印貰って一区切りつく予定。 
 ところが土壇場で、「考えさせて下さい」・・・。
 暗礁に乗り上げてしまいました。

 こうした場面では常に、次の通り考える様にしています。

 『世の中は上手くいかないもの。
 そして上手くいかないからこそ面白い。』

 ゴルフにラフや池やバンカーが存在する理由は何か?
 ボーリングのレーンの両サイドにガターの溝があるのは何故か?
 ゲーム性を面白くするために、わざと障害を設けているのです。

 クラブを振ったら、百発百中でホールインワン・・・。
 ボールを投げたら、百発百中でストライク・・・。
 そんなホールや、レーンがあったとして一体、何が面白いでしょう。
 きっと誰もしたがりません。

 逆境に晒(さら)されれば、それは面白くするための種が蒔かれているのです。
 嘆いたり、愚痴ったりではなく、寧ろその逆境に感謝すること。
 幸運な人生はそこから拓かれます。

けんけんぱ

 全キャスト10名のうち我が劇団「AUGHANCE」から、4名が参加する映画「けんけんぱ」が、「愛媛ヌーヴェルバーグ2014」でグランプリを受賞しました。

 昨年の20周年記念公演「COLD SLEEP」のエンディングテーマ「TSUNAGU」を作曲頂いた寺岡孝二さんも、主題歌「HERO」を手掛けています。

 県内外からエントリーされた7作品の中から選ばれたグランプリ受賞の特典は、松山シネマルナティックでの一週間ロードショー。
 ローカルとはいえ、正規の映画館で800円の料金を頂くというのは、ある意味快挙です。

 昨夜、二人の息子と共にシネマルナティックへ行ってきました。
 初日は、キャストによる舞台挨拶もあり、この館としては出色の大入りです。

 良く知る仲間が、スクリーンで活躍する様を、映画館で見るというのは稀少な体験。
 誇らしくさとちょっとだけ気恥ずかしさの入り混じった、複雑な気持ちです。

 作品の出来はというと、カット割りも展開もオチも、そしてテーマソングも、すべてがお洒落で怪しくて、あっという間の30分。
 徳ちゃんは勿論、ゆっきーもやっひーもロッキーも、素晴らしかった。

 地元の田舎劇団から、拡がる可能性とコミュニティ。
 そんな姿を20年前、誰が予想したでしょう。
 時代は確実に流れています。

夢実現への第一歩

 劇団オーガンスの新年会を開催しました。
 その中でサプライズな発表が・・・。

 昨年の20周年記念公演で、主演を務めたDBさんが、プロを志して上京するとのこと。
 既に、病院事務を退職し、来月早々に引っ越すそうです。

 彼は、ずっと夢を抱き続けていました。
 今回の英断は、その夢実現への第一歩です。

 いつも思う事ですが、一歩を踏み出さなければ道は拓けません。
 その一歩は、同時に大きなリスクを背負います。
 プロの役者で食べていける人は、ほんの一握りです。

 我々の様な田舎劇団でも、過去二名の同志が夢を追い、上京しました。
 それから何年かの時が流れ、今はまた内子座の舞台で活躍してくれています。
 それは決して、挫折ではありません。
 
 たった一度の人生。
 夢を諦めて後悔するよりも、自分の中で納得できるまでやるべきでしょう。
 諦めない限り失敗はない。
 夢を信じて、リスクを顧みず、チャレンジできるのが若さの特権です。
 
 その上で、再び踏ん切りをつける時が訪れたとして、いつでも門は開いています。
 彼が戻る場所を守り続けることが、21年目を迎えた我々の使命です。
 DBさん、新しいステージでのご活躍を祈念しています。

王貞治選手の後悔

 野球は特別好きではありませんが、ゲームの劇的な展開や一流選手の生き様から、人生を学ぶ場面は多々あります。
 プロ野球に興味を持ち始めたのは中学一年の時・・・即ち長嶋茂雄さんの引退した後。
 従って、私の中でのスーパースターは常に、王選手でした。
 
 現在、日経新聞に連載されている「私の履歴書」は、その「王貞治」さんです。
 一本足打法によって叩き出された金字塔の数々は、今更解説するまでもないでしょう。

 1月22日の記事中には、現役引退にまつわるエピソードが描かれています。
 「悔いが残るとすれば、世界新と言われた756号を打った以後の自分に対してだ。」

 心境を要約すると以下の通りです。
 「それまでは、野球一筋に打ち込んできた。
 756号を世界新だとも思ってはいないが、それでも一種の達成感に侵される。
 熱狂の中、野球以外の付き合いが増え、世間が広がった。
 打席に以前ほどの執着心がなくなり、左方向にも打つようになる。」

 全盛期、王シフトと言われる変則的な守備体型をものともせず、頑なに引っ張り続けた意地が薄れ、流すバッティングを取り入れた点への後悔です。
 パワーヒッターが、加齢と共に技巧派へと転換することは、寧ろ当然の成り行きでしょう。
 胸のすくホームランを常に求められた求道者、王選手だからこそ、それを「逃げ」と省みるのです。

 「自分にはこれしかない・・・と心に決めていた人間が小器用になったらおしまいだ。」

 現役引退を決めた年、王選手はチームトップの30本塁打、84打点を挙げています。
 充分立派で、引退するような成績ではありません。
 普通なら「まだまだやれる」として、現役続行に固執する筈。

 「口はばったいようですが、王貞治としてのバッティングができなくなったので・・・。」

 引退会見での、印象深いこの台詞の裏には、こうした葛藤があったようです。
 引退から35年。
 王選手の引退秘話に改めて触れ、道を極める素晴らしさを学ばせて頂きました。

蒔いた種の通り花が咲く

 一つの売買物件の契約を完了しました。
 本来、あらゆるお客様は平等であり、分け隔てなく応対すべきでしょう。
 しかし、人間である以上、やはり情は絡みます。
 
 今回は、価格面で譲歩できない厳しい一線があり、尚且つ権利関係が複雑で、決して売り易くはありません。
 商売としてだけ考えると、徒労に終わる可能性が高い物件です。
 それでも、背負うものが重い上、弊社特命でお任せ頂くお客様だけに、損得を抜きにしてお役立ちしたいと思いました。

 最初に当たりをつけた購入者との話がトントン拍子に進んだものの、契約直前で躓(つまづ)き暗雲が垂れ込みます。
 正直、この時点では自分自身も絶望的に捉えていました。

 ところが、日頃からお世話になっている業者様が、新たな購入者を見つけてくれます。
 様々、紆余曲折はあったものの、本日無事契約に至った次第です。
 今回の契約からは、沢山の教えを学びました。

 田舎の取引が故に、業者も、買主も、その御親戚も、辿って行くと縁の深い方ばかりです。
 登場人物の中の誰かが、
 「あの人とは付き合わない方が良い」
 「あの業者は信用にならない」
 と吹き込んだとしたならば、きっと成就しなかったでしょう。

 売主の方は、街の誰からも誹謗中傷を受けることのない人格者です。
 それが故、相手方の業者様も買主に偏ることなく、中立的なスタンスで交渉してくれました。

 また、売主の方の正直さも際立ちます。
 値引きシロを上乗せするような下手な駆け引きもなく、必要な手残りをそのまま開示して臨まれました。
 だからこそ、業者様も買主様も、真摯に向き合って下さったのです。

 まさに人生の縮図。
 誠実な生き方が、誠実な人を集め、蒔いた種の通り花が咲きます。

 これから先、決済までにも幾つかの宿題がありますが、お客様を見習い、誠実な対応で取引を見届けたいと思います。

安心して働ける条件

 産休・育休を経て、復職する予定であった女性社員が退職と成りました。
 三年前と二年前、ポジティヴアクションの先進企業である高知の「ファーストコラボレーション」社を訪問し、追随することを戦略方針に定め、その第一号となる筈だっただけに、極めて残念です。

 まずもって、賃貸仲介業はサービス業。
 土日祝日といった、人が休む時に求められる仕事です。
 従って、土日祝日勤務は、最低限の入社条件に成ります。
 産休・育休後の復職の壁となるのもここです。

 無理なく壁を乗り越えるための条件が三つあります。
1. 自身の両親が健康で、地元にいらっしゃる
2. 御主人の両親が健康で、地元にいらっしゃる
3. 御主人の仕事が土日祝休日

 今回は、自身の両親が宮崎、御主人の両親が徳島、御主人の職業が同じサービス業と、非常に厳しいものでした。
 昨年末、グループ会社の託児所がOPENしたため、条件によっては復職の道が拓けるとも思われたのですが、やはり日曜の受け入れはできないとなり、一縷の望みの糸も断たれた次第です。
 
 非情な結果を心から残念に思いますが、戦略そのものが変わった訳ではありません。
 将来に向け、社員が安心して働くことのできる条件を、一つひとつ整えていきたいと思います。

命を賭した再会の宴

 他界した母の、四十九日と納骨を済ませました。
 昨年末、突然の訃報を受けてから、非常に慌ただしいかった年末年始も、やっと一区切りです。
 
 27年前、父が亡くなった際は墓地も無く、実家の墓地を間借りする格好で、暫定的に埋葬。
 数年後に、地元の菩提寺に墓地を購入し納骨したものの、墓碑までは整えられません。
 18~27歳まで育てて頂いた、前職の石材店で墓を刻んで頂いたのは、それから数年経過後でした。

 花立を動かし、蓋石を外したのも、それ以来。
 亡父の骨壺に寄り添うように、母の遺骨を納めます。
 十数年しか続かなかった夫婦が、45年ぶりに一つ屋根の下に収まるのも、何かの縁でしょう。

 法要後、地元の飲食店で会食し、昔話に花が咲きました。
 いつも思う事ですが、遠隔地の親戚は、冠婚葬祭でも無いと集うことがありません。
 ある意味、故人が命を賭して、再会の場を演出してくれているとも言えます。
 
 また、こうした人生の節目に当たるセレモニーは、代々受け継がれるべきものです。
 今回も、長男が立ち会いました。
 決して刹那的な話ではなく、何れ自分の居なくなった席で、彼が仕切ってくれる筈です。

早朝出社の4大メリット

 私が早朝出社しているのは周知の通りです。
 早い時には4時半頃、遅くとも6時前には出社します。

【 早朝出社のメリット 】
① 冴え渡る脳
 夜の残業時は、様々なストレスを抱え、心身ともに疲れきってしまうもの。
 その点、朝の脳は冴え渡り、クリエイティヴに活動してくれます。

② アドヴァンテージ
 始業ギリギリに飛び込んできて、掃除→朝礼→メールチェック・・・。
 時間が経つのはあっという間です。
 「明日の朝一でやろう」と思っていたことが、結果できない経験は誰しもあるでしょう。
 始業前に、すべて段取りを終えていれば、スムーズなスタートを切れます。

③ 邪魔されない集中時間
 日中は、仕事中に遮られるのは当然です。
 創造的な仕事や、数字を扱う仕事の場合、一度作業が中断すると、元の状態に戻すのに相当な時間を要します。
 こうしたブログも同様です。
 早朝は、電話がかかることも、話しかけられることも、急な来客もありません。

④ 通勤時間の節約
 自宅(内子)から会社(松山)までは、40km以上あります。
 ラッシュ時なら70分かかるところが45分。
 その差、25分×300日=年間125時間も時間を創出できるのです。

 松山で飲み会の際は、三番町にホテルを取ります。
 翌日、天山出社のため6時前に出ると、驚くべきことに5分かかりません。
 これもラッシュ時ならば、20分コースです。

 押し売りしようとは思いませんが、参考までに・・・。

温厚に見える激情人間

 公益社団法人愛媛県宅地建物取引業協会理事会メンバーによる新年会が開催されました。
 オフィシャルな会議では、真剣さが故に侃々諤々、口角泡飛ばし、激論火花散ることも珍しくありませんが、お酒が入ると状況は一変し、終始和やかな雰囲気に包まれます。

 そんな中、事務局の女性複数名より頂いた声。
 「松岡は何故、常に温厚で冷静なのか?」
 「また来た」と思いました。
 はっきり申し上げますが、これは買い被りでは無く、単なる誤解です。

 いや、私の性格を良く知る人は、きっと御理解頂けるでしょう。
 私の本質は、冷静や温厚とは対極にある、激情型の短気な人間です。
 若い頃には喧嘩っ早く、トラブルメーカーでした。
 
 しかし、日頃の話し方や顔付きが、温厚で冷静に見えてしまうものですから厄介です。
 昔、こんな出来事がありました。

 運転中、一時停止の交差点で車を停めた際、後ろから追突。
 追突してきた方が修理代を負担しなければならないのは当然です。
 車を降りてきた相手方に、「どうされますか?」と訊ねます。

 その言い方や、物腰が柔らかだったのが災いしたのでしょう。
 相手は、言うにこと欠いて、威丈高に次の言葉を発するのです。
 「こっちの方が少しへこみが大きいけど、そこはまあ、こらえますわ。」
 痛み分けの示談にしようと・・・。

 「こらえますだぁあ! *@。&%$#”¥・・・・!」

 スイッチの入った私は態度を一変し、一気に捲くし立て、警察を呼ぶとなった時点で相手は土下座していました。
 20代の頃の話です。

 多少丸くなりましたが、年齢を重ねてからも、歳甲斐もなく熱くなり、後で後悔することも少なくありません。
 お付き合いの浅い皆様方、私は温厚でも冷静でもないので、くれぐれも誤解しないで下さい。
 また、態度が豹変したとしても、御容赦下さい。

行政サービスあるある

 先日、八幡浜の某所で実際にあった出来事です。

 まず、有権者の皆様に訴えたいのは、この日私は内子→八幡浜→大洲→松山というタイトなスケジュールであったということ。
 私は官庁の駐車場で待ち受け、8:28に車を離れ、8:30始業ベルと同時に飛び込む予定だったのであります。

 該当部署のドアを開いたのと同時に、全フロアの数住人の職員が一斉に立ち上がり「おはようございます!」。
 「まさか?」お客様を全員が起立して歓待するとは「行政も変わったな」と思った次の瞬間、それが朝礼であることを思い知らされるのです。

 彼らにとって「お客様」である利用者の姿が見えようと、「それどころではない」「知ったことでは無い」のであります。
 上司の訓示が治まったのを見届けた後、ドアを開くと担当の男性・・・仮にケン君としましょう。
 彼に用件を伝えました。

 ケン君は、私が申し出た住所の場所を地図で確認しようとするのですが、なかなか探し出せません。
 大いに時間をかけた後、彼は地図を持ってきて、私の指示を仰ぎます。
 次に、その物件の記録を台帳から探すのですが、これも、なかなか探し出せません。
 ひとしきり時間をかけた後、彼は上司に助けを求めます。

 ケン君にとっては大苦戦の大仕事だったのですが、地図も記録も、他の人の力を借りますと、いとも簡単に瞬時に見つかってしまうのであります。

 ケン君は、私に一枚のフォーマットと記録台帳を差し出し、「書き写せ」と指示。
 そうこの官庁では、証明書の発行に際し、お客様である利用者自身が、記録を書き写さなければならないのです。

 やっとの思いで書きあげた私に、ケン君は「証紙600円分を買って来い」と指示。
 平身低頭、別のフロアまで行って証紙を買ってくると、ケン君は丁寧にピットのりを使って書類に貼付。
 その書類を上司の元に持参し、確認・押印。
 さて、これで業務は完了している筈なのですが、ここからケン君はとんでもない行動に出るのです。

 ① 官庁側の保管書類をホッチキスで綴じ
 ② その書類にパンチで穴を開け
 ③ フラットファイルに綴じ込み
 ④ はさみとホッチキスを所定の位置に戻し
 ⑤ ピットのりを落とし
 ⑥ 転がるピットのりを拾い上げ、引き出しの中に収納・・・

 この、ドラマの回想シーンの様な一連の流れは、「お客様」である私の目の前で展開されたのです。
 そしてケン君は、奇麗になった机上に残された一枚の証明書類を、徐(おもむろ)に取り上げ、わざわざクリアファイル(血税)に挟み、手渡してくれるのであります。
 所要時間、45分・・・。

 常に上司とお客様への確認を怠らず、机上にモノを出しっ放しにすることもなく、適宜片付けられる几帳面な青年ケン君。
 これを、新三大「行政サービスあるある」の一つとさせて頂きます。
 御静聴ありがとうございました。

極度の潔癖症

 カップ焼きそば「ぺヤング」に始まり、「マクドナルド」に延焼した食品業界の異物混入が、巷で大問題に成っています。
 
 発見した消費者は、「店に持参したけれど誠意が感じられない」と嘆き、
 それを受けてマスコミは、「杜撰な管理」「いい加減な対応」「経営責任」と糾弾するのです。

 ぺヤングは年間1000万食ほどのカップ麺を、マクドナルドは約10億個ほどのハンバーガーを供給しています。
 勿論、異物が入って良いとは思いませんが、有る程度の混入は止むを得ないのではないか、と思うのは私だけでしょうか?
 戦後の動乱期から高度成長を経て、飽食&贅沢となった日本人は、更に極度の潔癖症を患(わずら)ってしまったようです。 

 東南アジアの食品工場の実態を知ると、その商品は食べられないとよく言われます。
 恐らく、日本の食品メーカーにおける衛生管理は、世界でもトップクラス。
 ある意味、安全・清潔・完全無欠なイメージのある、日本の商品だからこそのニュース性でしょう。

 数年前の食材偽装問題の様に、次から次へと飛び火しています。
 叩けば埃は出ます。

 一番問題なのは、過熱気味なマスコミの誹謗中傷により、企業そのものが致命的なダメージを受けてしまうこと。
 ぺヤングは未だ再開の目処がたっていません。
 マクドナルドは、中国の期限切れ鶏肉事件に続く、矢継ぎ早のカウンターパンチで瀕死の状態です。

 マスコミに自制を求めたいのは、偏ったスタンスで面白おかしく誹謗中傷し、多くの消費者を洗脳する負の扇動。
 真顔で問題提起するニュースキャスターの顔が、単なるゴシップ好きに見えてきます。

反社会勢力排除

 昨年末に母の葬儀でお世話になった、葬儀社社長逮捕の報を新聞で知りました。
 暴力団構成員に名義を貸し、新車購入を幇助(ほうじょ)した容疑。
 反社会勢力に対する制裁は、確実に強まっているようです。

 平成3年の暴対法(暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律)施行以降、取り巻く環境は劇的に変わっています。
 今や暴力団を名乗ることや看板を掲げることは元より、ゴルフも宴会も、貯金も借金も、不動産の売買も貸借もできません。 
 暴対法前には、こんな事もありました。

 女性の看護師が不動産会社を訪ね、賃貸マンションの一室を契約。
 ところが、その女性はダミー。
 入口には暴力団の金看板が掲げられ、いかつい関係者が頻繁に出入りするようになる。
 当然、一般の入居者は恐れをなして一人、また一人と退去。
 入居はガラガラになり、マンション経営は破綻。
 遂にオーナーは自己破産、そして競売・・・。

 ダミーを立てられると、いかに入居審査を厳格に行ったとしても防ぎようがないでしょう。
 今でも・・・いや正攻法では入居できなくなった今だからこそ、ダミーを隠れ蓑とする反社会勢力の方が潜伏している可能性は充分あります。
 減少傾向にあるとは言え、暴力団構成員は全国に6万人以上いるのですから。

 不当要求や脅しには毅然とした態度で接すること。
 万が一そういう事があった場合は、躊躇せず警察に通報すること。
 何よりも、入居者や保証人の人と成り、勤務状況、引っ越しの妥当性等々をしっかりと吟味し、水際でシャットアウトすることが肝要です。

身の丈に合った投資

 店長会を開催しました。
 目標に対する進捗を確認し、原因と対策を議論し、価値観を擦り合わせる場です。
 様々な議題がテーブルに上ります。

・ 野立て看板設置の検討
・ 紹介キャンペーンのチラシ
・ オープニングイベントの内容
・ 販促グッズの運用
・ 管理物件キーホルダー導入
・ 情報誌への広告掲載・・・ 
 
 予算を管理する各店長の自主性や主体性を重んじ、店舗毎の個性も尊重するのが前提です。
 しかし、「ちょっと待った」と笛を吹くこともあります。
 
 「なくてはならない」必需品ですか、「あったら良いな」の贅沢品ですか?
 「経費」ですか、「投資」ですか?
 「投資」であれば、どの程度の「リターン」が見込めますか?
 いつ「リターン」しますか?
 それは、今の店舗(会社)の身の丈にあったものですか?
 
 一般の家計に振り替えて考えてみましょう。
 誰しも皆、車は欲しいと思います。
 但し、生活保護を受けている家庭では買えません。

 不動産営業マンが、宅建資格を取るために、ローンを組んで専門学校に通う・・・これは「必需品」を手に入れるための、長い目で見た「投資」です。
 手取りの少ない若手社員にとって、出費は痛いかもしれませんが、それでも「投資」の価値はあります。

 高給取りで貯蓄もゆとりもある家庭であれば、家を建てるも良し、海外旅行に行くのも良しです。
 毎月のやりくりが逼迫し、ぎりぎりの生活を送っている家庭が、富裕層と同じように車を買ったり、旅行に行ったりすることはできません。
 本来的・将来的に必要ではあっても、現状に照らせば辛抱すべきこともあります。

 店長は一部門長ではなく、財布を預けた経営者です。
 自店の家計を冷静に分析し、出費の是非を判断下さい。

農耕の法則

 営業の仕事は、農耕と似ています。
 成果が上がらない時、農業に照らせば実に明快です。

1. 繁閑の差が大きい
 家族総出で田植えや稲刈りをこなす一方、端境期はゆとりあるのが農業。
 繁忙期はてんてこ舞いの一方、過ぎ去ると嘘の様に閑散とするのが営業。

2. 蒔いた種の通り花が咲く
 大根を欲すれば大根の種、トマトを欲すればトマトの種を蒔くべきです。
 大根の種を蒔きながら、「何故トマトが収穫できないのか?」と悩む農家はいないでしょう。
 反響・集客が欲しければ、「物調」により魅力的な商品を仕入れ、「物確」により物件の魅力を探り、魅力的に見える写真をupします。
 営業力を高めたければ、ロープレやランクアップを毎日継続すべきです。
 管理が欲しければ、経営改善のための提案を携え、まめにオーナー訪問します。

3. かけた手間暇に品質は比例する
 除草、消毒、間引き、散水、摘果・・・手間暇かければかけるほど、高品質の収穫が得られ、市場で高値がつきます。
 種を蒔いただけで手入れを怠れば、虫に食われたり、玉肥りが得られなかったり、キズものが増えたりして、多くの収量は望めません。

・ 暇な時には「もっと来店して欲しい」と考えながら、少し忙しくなると「もう勘弁して欲しい」と思う
・ ロープレをせずして、「営業力を上げたい」と思い悩む
・ 管理物件を増やしたいと思いつつ、オーナー訪問や提案をしない・・・

 生き残っている農家は、常に改善を意識しています。
 収穫が少ないなら、農耕の法則を思い出しましょう。

悪魔の囁きと人生の踏み絵

 不動産は大きなお金が動きます。
 それが詐欺・横領・着服等々、不正の温床となる一つの理由です。

 前職の会社で、自分は分譲マンションの担当役員でした。
 用地購入の稟議決済は全て自分の役割です。
 
 仮に3億円の土地情報があり、値段交渉で2億7000万円にできるとしましょう。
 業者と結託し言い値の3億円で会社に買わせ、1000万円のバックを求めることはそれほど難しくありません。
 建築工事で、下請業者に1000万円の仕事を請け負わせ、100万円のバックを懐に収める役員や現場監督も星の数ほどいます。

 売買の取引で、同時に二人の買主が名乗りを上げ、取り合いになったとします。
 どちらか片方の買主を優先する代わりに金品を貰う。
 或いは、自社で購入を決めた上で、値段を吊り上げる。
 はたまた、賃貸物件所有のオーナー様から、入居を決めた御礼に金品を受領する。
 
 こちらから積極的に見返りを求めなかったとしても、先方から持ちかけられることも少なくありません。
 これを「悪魔の囁(ささや)き」と呼びます。

 勿論そうした行為は、贈収賄・背任という名の犯罪です。
 ところが「皆がやっている・・・」という既成事実が感覚を麻痺させ、「赤信号、皆で渡れば怖くない」と罪の意識を薄めます。

 しかし、一度でもこうした不正に手を染め、味をしめると、いけないと判りながらずるずると引き摺られ、抜けだせなくなってしまう・・・いわゆる麻薬です。
 一時的に金を得て、良い思いをしたとしても、長く続けている内、必ずどこかで発覚するもの。
 その時には、職業や地位と共に、信用を失うことになるでしょう。
 お金は取り戻せても、信用は二度と取り戻せません。

 本日もまた、「悪魔の囁き」を耳にしました。
 誘惑に負けて受け入れるか、誇りを持って拒絶するか。
 まさに人生の踏み絵です。

おはようございます

 私は内子に在住していますが、登記上の本社:大洲ではなく、本部機能の集約されている松山南店に出社します。
 そして、殆ど例外なく一番乗り出社です。
 就業規則上は9時始業ですが、8時前から一人また一人と出社してきて、8:30にはほぼ全員出揃います。

 出社の際は当然、「おはようございます!」と挨拶を交します。
 その挨拶は、随分個人差があるものです。 
 
・ 声の大きい人、小さい人
・ 笑顔の人、仏頂面の人
・ 目と目を合わせる人、伏せ目がちな人
・ テンションの高い人、低い人

 昨日の朝、若い社員に声掛けしました。
 「もっと大きな声で、張っていこう!」
 
 若さは特権です。
 少々の間違いも、未熟な立ち振る舞いも許容されます。
 しかし、その特権を活かすための前提条件が、颯爽・溌剌・明朗・元気。
 それが無ければ、ただの木偶の坊(でくのぼう)です。

 夜眠る時に死に、朝目覚めた時に新しい命が吹き込まれる。
 その一日一生の晴れのスタートに、やる気が感じられなければ一日が台無しになります。
 一日を台無しにする人は、一生を台無しにする人です。

 言葉は言霊・・・言葉は自分のみならず周囲の人にも波及します。
 「おはようございます!」
 今日も一日、元気よく、声を張っていきしょう!

宅建協会無料相談員

 公益社団法人愛媛県宅地建物取引業協会の無料相談に臨みました。
 この日は、都合の悪くなった理事の方のピンチヒッターです。
 年初だからか、来館2件、電話2件と活況を呈し、お待ち頂く場面もありました。

① 「敷金30万円、但し1年未満の解約は全額没収」と契約書の特約に書かれているが、これは有効か?

② 「退去時:鍵交換費用10,800円、美装費用43,200円」と契約書の特約に書かれているが、これは有効か?

③ 契約書には明記されていない「美装費用」の請求を受けたが、支払わないといけないものか?

※ 以上三点に対する共通回答です。
 特約に明記されているのなら、原則その通りにする必要があります。
 但し、消費者側にとって著しく不利益な条件を強いていると判断されれば、この限りではありません。 

④ 賃貸契約時に宅建主任者から重要事項説明を受けていないが、これは違法ではないか?
※ 紛れもなく違法です。
 これにより、県や国交省から行政処分が下される可能性もあります。
 とはいえ、民事とは別の話なので、それ故に①~③を払わなくても良いということにはなりません。

⑤ 売買取引の際「仲介料」とは別に、宅建業者から「コンサルティング料」を請求されたが、これは正当か?

※ コンサルティング料に見合う、何らかの業務委託の取り決めが事前にあったのであれば正当です。
 但し、法定額を超えた手数料を受領するため、業務実態無く請求されたものであれば、支払いの必要はありません。

⑥ 住宅建築を目的として宅地を購入したが後日、排水設備の未整備が発覚。
 自分自身で働きかけ、何とか排水できる目処はついたものの、工期が3ヶ月程遅延してしまった。
 これによって二重払いとなる今のアパートの家賃と、地代の金利は、業者に請求できるか?

※ 排水できないということは、住宅建築という目的を達成することができないので、その時点では契約解除もできた。
 業者の調査不足・説明不足は明らかなので、遅延によって生じた損害賠償請求は可能。

 さて、協会では月一回、理事持ち回りで相談員を担当しています。
 外科医、内科医、精神科医・・・と専門領域の異なる医師と同じ様に、不動産業も得手・不得手があるのは当然です。
 足が折れて精神科に行く人はいません。

 売買仲介専門の相談員が賃貸仲介の実務的な質問に、或いは賃貸仲介専業の相談員が宅地分譲にまつわる質問に、果たして的確な回答を導けるでしょうか?
 トラブルの内容が複雑かつ専門的に深堀される中、将来的には分野毎に担当分けすべきと思う一日でした。

決定率重視の落とし穴

 昨日のブログで、来店決定率を重要な指標として紹介しました。
 但し、決定率だけに偏重すると、間違った方向に行く可能性があります。

 松山の分譲マンションプロジェクトの販売事務所を、石鎚山の頂上に設ければ、恐らく決定率は100%です。
 実際、当該地から車で30分かかる隣接市のモデルルームで販売した際は、決定率が40%超になりました。
 経費の関係でモデルルームを作らず、2Fの空中店舗で販売した時も、滅多に来ませんが、来た人は殆ど申込です。

 遠ければ遠いほど、利便が悪ければ悪いほど、来店は少なくなり、反比例して決定率は高くなります。
 そこまでして来て下さるのが、顕在客に限られるのは当然でしょう。
 決定率だけにフォーカスし、「何だこの決定率は!」と社員を怒鳴りつけたりすると、社員は間違った方向に走り出します。

〇沢山のお客様を集客しよう → ×少ないお客様を丁寧に接客した方が良い
〇今すぐのニーズではないが将来のために → ×適当に流して来店カウントから外そう
〇どんなお客様も感謝の心で接客しよう → ×この人は決めそうも無いから接客しない
〇お客様の意欲を問わずヒアリングは仔細に → ×意欲の薄いお客様はアンケートも不要 
 ※ アンケートの取れなかったお客様は来店カウントしないため

 プロ野球の打者の様に、限りある試合数、打席数の中で最良の結果を残すことが求められる世界においては率が重要です。
 10回に7回失敗する3割バッターが年収一億円になる一方で、10回に8回失敗する2割バッターは二軍落ちで数百万円と、天と地の開きがあります。
 
 しかし、営業の仕事は違います。
 10人中5人決める5割バッターよりも、100人中10人決める1割バッターの方が、確実に利益に貢献しているのです。
 「率」を重視しつつ「率」に惑わされず、「数」にこだわっていきましょう。

唯一の理由 ~怠惰~

 来店決定率は営業力を測る一つの指標です。
 決定率50%であれば。来店2人に一人、25%であれば4人に一人。
 来店者を二倍にするには多額の宣伝広告費がかかりますが、決定率を二倍にするのに必要なのは個々人のスキルアップのみ・・・タダでできます。

 分譲マンション販売の営業部長を務めていた頃の話です。
 殆どの人にとって、一生一度の人生で最も高い買い物であるマイホームは、賃貸住宅を決める様な気軽さでは買えません。

 独学&自己流の営業手法で取り組んでいた当時の決定率は10%強。
 つまり、10人に一人しかご契約頂けない訳です。
 即ち、50戸のプロジェクトを完売させるためには、500人の集客を必要とします。

 この年、営業力のテコ入れのために、コンサルタントの指導を受けました。
 一年後の決定率は、なんと27%へ急進。
 4人に一人決める計算です。
 先述の50戸プロジェクト完売から逆算する必要集客数は、185人で済みます。

 さて、ここで取り上げたいのは、そのコンサルタントから教わった魔法の営業トークではありません。
 勿論、そのノウハウはありますが、それ以上に大切なのがトレーニングです。

 当時の営業課長はスパルタでした。
 始業前の早朝7:00から、自主ロープレ開始。
 自主・・・とは名目で、遅れた社員はこっぴどく説教されます。

 今は会社も違いますし、そんな時代でもありません。
 しかし、営業力の低迷を問題と認識するならば、毎日のロープレは当然です。

 昨年の店長会で、毎日のロープレをルーティンとすることが決定しました。
 決めっ放しに成らない様に、ロープレ実施表を記録する仕組みも整いました。
 それから数か月・・・今月の実施状況は如何でしょう。
 
 本番で100%の力を発揮するためには、過酷で地道なトレーニングの継続が必須。
 「どうして決まらないのか?」 「なんでキャンセルになるのか?」 「また他決してしまった」
 稽古・練習をしないアスリートの、不振の理由は唯一つ・・・怠惰です。 

働き方next

 1月5日付日経新聞7面に、「働きかた」の特集記事が掲載されています。
 その中にある「仕事の満足度は経営者と働き手のズレが大きい」と題したアンケート。
 
 経営者の89.2%が「自社の従業員が仕事や働き方に満足している」と答えたのに対し、
 働き手側は56.0%にとどまった・・・ということです。

 「経営者が思うほど社員は満足してないよ」という意味の警鐘でしょう。
 個人的には、自社の社員が満足しているとは思っていませんし、今の状況で満足していたのでは夢がないとも思います。
 自らの力足らずも謙虚に、真摯に受け止めているつもりです。
 
 ただ、「満足してますか?」という投げかけは、個々人の仕事観や人生観に左右されるものなので、アンケートで白黒つけるのに大した意味は無いでしょう。
 記事では、更に掘り下げて働き手側に聞いています。

【 不満の理由 】
① 58.4% 収入が少ない 
② 34.7% やりがいがない 
③ 27.0% 正当に評価されない 

 まずもってこれは、幾つかの選択肢から複数回答三つまでという設定だからこそ得られたもの。
 「収入が少ない」「正当に評価されない」と、胸を張って主張する人がどれだけ居るでしょう。
 もっと判り易く言えば、自分が生み出した付加価値(成果)と、自らが貰っている収入を天秤にかけ、明らかに割が合わないと訴えられる人は、大企業でも中小企業でもそう多くないと思います。
 
 真に不満があるならば、堂々と訴えるべきです。
 組織人だからといって、イエスマンに成る必要はありません。
 寧ろ、大リーガーのトップ選手の様に、契約更改交渉で決裂したり、フリーエージェント権を行使する様な、自信に満ちた、市場価値の高い社員を目指して欲しいとも思います。

 「やりがい」は、会社や他人から与えられるものではなく、自らが掴むものですから。

人たらしの人心掌握術

 昨年末の会社の大納会に、来賓として会長をお呼びしておりました。
 会長は、日常的には業務に関わってきません。
 でありながら、締めの挨拶を振られた際の、社員一人ひとりに向けたパーソナルなコメント力には驚かされます。

 「あなたがよもや宅建に合格できるとは思わなかった。大したものだ。」
 「会社の業績が保てているのは、ひとえに貴方の活躍があるから。」
 「満を持しての出店に期待している。今日の仕事は今日済ませて貰いたい。」
 「彼の宅建合格も貴方の声掛けあってこそ。素晴らしいリーダーシップだ。」
 
 会長と私は、毎週日曜日の朝、ガストのモーニングを共にします。
 その際、自分が近況報告している内容を元に、話を組み立てられていることはすぐに判りました。

 但し、そのパワーモーニングの際は、決して真剣に話を聞いている風ではありません。
 どちらかというと、右から左に聞き流しているように見えます。
 今回のパーソナルなメッセージは、賛辞だけでな苦言もありましたが、通り一辺倒な形式的な話に比べ数十倍、社員の心に響いたことでしょう。

 日本電産の永守社長が、次のエピソードを語っています。
 「同じEVに乗り合わせた重役が、名札をチラッと見て『〇〇さん、頑張ってくれてますね』と優しい言葉をかけてくれたとしても全く嬉しくない。
 一方、廊下ですれ違いざまの上司から『おい永守! お前の作ったあのモーター! 油は漏れるは火花は散るは、一体どうなっとんや!』と名指しで怒鳴りつけられたとすればどうか?
 『そこまで自分の製品を見てくれているのか』と、寧ろ感激するだろう。」

 社員のみならず自分にとっても、「しっかり聞いてくれていたのだ」という意味で信頼が生まれます。
 目の前で褒められることは殆どありません。
 それでも・・・いやだからこそ、要所要所で見せる言動が効果的なのです。

足元へのブレークダウン:後編

 人口減少&少子高齢化の波には抗えませんから、地方の学生向けや老朽化物件は更に厳しくなります。
 賃貸住宅の経営が厳しくなるということは、我々にとって追い風です。 

 民間賃貸住宅の内、約半分は自主管理。
 今後、プロの手に委ねざるを得ないオーナー様が更に増えてきます。
 オーナー様が危機感を抱いた時に、我々がどのポジションで寄り添えているか否かが鍵です。
 
 頼れる経営コンサルタントとして、提案を怠ってはなりません。
 その提案が入居者に支持され、入居率が高まることで、マンション経営が改善され、我が社のリフォーム売上も管理料も仲介料も増大します。

 賃貸仲介は、競争環境が更に加熱するでしょう。
 今春、某ブランドの新店が平和通りに2店OPEN。
 これにより、既存店も含め、直線距離2㎞圏に同じ看板が4店林立する、異常な状態となります。

 そんな中、我が社も1月8日に大洲駅前店を新築リニューアルOPEN。
 1月31日に松山西店を新規OPENします。
 
 攻撃こそが最大の防御。
 オーナー様や入居希望者のニーズに応え、競合他社と差別化していく上で、多店舗戦略は勝ち残りの必要条件です。
 
 売買については、一昨年来の収益物件バブルが続いています。
① 円安&株高による投資熱の高まり
② 復興&東京五輪による建築原価向上
③ 相続税拡大に伴う節税対策

 これらの複合要素により、市場の過熱は暫く続くでしょう。
 需要過多から、都心だけでなく地方の郊外都市にまで飛び火しています。
 空前の売り手市場ですから、商品さえ仕入れられればしめたもの。
 オーナー様に接触・提案する、史上最大のチャンスです。
 
 世界の景気→日本(業界)の景気→地方(業界)の景気→我が社の戦略。
 プロであるならば、日々情報にアンテナを張り巡らし、自らの足元へとブレークダウンしていきましょう。  以上

足元へのブレークダウン:前編

 改めまして、あけましておめでとうございます。
 本日仕事はじめということで、我が社を取り巻く業界環境について年頭所感を綴りたいと思います。

 建築不動産の景気を示す一つの指標が住宅着工戸数です。
 昨年の数値は発表されていないものの、せいぜい80万戸程度の着地でしょう。
 
 1967年の統計開始以降、日本は平均して137万戸を40年以上に渡って記録してきました。
 2009年には、41年振りの100万戸割れがニュースになった程です。
 
 近年では100万戸はもはや、実現不可能な数字と言えます。
 一昨年、消費税駆け込みによって先食いされたものの、それでも100万戸には届きませんでした。
 スクラップ&ビルドからリフォーム&中古流通へと、徐々にシフトする傾向でもあります。

 着工戸数の内訳は、マイホームが6割、賃貸住宅が4割。
 昨年の傾向としては、マイホームが減って、賃貸住宅が増えています。
 
 我々の主力事業である、賃貸仲介、管理という視点で見ますと・・・。
 マイホーム建築が減るということは、賃貸マンションやアパートに長く住み続けるということ。
 賃貸住宅が増えるということは、商品が増えるということ。

 そう考えると、追い風に思えます。
 しかし、あくまでもこれはマクロの話であって、地方都市の市場における風向きは違って当然です。

 賃貸住宅適正建築数20万戸のラインからすると、未だ二倍以上供給されている訳ですから、問題視されている空室率は更に高まってくるでしょう。    つづく

万全なる気力と体力

 早いもので、正月休みも今日で終わりです。
 個人的には、人生で初めて一歩も外に出ない4日間。
 外出どころか、その殆どをベッドで過ごしました。

 若い頃は、一日寝ただけで回復出来たものですが、50歳過ぎるとそうはいきません。

 風邪の特効薬は睡眠。
 この教えは正しいようです。

 平生であれば、ずっと寝ている訳にもいかず、無理をして出社し、結果長く引き摺ってしまったでしょう。
 そういう意味で、発症のタイミングは最善でした。

 どんな人でも、体調が優れないと、気力が伴いません。
 明日は、気力も体力も万全に3時起きでスタートします。
 

開幕へ向けた調整

 正月1日に引き続き、2日も、相当量の積雪がありました。
 正月休みを楽しみにしていた方にとっては、移動もままならず落胆されたことかと思います。

 自分はと言いますと、元々体調優れず寝込んでいたものですから、外出予定も無く、一喜一憂することもありません。
 
 寧ろ、仮にこの雪が仕事はじめにかかったとすれば、気が気ではなかった筈。
 4日、5日は、全店長との面談予定です。

 年末だろうと年始だろうと、身内が亡くなろうと、雪が降ろうと、大洲駅前店は1月8日に新築リニューアルオープンしますし、松山西店は1月31日に新規オープンします。

 今期の目標数字も、1月の目標数字も、決して手加減してくれません。
 宅建試験までのカウントダウンは確実に進んでいます。
 泣いても笑っても、正月気分は明日まで。

 4日には、気持ちを切り替え、完全仕事モードで御会いしましょう。
 開幕に向け、万全のコンディションで臨むべく、仕上げてくるのがプロフェッショナルです。
プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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