fc2ブログ

人生最後の日にやること

 今日は大みそか、今年最後の日。
 以下は、アップルの創業者スティーブ・ジョブズ氏の残した至言です。

 「今日が人生最後の日だったとしたら、今日やろうとしていたことは、本当にやりたいことだろうか?」
 SFの話ではありません。

 普通に日常を生きている中で、今日やろうとしていることは大概、取るに足らないことです。
 ・ 昼は美味しいラーメンを食べよう
 ・ 夜はパチンコに行こう
 ・ 今日はドラマの最終回を見よう
 ・ 友人から貰った大吟醸酒を飲もう
 ・ たまには銭湯でゆったりと湯船につかりたい・・・

 しかし、仮に今日が人生最後の日だったとしたらどうでしょう。
 先述の過ごし方も悪くありませんが、きっと後悔を残します。
 ・ 意中の人に想いを伝えたい
 ・ 愛する家族と共に過ごしたい
 ・ 自分の奏でる演奏で聴衆の心を癒したい・・・

 先日他界した母を、穏やかな気持ちで送ることができたのには、一つの理由があります。
 12月6日、子供達を連れて母に会いに行った・・・この選択と行動です。

 息子に宛てたラインには、次のメッセージが残されています。
 「生きている間に、あと何回会えるか判らんし・・・」
 仮に、この選択が無かったとしたら、自分は今も・・・いや一生後悔に苛(さいな)まれたことでしょう。
 
 人は、今がどれだけ健康でも、いつ死ぬか分りません。
 阪神淡路大震災で圧死した人も、東北東日本大震災の津波に呑み込まれた人も、よもや明日が来ない等とは思わなかった筈です。
 
 夜眠る時に死に、朝目覚めた時に新しい命が吹き込まれる。
 「一日一生」の思いで、今日を一所懸命生き切ることが、命あるものの責務であり、文字通り使命(命の使い道)なのです。
スポンサーサイト



大納会に比例する成長

 今日は、大三島に渡り、亡母の遺品整理という大仕事が控えています。
 昨日は、菩提寺「高昌寺」にて亡母の葬儀を済ませ、戒名を頂きました。

 仕事納めから大納会の流れでしたので、チェックイン後、会場の東京第一ホテルへ。
 例年は、偶数月第3水曜日の全社会議からの流れでやっていた忘年会ですが、社員の希望により営業最終日に変更した次第です。

 前職の会社でも、自分の管掌する分譲マンション事業部は、仕事納めの大納会を実施していました。
 最初は近所の居酒屋で僅か数名。
 事業の成長に従い、数年後には道後の旅館に場所を変えます。
 全盛期は中・四国・九州各処から松山に集い、100名超の規模にまで膨らみました。

 企業の成長に従って、夢を追いかける同志の輪が拡がるのは素晴らしいことです。
 我が社も6年目。
 社員も20名になります。

 一部インフルエンザで参加できない社員もいましたが、ほぼ全員が揃い、今年の労をねぎらうと共に、繁忙期へ向けての決起集会として盛り上がりました。
 そして1月には、また新たなスタッフが入社します。
 
 世の中から我々の力が必要とされることで、今年よりも来年、来年よりも再来年と、同志が増えることを祈念・期待してやみません。

最後の授業 ~おくり人編~

 年末の慌ただしさの中、他界した母と交友関係にあった方々とお話させて頂きました。

 ある男性から、こんな持ちかけがあります。

 「私は、お母さんとは40年来のお付き合いをしてきた。
 息子である貴方の了解を頂けるなら、箪笥(たんす)とTVを形見として頂きたい。」

 突然の申し出に躊躇していると、大家さんが目配せします。
 後で話を聞くと、母も生前疎(うと)んじていた、たかりの達人だと判りました。
 他人の不幸に付け込もうとする輩(やから)なら残念です。
 
 一方、良い出会いもあります。
 葬儀社の若い従業員の方です。
 決して状態の良くない遺体を、嫌な顔一つせず、丁寧に手際良く死装束へ着替えさせてくれました。

 骨を拾い、総ての仕事を終えた後、「ちょっと良いですか」と呼ばれます。

 「自分は、若い頃やんちゃをしていました。
 故人の経営されていた店(カラオケスナック)には、高校時代から仲間と足繁く通ったものです。
 煙草を吸ったり、酒を飲んだりする自分達に、
 『ここは学校の先生も来ないから好きにして良い。
 でも、ここを一歩出たら酒・煙草はやめなさい。』
 と、いつも我々をたしなめ、守ってくれたのが故人です。
 今回の仕事は大変辛かったのですが、最後の恩返しと思い精一杯務めさせて頂きました。」

 目頭が熱くなり、御礼も言葉になりません。
 我がままで、奔放で、自堕落な母でしたが、こうした言葉を聞くと感無量です。
 最後の最後に、二人から仕事観・人生観を教わった気がします。
 
 いかなる職業であっても、その仕事自体に意味があります。

遺族代表謝辞

 『 遺族代表謝辞 』
 本日は、年末の押し迫った大変お忙しい中、故後藤ミサ子の告別式に参列賜り誠にありがとうございます。

 今から遡(さかのぼ)ること半世紀、松岡家は両親と、私より6歳年上の姉との4人家族でした。
 私が7歳の時、両親は離別し、母は家を出ています。
 故人が別姓を名乗ることになった所以(ゆえん)です。

 27年前に父が、8年前に姉が他界し、残されたのは二人だけでしたが、実に縁薄い母子だったと思います。
 母は、大洲に生まれ、内子、松山、今治と奔放に生きてきましたが、約40年前に訪れたこの大三島の地をいたく気に入り、終の棲家と決めたようです。

 恐らく周囲の方からは理解し難い、一言では語れない複雑な母子関係ですが、12月3日母から突然電話がありました。
 「生きている間に、あと何回会えるだろう」
 そう思い、二人の孫(故人にとって)を連れ、12月6日に島を訪れました。
 
 その時母は、「二人(孫)の顔を見られただけでも嬉しい。私が死んだら市役所が面倒を見てくれる。お前たちに迷惑はかけない。」と遺言めいた言葉を口にするのです。
 「まあ、そんなことは今考えなくても良い。また正月に来るから。」
 言い残して島を後にしましたが、結果それが最後に成りました。

 今にして思えば母は、自らの死期を悟っていたのかもしれません。
 12月24日クリスマスイヴの日、母は自宅で、たった一人で、誰にも看取られず、天に召されました。
 そして三日の昼、やっと発見されます。
 あまりに寂しく、あまりに呆気ない旅立ちですが、心臓発作ということで、苦しみは長くは続かなかったであろうことがせめてもの救いです。

 死後既に四日目となるため、できるだけ奇麗な状態でという配慮から、急な準備となり、広く周知もできず、遺影も、和尚の姿も、御経もない簡素な告別式となりました。
 本日火葬の後、縁(ゆかり)ある内子の地に連れ帰り、松岡家之墓に納める際、和尚のお導きを頂きます。

 奇しくも両親は、45年ぶりに一つ所で過ごす訳ですが、天国ではきっと仲良くやってくれるでしょう。
 最後に、薄情な愚息に代わり、故人とお付き合い頂きました大三島の皆様方の、生前の御厚情に心より感謝申し上げます。
 本当に、本当に、ありがとうございました。

極めつけの親不孝者

 実母が亡くなりました。
 正確には、亡くなっていました。

 12月24日のクリスマスイヴ。
 よりによって世間が団欒に包まれるこの日、大三島の自宅で、誰にも看取られず、たった一人で天に召されたのです。
 それから三日間、母は凍える部屋で一人ぼっちでした。

 7歳の時、母が家を出てからというもの、一般的な概念からすると、実に縁薄い母子関係だったかもしれません。

 その空白を埋めるかの如く、昨夜は二人きりで過ごし、最後の最後に、やっと寄り添うことができました。

 人の親に成った今、頼らない、甘えない、迷惑をかけない、そんな可愛げのない愚息は、極めつけ親不孝者だったかもしれないと自省します。

 今日は告別式。
 慌ただしさの中、未だ涙する余裕はありません。
  
 合掌…。

モノに惚れるな!

 不動産の鉄則です。

・ 場所が良い
・ 地形が良い
・ 交通の便が良い
・ 入居率が高い
・ 建物のデザインが良い
・ 前面道路が良い・・・

 惚れる要素は多岐に渡ります。
 恋愛と一緒で、冷静さを奪い、欠点を目立たなくさせるのが惚れた弱みです。
 
 バブル崩壊前まで、不動産は限りある資源であり、価値は上がり続けると信じられていました。
 今日1億円で買った不動産は明日1億2000万円で売れ、接道の無い山林を担保にでも銀行は融資する、狂った経済の都市伝説です。

 熱狂の覚めた今、不動産の価値は二つしかありません。

1. 収益のリターン
 ・ 駐車場
 ・ アパート
 ・ マンション
 ・ 事業用貸地・・・
 銀行に預けて僅かな利息を貰うよりも、或いは銀行から借り入れをして利息を払ってでも、より多いリターンが見込めるのであれば買いです。

2. 将来的な転売益
 ・ 今はアパートが建っているけれど、解体後、区画割りして宅地分譲する
 ・ 今は駐車場だけれど、隣地も含めて地上げし、分譲マンション業者に転売する・・・
 勿論、取得と売却にかかる費用も含めて、儲かるのであれば買いです。
 
 色味が悪く、不揃いで傷だらけの柿だが、皮を剥いて皿に盛って食べると、意外に遜色なかった。
 その柿を加工して、ゼリーにしたら、やたらと美味いし、高値で売れる。

 見た目は赤々としていて美味しそうな柿が、実は渋柿で食べられなかった。
 その柿を焼酎につけて渋抜きするか、皮を剥いて軒先に吊るし干し柿にするか。
 手間暇かけて作ったものの、スーパーで買った方が安くて美味しかった。

 真の価値を見抜くのがプロです。 

自らが切り拓く人生

 三週間程前の拙文で、採用面接の件(くだり)をしたためました。

 http://nyhomepre.blog133.fc2.com/blog-entry-1674.html

 履歴書から読み取れる彼の人物像は、必ずしも好印象ではありません。
 正直、通常なら面接に進むこともなく、書類選考で落とすところです。

 ところが、丁度その時期に、グループ会社からオファーが入ります。
 「人手不足で困っているのだが、紹介できる人材はいないか?」
 同じグループとは言いながら、会社だけでなく仕事の内容も異なるため、グループ会社の社長と二人で再面接を行いました。

 このパターンは何度か経験していますが、「何とか就職したい」と思う面接者は、十中八九その提案を受け入れます。
 ところが彼は、不動産・・・中でも賃貸仲介の仕事がしたいという気持ちが強く、他社よりも我社に入りたいという意思が顕著です。
 その一貫したポリシーに心動かされたものの、会社の状況と事情から、後ろ髪惹かれる思いで履歴書を返送。
 それから一週間後、彼から電話が入りました。

 「アルバイトでも良いので雇って貰えませんか?」
 最後の最後まで諦めない、彼の情熱に賭けてみる気に成りました。
 
 さて、我々が営業を進める中では、他決してしまうこともあります。
 敗因分析する際、「相手が悪かった」「運が無かった」と、様々な理由を並べ、他社やお客様に責任を転嫁すれば気は楽に成ります。
 仕事、恋愛、対人関係が上手くいかない時も同様です。

 そんな時、先述の彼を思い出して下さい。
 面接時に妥協して、グループ会社へ就職する道もありました。
 履歴書が返送されてきた際、諦めて他社を志す道もありました。
 
 彼が、想う結果を射止められた理由はどこにあったでしょう。
 人生とは、運命とは、決して抗えないものではなく、強い意志と行動力で自らが切り拓くものです。

今年はまだ終わらない

 今日はクリスマスイヴ。
 今年も余すところ一週間。
 年賀状、お歳暮、忘年会、大掃除・・・。

 まことに慌ただしい年の瀬ですが、浮ついてはいられません。
 目標達成へ向けた営みという意味においては、12月も普通の月末。

 寧ろ、29日仕事納めですから、営業日数は限られます。
 明けた一月も、三が日を休むとすれば、その穴を埋めるのは大変でしょう。
 今年のテーマ「数字にこだわる」意識が明確なら、焦燥感が先立つのが当然です。

 決して、「正月に酒を飲むな!」とか、「友達と遊び呆けるな!」と言っている訳ではありません。
 仕事はメリハリですから、休む時はしっかりと休み、遊ぶ時はしっかり遊んで下さい。
 しっかり充電した上で、しっかり成果を残すべく、しっかり仕事をします。

 前職で、まったく振るわない営業マンに声掛けしていました。
 「1月から12月まで成果ゼロであったとしても、12月31日の除夜の鐘を聞く直前に、1億円の物件を両直で取引したとしたら、600万円超の粗利を手にし、帳尻は合う。」
 仮に0.1%でも可能性があるのなら、最後の最後まで諦めるな!という訓(おし)えです。

 29日の閉店後、大納会で乾杯の発声まで、今月の目標達成の意識を忘れないこと。
 4日の仕事始めには、1月の目標が明確で、スタートダッシュが切れること。

 くれぐれも、今年はまだ終わっていません。

あの鐘を鳴らすのは

 前職で苦楽を共にした、かつての同僚の会社が遂に、念願の東証マザーズ上場を成し遂げられました。

・ 高校中退後、フロアー職人となり、若くして独立起業
・ 増改築から住宅建築へと業務を拡大
・ 福証上場の夢を掲げ、分譲マンション事業へと進出
・ 近隣問題勃発により、融資が凍結され万事休す
 
 この時、ステークホルダーに迷惑をかけたくない一心で、M&A受け入れを決意されます。

・ グループ会社の社長となった後も辣腕を振るい、九州全域を束ねるエリア会社社長に就任
・ 安住よりもチャレンジを求めグループを飛び出し、もう一度一から起業
・ リーマンショックで深い傷を負い、再びの経営危機
・ 逆境を逞しく耐え抜き、福証市場最短の73か月でQ-board市場に上場

 そして今回の東証マザーズ上場。
 「七転び八起き」「波瀾万丈」という言葉は、この方のためにあると言っても過言ではありません。
 
 また、プライベートでは大検資格を取得し、慶応大学(通信制)に入学。
 マラソンやトライアスロンをもこなす、文字通り鉄人です。
 
 前職の会社には沢山のことを教わりました。
 それでも、一度躓(つまづ)くと、世間の評価は厳しいものです。

 先述の社長を筆頭に、全国に散らばった同じDNAを持つ同志が、各方面で活躍し、「流石」という評価を得てこそ、本当の意味での恩返しと言えるでしょう。
 
 K井社長、おめでとうございます。
 背中を追いかけていきますので、今後とも宜しくお願い致します。

評価面談の意義と意味

 賞与支給を前に、全社員との面談を進めています。
 その意義と意味は何でしょう?

1. 自己評価とのズレを確認する
2. 良かった点や改善点を伝え今後に活かす
3. コミュニケーションを深め期待感を伝える

 今回の面談では・・・というよりもこれまで、会社の評価と自己評価は、概ね乖離の無い結果でした。
 寧ろ、「こんなに頂けるんですか」と、良い意味で期待を裏切る形に成っています。
 大変有り難いことです。
 
 とはいえ、その結果に決して満足している訳ではありません。
 「もっと沢山の賞与を支給したい」・・・。
 だからこそ、賞与原資を確保するため「もっと沢山の利益を上げなければならない」と決意する次第です。
 
 さて、社長として社員と個別で話す機会は、決して多くありません。
 極めてシステマチックですが、賞与時実施を決めることで、年三回は強制的に確保できます。
 しかし社長は、社員の日常のすべてを見ている訳ではないでしょう。

 営業マンの評価は、直属の上司である店長に委ねています。
 従って、面談時には評価書をそのまま読み上げ、「店長はそう言っています。いかがですか?」と聞く格好です。
 時にそこでの食い違いも散見されます。

 この問題を踏まえ、プロセスを変えることにしました。
 各店長は、速やかに社員との面談を実施して下さい。
 より良い未来を切り拓くために・・・。
プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン

・経歴 
 雄新中卒業 → 新田高校中退
 大工・石工と約十年職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業
 令和2年 ㈱南洋建設 代表兼任
 令和4年 ㈱たんぽぽ不動産起業

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR