天命を知る52歳

 昨日、52回目の誕生日を迎えました。

 「論語」の中に、孔子自身の人生を振り返った、人生観ともいえる有名な一説があります。

 十五にして学に志す
 三十にして立つ
 四十にして惑わず
 五十にして天命を知る
 六十にして耳に順(したが)う
 七十にして心の欲する所に従えども、矩(わく)をこえず

 15歳・・・義務教育を終え、自分は高校に進むものの僅か二週間で中退しました。
 学に志すことなくです。

 30歳・・・不動産業に転身した頃。
 そう考えれば、人生の中での自立の時だったかもしれません。

 40歳・・・デベロッパーのマネージャーとして、辣腕をふるっていました。
 心身ともに充実し、楽しい時間ではありましたが、不惑という意味では惑ってばかりだった気がします。

 50歳・・・信長の言葉を借りれば、「 人間五十年、下天の内をくらぶれば、夢幻の如くなり」。
 確かに、半世紀も一日の如く、あっという間です。
 
 60歳・・・孔子が言うには、60歳になれば、他人の意見に反発を感じることなく、素直に受け入れられるようになるのだとか・・・。
 なるほど、52歳にもなって、まだまだ自我が抜けない気がします。

 70歳・・・「もっともっと」、とめどなく求める様々な欲求が影を潜め、70歳にしてやっと足るを知ることができるそうです。
 もっとも、肉体だけ老いても、心が習熟しない限り、孔子の言葉は響きません。

 歳だけ重ね、まだまだ未熟で自堕落な私ですが、あるべき姿を見失わないよう、精進していきたいと思います。
 沢山のお言葉、ありがとうございました。
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激安物件のからくり:後編

 「定期借家契約 平成27年2月末日まで」

 即ち、今から数か月間だけは激安価格ですが、入学するタイミングで倍近くに跳ね上がってしまうのです。

 当然に、こんな物件は誰も決めません。
 というよりも、業者側は決まらない物件を掲載し、決まらない様に持っていきます。
 美味しい餌に喰い付いてきたお客様を、別の物件に振って契約を上げる、典型的な「おとり広告」です。

【 おとり広告 】
 「物件は存在するが、実際には取引の対象と成り得ない物件」
 「物件は存在するが、実際には取引する意思がない物件」

 講師の方にこの件を質問したところ、昨今、法の抜け道を搔い潜ろうとする悪徳業者が蔓延っているそうです。
 呼びつけて注意し、目に余る場合は数十万円の罰金を課しているものの、全く悪びれずに繰り返すとか。

 何故なら彼らは、この罰金を広告費として割り切っているからです。
 確かに、この激安物件に吊られてくる反響は膨大でしょう。
 同じだけの反響を得るために、広告宣伝するなら、一千万円でも追いつきません。

 費用対効果としては、十分過ぎるリターンがあるのです。
 この会社の20代の社長は、外車に乗り、アルマーニに身を包み、ロレックスを光らせています。
 
 勿論、お客様を食い物にする、背信の営業は、絶対に長続きしません。
 近いうちに必ず、天罰が下る筈です。   
 惑わされることなく、誠実な営業を心掛けましょう。   完

激安物件のからくり:前編

 公益社団法人愛媛県宅地建物取引業協会松山地区連絡協議会主催広告研修会に参加して参りました。
 冒頭から35文字も漢字が羅列されますと、読む気も失せるかも・・・です。

 さて、我々の業界には不動産公正取引協議会という団体があり、景品表示法と公正競争規約を掲げ、不当な広告を取り締まったり、排除したりしています。
 
 客観的なデータや基準に基づかない、「日本一の景観」、「激安物件」といった表現は広告には使えません。
 地元の某業者は、消費税がかからない筈の宅地分譲のチラシに、「消費税サービス!」という見出しを堂々と謳っていました。

 先日、次男が専門学校に進むため、東京で部屋探しをした際の実話です。
 専門学校の最寄駅は、飯田橋か市ヶ谷・・・当然に高額になります。

 エイブルの直営店にアドバイスを請うたところ、乗り換えなしで行ける小竹向原駅周辺がおススメとのこと。
 それでも、5~6万円が相場です。
 ところが、次男が自ら格安物件を見つけてきました。

・ 中野駅徒歩14分、洋室6帖、バストイレ別、エアコン、オートロック、築年数8年、RC造4F

 これでお家賃は、驚愕の43,000円!
 私もプロですから、「これは何かあるな」と思います。
 猟奇殺人の舞台か、室内で首吊り自殺があったか、夜な夜な足の無い友達が遊びにくるか・・・。

 資料を読み込んでいくと、重要なポイントの文言に行き当たりました。   つづく

すべては最善の思考習慣

 日常では、良いこと、楽しいこと、嬉しいこと、面白いこと・・・等々、ポジティヴな事象が数多くあるものです。
 一方、悪いこと、悲しいこと、寂しいこと、つまらないこと・・・等々、ネガティヴな事象はその何倍もあるような気がします。

 いかなる逆境に見舞われようとも、常にポジティヴに受け止められれば、言うことないでしょう。
 ここで申し上げたいのは、楽観主義のことではありません。

 「目の前で起こることはすべて最善」
 
 例えば、車庫入れの際、バックし過ぎて愛車のバンパーが凹んでしまった。
 或いは、スピード違反の取り締まりで引っ掛かり検挙された。

 修理代や罰金を払う訳ですから、決して喜ばしい話では無いでしょう。
 殆どの人はブルーになり、精神的にも凹んでしまいます。

 そうした時、「他人に迷惑をかけなくて良かった」「怪我がなくて良かった」「これからはもっと注意深く運転せよという、神様のお告げだ」と前向きに考える。
 すると、アンラッキーがラッキーになり、ピンチがチャンスになります。

 先日行われた宅建試験も同じく、結果は人様々、悲喜交々ですが、前向きに捉える転換が肝要です。

 「あの程度の勉強で受かっていたら、仕事も人生もなめていたに違いない」
 「もっともっと精進せよと、神様から与えられた試練だ」
 「長い人生の中ではきっと、この躓(つまづ)きも財産と成るだろう」

 来年の受験者に必要なのは、慰めでも気休めでもなく、「すべては最善」とする思考習慣のススメだと思うのです。

卒業生の旅立ち

 先月と今月、元部下が二名、転職の挨拶に来られました。
 
 人生には、様々な機会が訪れます。
 「チャンスの神様に後ろ髪は無い」
 常に目を見開き、見逃すことなく、前髪を掴める人だけに、その機会は活かされます。

 お二方共、その前髪をしっかりと掴んだのでしょう。
 加えて共通なのは、礼儀正しさです。
 
 人生の一時期、二人にとって自分は上司でした。
 しかし、形は違えども、自分自身の力足らずにより失望させた点は否めません。
 充分な信頼関係を築き得なかった元上司を赦(ゆる)し、転職の挨拶に来て頂けることは望外の喜びであります。
 
 新たな転職先のTOPとマネージャーは良く存じ上げており、心から尊敬できる方です。
 前職の時代から紆余曲折はありましたが、こうして着地することは一つの御縁でしょう。
 
 私の立場で申し上げるのは、甚だ違和感があるかもしれませんが、「よろしくお願い致します。」
 掛け値なしに、そんな心境です。

 新天地で、大いに頑張って下さい。
 凱旋帰郷される日を心待ちにしています。 

脱システマチックな面談

 少しずつですが、個別面談を進めています。
 先日、中小企業家同友会の例会における、「梅本の里」杉本施設長の報告に感化されました。
 杉本さんは、170名の職員全員と3ヶ月に一度、面談機会を持つそうです。

 たかだか20名足らずの社員面談が、できない訳はありません。
 実は、3ヶ月に一度の面談であれば既に実施しています。
 年三回の賞与支給前に、評価面談という仕組みを作っているからです。
 
 仕組みとする上では、それなりに理由がありました。

1. 公平性の追求
 「〇〇さんは面談しているのに、私はして貰っていない」
 贔屓(ひいき)していると取られないよう、平等な回数と時間を実現するため。

2. 店長へのエンパワーメント(権限委譲)
 「あなたの直属の上司は、目の前に居る店長です」
 社長自らが、直接的に社員との関わりを持てば持つほど、店長の存在価値を薄めてしまうため。

 何れも、もっともらしい理由ではあります。
 しかし、そうしたシステマチックな取組は、本来のコミュニケーションからは外れています。
 必要とされる社員と、必要とされるテーマについて、必要とされるタイミングで実施されなければ意味がありません。

 面談では、今まで以上に真正面から対峙するつもりです。
 時間的な制約から、今まで表層的にスルーしてきた問題も、より深堀できます。

 今後、「ちょっと良いかな」と声をかけるかもしれません。
 皆さんからも、「ちょっと良いですか」とお声掛け下さい。

お酒を美味くする努力

 内子座稽古おつかれさまでした。
 早いもので、本番まであと一ヶ月と迫っています。

 テーマ音楽も、衣装も、ポスターも、チラシも、チケットも、大道具も、概ね目処がつきました。
 後は、キャストの皆様の演技だけ。

 我々はアマチュア劇団ですが、1,000円でも500円でも、お金を頂くからにはプロと同じ土俵です。
 その金額に見合った満足と感動を持ち帰って貰わないといけません。

 今回は20人超のキャストが出る都合上、掛け合いやタイミングが極めて難しい作品となっています。
 裏を返せば、しっかりとタイミングを合わせ、見事に決まれば喝采を得られます。

 そのためには、とにかく稽古あるのみです。
 稽古予定日は、残り10日を切りました。

 数少ない稽古の機会は、20:00からの通しが理想です。
 出番の多少に関わらず、何とか20:00に間に合う様に御参集下さいますよう御尽力下さい。

 また、次回からは本無しで行います。
 台詞をしっかりと頭に叩き込んだ上で、臨んで頂きますようお願いします。

 加えて、公演収支の黒字化は絶対命題です。
 過去、最高の入りは2年目の471人(販売700枚)。

 折角良い舞台を演じても、観客が少なければ意味がありません。
 今年は、過去最高500人来場を目指したいと思っています。
 スタッフ総勢30名、一人当たり20枚が目安です。

 公演後の打ち上げのお酒の味を、美味しくするのも、苦くするのも、今の努力が決めると信じて頑張りましょう!

充実した休日

 face bookにもupしたお話です。
 最近の休日は、殆ど家から一歩も出ず、ゴロゴロすることばかり。

 この日は、以前から気になっていた背中の疾患を看て貰おうと、隣町にあるN皮膚科に行きました。
 大洲市新谷と言えば、「銀河鉄道999」や「宇宙戦艦ヤマト」で有名な、松本零士さんの故郷で、つい先日も里帰りがニュースとなった街です。

 10時過ぎに受付したところ、2Fの待合室は一杯で、1Fまで人が溢れています。
 待ち時間を訊ねると、1時間以上ということだったので、大洲まで買い物に。

 一時間後に戻ってきてもまだ、25番目。
 それならと、近くに住んでいる父方の叔母の家を、久し振りに訪ねました。
 すると、涙を流さんばかりに喜んでくれて、時間つぶしのついでに訪ねた自分の邪さに反省しきり・・・。

 さて、それから三度(みたび)病院に戻り、結局呼ばれたのは12:30。
 診察は僅か5分。
 薬を貰い、清算を済ませると、時刻は13:00を回っていました。

 田舎の町医者ですが、これほど沢山の患者さんがいらっしゃるということは、やはり信頼できる医師なのでしょう。
 長く気になっていた疾患も、判り易い説明と適切な処置により、安心することができました。
 我々不動産業も、正しいアドバイスと提案で、信頼されることが繁栄の鍵です。

 それよりも驚いたのは、診療後の先生との面会待ちのMRが雨中、外部階段の踊り場で、傘もささずに2時間以上立ち尽くしていたこと。
 営業という仕事の大変さを、再認識させられます。

 新谷での3時間・・・待ち時間が殆どでしたが、体調について一安心し、叔母との再会を果たし、営業の厳しさを知り、職業人としての存在価値を悟る・・・大いに充実した休日でした。

いつでも行けるの落とし穴

 38回目の献血に行って参りました。

 また同じことを書いていると思われるかもしれませんが、前回の献血から5か月も経過しています。
 
 400mlの場合、健康への配慮から、12週間以上経過しないと次の献血ができません。
 できる限り社会貢献しようということで、2週間スパンでいける成分献血に切り替えました。
 ところが、今年の通算回数もたった3回と、まさに通常採血並みの体たらくです。

 定期的に4か月に一度、職場やスーパーに献血車が来ると、その時しかチャンスがありませんから、何が何でも行こうという気になります。
 一方、成分献血の場合、「いつでも行ける」優位性が、「今どうしても」という緊急性を薄めてしまうのです。
 
 皮肉なことに、「いつでも行ける」から「なかなか行かない」。
 これが人間の心理であり、弱さでしょう。
 先日終わった宅建の勉強もそう、机周りの整理整頓もそう、禁煙もそう、ダイエットもそうです。
 
 いつでもできる。
 明日からでもできる。
 だから、明日やろうと先送りする。
 明日になったら、また明日・・・。

 昨日は過ぎ去った今日、明日はまだ見ぬ今日。
 確かに生きているのは、今日、今、この瞬間だけです。

 かつて見た「てんびんの詩」というビデオの中に、主人公の少年を諭す、母親の厳しい台詞があります。
 「明日の決意は決意じゃない」

 心改め、今年は毎月献血を実施致します。

真剣に望めば与えられる

 自分がかつて宅建試験に臨んだ時、仕事以外の時間は総て、勉強のことを考えていました。
 大袈裟な表現ではなく、食事時間も、睡眠時間も限界まで切り詰めます。
 趣味・娯楽の時間などもっての外です。

 劇団を旗揚げして二年目の重要な時、自分は半年間、活動から離脱しました。
 自分の書き下ろした演目で、代表の地位にあったにも関わらずです。

 「自分の人生の中で、最も重要な試験(宅建)に臨むため、勝手ながら休養させて貰います」
 優先順位に基づく判断は、きっと正解だったでしょう。
 試験に受からなかったなら、今日の自分はなかったとすら思います。

 しかし今年の試験で、自分がいかに甘かったかを、二人の部下から教えられました。
 二人は、西日本リーグで活躍するソフトボールの選手です。
 高いレベルを維持し更に高めるべく、一般人が寛(くつろ)ぐ就業後、夜遅くまで練習に明け暮れます。

 ハードな練習を終え、疲労困憊深夜に帰宅する姿を想像すれば、風呂に入るのも億劫な位でしょう。
 それでも彼らは、そこから宅建の勉強に励みます。
 
 全国屈指のレベルのアスリートでありながら、仕事上でもTOPレベルのパフォーマンスを残し、尚且つ宅建に合格するだけの勉強を重ねるのです。
 
 その努力たるや、畏(おそ)れるばかりです。
 彼らを前にしては、もはやいかなる言い訳も通用しません。
 
 二人の背中は、できない理由をまた一つ排除してくれました。
 栄冠は、真剣に望んで行動するならば、誰にでも必ず与えられます。

水からの伝言

 先日の同友会で、「梅本の里」の杉本さんから教えて頂きました。

 水の入った瓶を二つ用意します。

 ひとつには、「ありがとう」「おめでとう」「平和」といった、奇麗で良い言葉を投げかける。
 ひとつには、「ばかやろう」「死にやがれ」「戦争」といった、汚い悪い言葉を投げかける。

 その後、冷凍庫で凍らせると、前者が六角形の美しい結晶となるにも関わらず、後者は結晶の形に成らない。
 
 人の体の70%は水でできているため、当然に言葉の影響を受けてしまう。
 だからこそ、できるだけポジティヴで奇麗な言葉を使いましょう。

 これは1999年に発刊された、江本勝氏の著書「水らの伝言」にある主張です。
 
 ナイロン袋に入れたバラの切り花でも、同様の話があります。

 罵詈雑言を吹き込んだ袋のバラは短命で、すぐに萎れてしまい、明るく元気で素直な言葉を吹き込んだ袋のバラは、生き生きと長持ちしたという内容です。

 どちらも、科学的な裏付けが無いとして、異論を唱える人も少なくありません。
 個人的には、フィクションであったとしても、考え方として正しいと思います。

 いつも攻撃的な言葉を発している、ヤクザの形相は恐ろしいものになる。
 いつも丁寧で奇麗な言葉を発する、僧侶の顔は温かで柔和になる。

 あなたの顔も、表情も、日常の言葉から造られているのです。

今起きたことは最善

 最後の機会である、宅地建物取引主任者資格試験が終わりました。
 来年からは、宅地建物取引士に名称が変わります。

 我社からは7名が臨みました。
 結果は、当落線上に3名が名を連ねています。

 宅建試験だけに限らず、業務も、人生も、努力は決して裏切りません。
 「一所懸命やったのに」と思っているかもしれませんが、結果がすべて。

 「蒔いた種の通り花が咲きます」

 今回、合格した方は合格に値するだけの努力をし、不合格の方はその努力が足らなかっただけです。

 もう一つの至言をお教えしましょう。
 
 「今起きたことは最善」

 どれだけ悔やんでも、恨んでも、過去は1mmも動きません。
 仮に、自分にとって残念な結果だとしても、それは最善なのだと受け止めることが肝要です。
 
 「やはり努力が足らなかった。
 あの程度の勉強で受かっていたら、資格も人生も嘗めてしまっていただろう。
 真に努力して実力を身につけよという、神様からのお告げだ。」
 
 こうして、ポジティヴに受け止め、来年に雪辱を誓います。
 一度や二度の挫折がなんですか。

 前職の会社の部下は、実に12年連続で落ち続け、13回目で合格を掴みました。
 そして今は、不動産仲介を生業としているのです。

 あきらめない限り失敗はない。
 来年へ向けての戦いは、既にもう始まっています。

今日から自分から

 中小企業家同友会・伊予松前支部10月例会で、「梅本の里」施設長「杉本太一」さんのお話を聞きました。

 今は、全国的に人材(財)不足、採用難が問題視されています。
 3Kと揶揄される介護事業となれば尚更でしょう。
 ところが、「梅本の里」だけは例外だと言われます。
 その理由はどこにあるのでしょう。

・ 顧客満足から社員満足へ
・ 徹底して社員の就労環境の改善を図る
・ 職員から選ばれる職場を目指す
・ 「うち」の施設、と言ってくれる高いロイヤリティ
・ TOPの務めは、「社員の夢を実現させること」

 杉本さんが心がけていらっしゃるのは、「どうすれば理解して貰えるか」ではなく「どういう人間関係なら理解して貰えるか」・・・まさに、労使を超えた同志の絆と言えます。
 そのベースにあるのは、骨格となる経営理念の存在であり、お題目に留めない理念の実践です。

・ 入所者の自立を促すため、敢えてリスクと対峙して、おむつを外す
・ 入所者個々のできることを見極め、役割・仕事を与える(認知症対策)
・ 仕事に応じて、報酬(施設内通貨)が貰える(やり甲斐・生き甲斐)
・ 施設内通貨を賭けてのゲームや、買い物ができる
・ 施設内の駄菓子屋を、入所者が店番して報酬を貰う
・ 駄菓子屋を外部にも開放することで、地域の子供達との触れ合いが生まれる(コミュニティ)
・ 子供を抱えた社員のために、託児所を設ける
・ 託児所の子供の世話を入所者が行う(人財を確保しつつ入所者の生き甲斐を創造)

 それぞれの施策が「世の中の役にたちたい」という人間の欲求、尊厳にしっかりと裏打ちされ、経営者・社員・入所者・地域がリンクする、win-win-win-winの見事なスパイラルアップを構築されています。

 勿論、一朝一夕に成せることではないでしょう。
 波瀾万丈の道程も、勇気として受け止めました。
 
 報告タイトルの通り「経営者が変わらなければ始まらない」。
 今日から、自分から、変革へのスタートを切って参ります。
 杉本さん、本当にありがとうございました。

わきは甘く懐は深く

 以前、政治家の度量を示す言葉を、ある方から教えて貰いました。

 「わきは甘く、懐(ふところ)は深く」

 これは政治家だけに限らず、経営者であっても、人間としても求められる資質であると得心したものです。
 
 『 懐が深い 』
 ・ 相手の立場に成って考えられる
 ・ 思いやりや情がある
 ・ 赦すことができる・・・

 『 わきが甘い 』
 ・ 相談しやすい
 ・ 相手に緊張感を与えない
 ・ 何事も受け入れることができる・・・

 自らの存在を分析するにつけ、まったくの真逆です。

 「わきが固く、懐は浅い」

 必要以上に緊張感を与え、話しかけ難く、受け入れが寛容でないために、情報が集まらない。
 自己中心で、思いやりに欠け、易々と相手を赦せない。
 
 ここ何日かで、そのことを痛感させられました。
 現状の未熟さと稚拙さを省みた上で、未来へ向け改め戒めていきたいと思います。

12歳と90歳の宅建合格

 いよいよ2日後に迫った、宅地建物取引主任者試験。
 我が社から試験に臨む7名も、最後の追い込みです。
 そして私も、当日立ち会う試験監督員の委嘱を受け、事前説明会に参加して参りました。

『 宅地建物取引主任者資格試験とは? 』
 年一回10月第三日曜日の13時から行われる、不動産実務の国家資格試験。
 受験資格に制限がなく、四肢択一のマークシート方式ということもあり、主婦・学生等にも人気がある。
 毎年20万人前後が受験し、3万人前後が合格する。

『 史上最年少&史上最高齢 合格者 』
 史上最年少 = 12歳 平成18年
 史上最高齢 = 90歳 平成17年
 
 12歳といえば、小学校6年生か中学校1年。
 まぎれもなく子供です。

 史上最高齢合格者は、宅建を生き甲斐にしていたのか、平成6年79歳から12年連続で受験しています。
 83歳まで5年連続合格。
 平成11年84歳の時、受験しなかったのか不合格だったのか定かではありませんが、一旦記録は途絶えます。
 
 翌、平成12年85歳から再びチャレンジを開始し、6年連続合格。
 90歳での合格もさることながら、12回受験して11回合格という実績もすごいと思いませんか。 

 さて、学歴も職歴も何もなかった自分が、不動産を生業として、曲がりなりにも生き永らえてきたのは、この宅建資格があったからこそです。
 その日は家族に送って貰い、護国神社にお参りし、大黒屋でうどんを食べて試験に臨みました。
 
 あれから20年、その思い出の会場で今年、試験監督員を務めます。
 かつての恩師から頂いた四葉と五葉のクローバーを胸に、全員の合格を祈念しつつ・・・。
 期待しています。

紹介者への報告義務

 経営する中で、知人からお客様を御紹介頂くことも少なくありません。
 賃貸仲介の御用命であれば、その殆どは、店舗・担当に振ります。
 
 そしてここからの対応は、紹介を受けた営業マン個々人によって、大いに温度差があるものです。
 まずもって、紹介者への報告を怠ってはなりません。
 例えそれが、社内の人間であってもです。
 その理由は何故でしょう。

1. 紹介を頂いた方に対する礼儀
  「ご紹介頂いたお客様、無事成約になりました。ありがとうございます。」
  「今ご検討中で迷われていますので、背中押し頂ければ幸いです。」

  こうして感謝の意を伝えるのは、当然の礼儀。
  また、そういう言葉を聞けば、「よし、また紹介してやろう」と思って下さるのが人情です。
  
2. 紹介者の顔をつぶさないため
  紹介した案件の進捗状況を知らされないまま、紹介者とお客様が会ったとします。
  「契約してやったのに、御礼の一言も無い」と憤慨されることもあるでしょう。
  
  担当営業の対応が悪く、クレームに成っているかもしれません。
  その話を聞いていれば、「御迷惑おかけして申し訳ない」と、前もって謝罪することもできます。
  
  以前、同様のケースがあり、先回りして謝罪すると、
  「既に伝わっているんですね。
  都合の悪い情報は、なかなか上に上がっていかないものですが流石です。」
  という理由で、お褒めを頂いたこともあります。

 先月、某店の来店決定率が低過ぎると、問題になりました。
 紹介であれば、他社に奪われることは少なく、成約になる可能性は高い筈です。

 成就するしないに関わらず、お客様の情報は、確実に紹介者にバックしましょう。
 弊社営業の方は、紹介して貰った方の顔を思い浮かべ、抜けていたとすれば直ちに進捗報告を行って下さい。

命運を決する一週間

 水曜日は定休日。
 また、偶数月の第三水曜日は、二ヶ月に一度の全社会議です。
 しかし、本日は予定を変更し、宅地建物取引主任者の本試験前最終模試としました。
 
 先週行われた社内模試結果は、5点免除加算で平均33点。
 7名全員に合格の可能性があります。
 一方で、絶対当確という方も見当たりません。

 文字通り、この直前一週間で命運が決します。
 社内コミュニケーションも業績のテコ入れも、それぞれ大事ですが、中長期的な観点から、より重要度が高いと判断したものです。

 売上は、来週からでも取り戻せます。
 試験は、今年不合格なら、一年先送りとなります。

 まさに優先順位です。
 但し、本来、資格試験の勉強は、個人が自らのために行うもの。
 会社が口出ししたり、お世話すべきものではありません。  

 そうした理屈を百も承知の上で、全面的にバックアップすべく、試験や学校のスケジュールに合わせ、出勤もフレックスにします。

 特別なお膳立てであることを理解し、その間しわ寄せの及ぶ同僚への感謝を忘れることなく、頑張って下さい。
 いや、頑張らなくても良いので、必ず合格して下さい。
 期待しています。 

性格は変えられないか

 一昨日某経営者と、昨日某社員と話す中で、気付かされたことがあります。

 「人の性格は変わらない」

 確かに、私もそう思います。
 性格は、生まれつき備わったものですから変わりようが無いでしょう。

 そもそも、性格そのものに善し悪しはありません。
 かつて、感性論哲学者の吉村思風先生から教えて頂きました。 

 その人の性格から、様々な考え方や言動が紡(つむ)ぎ出されるが、角度や方向によって見え方が違う。

 不遜であるということは、自信があるということ
 消極的ということは、慎重であるということ
 お節介は気使い、気働きができるということ
 自己中心的は、主体性を持っているということ・・・

 即ち、短所も長所も、本来は一体不可分、表と裏の関係なのです。
 短所を挙げて否定するのではなく、長所を目立たせて短所を薄めます。

 性格的に、管理職に不向き
 性格的に、組織人として不適格

 こうした論説も良く耳にしますが、先述の通り明らかに間違いです。
 性格は変わらなくても、考え方や言動は変えられる。
 そうすれば、短所も長所になる。

 その可能性を信じて、一㎝でも一㎜でも伸ばそうと指導することが、経営者の務めだと確信しています。 

素直になろう

 素直になることの難しさを痛感しています。
 改めて、言葉そのものの意味を確認してみましょう。

 「素直」とは?
 ・ ありのままで、飾り気の無いさま。
 ・ 性質、態度などが穏やかで、ひねくれてないさま。

 「素直」の対義語は?
 ・ 強情
 ・ 意地っ張り
 ・ 意固地
 ・ 頑(かたく)な

 「相手から攻撃される」と思えば、自己防衛本能で身構えます。
 苦言でも叱責でも、「自分のために諭してくれる」と思えばウェルカムです。 

 つまり、素直さの第一歩は、まずコップを上向きにすること。
 コップが伏せられたまま、注ぐ水を受けることはできません。

 経営の神様と言われた、パナソニック創業者「松下幸之助」氏は、生前こう語っています。
 
 『碁を習っている人は、大体一万回くらい碁を打てば初段になれるということです。
 素直な心の場合もそれと同じようなことが言えるのではないかと思います。

 まず素直な心になりたいと朝夕心に思い浮かべ、そうして絶えず日常の行ないに捉われた態度がなかったかを反省する。
 そういう姿を一年、二年と続けて、一万回、約三十年を経たならば、やがては素直の初段ともいうべき段階に到進することもできるのではないかと思うのです。

 素直の初段にも成ったならば、まず一人前の素直な心と言えるでしょう。
 だから大体において、過ちなき判断や行動ができるようになってくると思います。』
 
 やはりここでも大切なのは、「まず思う」ことです。
 自己成長と変革のために、素直になりたいと思いましょう。

旗揚げ時の指南役

 JRで松山へ行く車中、偶然にも横田さんとご一緒しました。
 彼は酒屋の大将ですが、ある時は地酒アンテナショップの店主、ある時は作り酒屋の役員、またある時はラジオのパーソナリティと、幅広く活動をされています。

 実はこの方、劇団創設時のメンバーの一人です。
 その際、卓越した先見性と分析力で、確かな道筋を示す指南役でもありました。
 
1. 経済的な自立が無いと継続性が無い
 芝居をするにはお金がかかります。
 ともすれば、行政やスポンサーへの依頼といった、安直な道を選択しがちです。
 しかし、そこへの依存が強まる程に、やがて組織は腐ります。
 また、その意向によって、やりたいことがやれなかったり、やりたくないことをやらざるを得ないこともあるでしょう。
 
 一人ひとりから出資金を2万円ずつ徴収し、その後の公演で得た収益を配当する形で還元し、独立採算を成し遂げたからこそ、20年の長きに渡って継続できたのです。

2. 内子座という劇場にこだわり続けよう
 劇団創設時の志は単純なものでした。
 「内子座という素晴らしい劇場があるにも関わらず、劇団が無いのは寂し過ぎる」 
 「客席で素晴らしい芝居を観るのも良いが、舞台に立つことはもっと楽しい」

 旗揚げ公演の直後、松山の果樹研究同志会という団体から連絡が入りました。
 農業後継の切実さを扱ったテーマに共感頂き、是非とも松山市で行われる会員大会の席で演じて貰いたいという有難いお声です。
 
 しかし、我々は内子座をホームとする劇団ですし、「せり」「すっぽん」といった、内子座ならではの装置あってこその作品でもあります。
 丁重にお断りをしたところ、大会自体を内子町で行うという異例のご決断を頂き、当時暖房の無い厳寒の2月に再演させて頂いた次第です。 

3. 一円でもお金を取る以上、プロでなければならない
 プロの様に、3,000円、5,000円の価格設定は不可能です。
 但し、例え1,000円であっても、お金を頂く限りは、対価に見合った満足や感動を与える必要があります。 
 そういう意味では、プロと同じです。

 勿論、プロ程のスキルもテクニックもありません。
 その未熟さを補うのは、稽古にかける時間と情熱と真剣さです。

 言わばオーガンス・ポリシーの骨子は、横田さんから享受したものであり、今も脈々と受け継がれています。
 我々現役団員の務めは、こうしたポリシーを風化させることなく、文化として伝承していくことでしょう。

沢山の笑顔を集める人

 育休中の社員、小倉さんの披露宴に、大野店長と共に招かれています。
 アットホームで、とても良い婚礼でした。
 以下、来賓祝辞です。

 香菜恵さん、春樹さん、小倉家、岡田家、御両家の皆様、御結婚おめでとうございます。 
 弊社は、全国800以上の店舗を持つ、お部屋探しのエイブルの看板を掲げ、不動産業を営んでおります。
 
 香菜恵さんは、店舗において沢山のお客様から支持を受け、同僚や上司からの信頼厚い、素晴らしい営業マンです。
 入社して間もなく、彼女の学生時代の話を聞き、大いに感銘を受けました。
 
 彼女は、宮崎から愛媛大学に入学されたものの、親に負担をかけまいとして、夜間主コースを選択します。
 昼は連日バイトに勤しみ、18:00~21:10の夜間、勉学に励むのです。 
 寮費・食費・生活費・学費の全てを、自力で稼ぎながら、卒業を果たされました。
 
 サークル活動等は制限されますが、社会から必要とされている実感があったため、働くことは苦では無かったそうです。
 一生の内、一番遊ぶことができると言われる、一般的なバラ色のキャンパスライフと比較して、その苦労は並大抵ではないでしょう。
 
 しかし、人生にとってどちらが有益なのかは歴然としています。
 目に見えずとも、四年間で彼女が得たものは、かけがえがありません。
 
 弊社入社後も、持ち前の責任感と粘り強さで、文字通りエースとして貢献頂いています。
 産休前の年は、年間を通じて最も活躍した一名に贈られる、MVPを受賞されました。
 また、エイブル独自で取り組んでいる、big smile運動でも沢山のお客様からの笑顔を集め、常に上位をキープしています。
 
 祝辞の〆に、実際のお客様から頂いた、秀逸な声を御紹介しましょう。
 上司からの百万言よりも、その喜びの声に彼女の人となりが表れていると思うからです。
 
 「親切丁寧で、明るく優しく、きびきびとしていて、頼りにできる方だと感じます。
 物件についても細かく調べて頂き、判り易く説明して貰えたので、安心して選べました。
 お部屋は便利でキレイでデザインも間取りも好み通りで、毎日家に帰るのが楽しみです。
 大変感謝しています。
 本当にありがとうございました。」
 
 これからは、職場だけでなく、家庭でも、沢山の笑顔を集めていって下さい。
 本日は、誠におめでとうございます。

命を賭した演出

 叔母の葬儀に参列しました。
 母方の兄弟は10人…今も存命しているのは半分の5名だけ。
 経済的な理由で、幼少期に一家離散していることから、一般的な感覚とは違い、血縁の情うに薄いようです。

 私の母も含め、5名の兄弟は、誰一人揃いません。
 親族席には、息子孫以外は、私達従兄弟の二組のみです。
 
 叔母も、殆ど家から出ない人でした、
 何れにしても、縁の薄い生涯と言えるでしょう。

 仲の良かった兄弟も、やがて自立し、散り散りになると、会う機会は限られます。
 遠くの親戚よりも近くの知人という言葉は、言い得て妙です。

 極端な話し、冠婚葬祭でも無い限り、集うことはありません。
 いわば故人は、命を賭して集まる機会を演出してくれるのです。
 その葬儀ににすら駆けつけない兄弟、姉妹に意味が有るでしょうか。

 子供は、親の背中を見て学ぶもの。
 我々は、その背中で付き合いの大切さを教える義務があります。
 合掌。

5年分のありがとう

 平成21年9月7日OPENのエイブルネットワーク大洲駅前店は、今年10月9日を持って5年間の歴史に幕を閉じ、取り壊しとなります・・・なんちゃって♪
 
 実は、新築建替えのため、大洲駅隣接のテナントに移転しただけ。
 来年1月には落成し、ピカピカの新店として生まれ変わる予定です。

 光陰矢のごとし。
 本当に、あっと言う間の5年間でした。
 旧店舗に愛着はありますが、建替えせざるを得ない背景も・・・。

1. 和式トイレであり、タンク上の手洗いは使えなかった
2. 流し台が外(屋根はありますが)で、冬は凍える中で洗い物
3. 裏に庭があるため、夏場は虫が大量に発生していた
4. 社員が食事を取るスペースも無かった
5. 駐車場が3台しかないため、停められないお客様も居た
6. エアコンの調子が悪く、灼熱や厳寒の際は不安だった

 数え上げればキリがありません。
 そんな環境の中でも、お客様には御愛顧を賜り、社員の皆様の頑張りによって支えられてきた次第です。
 
 5年間を生き抜き、新築投資できることに、経営者として厚く御礼申し上げます。
 本当にありがとうございました。
 そして、これからも宜しくお願い致します。

舵を失った彷徨える大型船

10月6日付日経新聞11面のコラム「経営の視点」に、興味深い記事が掲載されています。

 「イオン」が「ダイエー」を完全子会社とする方針によって、小売業のリーディングカンパニーの店名が消えることを受け、経営における企業理念の重要性に言及するものです。

 「よい品をどんどん安く、より豊かな社会を」

 「ダイエー」の企業理念は、いかにも昭和の高度成長期のニーズに、ピッタリ嵌ったものと言えます。
 それから半世紀が経過し、物質的に世界一豊かな国となった日本にとって、その理念がそぐわなくなったのも皮肉な結果です。
 理念の志を達成した段階で、企業の存在価値自体が失われたのかもしれません。

 一方、その「ダイエー」が産み落としたコンビニ「ローソン」は、創業から四半世紀に渡って、理念が存在しなかったのだそうです。
 2000年の上場の際に、証券会社から指摘され、付け焼刃で「お客様の便利な生活」と謳いました。

 二年後、現「サントリー」の社長「新浪剛史氏が、TOPに就任した際、「ローソン」をこう評しています。
 「軸もなければ、方向もない」

 正に、方向舵を失った彷徨(さまよ)える大型船といったところでしょう。
 数年後「私達は”みんなと暮らす街”を幸せにします」と改め、増収増益を続けました。

 記事の中の、次の一行は、大いに共感します。
 「労働集約的な産業では、理念が従業員らの腹に落ちれば力になる」
 
 正しい理念を定義し社員一人ひとりまで浸透させることに、企業の存亡が託されているといっても過言ではありません。

facebook < face to face

 メラビアンの法則をご紹介します。
 
【 メラビアンの法則とは? 】
 自らの主張や感情に反するメッセージが発せられた際、影響(好意・反感等)がどう及ぶか、態度や感情のコミュニケーションについて扱った実験。

 ① 言語情報=7%
 ② 聴覚情報=38%
 ③ 視覚情報=55%

 「言語情報=Verbal」「聴覚情報=Vocal」「視覚情報=Visual」の頭文字を取って「3Vの法則」ともいわれている。

 ウィキペディアの解説が難解なので、自分なりに要約したものの、余計判り難くなってしまいました。
 要は、相手に反論したり、説得を試みようとする時、どれほど誤解なく真意が伝わるか・・・という話です。

<言語情報>
 代表格はメール、SNS。
 facebookにはそもそも「いいね」ボタンしかありません。
 
 価値観の合う人同志が友達となり、実名開示の信頼関係を前提として、賛同・同意を双方向で積み上げるからこそ、良好なコミュニケーションが保てます。
 方や、匿名で一方的に誹謗中傷を連ねる「2ちゃんねる」が、良好なコミュニケーションにつながらないのは当然。
 真意の7%しか伝えられないのですから・・・。

<聴覚情報>
 いわゆる電話。
 基本的に双方向のコミュニケーションに成りますが、表情や態度が伺えないので限界があります。
 時には、電話口で大喧嘩に発展したりして・・・。
 何と言っても、伝わるのはたった35%です。

<視覚情報>
 面談によってこそ、残りの55%を伝えられます。

 難しい商談や、腹を割った話や、クレーム応対を、メールや電話に頼る人は居ません。
 そうした手段で手軽に済ませようとすると、一層拗(こじ)れてしまうのが関の山です。 
 反面、拗れに拗れたクレームでも、勇気を持って会ってみたら、意外とすんなり解決ということも珍しくありません。
 
 やはり真のコミュニケーションは、facebook よりも  face to faceです。

報・連・相シート

 今の会社を立ち上げる前、4ヶ月だけ某企業に在籍していました。
 不動産事業部の責任者として、起業準備に取り組んでいた訳ですが、その際、日課にしていたことがあります。

 「報・連・相シート」という独自の書式による、A4一枚の業務連絡です。
 「昨日はこういうお客様と会いました」
 「コストダウンのためにこういう取り組みをしています」・・・

 こうした内容を縷々、始業二時間前に出社してまとめ、上司の机の上に置いておきます。
 いわゆる日報です。

 数字を上げ難い状況下で「遊んでいる訳ではない」というアピールの意味も含んだものですが、それなりに評価もされましたし、効果もありました。

 自分に科したこだわりとはいえ、毎日出すと決めた以上、怠惰は許されません。
 報告に値するだけの仕事をする必要があります。
 
 例え、「上司に報告するため」という邪(よこしま)な理由であっても、動かないよりは動いた方が、確実に成果は引き寄せられるでしょう。
 毎日、出社して、それなりに多忙かもしれないけれど、大事な仕事が抜かっていたということも珍しくありません。
 いわゆる手段の目的化です。

 日報については、様々な議論がありますし、その功罪は理解しています。
 それを踏まえた上で、敢えて今「報・連・相シート」を導入しようと思うのですが如何でしょうか?
 店長会メンバーの皆様、ご意見をお聞かせ下さい。   

人育てはオーダーメイド

 ここ最近、痛感させられます。
 人育てはオーダーメイド・・・。
 部下のレベルは人それぞれ様々です。

A 指示命令しなくても、自ら考え、動き、成果を出せる人
B 指示命令しなくても、自ら考え、動くものの、成果につながらない人
C 指示命令しなくても、自ら考えられるけれど、動けない人
D 指示命令すれば、すぐに動いて、成果を出す人
E 指示命令すれば、すぐに動くけれど、成果にはつなげられない人
F 指示命令しても、動けない人

 自ら考えられるのは、創造性に満ちた人材。
 文字通り、部門経営者としての知能を持ち合わせています。

 すぐに動けるのは、素直で行動力に長けた人材。
 具体的な方向性さえ示せば、期待通りに動いてくれます。
  
 動いても成果につなげられないのは、やり方が稚拙で未熟な人材です。
 戦術や戦技を、トレーニングする必要があります。 

 動けない人は、「動けない」のか、「動かない」のかが問題です。
 
 前者ならば、動き方が判らないのですから、付きっ切りで手取り足取り教えていくしかありません。
 後者ならば、その原因を突き止め、改善します。
 或いは、船を下りる選択もあるでしょう。
 
 やれる人材に、先回りしてお膳立てをしてしまうのも、
 やれない人材に、無理な仕事を任せ切るのも、
 何れも、やる気を削ぐ結果になります。

 同じ土俵で競わせる方が、各々を大人として尊重する意味において一見、公平・公正に映りますが、現時点でレベル差がある以上、差を付けざるを得ません。

 レギュラーとしてレベルが及ばないのであれば、ベンチを温めることも、二軍に降格して、一から鍛え直すこともあるでしょう。
 それは差別ではなく、職業人としての区別です。

受け入れて変わる

 尾道市出身の小説家「高橋源一郎」氏の言葉です。

 『なぜぼくたちは、
 「説得を受け入れて変わる」
 ことを恐れるのだろう。
 相手が自分と違う意見を主張すると、
 なぜ胸がざわつき、
 躍起になって
 否定しようとするのだろう。

 それは、ほんとうは、
 ぼくたちは他人が怖いからだ。
 自分と違う意見の人間がいることに
 恐れを抱いているからだ。』

 社内でも、同じ店内でも、互いの価値観や意見の齟齬を自覚しながら、放置されることが多々あります。
 放置していても事態は決して改善しません。
 寧ろ悪化する一方でしょう。
 
 感情論を封じ込め、冷静にかつ本音で率直に話し合うならば、その大部分が誤解であったり、つまらないこだわりであることに気付く筈です。
  
 勇気とは、相手の立場を理解し、歩み寄ること。
 素直さとは、相手の意見を認め、受け入れること。

 相手の非を責め、自らを正当化しようとする偏った思考からは、解決策は得られません。
 顧客満足もパフォーマンスも、良好な社内コミュニケーションが源泉です。
 感謝と、思いやりと、自己責任をベースとした、前向きな話し合いを期待しています。

会いたくない人

 20年以上前に、上司から教えられた言葉です。

 「会いたくない人にこそ会いに行け!」

・ クレーム対応がまずくて、怒り心頭のお客様
・ 入居斡旋ができてなくて、合わせる顔の無いオーナー様
・ 懸案を多く抱えていて、話が長くなりそうな上司

 「会いたくない」という気持ちは良く判ります。
 しかし、結論からすると、どれだけ逃げても逃げ切れません。
 それどころか、先送りすればするほど、事態は悪化します。

 速やかにお訪ねし、頭を下げ、報告すれば、一度怒られただけで済む。
 先送りして時間が経てば、相手の怒りは増幅し、三度も四度も怒られる。
 
 怒られるだけならまだ良いけれど、取引き停止になるかもしれない。
 そして、最も大切な信用を失う。
 
 都合の悪いことを隠し、先送りし、逃げようとする相手方なら、容赦無いのも道理です。
 どうせ逃げても逃げ切れませんし、山より大きな猪も出ません。
 面と向かってお会いして、真摯に状況を説明し、頭(こうべ)を垂れる相手に対し、サディスティックに責め続けるほど人は強くないことを肝に銘じて下さい。

  「会いたくない人にこそ会いに行け!」
 
 対人関係を円滑に進める上での至言です。

治癒率0%の難病

 昨今、地震・津波・雷・土砂崩れ・・・等々、自然災害が猛威を振るっています。 
 御嶽山の噴火による死者数は47名にのぼり、火山活動における戦後最悪の事故と成りました。
 デジカメ、スマホ、携帯電話等々、携行できる記録媒体の普及により、事故直前・直後の様子も生々しく報道されています。

 「恐い!」
 「逃げろ!」
 「死ぬ!」
 「もう駄目だ!」

 パニック映画の一場面の様な惨状に、胸が締め付けられる思いを禁じ得ません。
 その一方で、噴火直前の光景も残されています。

 青空の元、やわらかな日差しを受けながら、笑顔でおにぎりを頬張る、実に平和な光景。
 その僅か数分後そこが阿鼻叫喚の地獄絵図となり、家族の顔を二度と見られなくなるなどと、誰が予想したことでしょう。
 改めて、人生の意味を考えさせられます。

 『人間は皆、生まれた瞬間から不治の病にかかってる。
  治癒率0%、致死率100%の難病・・・それは「生きる」ということ。
 
  皆、ずっとずっと長生きするものと勘違いして今日を生きている。
  でも、どんな元気な人でも、今日飛行機事故に遭うかもしれないし、心臓発作で突然死するかもしれない。
  少なくとも人は、遅かれ早かれ必ず死ぬ。
 
  人の値打ちは、どれだけ長生きしたかじゃなくて、どんな足跡を残したかだ。
  人もキリンもつばめもカエルもテントウムシも、道端に咲くタンポポも、世の中に無駄な命は一つも無い。
  生きとし生ける全ての命は、意味あって与えられている。』

 今秋公演の劇中、主人公の台詞に「生」へのメッセージを託しました。
 例えいつ召されることになろうとも、後悔のない生き様を貫きたいものです。

 合掌・・・。
プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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