金貨50枚の胸像

 「最後の審判」や「ダヴィデ像」で著名な、イタリアの芸術家ミケランジェロは、ある貴族から胸像の製作を依頼されました。
 10日後に引き渡しをした際、依頼主の貴族は、金貨50枚と書かれた請求書に驚きます。

 「たった10日で仕上げたにしては高過ぎる!」

 この言葉に、ミケランジェロはこう答えたそうです。

 「わずか10日で胸像を作れるようになるには、30年の修練が必要。
 ただの10日間ではありません。
 30年の蓄積に裏付けられた10日間です。 
 お客様は、その価値がお判りになりませんか?」

 我々も不動産取引の際は仲介手数料を頂くのですが、ごく稀に値切られたり、文句を付けられたりします。
 先の貴族と同じ様な台詞です。

 「高い!もっとまけろ!」
 「たったこれだけの書類で、こんな高額な報酬を取るのか!」

 その台詞を受け、安易に値引きしてしまう、弱腰な業者が居るから、こうした威丈高な態度を取られるのでしょう。
 ミケランジェロ同様に、我々も反駁したいと思います。

 資格・経験・情報力・交渉力に加え、水面下での努力あってこその成就です。
 また、大きなリスクを背負ってもいます。
 あくまでも成功報酬であり、法的に定められている上限内で請求させて頂く報酬は決して高くありません。

 ミケランジェロの如く、自らの仕事にプライドを持って臨みましょう。
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人間の実相

 ロシアの文豪トルストイは生前、「東洋の寓話を読んで大きな衝撃を受けた」と洩らしています。
 この寓話を語ったのはお釈迦様という設定です。

『今から幾億年もの昔、木枯らしの吹く果てしない広野を、一人とぼとぼと歩く旅人が居た。
 歩を進める薄暗い野道に、白い塊が点々と散らばっている。
 拾い上げてみると、何とそれは人間の白骨だ。

 ふと気付くと、前方の闇の中から異様な呻り声と足音が聞こえてくる。
 飢えに狂った獰猛(どうもう)な大虎がまっしぐらに突進してくるではないか。
 旅人は、今来た道を全速力で引き返し、虎から逃れようとした。

 しかし、何処で迷ったか道は行き詰まり、断崖絶壁の崖が待ち構える。
 虎は凄まじい形相と鼻息で近付いてきた。
 絶体絶命と思った次の瞬間、断崖に生えた木の元から一本の藤蔓(つる)が垂れ下がっている
 旅人はその蔓を伝い、するすると崖の下に降りて行く。

 「やれやれ助かった。」と安堵も束の間、旅人は下方を見て息を呑んだ。
 底知れない深海の怒涛が絶壁を洗う波間から、三匹の竜が真っ赤な口を開け待ち構えているではないか。
 恐怖は、それだけでは無かった。

 見上げると、大きな呻り声を上げる虎の足元に、白と黒の二匹のネズミが現れ、あろうことか藤蔓の根元を交互にかじっている。
 万事休す・・・旅人の顔は青ざめ、歯はガタガタと鳴り震えが止まらない。

 ところが、その恐怖も長くは続かなかった。
 崖の途中で巣を作っていたミツバチが、旅人の口元に甘い蜜を数滴垂らしたからである。
 旅人は、直面した現実の恐怖を忘れ、その甘い蜜に陶然と心を奪われてしまったのだ。』
 
 この話を聞いた聴衆の一人は、呆れた表情で言いました。
 「これほど危険な状況に晒されながら、たった数滴の蜜に恐ろしさを忘れるとは何と愚かな。」
 釈迦は頷いて答えます。

 「この世の、すべての人間が、この愚かな旅人なのだ。」

 貴方にとって虎とは? 竜とは? ねずみとは?、そして甘い蜜とは何か?
 これぞ、人間の実相です。

判断のトレーニング

 社長という立場上、社員からの相談を頻繁に受けるのは当然です。
 社員には色々なタイプが居ます。

① 相談しなければならないことまで相談せずに突っ走る「暴走型」
② 相談に値しないことまで一々相談してくる「慎重型」
③ 主義主張もなく起こった問題をそのまま伝える「丸投げ型」
④ 上司が忙しかろうとお構いなしで巻くし立てる「独り善がり型」
⑤ 緊急でもないのに休日や夜間に電話をかけてくる「KY型」
⑥ 自分の中でまとまっていない考えを場当たり的にぶつける「感情型」

 報・連・相の前に一度立ち止まり、頭を冷やして考えましょう。

① これは、自分だけで判断して進めて良いものか否か?
② これは、わざわざ判断を仰がなければならない問題か?
③ 「貴方はどう考えているのか」と問われた時の答えは?
④ 「今、5分ほどお時間宜しいでしょうか?」と事前にことわる
⑤ 緊急性があるか? メールの報告ではいけないか?
⑥ この問題の真因、問題点、リスクは何か?

 私の良く知る社長は、報告を常に文書で求めます。
 口頭での報告は端から消えていきますし、感情が混ざると、間違って伝わることも多いからです。

 時系列で事実のみをありのままにまとめると、当初は相手が悪いとばかり思っていたものの、実はこちらにも非が有ると気付かされます。
 また、拗れに拗れた大問題だと思っていることが、実は些細な事象だというケースもあります。

 報・連・相は判断力を磨くトレーニング。
 有意注意で臨みましょう。

今どき飲みにケーション

 忘年会直前、11月25日付日経新聞生活面には、「今どき飲みにケーション」なる記事が掲載されています。
 20~30代の社員を対象とした、会社飲み(会社での飲み会)アンケート結果によると・・・。

■ できるだけ短時間で済ませたい・・・73%
■ できれば一次会だけで帰りたい・・・79%
■ できるだけお金をかけたくない・・・90% 

 こうした本音は、ある意味予想通りです。
 気を使う上司と飲むよりも、気の置けない仲間内で飲む方が、ずっと楽しい・・・自分もそう思います。
 だからと言って、若手社員に気を使い過ぎるのも考えもの。
 飲み会に参加したら加点されるポイント制等は、何か間違っている様な気がします。

 若かりし頃、「飲み会の際は最も緊張する相手の隣に座れ!」と指導されました。
 つまり、部長なり社長なり会長なり、職位の高い人の隣という意味です。
 
 そのポジションにいると、当然に仕事に関する話を振られたりします。
 グラスが空いていたらお酌し、新しい料理が運ばれたら、取り皿に取り分けたりしなければなりません。
 時に「膝を立てて座るな」とか、「畳の縁や座布団を踏むな」といったお叱りも頂戴します。
 飲み会終了後には疲労困憊、溜息の一つも出るでしょう。

 しかし、おかげで酒席での心構えや、目上の方との接し方や、気付きを学ぶことができたと、今と成っては感謝しています。
 また、平生では聞けない上司の仕事観や、人生観や、会社の歴史といったものを知ることもできました。

 よく、飲み会は無礼講という言葉を聞きますが、これは明らかに間違いです。
 誤解を恐れずに言うならば、飲み会とは仕事そのもの。
 上司の説教や愚痴を聞かされるという意味ではなく、自らが学びとる場です。
 
『上司の中には「今の若い連中は飲み会が嫌いらしい」と誘うのをためらう人も多いようだが、当の若手は飲み会参加に対し実は意欲的だ。
 新入社員を対象にした日本能率協会の調査では・・・』

■ 飲み会は上司との人間関係の構築に有効・・・94%

 単に面白おかしかったということではなく、コミュニケーションが深まり明日への活力が漲る、そんな飲み会を目指しましょう。
  

反日運動は政争の具

 11月24日付日経新聞2面に、「解けぬ野田氏の疑問」という記事があります。
 その疑問とは、野田佳彦氏が首相在任中、親日から反日へと大きく振れた、前韓国大統領「李明博」氏の真意です。

 2011年10月、首相に就いた野田氏がまず訪れたのが韓国。
 その時、李大統領はこう断言しました。

 「歴代の韓国政府は最初、日韓の未来志向を語りながら、だんだん支持率が下がると、歴史問題の対日カードを使い、それによって支持率を浮上させようとすることを繰り返してきた。
 私は絶対に、そういうことはやりたくない。」

 ところが、初対面から僅か二ヶ月後の二回目の会談で、李大統領は別人と化します。
 慰安婦問題の追及は執拗で、会談時間の大半がけんか腰の応酬となってしまいました。
 更に8月、李大統領は竹島訪問を強行し、その溝は決定的に深まります。

 その後、両国TOPの首は挿(す)げ代わりました。
 朴大統領の父親は親日派として知られています。
 ところが、関係改善の期待も虚しく、安倍首相との会談は、未だに実現していません。
 
 前任の李明博氏が、当初口にしていた言葉が本音であるとするならば、隣国の反日的言動は総て政争の具。
 その賤しさに辟易とする一方で、本質的な対立では無いことに安堵する気持ちもあります。 

 政治だけでなく、企業も同じです。
 リーダーシップとは、仮想敵を仕立て上げ、世論の鉾先を交わすことではないでしょう。

自制すべき場面

 今日も日経新聞一面「春秋」からの御紹介です。

 徳州会徳田虎雄氏から、選挙目的と思われる資金提供を受けていたとの疑惑に晒されている、東京都知事「猪瀬直樹」氏。
 
 出馬を決めた昨年11月に面会した際、初対面であるにも関わらず、徳田氏の方から5000万円の融資を持ちかけられ、断るのも失礼と思い、個人名で借用した。
 一旦貸し金庫に保管し、選挙のスタッフには誰にも言わず、一銭も手を付けず、頃合いを見て返そうと思っていたが機を逸し、特捜部が徳州会の強制捜査に入った後、全額返済した。

 苦しい弁明は、聞いていて痛々しい程です。
 「春秋」は、こう切り出しています。

 『闇に埋もれた事実を暴くノンフィクション作家「猪瀬直樹」氏がこの席にいたら、果たしてどんな質問をぶつけたのか。』

 この方の糾弾は、検察やマスコミに任せることにして、自分が着目したのは終盤の表現です。

 『猪瀬さんは駆け足ライターだった30代の頃、仲間と飲んでどんなに座が盛り上がっても、午後10時には店を出て仕事場に戻った。
 自分と向き合うためだという。』

 この点においては、自分も大いに共感します。
 20代の頃は二次会、三次会とはしごし、酒の残る頭で仕事場に向かったことは数限りなくありました。
 
 50歳を超えた今、接待以外の二次会は基本的にお断りします。
 先日の劇団公演の打ち上げも、一次会の焼肉が盛り上がり、17:00開始にも関わらず中締めは21:30。
 皆は次の店へと移動しましたが、自分はそこでおひらきです。

 自分と向き合うため・・・などと、格好良い話でもないでしょう。
 もはや、深酒しても翌日の仕事に影響無し、と言い切れるだけの体力も自信もございません。
 早く休ませて頂いたおかげで、翌朝はいつも通り4時起き、5時出社でした。

 若い内は、ハメを外すことも良い経験。
 しかし、重ねた年齢と置かれた立場相応に、自制すべき場面もあります。

舞台に架ける想い

 所属する劇団「AUGHANCE」の公演「コーネリアス」は、大好評の内に幕を閉じました。
 今年、愛媛県民文化祭が、我々のホーム内子座で行われることもあって初参戦です。

 脚本は、前回に引き続き「稲月P」の書き下ろし。
 そして見どころは、次世代スター「ロッキー」の初演出。

 シェークスピア作品の登場人物や歴史上の偉人をキャストに、果てしない欲求と足るを知る心の対比から、幸福感とは何かをシニカルに描く風刺コメディーです。

 掛け値なしに面白い脚本でしたし、役者陣の技量もハイレベルでした。
 一方私は今回も、仕事にかまけて殆ど関われていません。
 当日、奈落の底に潜んで、セリを持ち上げ、文字通り縁の下の力持ちに徹しています。

 『出番の無かった控え選手より、大活躍したレギュラー選手は、ゲームを100倍楽しめる』
  
 舞台のもつ魔性の魅力は、良く判っているつもりです。 
 乗りかかると中途半端では済ませられない自分の性格からすると、二兎追うもの一兎も得ず。
 正直、肝心の仕事が疎(おろそ)かになってしまうこともありました。
 会社の現状を冷静に鑑みますと、暫く第一線での活動は控えるべきかもしれません。   

 ただ何より我が劇団の素晴らしいのは、老兵去れども殆ど影響が無いところです。
 劇団としての停滞期を迎える前に、絶好のタイミングで新陳代謝が図られ、20年に渡って常に新しい表情をお見せできることは、そう簡単ではないでしょう。

 今回は、旗揚げしたばかりの西予市の劇団との新旧共演でした。
 19年前、某劇団の座長から頂いた言葉を、そのままエールとしてお送りしたいと思います。 

 「旗を揚げるよりも、続けることはずっとずっと難しい」

 どんなに酷評を受けても、どんなにお客様の入りが悪くても、どんなに人間関係がこじれても、「舞台が好き」という想いさえ失わなければ大丈夫。
 私もきっと、いずれ、必ず、第一線に復帰します。
 内子座の舞台を心の底から楽しむために・・・。

弁護士もサービス業

 中小企業家同友会11月例会は、弁護士法人「たいよう」代表社員「吉村紀行」さんの報告でした。
 演題は「弁護士って近寄りにくい・・・そんな時代は終わりにしたい」。
 確かに、弁護士という言葉の響きは畏れ多いものがあります。
 
 2004年に弁護士登録された吉村さんは、2006年弁護士過疎解消のために手を挙げ、愛媛県大洲市で開業されました。
 悩みを抱えている方は多くいらっしゃるにも関わらず、弁護士の数が限られていることもあり、放っておいても仕事は集まってきたと言います。

 一般論として弁護士という職業は、「先生」「先生」と呼ばれ、依頼者をお客様とも思わない方が支配的。
 それは、難関を突破した選ばれし者であるという奢りと、お客様を選別できるだけの歪な需給バランスが原因でしょう。
 「弁護士の社会的地位は不相応に高い」と、吉村さんは分析されています。

 また、一ヶ月に一回という裁判所のペースに合わせる格好で、依頼者を1~2ヶ月待たせることに抵抗を感じない等、世間の非常識が業界での常識という一面もあるそうです。
 
 ある時、消費者金融からの借入と返済に困窮した男性が自ら命を絶ちました。
 依頼を受け、過払金返還請求を行い、戻って来たまとまったお金を手渡した際、遺族から聞かされた言葉が耳にこだまします。
 「先生ともっと早く出会えたなら、父は死なずに済んだのに・・・。」

 吉村さんは、何のために大洲の地にやってきたのかという原点に立ち返り、困った人にお役立ちするための、開かれた弁護士事務所を目指します。
 HPを立ち上げ、CMを流すのも、弁護士という職業の敷居を低くすることが目的です。
 事務所に掲示している、「御相談者への約束カード」には、四つの誓いが書かれています。

1.説明は丁寧に行います
2.費用は明確に致します
3.セカンドオピニオン大歓迎
4.お心付け不要

 こうしてみると、まさに弁護士もサービス業そのものです。
 吉村さんの様な、経営者感覚と使命感とを併せ持った、お客様思考の弁護士の方が増えてくることで、業界のみならず法治国家たる日本が更に良い国になってくれるものと期待します。
 本当にありがとうございました。

先憂後楽に習う

 今年は夏が長かったためか、秋が無かったかの様に早く過ぎ去り、あっと言う間に冬が訪れました。
 気がつくと、年賀状、お歳暮、年末調整、忘年会・・・。
 年の暮の恒例行事が押し寄せています。
 
 思い返せば、去年の年末は随分とバタバタしました。
 お歳暮も年賀状も、押し迫ってからの思い付きで、儀礼的なものになってしまったようです。
 
 さて、自分が仕事を進める上で、信条としているのは「先憂後楽」。
 「楽」は読んで字の如く楽しいこと、楽なこと。
 「憂」は憂(うれ)う、即ち心配することです。

【 先憂後楽 】
 『先に苦労・苦難を体験した者は、後に安楽になれるということ』

 私が毎朝、4時起き5時出社を心掛けているのも、その一環です。
 社員が出社してくる頃には、段取りを終えられることを狙いとしています。
 仕事に追いかけられるよりも、仕事を追いかける精神的なアドヴァンテージを求めて・・・。
 但し、こうした一般的な意味合いは別として、そもそもの語原は中国にあります。  

 『常に民に先立って国のことを心配し、民が楽しんだ後に自分が楽しむこと』

 その実は、政治家としての心構えを諭す言葉なのです。
 近年、一票の格差問題について、最高裁の違憲判決が続いています。
 立法・行政・司法という三権分立を定めていながら、世論も司法も無視され続けている訳です。

 一票格差を是正するとなれば、当然に議員定数削減、区画割りの見直しを必要とします。
 その際、自らの立場が危うくなることを恐れるが故、話が難航します。
 「先憂後楽」とは真逆で、まさに自己保身の極みです。

 マクロ的には、熱き思いを清き一票に託すこと。
 ミクロ的には、社内における立場を弁え、範と成る行動をとること。

 故事に習うとは、そういうことである気がします。

上の上の経営者

 戦前日本の医師であり、官僚であり、政治家である後藤新平氏が、脳溢血に倒れる直前に残したと言われる言葉を紹介します。

 『よく聞け!
  金を残して死ぬ者は下だ。
  仕事を残して死ぬ者は中だ。
  人を残して死ぬ者は上だ。
  よく覚えておけ。』

 確かに、この世の中には、金儲けの才に長けた方が沢山いらっしゃいます。
 催眠商法やマルチ商法や詐欺商法といった、他人から後ろ指を指される仕事であっても、お金だけなら残すことはできます。 

 仕事というのも様々です。
 設計士なら、自分のデザインした建築物は作品としての仕事になります。
 時流を捉え、新たなるビジネスモデルを構築したなら、その会社も仕事そのものです。
 ここで指すのは、社会から必要とされるモノを提供し、後世まで引き継がれる、意味ある仕事のことでしょう。

 「カリスマ」とは、常人を超える資質。
 例えば、山口県の小さな洋品店を成長させ、カジュアルウェアの「ユニクロ」を世界規模で展開する「ファーストリテイリング」の柳井社長。
 自宅横の町工場からスタートし、一代で小型モーターメーカーの世界的な企業にのし上がった「日本電産」の永守社長。

 このお二人は、紛れもなく世界に誇る、日本の名経営者です。
 先述の言葉からすると、とてつもない業を残し、金も残しました。
 しかし、後継者の育成という意味においては、必ずしも順風満帆とは言えません。

 柳井氏は2002年に、一旦社長の座を譲ったものの、三年後に返り咲き、今も強烈なマンパワーで牽引し続けています。
 方や、永守氏も「日本電産のリスクは永守社長自身の健康であり、後継者問題だ。」と日経ビジネスが公言するほどです。 

 本業から発展させて「松下政経塾」を立ち上げた松下幸之助翁、「盛和塾」で次代の経営者を育成する稲盛和夫氏等は、さしずめ金も、業も、人も残した、上の上の経営者と言えるのかもしれません。

イチローに共感できる資格

 NYヤンキースで活躍するイチロー選手が、高校時代の練習について、こう語っています。

『高校時代は寮生活です。
 全体練習よりも個人練習の方が好きな僕は、(居残りで)一番最後に上がってくるため食事当番に遅れ、先輩からよく怒られました。
 好き嫌いはありますが、嫌いなものも無理やり食べさせられます。

 今考えると、いい経験でした。
 自分がやられたことは、全部自分の経験として受け止めれば良い。』

 イチローとて、当然に未熟な時期はあります。
 規律や協調や節度といった社会的な順応性は、上意下達の組織の中で学ぶべきことです。
 しかしここで、イチローならではの持論が続きます。

『でも、自分が上級生になったら、こんなことは全部やめようと思っていました。

 練習も、やりすぎるのは良くない。
 人にやらされるのは、自分の意思とは違う。
 
 まずもって、自分の身体に余裕があるから、やろうという気になるのです。
 身体がしんどければ、誰だってそれ以上やりたくはない。
 
 練習なんて好きな人はいませんから。
 個人的に、自分の意思のない練習は、練習だとは思いません。』

 こうやって列記しますと、会社内でのロープレや、宅建模試等を振り返り、世界のイチローの言葉に「我が意を得たり」という方がいらっしゃるかもしれません。
 
 しかし、この言葉は、幼少の頃から父親と共に、365日中360日にも及ぶ厳しい練習を弛まなく継続し、その習慣によって怠惰という言葉を排除し、自主性・主体性・自燃性を体得し、比類なきストイックさで自らを律し、世界的なアベレージヒッターへと昇華したイチローの口から発せられるからこそ意味があります。

 私も含め、そうしたひたむきな努力をしたことのない、克己心のバックボーンを持たない凡人は、共感する資格すらありません。
 イチローの様な特別な存在を除き、殆どの人は怠惰に満ち、易きに流される弱い生きものです。

 だからこそ上司や先輩は、部下や後輩の将来を憂うならば、自分の弱さをも棚に上げ、強制力を持って引き上げてやる必要があります。
 最終最後、馬が水を飲むか飲まないかは自からの意思として、首に縄を付けて水飲み場へ連れていくまでは上司の責務です。

善意の業者飛ばし

 先日、「業者を抜く」「筋を通す」といった表現で、業界ルールについてお話ししました。
 しかし、結果は同じでもそのプロセスは、意図的な場合と意図しない場合とに分かれます。

 例えば・・・。

『業者Aが元付けとなって100坪の土地が3000万円で売りに出される。
 業者Bは業者Aから情報を得て、買主を物色したが、高値で成就しない。
 売れないまま半年間が経過した。
 この間にAの専任媒介契約は切れており、更新もされていない。
 その後、売主と業者Bが出会い、2800万円に値下げして一般媒介契約を交わし、売買契約に至った。』
 
 法的には何の問題もありませんが、業者Aは「抜いた」というかもしれません。

 また先述の100坪の土地を、二区画に分筆して50坪の土地にすれば、売主からの依頼条件も違うし、商品そのものが別モノという解釈もできます。

 こうしたトラブルを回避するために、他の業者には依頼できない「専任媒介契約」や、売主自らの自己発見をも排除する「専属専任媒介契約」が存在する訳です。

 但し、実務的には法律の枠だけに留まりません。
 中には、媒介契約未締結でも、元付けであることを主張する業者もいるでしょう。

 大きな会社になりますと、「Z支店のYさんに言っていた」とか「X事業部のWさんに資料を渡した」といったクレームが後から出てきます。
 資料を受ける側としては、知らなかったという意味での善意ではありますが、法人全体の責任としてみれば、「業者飛ばし」のそしりを免れません。 

 ちなみに、前職の会社における分譲マンション事業草創期には、幾多の物件でこの問題が勃発し、数百万円単位での仲介手数料二重払いを余儀なくされました。
 法的に争えば負けることはないでしょうけれど、「あの会社は手数料をケチって業者を飛ばす」という風評が拡がってしまうと、情報が集まらなくなってしまうからです。

 全国津々浦々、どの支店の、どの事業部の、どの担当者でも、物件の大小関わらず、総ての物件登録を本部でとりまとめる、一元管理の仕組みを構築するのにも数年を要しました。

 老舗の宅建業者の多くは、社長自ら物件を掌握しており、場所を聞いた瞬間に、既存の情報か新規の情報かの見極めがつきます。
 一方、組織的に取り組む会社では、経験の浅い営業マンや、営業事務が物件登録する都合上、抜かりが出ることもあるでしょう。

 知識と経験を積み、注意力を研ぎ澄まさなければ従事できないのが、この仕事の難しさです。

実務に活かす宅建

 いつの時代も、家賃を滞納される方は後を絶ちません。
 督促・回収は管理会社の義務であり、大切な仕事の一つです。
 
 個々のスキルを高め、職務領域を拡げるため、一般社員の方にも督促業務をお願いしています。
 その際、督促を難しくするのは、初期段階での掛け違いです。

◇ 契約者「あの部屋に実際に住んでいるのは息子夫婦なので、あちらに言ってくれ!」
 ここで引き下がってはいけません。

 「お言葉を返すようですが、法的な契約者は貴方であり、債務者は貴方自身です。」
 当然に督促は、契約の当事者に対して行うべきなのです。
 
 また、連帯保証人は、悪気なくこう言います。
◇ 連帯保証人「私の子供ではあるが、もう縁を切ったので、私には言って来ないでくれ!」
◇ 連帯保証人「数か月前に離婚したので、私は関係ない。元の夫に請求して下さい!」

 この方々は、法的な自分の立場がお判りで無いのです。

【 催告の抗弁権 】
 債権者が保証人に債務の履行を請求した時に保証人が、まず主たる債務者に催告をなすべき旨を請求することができる権利

【 検索の抗弁権 】
 保証人が債権者に対し、主たる債務者の財産につき執行を成すまで、自己の保証債務の履行を拒むことができる権利

 何れも宅建試験に出てきた条文です。
 保証人の前に連帯の二文字がつくと、この二つの権利が剥奪されます。
 つまり、先述の台詞は漏れなく、自らの義務を棚に上げた逆ギレに過ぎないのです。

 我々は、法律に縛られて業務を行っています。
 しかし、その法律を熟知し、味方につけることができれば、業務はもっと円滑になるでしょう。
 資格のための宅建ではなく、実務に活かす宅建であるべきです。

叶わない当たり前の夢

 いつもお世話になっている、同業者の方と会食しました。
 随分年下の社長ですが、業界においては先輩であり、主義主張に芯が通っており、定期的にお会いすることで、やる気と知識の両方を得ることができます。

 さて、今回のテーマは人材育成について。
 中小企業にとって永遠の課題です。
 猛烈に共感したのは、次の内容でした。

『お客様にお役立ちして感謝され、その対価として利益を頂くのが仕事の本質。
 しかし、今の「ゆとり世代」や「悟り世代」の若者は、仕事自体に情熱を注ごうとしない。
 しゃかりきに仕事をして出世することも臨んでいない。

 そこそこ仕事をして、そこそこの収入を得て、人並みに家庭を持ち、小さな家をたて、大過なく過ごせれば良いと本気で考えている。
 そこそこの仕事では、その当たり前と思っている夢は叶わない時代であるにも関わらず・・・。

 実体験としてハングリーを経験したことのない人間は、危機感が無い。
 混迷の時代、それなりの努力を続けていたのでは路頭に迷うことになる・・・。
 
 この危機感に訴えて注意喚起すべきか?
 もしくは経営理念や会社の存在意義を伝え、仕事の素晴らしさを気付かせるべきか?』

 きっと、その両方なのでしょう。
 但し、厄介なことに何れも諸刃の刃に成りかねません。

 危機感は、ともすれば悲壮感につながり、モチベーションは下がるばかりです。
 理念や仕事観は、下手をすると宗教的な洗脳と受け止められる恐れがあります。
 
 難しい言葉が幼児には伝わらないのと同じく、言葉の真意を受け止めるには、人間的な成長や習熟が必要です。
 それでも、言い続けていれば、いつかどこかで、その意味を理解してくれる時が訪れるでしょう。
 その日が来るまで、手を変え品を変え、発信し続けたいと思います。

感じの良いクルー悪いクルー

 朝の重要なコミュニケーションパイプ「パワーモーニング」に、某大手レストランチェーンの店舗を、週一のペースで利用させて頂いています。
 この店の朝の時間帯のクルーは、若い女性と年輩の女性の二人が交代で入られている様です。
 頻繁に通い詰めておりますので、二名とも既に顔馴染みになっている筈なのですが、対応の差が歴然としています。
 
 若いクルーは大変手際が良く、アプローチの間合いが絶妙で気が効きますが、年輩のクルーは真逆です。
 一言で言うと、「感じが悪い」。

 いつも注文する商品が一緒なので、若いクルーはオーダーの際に復唱・説明は省略し、「いつもありがとうございます。どうぞドリンクバーご利用下さい。」で済ませてくれます。
 端末にオーダーを入力するのも、空気を読んでその場を外してからです。
 食事後の食器を下げる際も、会話の途切れたタイミングを見計らって声掛けし、手際良くスムーズに処理します。

 一方年輩のクルーは、とても手際悪く、たっぷり時間をかけてオーダーを端末に打ち込み、御丁寧に内容を復唱し、ドリンクバーとスープバーの説明をします。
 マニュアルには忠実なのでしょうけれど・・・。
 食器を下げる際も、こちらの会話など全くお構いなしで、ズカズカ入り込んできます。
 デリカシーの欠片もありません。

 昨日は、更に酷い目に遭いました。

 貰っていたモーニングの割引券を使おうと思い、注意書きの通り、オーダー時に割引券を差し出したところ・・・。

クルー : この割引券を今後使われる際は最初からお申し出下さい。オーダーの番号が違いますので!
松岡  : ・・・?

 彼女はまだ、オーダー入力の端末を触ってもいません。
 「最初から」というのは、どのタイミングで申し出れば良いのでしょう。
 ひょっとして、入店時とか?

 正直、このクルーの接客は二度と受けたくないと思いました。
 以前、教えて頂いた公式を思い出します。

 味や品質  = 100 - 1 = 99
 感じの良さ = 100 - 1 =  0

 我々も、反面教師として見習う必要があります。
 感じの良い接客を心掛けましょう。

ビジネスマンのマイルストーン

 今年から、賞与支給は年2回から3回に変更されました。
 ・・・こう書くと勘違いされるかもしれませんが、評価期間と支給時期が変更になっただけで、待遇改善とは違います。

 これまで 
① 10~ 3月 6ヶ月間評価  7月支給 
②  4~ 9月 6ヶ月間評価 12月支給 

 これから
①  7~10月 4ヶ月間評価 12月支給
② 11~ 2月 4ヶ月間評価  4月支給
③  3~ 6月 4ヶ月間評価  8月支給

 この見直しの狙いはどこにあるのでしょうか?
 まず、評価期間から支給月までの時間を詰めることで、成果に対するフィードバックを迅速に行うことができます。
 これまでのやり方だと、評価期間の努力と成果が報われるのは9~3ヶ月後。
 良かったにしても悪かったにしても、評価する側もされる側も、その当時の熱はすっかり冷め、支給は忘れた頃です。
 
 次に、評価期間を刻むことで、常に新鮮な気持ちを保つことができます。
 半年評価では、出足で躓(つまづ)き長く引き摺(ず)ることもあるでしょう。
 改善後のやり方なら、例え4ヶ月が不振でも「次は挽回しよう」という気に成りますし、成績優良者も胡坐をかく暇が無いのです。
 
 人間は、ずるずる、だらだらでは、そのポテンシャルを発揮できません。
 マラソン選手が、折り返しや10㎞毎のラップタイムを意識することで、完走までのペースを保つ様に、評価期間はビジネスマンのマイルストーン(一里塚)です。  

 さあ、評価の善し悪しはともかく、既に新たなるレースは始まっています。
 幾ら悔やんでも嘆いても、過去は一ミリも動きません。
 余韻に浸ることなく、次のゴールを目指しましょう。

学習する組織

 先日の宅建協会主催ブロック研修で学んだ内容を、店長会でレクチャーしました。
 参加者からは、「勉強になる」「知らなかったことに気付かされた」という発言が相次ぎます。

 素直で前向きという意味において評価できるものの、本音は手放しでは喜べません。
 売買か、賃貸か、デベロッパーかは別にして、不動産業界で十年以上仕事をしてきた役職者が、「知らない」等ということは、私も含めて大変恥ずかしいことです。

 言わずもがな、この業界は多くの法律に縛られています。
 民法、宅建業法、建築基準法、借地借家法、消費者保護法・・・。
 その総てを理解・掌握し、多岐に渡る実務に照らしてレクチャーできるスーパーマンは稀少です。

 また、宅建取得時等、一時的に勉強したとしても、世の中も法律も変わるもの。
 常にアンテナを張り巡らせておかないと、頭が錆つき、時代に取り残されてしまいます。
 対社会、対お客様への責任で考えれば、「教えて貰ってない」という言い訳は通用しません。

 今の時代、その気になれば、ネットを通じて簡便に知識を得ることができます。
 今回の様な、所属団体の研修案内は、適宜届いている筈です。
 その案内は「自分に関係の無いこと」と裏紙に回しておいて、「教えて貰ってない」も無いでしょう。
 
 無知は、お客様を守ることができません。
 無知は、会社のリスクを拡げます。
 無知は、罪です。

 受け身ではなく、個々が自主的・主体的・自燃的に学習する組織を目指しましょう。

創業60年の年輪

 松前町にある「ギノー味噌」様を会社訪問しました。
 田中社長と秀野さんは、日頃から中小企業家同友会、facebookでお世話になっています。

 工場見学は、田中社長の御子息に御案内頂きました。
 何と言っても驚嘆したのは、クリーンリネスの徹底振りです。
 白衣・白帽に身を包み、いざスタート。
 準備室には、工場入場前の手順が書かれています。

① 両手を差し入れて殺菌・消毒
② 掃除機で衣服の埃を30秒間吸い取る(ノズルを取るとタイマーが作動)
③ 吸い切れなかった埃をコロコロ粘着シートで取る
④ 液体石鹸で両手を念入りに洗う

 ここまでして、やっと入場。
 工場内は、床に小さなゴミが一つ落ちていると目立つ程、清掃が行き届いています。
 制御盤は、手垢や埃で汚れない様ビニールで覆われていました。
 導入20年という機械は、まるで新品かと見間違う程ピカピカです。
 自分の中の味噌工場の概念は、大きく覆された感があります。

 御存じの通り、田中社長は「掃除に学ぶ会」の重鎮です。
 トイレの便器に素手を突っ込んでピカピカに掃除し、自我や奢りを捨て去り、感謝や思いやりといった心の気付きを学びます。
 自分も過去、息子を連れて何度か参加させて頂きました。

 そこで知りあった企業を訪問させて頂いたこともあります。
 しかし、そのトイレやオフィスは、必ずしも美しくありません。
 寧ろ雑然としていたり、汚れている様を見て、「何を学んでいるのだろう」と疑問に感じたり、実践の難しさを痛感したものです。

 「誠実とは一貫していること」

 田中社長が常日頃お話しされていること、掃除に学ぶ会での御姿、社屋の現状・・・これらは総て澱(よど)みなく一貫しています。
 うかがえば、入社された当初は、こんな状態ではなかったとのこと。
 声掛けと実践の、長年に渡る継続によって、揺ぎ無い社風・文化が築かれたのです。

 社長室に、樹齢1700年という屋久杉が飾られていました。
 そこに刻まれた年輪と同様に、創業60年の技術と想いが積み上がってこその今でしょう。

 我々は、創業5年目の小さな会社ですが、背中を追いかけ、陽の当たる方向を目指し、目の詰んだ年輪を積み重ねていきたいと思います。
 田中社長、良い機会をありがとうございました。

仁義なき戦い

 先日、日頃よりお世話に成っている同業者の社長並びに社員の方と会食させて頂きました。
 その場で、うかがった話です。

 「これまでも、これからも、筋の通らない業者とはお付き合いしない。」

 同業者であれば、この「筋を通す」という言葉が、何を意味しているか察しがつきます。
 しかし、異業種の方は、ピンと来ないかもしれません。
 売買、貸借の別を問わず、不動産流通には「元付業者」と「先付業者」が存在します。

 ◇「元付」 = 売主もしくは貸主から依頼を受けた業者
 ◇「先付」 = 買主もしくは借主から依頼を受けた業者

 この両方を一社で行う場合は、「両直取引」となります。
 私がこの商売を始めた20年程前は、他社へ紹介することなく情報をFIXして、手数料を一人占めしようと目論む業者が支配的でした。

 最近では随分と意識が変わり、他社の力を借りてでも、できるだけ早く成約して、お客様にお役立ちしたいと考える業者が増えつつあります。
 勿論、その方が手数料を早く手にできるからでもあるのですが・・・。

 さて、我々にとって商品は情報。
 買いたい物件と、買えるお客様の情報をマッチングさせることが仕事です。

 先付業者が、お客様のニーズに合った物件を探し求め、元付業者から情報を得ます。
 その情報から、直接売主に接触して取引を決める行為を「抜く」と言って、まさに筋の通らない話なのです。

 両直取引となって手数料は二倍、一時的に懐は潤うかもしれません。
 しかし、これこそが自らの首を絞める業界のタブー。
 何故なら、筋の通らない業者であるとの噂が拡がり、どこからも情報を貰えなくなってしまうからです。
 
 例えるなら、店舗の立地が抜群で、駐車場が停め易く、スタッフの感じが良いにも関わらず、陳列棚の商品がスカスカのコンビニみたいなものでしょう。
 
 「仁」 広く他人やものを思いやり、慈しみの心を持つこと
 「義」 行いが倫理や道徳に適っていること

 「仁義なき戦い」はヤクザだけの世界です。

電話をつなぐ情熱

 ランクアップミーティングについて解説します。
 それは、見込み度合いCのお客様をBに、Bのお客様をAに、Aのお客様を申込へと、文字通りランクアップさせるための会議です。

 分譲マンションや住宅といった、一生一度の高額物件を買われるお客様の大多数は、初回で決めていると言われます。
 であれば、初回で決め切らず、お客様を帰してしまっている段階で、ランクアップは殆ど意味を成しません。
 ニーズが顕在化している賃貸のお部屋探しなら尚更でしょう。
 とはいえ、可能性が残っているお客様を、無策のまま、他決するのを静観するのは愚の骨頂。

 ダメ営業マンは、「お客様が決める」と本気で考えています。
 それなら、物件資料と案内係だけで充分、営業マンは要りません。
 お客様のニーズに最も適した物件を提案し、不安を取り除き、背中を押して、決めて差上げるのが営業マンです。

 さて、若手の営業に、見込みのお客様の進捗を訪ねました。

営業 : 何度も電話したんですが、つながらなくて・・・。
松岡 : その電話は、いつしたのか?
営業 : 一週間ほど前です。
松岡 : 何度もというのは、何度なのか?
営業 : 時間を変えて三回ほど・・・。

 電話をかけることはあくまでも手段、お話しをして再来に導くのが本来の目的です。
 朝・昼・晩、平日・土・日、十回以上電話してつながらなかった・・・というのであればそれはきっと着信拒否。
 勿論、そういう関係になった理由も営業マンにあります。
 くれぐれも、夜討ち朝駆けで、執拗な営業をしろという意味ではありません。

 例えば、好きで好きでたまらない異性を振り向かせたければ、こんな淡泊なアプローチで終わらないでしょう。
 電話はつながるまでかけるでしょうし、電話がつながらなければ手紙を書くでしょうし、それでも駄目なら、偶然を装って家の前で待ち伏せする手もあります。
 ストーカーで通報されない程度に留める良識は勿論ですが、もっともっと情熱的であって下さい。
 貴方の情熱が足らないから、電話がつながらないのです。

 素敵なマイホームを提供することが、お客様のためと自信があるなら遠慮は無用。
 自信が無いなら、自信が付くまで、訓練、努力あるのみ。
 例え若かろうと経験が浅かろうと、お客様にとって貴方は、プロの営業マンなのです。

住宅受注急ブレーキ

 11月9日付日経新聞3面に、「住宅受注ブレーキ」という記事が出ています。

 住宅請負の場合、完成引渡が来年4月以降であったとしても、今年の9月末までに契約を交わしていれば、消費税率5%のままで据え置かれる猶予措置がありました。
 2000万円の住宅なら60万円の違いますから、どうせなら税率up前に、と考えるのは当然でしょう。

 積水ハウスの前年同月比受注は△16%減、住友林業は△30%減。
 駆け込みがあれば、反動が来るのは自然の成り行きです。
 
 「駆け込み需要も想定以上だったが、反動減も見通しより大きかった。」(住友林業)
 
 別の見方をすれば、駆け込み受注を沢山取ったからこそ、その分だけ揺り戻しも大きくなります。
 地場の大工さん等は、生産能力も限られていますし、戦略的に広告を打つこともできず、営業体制も脆弱ですから、税率up特需の恩恵は殆どありません。

 取れる時に取れるだけ取ることができるのも、ハウスメーカーの強み。
 先述した積水ハウスは、反動減のあった10月まで、実に13ヶ月間連続で対前年以上の実績を積み上げていたと言いますから流石です。

 さて、各社とも当面の受注残こそ抱えていますが、見込み客が居なくなったこれからが勝負でしょう。
 3%が5%に上がった16年前にも、長期に渡って冬の時代が続きました。
 重ねて、東北復興、東京五輪へ向け、資材や労働力が流出し、人材不足・原価高騰も懸念されます。

 住宅着工戸数は、今年度こそ95万戸と前年比6%増となる見込みですが、来年度以降80万戸規模まで急落するのではないかとの見方もあるようです。

 しかし、人口が2倍以上あるアメリカの住宅着工戸数をして90万戸程度しかありません。
 80万戸でも多過ぎるくらいです。
 
 スクラップ&ビルドから、地球上のストックを活かすリフォーム&リノベーション&中古流通へ。
 日本の目指すべき方向性は明確です。
 

 

77%off 乗せ引き考

 楽天イーグルスの優勝を記念して始まった、楽天市場の「楽天日本一大セール」の価格操作が波紋を呼んでいます。

◇ スルメイカ10枚 1万7300円(通常9800円)を大幅値引きで提供!
◇ 抹茶シュークリーム10個 1万2000円(通常2600円)を77%引きで2600円!
◇ 「iPhone4s」 43万3915円(通常6万円台)を77%引きで9万9800円!
◇ 大根5㎏ 1万1125円(通常 数百円)を77%引きで2540円!

 これ、住宅請負業界の隠語でいうところの「乗せ引き」です。
 総額1500万円だとすると、その見積りに200万円乗せておいて、1700万円で提示します。
 お客様に最後の決断を促す時に、
 
 「判りました。
 この住宅は私共にとって代表作にしたいので、我々も思い切ります。
 200万円値引きの1500万円で如何ですか。」

 とても誠実とは言えませんが、意外と効果的なので、業界ではポピュラーな手法だったりします。
 住宅は、一生一度の買い物。
 経験値が無いものですから、その金額が高いか安いかピンとこない人が殆どです。
 最初の提示価格の正当性はスルーし、「200万円の値引き」という部分だけがお客様の頭に残ります。
 
 ただ、今回の事例は、余りにもあからさまでしょう。
 一個1200円のシュークリームや、43万円のiPhoneとなると、消費者をバカにしているとしか思えません。

 先日の食品偽装問題もしかり、似たような事例は、あらゆる業種・業態で散見されますが、やはり「対岸の火事」ではなく「他山の石」として捉えるべきです。
 
 お客様を欺いて長続きする商売は無い・・・。
 信用を積み上げるのは大変ですが、失うのは一瞬です。

スケールの誘惑

 先日、某デベロッパーの部長とお話しする機会がありました。
 以前は、ライバル関係にあった会社です。

 前職の会社も含め、バタバタと破綻した引鉄はいわゆるリーマンショック。
 この会社は、数少ない生き残りのデベロッパーの一つです。

 「うちは、仕入れが上手くいってなかったので、結果助かったんですよ。」
 自虐的に言われますが、勿論それは謙遜でしょう。

 あれから5年が経過し、負の要素は市場から一掃された感があります。
 ここ2~3年、松山で発売された物件は何れも好調で、竣工前完売の声も聞かれる様になりました。
 
 地方都市のマンション事業は、農耕そのもの。
 そのエリアで一旦収穫すると、暫くは刈り取りができません。
 何年かすると、新たな芽が出て花が咲き実が付き、再び収穫の時を迎えます。

 その収穫のサイクルを見誤り、マーケットスケールを超える供給をしてしまうと難航必至です。
 思うように販売は進まず、やがて完成在庫となり、値引き販売を余儀なくされ、企業の体力を確実に蝕みます。

 今、松山の中心部で販売している某物件は、200戸超と過去最大級のスケールです。
 先述の部長も共通の見解として、苦戦が予想されます。
 100戸売っても、100戸以上残っているという現実は、夢ではなくホラーでしょう。

 何故、大型物件に惹かれるのかというと、スケールメリットがあるからです。
 モデルルームも、パンフレットも、イメージパースも、販売促進費負担は戸数が多ければ多いほど薄まります。
 また、完成後の修繕計画や管理運営も楽です。
 何より、建築コストが段違いに引き下げられます。
 
 総ての面でメリットがある・・・但し売れればの話です。
 売れ残れば、そうしたメリットが総て逆噴射を始めます。
 その怖さは、渦中でもがき苦しんだことのある人間にしか判りません。

 先の会社が生き残っている大きな理由は、常にマーケットを重視し、スケールの誘惑に打ち勝ち、農耕の法則に従い、適正供給を心掛けているからこそです。

矛を収めるタイミング

 私は生来、短気な人間です。
 過去、その性格が災いして、幾多のトラブルを引き起こしてきました。
 大袈裟ではなく、過去一度も警察の厄介にならなかったのは、たまたまの幸運です。

 とはいえ、誰かとぶつかることも、部下を叱り飛ばすことも、最近では滅多にありません。
 50歳を超えた今日、血気盛んな頃と比べれば、随分丸くなりました。
 
 歳や経験を経る程に、角が取れることは悪くないでしょう。
 但し、どっちにでも転がる「球体」は優柔不断で、自分というモノが無さ過ぎます。
 個人的には、ウィークデーの昼過ぎの番組中で振られる「何が出るかなサイコロ」が理想です。

 さて、ビジネスは真剣勝負。
 時には戦うこともあります。
 先日、ある方から良い教えを頂きました。

 『勝てるのであれば大いに喧嘩して良い。負ける喧嘩は売るべきではない。』

 本当にその通り。
 幾ら己に大義があったとしても、負ければ賊軍、犬死にです。

 「HONDA」の創業者、本田宗一郎は、生前次の言葉を残しています。

 『矛を収めるタイミングがある。
 それさえ知っていれば、大いにケンカすべし。』

 これは勝負へのこだわりとは別の話です。
 
・負けを認めるのは辛いが、これ以上戦えば更に傷口が拡がるので白旗を上げる。
・勝ちは決定的だが、無抵抗な相手に止めをささず、赦した上で協力する。
・戦い続けるのはお互いに無益であるとして、休戦和解を提案する。

 いつ、矛を収めるか・・・。
 経営者のみならず、ビジネスマンにとって重要なファクターです。
 半沢直樹と中野渡頭取の、大きな差がここにあります。

制御から共生へ

 本日は、解決策の示されない世迷言にて失礼します。

 様々な方がこの真理について説きます。 

【人は皆、この世に生まれた段階で不治の病にかかっている。
 治癒率0%・・・絶対に治ることはない。
 死亡率100%・・・必ず死に至る。
 その病名は「生」。
 そう人は漏れなく、「生」を受けた瞬間に、確実な「死」を宣告されているのだ。】

 作家の五木寛之氏は、「大河の一滴」の中でこう表現しています。 

『人間というものは、オギャアと生まれたそのときから、既に病気を抱えて生きているものなのではないか。
 世の中に完全に健康な人間などというものはいるわけがない。
 死は万人にセットされている。
 哺乳動物には等しく五億回あまりの呼吸と、百年前後の時間が与えられているだけだ。
 
 すなわちわれわれはすべて死のキャリアとして誕生してくるわけで、これを抑制するクスリも、医学的手段もない。
 もし、老化をストップさせる薬品が出現したとしたら、それを使い、それに頼ること自体が病気といってもいいだろう。』

 長寿国日本の、現在の平均寿命は男性80歳、女性86歳です。
 しかし、90年前は男性42歳、女性43歳と、今の半分しかありません。
 経済的な発展、栄養価の高い食べ物、医学の進歩・・・様々なファクターにより、命は飛躍的に永らえてきました。

 人類にとって永遠の夢である不老不死へ、我々は着実に近付きつつあります。
 一方で、少子高齢化、環境汚染、新種の疫病、地球温暖化、食糧危機、原発事故、毎年三万人もの自殺者、頻発するテロ、一触即発の国際紛争、等々・・・歴史に学べない、想定外の破壊的なリスクが拡がっているのも事実です。

 人類は、自らを守るために自然をコントロールしようとしてきた訳ですが、本来自然には、抗ってはいけないのかもしれません。 
 制御から共生へ、現代を生きる我々に課せられた大きなテーマです。

脱、右向け右!

 球団創設9年目にして楽天イーグルスを初優勝させた、本気の男「星野仙一」氏。
 「シンプル・リーダー論」は、星野氏が阪神タイガースの監督として、18年振りの優勝に導いた後に書き下ろされたものです。

 『昔は「右向け、右」の一言で済んだ。
 私たちの世代も、中学、高校、大学とその一言で鍛えられ、育てられてきた。
 -中略-
 
 しかし、今の選手たちは、そんな上からの命令一下だけで動いたりはしない。
 理論的な裏付けがちゃんとあって、自分自身が理解し、納得できなければ動こうとしないのである。
 -中略-
 
 監督、コーチから「ああしてみろ」「こうやってみろ」と命じたり、アドバイスしたとしても、決して長続きしない。
 なんだかんだと言い訳したり、逃げていってしまうのが常である。

 上手くいかなければ、「コーチがああせい言うたから・・・」「持ち味が違うのに・・・」と原因をそこに求め、やがて「ああいう監督(コーチ)の元ではやれん」となる。
 やる気を無くせば、自分が損をするだけなのに…。』

 大いに共感できる内容です。
 ここでいう監督・コーチを、社長・店長に読み替えれば会社でも、同じことが言えるでしょう。

 さて、星野監督は、この打開策の一つとして、年に一度のリポート提出を義務付けているそうです。
 ① 今現在の自己評価・ランク付け
 ② 目指すべき目標
 ③ そのための問題点・やるべきこと

 「下半身が弱いので、走り込みを強化したい」という声があれば、その声を尊重してオリジナルのトレーニングメニューに変更すると言います。

 こうして見ると、プロスポーツもビジネスの世界も、マネジメントの根本は変わりません。
 月間目標の面談で、自分自身の立ち位置も、目指すべき目標も、それを阻害する問題点も、日々やるべき行動計画も・・・答えは見えている筈。
 但し、先述の星野監督の言葉の通り、納得した上で手・足・口が動くかどうかは別物です。
 
 自らの目標に向かい、自主性、主体性を持って、自燃的に取り組める人材だけが成功を引き寄せます。

僕は下手くそ

 今期24勝、ポストシーズンも含めると昨年から30連勝という神憑り的な強さを誇った楽天の田中将大投手ですが、日本シリーズ優勝を賭けた巨人との天王山で遂に土がつきました。
 昨年8月19日以来、実に440日振りの出来事です。

 この日の田中投手は、9回160球を投げ切り、12被安打4失点、7三振。
 並の投手であれば、「力投空しく打線の援護無し」と評されてもおかしくありません。

 巨人が3勝3敗のタイに持ち込んだことよりも、田中投手で負けたことの方が、大きなニュースであった気がします。
 「不敗神話ついえる」「田中を打ち崩す」との見出しが、楽天のみならず、日本球界の絶対的エースであることの証明です。

 田中投手自身は試合後に、「僕はまだまだは下手くそということ」と自嘲気味に語りました。
 そこで改めて気付かされるのが、自己イメージの重要性です。
 
 我が社では、毎月トップセールスの方に報奨を与えています。
 その上位者は、常連の方で占められる傾向が強いようです。
 すると「流石」とか「やっぱり」といった反応に成ります。

 一方、滅多に取らない人が上位争いに加わると、判官贔屓的に応援したくなるのも人情です。 
 その裏側で、定位置を奪われた常連の方は、今回の田中投手同様に、悔しさが込み上げます。

 宅建試験を毎年、受けても受けても不合格の人は、自分が合格して宅建主任者に成るという、明確な自己イメージができていません。 
 寧ろ、「どうせまた落ちるだろう」と、自分自身をネガティヴに洗脳したりします。

 営業も宅建受験も同じ。
 今が未熟なのは仕方のないこととしても、その至らなさを自覚する謙虚さと、「絶対にこのままでは終わらない」という気概と、高い自己イメージによって、自らを鼓舞する人であって欲しいものです。

友好を望む表われ

 尖閣問題を発端として、大いに冷え込む日中関係。
 そんな中飛び込んできた、心温まるニュースです。

 台風18号で増水した淀川の濁流に流されている、小学生を見つけた中国人の留学生が、命懸けで飛び込んで命を救ったのです。

 「成人だったら子どもを助けるのは当たり前。
 時間がないから…怖くなる時間もなかった。みんな無事でよかった。」

 安倍総理は、感謝状を贈ることを表明しています。

 いつもは、国家に対する批判的な世論が高まることを懸念して、ナショナリズムを煽り、その鉾先を日本に向けようという意図が鮮明な女性報道官も、いつもの厳しい論調から一転し、表情を弛めてこう語りました。

 「中国と日本は隣国であり、両国民が困難に直面したときに互いに助け合うことは友好を望むあらわれ。」 
 
 実に久々に聞く、日中融和のコメントです。

 日本と中国は、歴史的に見ても、経済的に見ても、その結びつきは本来、欧米諸国よりも緊密であるべきでしょう。
 外交上の駆け引きの裏で、関係改善の糸口を探ろうとしている本音が見えます。
 
 一人の青年の勇気ある行動が、そのきっかけと成れば幸いです。
 寒さに震える旅人のコートを脱がすのは、北風ではなく太陽であると信じて・・・。

恩と威のバランス

 江戸時代の名君、備前岡山の藩主「池田光政」氏の言葉です。

『国家を良く治めようと思えば、指導者には「恩」と「威」の二つがなくてはならない。
 「威」が無くて「恩」ばかりでは、甘やかされた子供が教訓を聞かないようなもので、ものの役には立たなくなってしまう。

 反対に「威」をもって厳しくばかりすれば、一応言うことは聞くが、本当にはなつかず、結局上手くいかない。
 恩をもって良くなつけ、それでいて法度の少しも崩れない様に賞罰を行うのが、本当の「威」というものであろう。

 だから「恩」が無ければ「威」も無用となり、「威」がなくては「恩」も役に立たない。
 ただその際、大事なのは下情を知ることで、それが無くては「恩」も「威」も本当には生きて来ないのである。』

 単純に考えれば、厳しさと優しさ、叱責と温情が対比されます。

・ 社員とフランクに接し、垣根なく話し易い上司
・ ピリピリした雰囲気を漂わせ、威厳に満ちた上司

 かつての自分は、間違いなく後者でした。

 改めて、「恩」と「威」の意味を掘り下げてみましょう。

◆ 恩 = 他の人から与えられた恵み、慈(いつく)しみ
◆ 威 = 自然に人を従わせるような、厳(おごそ)かさ

 どちらが良くて、どちらが悪いということではありません。
 時と場合により、臨機応変に使い分けるべきものです。

感謝報恩の念

 引き続き、松下幸之助翁「指導者の条件」からの御紹介です。
 
『感謝の心は、モノの価値を高めることになる。
 一つのモノを貰っても、「何だつまらない」と思えば、その価値は極めて低いことになってしまうが、「有難い」という気持ちでいれば、それだけ高い価値が見出せ、よりよく活用できることにもなろう。
 「猫に小判」というが、反対に感謝の心は、鉄をも金に変えるほどのものだと思う。』

 本当にその通りです。
 以前から、「当たり前」の対義語は「有難い」だと申し上げてきました。
 だからこそ、「有難い」=「ありがとう」それが感謝の言葉になっているのです。

『感謝の気持ちが薄ければ、何事によらず不平不満が起こり、自らの心も暗くし、他をも傷つけることになる。
 それに対して、感謝報恩の念の強い人には、すべてが喜びとなり、心も明るく、また他とも調和し、共存共栄といった姿を生み出しやすい。』

 幸福か不幸かは、事象や状況が決めるものではありません。
 お金を沢山持っていても不幸な人はいますし、経済的には恵まれてなくても幸福感を満喫する人もいます。
 そこを分けるのは、今を当たり前ではないと思い、感謝できるか否かの心です。
 究極的には、命があるだけでも感謝することができます。

『指導者の人々が皆、この気持ちを強くする時、真に物心ともに豊かな社会が生まれてくると思うのです。』

 先般、「社員の物心両面の豊かさを追求する」という長期ヴィジョンをお話ししました。
 それはモノの豊かさだけでは実現できません。
 並行して、心の豊かさを磨き、訴えていきたいと思います。
プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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