人生は選択の連続

 人生、思う通りにはなりません。
 時に、何故これほどまでに上手くいかないのかと、運命を恨むこともあります。
 しかし、冷静になって気付くべきです。
 貴方の居る現在地点は、自らの過去の選択によって導かれたポジションであることを。

 『人生は選択の連続である』

 ・ 朝、目覚めて、すぐ飛び起きる or 少しうとうと or もう一寝入り
 ・ 食前に歯を磨く or 食後に歯を磨く or 歯磨きしない
 ・ 朝食はパンにする or 和食にする or 一切摂らない・・・

 どんな服を着て行くかとか、何時に出発するか、どのルートで出勤するか・・・といった細かい点まで含めれば、人は一日に4万回もの選択をしていると言います。

 先日、宿泊先のホテルから会合の会場まで歩いて行った時のことです。
 とても暑かったので、かなり遠回りになるのを承知で、アーケード街を選択します。
 すると、かつての同僚にばったり出会い、4年振りに旧交を温めることができました。

 これも選択の結果。
 体重が増えるのも、睡眠不足なのも、遅刻するのも、虫歯になるのも・・・選択の結果です。

 どんな友達と遊ぶか、どんな学校に進むか、部活動は何にするか、真面目に勉強するか、どんな職業を選択するか、どんな会社に入るか、意中の異性に告白するか、何を目指すか、どれだけ努力するか・・・。

 人は皆、要所要所で岐路に立たされます。
 そしてその時々の選択が、そこから先の人生を大きく変えていくのです。

 今の環境に不満を持ったとしても、それは決して他人のせいではありません。
 自分自身の、過去の選択の集積結果として、今があるだけです。 
 
 そして自らが望むならば、未来は自らの選択によって変えられます。
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メラビアンの法則

 コミュニケーション・パイプは、様々な手法があります。
 電話、手紙、メール、面談、朝礼、会議・・・。

 多様なコミュニケーションによる、発信者から受信者への「伝わり方」を科学したのが、「メラビアンの法則」です。

◇  7% 「言語情報=Verbal」 
◇ 38% 「聴覚情報=Vocal」
◇ 55% 「視覚情報=Visual」

 本法則によれば、手紙やメールを読んだだけでは、僅か7%しか伝わりません。
 例えば、「ばか」という言葉は、文字として読めば腹立たしい限りですが、話し言葉のアクセントやニュアンスで、「甘え」や「愛情表現」として使われることもありますし、相手の冗談に対しての軽いツッコミだったりもします。
 現代では、「バカ(笑)」といった囲み文字や絵文字を駆使して、言葉足らずを埋めることもあるでしょう。

 しかし、電話であっても伝わるのは7%+38%=45%。
 やはりフェイストゥフェイスで、相手の目をしっかり見て、時に身振り手振りで伝えあう、面談に勝るものは無いのです。

 では、メールや手紙は、面談や電話に劣るコミュニケーションなのかというと、それは違います。
 例えば、メールの効用とは何か。

① 遠隔地の方も含めて、沢山の方に、同じ内容を、同時に一斉配信できる
② 記録として残るため、証拠的価値がある
③ 発信者は、時間をかけて内容を精査することができる
④ 受信者は、都合の良い時に読み、後で読み返すこともできる

 業務上の重要な報告を、関係者一同に口頭で伝えようとすると、時間も手間も膨大です。
 言ったつもりが伝え漏れていたり、聞いたつもりが取り違っていたり、言った言わないのトラブルは枚挙に暇がありません。
 公休の社員には人伝(ひとづて)となり、更に伝わり難くなります。

 一方、緊急な判断が求められることを、メール送りっ放しではいけません。
 緊急性の無いことであれば、わざわざ休日の社員に電話することはないでしょう。

 会社の方針を伝えるべく、わざわざ休日を潰してまで全社会議を招集するのも、そうするだけの重要性があるからこそです。 

 つまり、ケースバイケース&臨機応変に、正しい手段を選ぶ判断力が求められます。
 こうして、ブログで書いたとしても、100%伝わるとは過信していません。
 だからといってやめてしまえば、7%どころか1%も伝わらない・・・やらないよりはやった方が良いのです。

 手法や手段はともかく、方針や価値観が徹底できるまで発信し続けることは、TOPの責務でもあります。

ありがとうの意味

 某お友達から、某大手企業総務担当の方を御紹介頂きました。
 この某お友達は、数年前からの知人ですが、facebookを初めてから急速に親交が深まり、こうした拙文にも「いいね」やコメントをよく下さいます。

 先日の日曜日、その某お友達と某大手企業総務担当の方が連れだって御来店されました。
 某総務担当の方は社員のお部屋探しのために、某お友達は私と某総務担当の方を引き合わせるために・・・。
 時は日曜日の13:30・・・そう貴重なお休みを割いて御来店頂いた訳です。

 この某お友達は業界に顔が広く、松山で一番不動産業者を知っていらっしゃると言っても過言ではないでしょう。
 そんな方が、星の数ほどある不動産業者の中で、わざわざ弊社を選んでお声掛け頂いたのです。
 
 これは「当たり前」ではありません。
 「当たり前」で無いとは、「有難い」こと。
 だから「ありがとう」と感謝するのです。
  
 「いただきます」も「ごちそうさま」も、言葉にはそれぞれ意味が有ります。
 日常の中で、つい、単に儀礼的な挨拶として、「ありがとう」を発してはいないでしょうか。
 
 某お友達と某総務担当の方とお話しをしている内、何名かの共通の知人の話題が上ります。
 皆さん、仕事観や人生観について、波長の合う方ばかりです。
 
 お帰りに成られた後、某総務担当の方に御礼のメッセージと、facebookの友達申請を行いますと、間髪入れずに御承認頂きます。
 こうして、また一つの縁がつながりました。

 改めて、ありがとうございます。
 御縁をつなげる様に、しっかりお役立ちしたいと思います。

乗り間違え抑止

 「今日の言葉」と題するブログを3年間に渡って綴ってきました。
 毎日続けることは、自分の中でのこだわりに過ぎません。

 「どういう会社にしたいか」「どう生きたいか」という仕事観、人生観がベースですので、道半ば至らない点については反省ばかりです。

 社員の方には、折にふれて感想を求めます。
 頂いた感想には、短文ながら必ず返信します。
 誤解が生じている時にはすかさず指摘しますし、難しいテーマであれば時間を割いて議論しますし、良い提案と思われる場合には仕組みに取り入れることもあります。

 そもそも、会社に集う社員は、生まれも育ちも性別も年齢も経歴も趣味も嗜好も性格も、各人各様皆バラバラ。
 そんなバラバラ集団ですから、本来ベクトルなど合致する筈がないのです。

 社員が頑張れば会社の利益が上がる → 会社の利益が上がれば給与や賞与や昇給等の待遇が改善される、という経済合理性の元、利害関係が合致し、辛うじて同じ方向を向いています。
 しかし、労働の対価として時間を切り売りするという考え方に留まったのでは、個人も会社も成長できません。
 はたまた人生で最も長く過ごす仕事の時間が、虚(むな)しい苦役に成り下がってしまいます。

 個々人の個性は重視しつつ、会社の目的・目標、求める人材像といった、存在価値に繋がる部分は忽(ゆるが)せにできません。
 従って、金太郎飴の様に、共通の価値観を持って頂く必要があります。

 何年か前、松山から特急列車に乗って高松に出張しました。
 うとうととし、ふと目が覚めると両サイドに海が拡がっています。
 何と、瀬戸大橋を渡っているではありませんか。

 そう、この列車は高松行きの「いしづち」と、岡山行きの「しおかぜ」が連結されており、多度津で分割されます。
 自分は寝ている間にアナウンスを聴き逃し、「しおかぜ」の自由席に乗っていたのです。

 「この列車、次の多度津駅で、岡山行「しおかぜ」と、高松行「いしづち」に切り離されます。
 お乗り間違えに御注意下さい。」

 毎日の発信→返信のキャッチボールは、乗り間違えを抑止するための大事な確認作業なのです。

最大の抵抗勢力

 先日参加した中小企業家同友会松山支部例会の締めの挨拶で、本田副支部長が紹介された言葉が印象に残りました。

 フランス「ルノー」から、倒産寸前の危機に瀕した日産自動車に単身乗り込み、聖域なき改革でV字回復を果たしたカルロス・ゴーン氏の言葉です。
 
 記者  「日産の改革に当たって、最大の抵抗勢力と感じることは何ですか?」

 ゴーン 『最大の抵抗勢力とは、無関心である』


 まさに至言です。
 ゴーン氏は、リストラや工場閉鎖等、ドラスティックな経費削減策を打ち出し、コストカッターの異名をとりました。
 会社を存続させるためとはいえ、時にそれは、血も涙もない非情さを余儀なくされます。 

 そうした改革を行う中で、反発や抵抗は有って当然でしょう。
 軋轢を恐れず、上司や経営者に対して意見具申できるとすれば、それは紛れもなく会社のことを真剣に考えているからこそです。
 
 「上の言うことだからしょうがない」
 「取りあえず従っておいた方が得策だ」

 こうした、事無かれ主義のyes manばかりでは会社は立ち行きません。
 勿論、上司や経営者に対する礼節は弁えた上での話であり、言いたい放題の無責任な批判家とは一線を画します。
 
 部分だけはなく全体を、短期だけでなく長期を踏まえて俯瞰できる視野の広さを養い、会社のためにしっかりと自己主張できる人材を目指して下さい。

三段階評価のギャップ

 休日出勤で、賞与評価を実施しました。
 評価は、何度やっても難しいものです。
 特に今回から、より複雑な三段階評価を取り入れています。

 『自己評価 → 店長評価 → 社長評価』

 この三者の評価が、完全一致していれば問題ありません。
 また、自己評価よりも店長評価が高く、それよりも社長評価が高いとすれば、更に良い結果に成ります。
 
 受け止める側の印象は、期待値(分母)分の実績(分子)です。
 即ち自分が評価したよりも高ければ満足しますし、その逆であれば不満が募ります。
 
 「今回、俺はがんばったぞ。きっと評価してくれるに違いない。」
 この様に自信満々であれば、ある程度高い評価でないと落胆します。

 「ダメだ、こんな成績じゃあ。ひょっとしたら賞与ゼロか・・・。」
 こうして自嘲気味に受け止めている人であれば、支給が僅かでも納得する訳です。

 社員個々の期待値も然ることながら、上司評価の甘辛もあるでしょう。
 回収した評価書を見ていますと、良い点だけに着目する甘い上司と、良い点と悪い点を冷静に分析する上司に分かれます。
 我が社にこそ居ないものの、悪い点だけを列挙する辛口上司もいるかもしれません。

 その甘辛を均し、中立的かつ客観的な視点で、最終ジャッジを下すのが社長の役割と言えます。
 もっと大事なのは、そのギャップを上司と本人に伝えることです。
 特にBigSmile(お客様アンケート)は、過去無かった指標だけに、拠点毎、個人毎の差が顕著に表れました。

 選手は一所懸命に、マラソンコースをひた走っています。
 自分がトップだと思ってゴールしたにも関わらず、先導車の誘導ミスでコース違いだった・・・これでは悲劇です。

 期首の経営計画発表時に戦略的目標として打ち出し、評価に反映することをお伝えし、二ヶ月に一度の全社会議で必ず議題に折り込み、常時ランキングで発表し、ことある毎に拙文を通じて紹介していたのも、そうした悲劇を回避せんためでした。

 幾ら悔やんでも、時間は巻き戻せません。
 大事なことは、これからどうするか。
 既に、次のレースは始まっています。

目に見えない信頼残高

 あるオーナー様の元へ営業に行きました。
 亡姉と同級生という御縁もあり、前職の駆け出しの頃から大変お世話になった方です。
 
 男気に溢れ、曲がったことは大嫌い。
 迂闊に筋の通らない話をして、出入り禁止になった営業マンも少なくありません。
 営業の話もそこそこに、お互い縁のある方の話が中心でした。

 「仕事する上で、能力も知識も大事だが、やっぱり信用が一番だ。」

 至言です。
 確かに、信用を得るまでも大変でしょう。
 更に、一旦失った信用を取り戻すには、それ以上の時間とエネルギーを要します。

 前職の会社が民事再生法の申請をし、行き掛かり上退職を余儀なくされました。
 立場上ポジティヴシンキングを説きながら、裏腹に「総てを失くした」とさえ思い詰めたものです。

 それでも、会社を興そうと一念発起した時に、資本を提供してくれた方、共に歩んでくれた同志、仕事の情報を寄せて頂くかつての同僚・・・様々な方々のご協力によって今日の自分があります。
 退職金も失業保険も無い上に、恥ずかしながら普通預金の残高もゼロに等しい状況でした。

 しかし、口幅ったい言い方をするならば、少しばかり信頼残高は残っていたようです。
 金は損したとしても、いつか必ず取り戻せますが、一度失った信用はなかなか元には戻りません。
 
 通帳の残高と違い、信用は目に見えないからこそ厄介です。
 心の目をしっかりと見開いて、信頼残高を積み上げていきましょう。

偶然を装う必然の再会

 先日のオーナー様向け「感謝の集い」で、不思議な縁を体感しました。

 大洲市で産婦人科医院を開業されているAオーナー様は、御夫婦での参加。
 4年前に開業した時、奥様は「我が子に逃げられた様な思い」と滝井店長を訪ねられ、先方からリプレイスを希望して、お任せ頂いた方です。
 一方、松山北店でお世話になっている女性のBオーナー様は、お一人での参加でした。

 店舗も経緯も年代も違う、何のつながりも無い様に見えるこのお二人が、よもや恩師と教え子の関係だったとは・・・。
 しかも愛媛ではなく、熊本県でのエピソードです。

 時間を蒔き戻してみましょう。

 熊本県で教職に就かれていたAさんと、教え子のBさんは、教室で出会います。
 Bさんは、年齢も近く、話し易いその先生のことが大好きでした。
 やがてBさんは卒業し、先生の元を離れます。

 Aさんはその後、愛媛県大洲市の産婦人科の先生の元に嫁ぎました。
 別々の道を歩みながら、その跡を追う様にBさんも、愛媛県松山市に嫁ぎます。

 結婚、出産、子育て・・・ライフイベントを経て、別々のエリアで二人はマンション経営に携わりました。
 星の数程ある管理会社の中で、二人がたまたま選んだのはNYホームという無名・後発の会社です。

 訪れた運命の日。
 「感謝の集い」というイベントで、二人は距離も時空も超え、偶然にも同じテーブルの席に着きます。
 何十年振りかの再開は、運命の糸に引き寄せられたかの如く劇的なものでした。
 
 更に、このBさんの娘さんが住まわれている御自宅は、前職時代にプロデュースした分譲マンションで、松岡が営業担当だったというオマケ付きです。

 『人間は一生のうちに逢うべき人には必ず逢える。
 しかも、一瞬早すぎず、一瞬遅すぎない時に。』 森信三
 
 縁の大切さと素晴らしさを再認識させられる、偶然を装った必然の再会に、畏敬の念を抱かずにはいられません。

是々非々の心

 先日の参院選は、下馬評通り与党・自民の圧勝でした。

 選挙当日、松山での仕事を早めに切り上げ、20:00ギリギリで投票を済ませ、自宅に帰ってTVをつけると、既に当確の文字が・・・。
 ただの一枚も開票されていない状況ですが、出口調査だけで大勢が判明するほど大差がついていたようです。

 景気回復の実感は伴わなくとも、アベノミクスによる未来への期待感が票に結びついたのでしょう。
 民主党、みんなの党、維新の会・・・といった野党共闘が整わなかった点も、自民有利に働いたポイントと言われています。

 さて、選挙関連の報道番組を見ていると、あるコメンテーターが、なるほどと思う意見を述べられていました。

『維新の会という政党は、他の政党とは一線を画す。
 与党の政策や方針について、認めるべきは認め、批判すべきは批判できる。
 一般的な野党は、重箱の隅を楊枝で突き、与党のやることなすこと、箸の上げ下げまで全否定。』

 「維新の会」が、政局ではなく政策を重視している証左でしょう。 
 これは、良好な人間関係を構築する上でも大切な視点です。

 人間は感情の動物と言われるように、ついつい感情的になったり、攻撃的な口調になることもあります。
 北風と太陽ではありませんが、受け止める側も、攻撃的な言葉には身構えてしまいます。
 心落ち着け冷静になり、太陽の如き大きな心で、相手の良い点を認めれば、聞く耳を持ってもくれる筈です。

 『一定の立場に捉われず、良いことは良いとして賛成し、悪いことは悪いとして反対すること。』

 何事も是々非々の心で、臨みたいものです。

感謝の集い

 株式会社NYホームを立ち上げて早4年になります。
 参院選投票日の昨日、管理物件のオーナー様を「東京第一ホテル松山」にお招きして、第一回「感謝の集い」を開催しました。

 恥ずかしながら、初めてお会いするオーナー様も何名かいらっしゃいます。
 また、「御無沙汰しております」という挨拶も頻繁に交わす体たらくです。
 但し、ある意味それは、店長が主体的に店舗運営を取り仕切っていることの証左でしょう。

 仲介業に携わって20年、市況は大きく変わっています。
 かつては、建築会社で企画・設計・建築した物件のバトンを、流れ作業的に仲介会社が受け取り、入居募集するスタイルが一般的でした。

 今は、入居者の声を聴き、ニーズを掴んでいる仲介会社が、間取・設備・意匠に至るまで関与しなければ、満室経営はおぼつきません。
 仲介会社としても、自ら企画に加わった以上、埋まらなかった場合の言い訳がし難くなります。
 
 『埋められない物件は一つもない。』

 入居付の御相談に来られる方には、必ず申し上げる常套句です。
 決して、不遜な台詞ではありません。

 『仮に家賃7万円の物件を、7千円で募集すれば必ず決まる。
 或いは、リノベーションに1000万円/一室かけて下されば必ず決まる。
 しかし、それでは経営ではない。
 優先順位と費用対効果から導く、投資とリターンの最善の交点を射抜くのが我々プロの提案。』

 口幅ったくも勉強会でお話しした言葉は、自らへの戒めとしての宣言でもありました。 
 
 ランダムに集まった筈のオーナー様ですが、子供さん同志が同級生であったり、教え子と恩師であったり、我が子を取り上げて貰った産婦人科の先生であったり、共通の知人がいらっしゃったり・・・不思議な縁で結ばれていることに、世間の狭さを痛感した次第です。
 
 「また来年も開催して下さい」
 「セミナーは大変勉強になりました」
 「満室にして頂き、心から感謝申し上げます」

 お客様から頂いた有難いお声の数々に、感謝とやる気が増幅する、中身の濃い宴でした。

管理業の誇り

 県外からオーナー様が来店されました。
 松山近郊に一戸建貸家を一軒お持ちです。
 
◇ 木造で築年数は40年超経過している
◇ 賃借人がお亡くなりでご家族が継承されている
◇ 連帯保証人2名は御存命が確認できない
◇ 契約書も30年前の書式で業者も入っていない
◇ お身内は誰も近くにいらっしゃらない
◇ 賃貸人も90歳超の御高齢で病弱…

 事情を聴けば聴く程に、是非ともお役立ちすべきと、使命感が沸き上がってきました。
 勿論、押し売りはできませんし、対価に比較して手間暇もかかるかもしれません。

 滞納、雨漏り、修繕依頼、退去立ち会い、精算、リフォーム見積、発注、募集、夜間の緊急対応…。
 今後起こるであろう災いの種が、リアルに想像できます。

 30年前の契約書は、今の10分の1程度の頁数。
 契約書のボリュームは過去、トラブルによって翻弄された業者の汗と涙が積み重なったものです。

 管理料はかかるとしても、長い目で見れば必ず感謝していただけるはず。
 その自信なかりし者は営業する資格なし。
 それが管理業の誇りなのです。
 

素直さの初段

 人生成功の秘訣は様々ありますが、「素直」さは重要なファクターのひとつです。
 日常慣れ親しんだ「素直」の意味は何か。
 辞書を紐解きますと次の様に書かれています。

1.ありのままで飾り気の無い様
2.態度などが穏やかでひねくれていない様

 付け加えるならば、「事象や提言を受け入れられる寛容な心」とも言えるでしょう。
 パナソニック創業者「松下幸之助」翁は、次の文章を残しています。

 「聞くところによると、碁を習っている人は、大体一万回くらい碁を打てば初段になれるということです。

 素直な心の場合もそれと同じようなことが言えるのではないかと思います。
 まず素直な心になりたいと朝夕心に思い浮かべ、そうしてたえず日常の行ないにとらわれた態度がなかったかを反省する。
 そういう姿を一年、二年と続けて、一万回、約三十年を経たならば、やがては素直の初段ともいうべき段階に到進することもできるのではないかと思うのです。

 素直の初段にもなったならば、まず一人前の素直な心と言えるでしょう。
 だから大体において、過ちなき判断や行動ができるようになってくると思います。」

 こうした経営の神様の言葉を御紹介しても、「なるほど今日から心掛けていこう」と受け入れられる人と、斜に構えて読み流す人に分かれます。

 勿論、総てに迎合するyes manのススメではありません。
 自分なりの信念やポリシーはしっかりと持った上で、良い点や取り入れられる点は認め、学びとしていく姿勢を指します。
 
 泣いても笑っても、たった一度しかない人生です。
 どうせなら昨日よりも今日、今日よりも明日と僅かずつでも心を高め、穏やかな一生を送りたいもの。
 
 かく言う私も、約半世紀生き永らえながら、未だ白帯の未熟者です。
 それでも日々、省み、戒め、素直な心でありたいという想いだけは常に持ち続けています。
 いつの日か、素直さの初段と成る日を信じて・・・。

借金に感謝できる人生

 「さだまさし」(61)さんが、ソロ歌手として前人未到となる4,000回目のコンサートを、日本武道館で開催しました。
 三日に一回のペースで続けても33年かかる、気の遠くなる様な数字です。

 さださんといえば、「グレープ」時代に「追伸」「無縁坂」・・・、ソロになってからも「雨やどり」「道化師のソネット」・・・等のヒット曲を連発して、一世を風靡しました。
 またソングライターとしても、引退直前の山口百恵さんに「秋桜」を提供しています。

 順風満帆だった活動に、大きな楔(くさび)が打ち込まれたのは映画製作。
 1981年公開の映画「長江」を制作した際、実に35億円もの借金を抱えてしまいます。
 4,000回目のコンサートを前にして、「原動力は何か?」と記者が訊ねました。

 『やっぱり借金ですかね。
 多額の借金を抱えたため、簡単にリタイヤできなくなり、左うちわという訳にもいかなかった。
 だから続けて来られたと思う。』

 数年前の人生の転機が思い起こされます。
 様々なしがらみに翻弄され、業界を離れることや県外に出ることも含めて考えたものです。
 しかしながら、私も少なからず借金を抱えており、安易にリセットできない状況がありました。
 勿論、借金の額も、仕事のスケールも、さださんとは比べ物になりませんが、想いとしては共感できます。

 『最初は返せないと思ったけど、30年かかって完済できたのは人生の誇り』

 天国から地獄に突き落とされ、再び這い上がってきた人間だけが言える、説得力に満ちた重い言葉に、勇気と希望を授かった気がします。
 「あれがあったからこそ今がある」・・・数年後、借金にすら感謝できる様な、そんな人生を創っていきたいものです。

全社員で作る決算書

 我が社にとって7月は、決算月となります。
 全社的な着地は、ほぼ見えていますが、各店舗においては最後の追い込みです。
 その追い込みに重ねて、来期予算策定作業を進めなくてはなりません。
 早い梅雨明けによって連日の猛暑ですが、社内でも熱い戦いが繰り広げられています。

 我が社の決算書は、全社員開示のガラス張りです。
 以前、若竹屋酒造の林田さんから教えられた「迷子の理論」を振り返りましょう。
 
 ① 今どこにいるのか判らない
 ② どこに進もうとしているのか判らない
 ③ どうやって行けば良いか判らない

 「物調しろ」「法人訪問しろ」「BigSmileを徹底しろ」と手段を命じたとしても、今どこにいるのか判らなければ、何のためにやるのかの目的が見えてきません。

 勿論、ガラス張りには弊害もあります。
 僅か数名のスタッフで運営している店舗毎の月次決算をみれば、同僚や上司の給料も大凡(おおよそ)見当がつくでしょう。
 会社の売上も経費も全てを開示することで、経営者感覚を持った社員に育って欲しいとする会社の思惑とは全く違った方向での、低レベルな諍(いさか)いにつながります。

 そうした弊害も承知しつつ、中長期的な戦略的見地からディスクローズしてきました。
 今期の数字を元に、全社員が参画して来期の目標を作り上げます。
 決して、「自己資本比率を高めるためには・・・」といった高尚な議論は求めません。 

 「もっと給料を上げたい」「沢山の賞与を貰いたい」と望むのであれば、当然に会社が、店舗が、利益を上げた上で、自己も貢献する必要があります。
 利益を上げる方法は、売上を最大化し、経費を最小化することです。
 
 「仲介は水ものなので、ストック収入の管理を増やさないといけない」
 「単価を上げるために、鍵や保険以外の付帯売上に力を入れよう」

 「この租税公課って何?」 → 「現金領収時の収入印紙です。」
 「現金で回収すると印紙代が馬鹿にならないので、引落を推進しよう」

 こうした議論によって、単なる数字の羅列に過ぎなかった目標に魂が宿ります。
 決算書の数字を囲み、様々な知恵を出しあうことで、意識が変わり、行動が変わります。

 決算書は、社長と経理が作るものではありません。 
 社員個々の知恵と行動が作り上げるものなのです。

素晴らしい銅の演技

 絶対評価と相対評価の違いを掘り下げます。
 ちょっと古いですが、モントリオール五輪の女子体操、種目別段違い平行棒で見ていきましょう。

 この種目で、ハンガリーの「マリタ・エゲルバリ」は、9.875→9.9という高得点を上げました。
 しかし、9.9→9.9でルーマニアの「テオドラ・ウングレアヌ」が銀メダル。
 同じルーマニアの「ナディァ・コマネチ」は、10.0→10.0という完璧な演技で金メダルに輝きます。

 過去の事例からすると、満点が出ることなど考えられませんでした。
 ところが、全体の演技レベルが上がり過ぎて、高得点ラッシュにつながります。
 結果、絶対評価としては素晴らしい演技で高得点を上げたエゲルバリ選手ですが、相対評価としては銅メダルに甘んじた訳です。

 普段から慣用句として親しまれている「ウルトラC」も体操から来ています。
 1964年当時、技のレベルによってA難度、B難度、C難度と定められていましたが、日本男子がこのC難度を超える大技を開発したことから、識別して「ウルトラC」と呼ばれるようになりました。
 
 その後も技の開発は革新的に進み、A→B→C→D→E→F・・・ちなみに今の最高レベルはG難度です。
 これを超えると、「ウルトラG」ということになります。

 会社の中における賞与評価も、この体操競技の採点に似たところがあります。
 会社の中での配分原資を、功績に合わせて分配する訳ですから、絶対評価ではありません。

 メダルが取れるか取れないかは、相対評価で決まりますが、会社のレベルが競合他社に比較して高く成れば、当然に原資が増えます。
 高峰を目指して頑張る意味と価値がここにあるのです。

プロとしてのプライド

 6月度BigSmileキャンペーンの結果が返ってきました。
 今回は、松山南店の石田さんが接客された、34歳男性のアンケートを御紹介します。

◆ 社員への感想
 終始応対が大変丁寧で、気持ちの良い契約を結べたと思っています。
 女性ならではの気配りは、とても良いと思います。

◆ 当社への要望
 店舗内もきれいで良い店舗だと思います。
 全国ネットで展開されており、安心できる店舗だと思います。

◆ 接客のマナー
 敬語も正しく使用され、終始笑顔で丁寧に対応されており、非常に良かったです。

◆ 商品知識・情報提供
 重要事項説明時にも、きちんと内容を一つひとつ説明され、知識が十二分にあると思いました。

◆ 質問への回答
 質問した際には迅速に調べて頂き、応対も早くて感心しました。
 プロの仕事をしていると思います。

 全項目に漏れなく、心のこもった絶賛のコメントを頂きました。
 このアンケートを書いて頂いた御主人も奥様も、共に営業マンということもあって、洞察力や共感性の高い文章が並んでいます。

 誇れるのは、最後の「プロの仕事」というキーワードです。
 異業種とはいえ、営業職の方から、プロとして認められるのは二重の喜びと言えるでしょう。

 笑顔も、言葉遣いも、丁寧な応対も、気使いも、勿論大切です。
 しかし、我々はアマチュアではありません。
 新人だろうがベテランだろうが、若かろうが年輩だろうが、それとは無関係にプロとしてのプライドを持って仕事に当たって頂きたいと思います。

ブラックダイヤモンド

 facebookでもupした通り、マクドナルドの1,000円バーガー「クォーターパウンダージュエリー・ブラックダイヤモンド」を購入しました。
 発売前日の職場の雑談では、こんなことを言った記憶があります。

 「マクドナルドのハンバーガーに1,000円を費やすことが、自分的には許せない」

 潜在意識とは恐ろしいものです。
 翌日の昼前になりますと、気になってしょうがなくなり、このままやり過ごすと後悔してしまう気がして、11:30自転車を走らせました。
 道中、「はるやま」閉店セールで激安スーツを購入した時と同じ気持ちが去来します。

 「長蛇の行列ができていたらどうしよう」
 「発売一時間以上経過してるし、売り切れていたら格好悪いな」

 ところが、店頭は普段と何ら変わらず、待たずにレジ前に。
 周囲の目を気にしながら、すかさず「ブラックダイヤモンド、単品、お持ち帰りで」と注文。
 いつもより心持ち待たされて手にした商品は、本物のジュエリーを入れる様な立派な袋と二重の箱に納められていました。

 慎重に会社に持ち帰り、入念な写真撮影の後、満を持して食します。
 味の感想はというと、普通に美味しい洋食屋さんのハンバーガーといった感じで、凡(おおよ)そmacらしくない味です。(失礼)
 但し、1,000円の値打ちがあるかというと疑問符がつきます。

 常日頃、macは良く利用しますが、殆どがプレミアムローストコーヒー(100円)ですし、たまに食事をする時もチキンクリスプ(100円)一本です。
 
 この商品がレギュラーメニューになったとして、「幾等なら購入しますか?」と聞かれると、恐らく500円以上は出せないと思います。
 人様々でしょうけれど、自分はそこまでのヴァリュー(価値)を感じません。

 「これは客単価を上げる戦略でもメディア戦略でもない」

 原田泳幸会長兼社長兼CEOは、こう語っています。
 100円マックという戦略商品によって、安売りに傾き過ぎたイメージを払拭するためのブランド戦略の一環なのでしょう。
 今のところその目論見は奏功し、私が買った30分後には完売したようです。

 それにしても、不景気とは言いながら、こんな商品が話題になり、あっと言う間に完売してしまうのですから、まだまだ日本も平和です。
 2,800円のスーツを着て1,000円のハンバーガーを食べる不動産会社の社長もね。

天職は自ら掴むもの

 天職とは何でしょうか?
 ものの本によりますと、「本人に適性があり、なお且つ本人が意欲を持って取り組むことのできる職業」ということのようです。

 この一文の中に、「本人」という言葉が二度出てきます。
 そう、天職は誰かから与えられるものではありません。

 最近、面接をする度に感じることですが、就活中の方の仕事観が急激に希薄化している様に思います。
 最近の若いモノは・・・ということではなくて、老若男女問わずにその傾向が顕著です。
 ハングリーで無いからか、仕事を二の次と考える人も増えてきました。

 何も、仕事が一番でなければならない・・・とは申しません。
 仕事も家庭も個人も、全てが人生にとってかけがえの無い、そしてどちらが重いか天秤に掛け様も無い、重要なファクターです。
 
 人は皆、世の中に役に立つべくして、この世に生を受けます。
 その使命たる仕事を軽視するということは、生きている意味すらも蹂躙(じゅうりん)するに等しい行為です。

 医師は、手術を施すことで患者の命を助けます。
 弁護士は、冤罪に苦しむ人を救い出し、自由を取り戻します。
 それらのスペシャリストと同じく、誰もが目の前の仕事に全力で取り組み、使命を果たす義務があるのです。
 
 例えば、ヤンキースでプレーするイチロー選手が、次の理由で退職するでしょうか?
 ・ 人間関係  「チームメイトとの関係がギクシャク」
 ・ 会社批判  「オーナーのやり方が気に食わない」
 ・ 待遇不満  「給料が安いし、週休二日じゃない」
 ・ ハードワーク「練習はキツイし、延長戦で残業になる」
 ・ 上司批判  「コーチが高圧的」
 
 その昔、「フロントがアホやから野球ができへん」という捨て台詞を残して引退した投手がいましたが、こんなケースは異例中の異例です。

 面接時に、前職を辞めた理由を聞くと、自分の責任は棚上げで、上記の理由が次々と返ってきます。
 様々な会社を渡り歩き、いつの日か「白馬に乗った王子様」の如き天職に巡り合うものと錯覚しているのです。
 ハッキリ言いましょう。
 そんな心構えの人は、死ぬまで天職には巡り会えません。

 天職は誰かから与えられるものではなく主体的に自らが掴むもの、そして目の前の仕事に一心不乱取り組む過程で見えてくるものです。

百万円より価値ある1万円

 夏季賞与支給に向けた評価の時期です。
 評価は、経営の中で最も難しく、最も大切な仕事の一つと言えます。
 社員のモチベーションを上げるも下げるも、評価次第だからです。
 評価の時期には、必ず次の例え話をします。

【 若手社員のAさんを呼びとめて、「賞与100万円貰えたらどうか?」と聞きました。
 Aさんは当然に、「そりゃ嬉しいです。」と答えます。
 でも、自分よりも実績が下と思っていたBさんが、110万円貰っていたとしたら・・・。】

 逆のケースもあります。

【 「今期業績不振につき賞与はゼロ回答。」
 この決定が社内に通知され、社員一同落胆していたところ、Cさんが社長室に呼ばれました。
 「先般の通知通り、我が社は賞与を出せる状態にはない。
 しかし、君は本当によく頑張ってくれた。 君は会社の宝だ。
 充分な額では無いのだが、心ばかりの寸志(1万円)受け取ってくれたまえ。」】

 ある意味、前者の100万円よりも、価値のある後者の1万円です。
 この例話から学ぶことができる教えは何でしょう。

 1. 人は認めて貰いたい生きもの
 2. 評価は他人がするもの
 3. 絶対評価ではなく相対評価が原則

 例えば前回テストで60点だった子供が、「90点を取った」と満面の笑みで回答用紙を持って帰ったとしても、手放しで褒めるのは間違いです。
 クラスや学年の平均点が95点だったとすれば、平均以下ということになります。
 逆に60点でも、平均が55点なら褒めてやるべきです。
 また、平均以下だったとしても、前回よりも遅れを取り戻してきたならば、その頑張りを認めます。

 受注数や受注金額やBigSmileの様に定量的な指標は当然として、数字に現れ難い定性的な事象についても、しっかり目を見開いて正しく評価に反映させることは、それ以上に大切です。

農場の法則と狩猟の法則

 今、欲しいものはなんですか。
 欲求は、人それぞれ、店それぞれ、会社それぞれです。
 しかし、その欲するものを手に入れるための手段は、原理原則に逆らえません。
 スティーブンRコヴィーの名著、「7つの習慣 ~最優先事項~」の中で紹介される「農場の法則」です。

【 農場で「一夜漬け」ができるだろうか。
 春に田植えをせず、夏の間は放っておいて、秋にすべてのこと(土を掘り起こし、種を蒔き、除草すること等)を一夜にすませることができるだろうか。
 農場のような「大自然のシステム」には「一夜漬け」は通用しない。

 だが、企業においては、プロセスを飛ばしたり、システムをごまかしても成功することがある。
 そして、目的さえ達成すればそうしたやり方でも良いのだ、と思わせることが多々ある。 】

 「農場の法則」の対極にあるのは、さしずめ「狩猟(かり)の法則」です。
 空腹になれば槍や弓を手に、マンモスを追いかけて仕留めます。
 
 例えば、出題範囲の限定的な中間テストならば、試験前に徹夜して臨めば、それなりの点が取れます。
 出会い頭のマッチングで、トントン拍子に売買契約が整い、今月の売上目標を達成することもあるでしょう。 

 しかし、広範囲から出題される期末テストの場合、一夜漬けでは間に合いません。
 我々のライセンスでもある宅地建物取引主任者資格試験は、その典型。
 また、売買で今月の目標を達成したとしても、来月はまたゼロからの積み上げです。

 仲介店が安定した数字を上げるには、反響や集客を増大する必要があり、
 そのためには、魅力的な物件を、より多く品揃えする必要があり、
 そのためには、沢山のオーナー様と接触し、沢山の看板を付ける必要があります。
 
 玉子と海老しかない寿司屋であれば、閑古鳥が鳴いて当然です。
 それなのに大将は店から動かず、「何故、売上が上がらないんだろう?」「何故、お客様は来て下さらないのだろう?」と首を捻ってばかり。
 一方、売上を伸ばしている競合店の店主は、毎朝市場へ出かけ、鯛・鯵・平目・雲丹・鮪といった新鮮なネタを仕入れています。

 売上を安定して伸ばしたいのであれば、本気で宅建に合格したいのであれば、今こそ「農場の法則」に倣い、しっかりと大地を耕し、種を蒔き、草を取り、肥料と水を与えるべきでしょう。

積善の家に余慶あり

 仕事で大変お世話になっている方が、人生の苦境に立たされていらっしゃいます。
 独立起業後間もなく、訪問させて頂いた時にも、先方から助け手を差し伸べて頂いた方です
 先日、今後のことについて、御相談に来られました。

 まだまだ小さなお子様や奥様といった、御身内についても、さぞかし御心配であろうと推察します。
 それでも、口をついたのは、ステークホルダーの方々に御迷惑が及ばない様にという配慮の言葉ばかりです。
  
 人生とは上手くいかないもの。
 運命の悪戯から、納得のいかない事象を受け入れざるを得ない場面もあります。
 愚痴や不平不満を洩らし、悪態をつきたいこともあるでしょう。

 四耐「人生、冷に耐え、苦に耐え、煩に耐え、閑に耐え、以て大事成すべし。」 曾国藩
 (冷遇に耐え、苦しみに耐え、煩雑さに耐え、ひましずかに耐える)

  
 しかし、実際逆境に直面した時に、自分や家族を二の次にして、周囲を気遣うことができるか・・・正直自分は自信がありません。
 ただ、少なくともそうした事態に備えて、心構えだけは整えておこうと思います。
 
 「積善の家には必ず余慶あり。
 積不善の家には必ず余殃あり。」
 (善きことを積み重ねる家には、必ず余分の恵みがくる。
  善くないことを積み重なる家には、必ず余分な災いがくる。)

 先の御仁の前途に、幸多きことを祈念申し上げます。

尻尾を切り落とす理由

 先日拙文に綴った、4,200円の損失についての続編です。
 社員の皆様に問題提起したところ、様々なカイゼン案や再発防止策の返信を頂きました。

① 現金に関しては、社内でも受領確認を取り付ける
② 原則振込にして、極力現金を取り扱わないようにする
③ 現金のみならず重要書類もあるので、社内便のルールを再構築する
④ 小口現金の管理についても、月末締めで清算する
⑤ お預かりした現金は、店舗で保管せず、直ちに本部もしくは銀行入金する
⑥ 社内便の発信日・発信者・宛先・内容を明記した、封筒の表書を整備する

 実は前職にも、こうしたルールはありました。
 画期的な発明・発見ではなく、一般的な会社であれば整っている内容でしょう。
 しかし、形だけを真似ても魂が入りません。

 数年前、トヨタOBの技術者から、「七面鳥の尻尾を切り落とす理由」というアメリカの小話を聞きました。

『我が家では代々、七面鳥をオーブンで焼く時には尻尾を切り落とす。
 その理由を母親に訊ねると、「お婆ちゃんから教わった」と言う。
 祖母に訊ねると、「曾お婆ちゃんから教わった」と言う。
 二人は、「その方が火が通り易い」だの、「味が染み易い」だの、勝手な憶測を巡らす。
 そこに現れた曾お婆ちゃんに理由を訊ねたところ、意外な答えが返ってきた。
 「昔のオーブンは小さかったので、尻尾を切らないと入らなかっただけさ。」』

 ルールや伝聞は、時間と共に真意が忘れ去られ、形だけが残ります。
 すると、時として大きな無駄が放置されてしまうこともあるのです。

 今の取り組みを、鵜呑みにするのではなく疑問を持つ。
 もっと良いやり方は無いのかと知恵を使う。
 止めてしまうことはできないかと考える。
 一つの問題が起きた時、二度と起こさないための再発防止。  
 同じ様な問題は起きないだろうかと考える未然防止。

 自分達の職場で、自分達が仕事をし易い様に、自分達の創意工夫で、日々カイゼンしていく。
 それが真の学習する組織です。

5万円の損害で5億円分叱る

 小さな町工場から、一代で世界的なモーターメーカーにのし上がった、日本電産創業者「永守重信」氏が、自著「人を動かす人になれ!」の中でこう語っています。

 『5万円の損害だからこそ5億円分叱れ』
 5万円分の損害なら、少々叱ったところで、まさか辞めるとは言い出さない。
 ところが、5億円分の損害ともなると、責任を取って辞めると言い出すかもしれない。
 また、完全に自信を無くして、その後の仕事が手に付かなくなってしまう恐れもある。
 そこまで行かなかったとしても、職場に気まずいムードが流れて、人間関係がギスギスしはじめる。
 わたしにとっては、こんなことで大切な社員に辞められたり、やる気を失って貰っては困る。
 寧ろ、こちらの損失の方が、目先の金銭的な損失よりも遥かに大きいと考えている。
 だから、5万円の損害の時に5億円分叱るというところにつながっていく。

 今、某店舗で起きた、4,200円の損失について、徹底的に原因究明を行っています。
 特別損失として計上するとして、大した金額ではありません。
 しかし、これを曖昧な決着にしてしまいますと、後々禍根を残します。
 
 前職時代、小口現金10万円流用の発覚により、信頼厚い店長が辞職しました。
 監査したところ、そこに至る前には、予兆と思われる現象があったのです。

 ・仮払いの清算が遅い
  ① 看板を付けるための材料購入費5,000円の仮払清算
  ② 出張旅費のために支給された10,000円の仮払清算

 手元にお金が無くて仮払を受けた場合、物品購入であればその日の内に、出張旅費であれば帰着後速やかに清算されるべきものです。
 仮払清算が遅れる・・・、紛失した現金が後ほど出てくる・・・、お客様からお預かりした契約金が小口に留保されている・・・所謂(いわゆる)他人のお金が一次的に留保されている時には、金額の多寡に関わらず流用の可能性を疑う必要があります。
 
 家計がピンチの時に寸借し、給料日後に補填される・・・計算が合うからOKではありません。
 流用が恒常化すれば、必ず横領に繋がります。

 「人を信用しても、人のやることは信用しない」

 つまらないことで、愛すべき社員を失うことの無いよう、厳格な運用と指導は管理職の務めなのです。

罪つくりをつくらない仕組み

 某菓子店の店長をしている時の話です。
 販売員交代のタイミングで、レジの点検作業を行います。
 記録紙と、レジ内のお金がピッタリ合えば良いのですが、食い違うことも少なくありません。
 それを違算と言います。

 二店目をOPENさせた時、違算ゼロが続きました。
 当然ながら店長の私は、販売員を褒め称えます。

 ところが、一週間から10日に一度の頻度で、100円、1,000円といった大きな違算が計上されるのです。
 余りの不自然さに追及したところ、三名の販売員が渋々自白します。
 からくりは次の通りです。

 「プラスの違算が出た際は、レジ下の引き出しに潜ませた貯金箱の中に入れる。
 マイナスの違算が出た際は、その貯金箱から取り出して補填する。」

 従って、1円や5円の少額違算は無かったことに成ります。
 大きな数字になると損失補填できないため、違算として処理される訳です。
 点検の手段が目的化してしまった事例と言えるでしょう。
   
 違算によってお客様から多く頂き過ぎていないか、
 逆に店が損害を被っていないか、
 或いは、販売員の気の迷いへの予防線、
 店の信用の生命線・・・点検には様々な狙いがあります。

 違算が出ないことは素晴らしいことですが、不正の手段で臭いものに蓋をしたのでは、全く意味が無いのです。
 現金は、軽々しく扱ってはいけません。 
 杜撰な管理は、必ず不正の呼び水となります。

 ・ 振込料がかかったとしても、極力現金でのお預かりはしない
 ・ 社内便で渡す際も、必ず金額を確かめ、受領印を取る

 社員を信用しているからこそ、敢えて厳格な運用を求めます。
 罪つくりをつくらないための声掛けや仕組み作りは、経営者の重要な仕事です。

最低限のビジネスマナー

 前職で役員を務めていた時のエピソードです。
 県外の同業者の部長から、1通のメールが届きます。

 「御社の崇高な経営理念や、その理念をお題目に留めることなく実践されている姿に、痛く感動しました。
 是非とも、社長様あるいは役員の方にお目にかかり、お話しできれば幸いです。」
 
 往時には、こうした引き合いも珍しいことではありません。
 遠路遥々お越し下さるとのことでしたので、社長と私が応対することになりました。

 インターネットで会社のHP等を閲覧してみますと、県外業者をネットワークで結ぶフランチャイザーでもあるようです。
 「ひょっとしたら営業に来られるのでは?」という疑念も過ぎります。
 但し、仮にそうであったとしても、丁度欲していたノウハウであり、タイムリーな来訪を歓迎した次第です。

 さて、郷土の手土産を持って来られたその部長は、ベーシックに自己紹介し、会社の取り組みについて次々と質問されます。
 「どうやら本気で勉強しに来られたのかな?」と、穿(うが)った見方をしたことを反省もしました。

 暫くしてから、「御社ではフランチャイザーとしての活動もされているようですね?」と社交辞令的に振ったところ・・・。
 「はい・・・いやぁ、今日はそういうつもりで来た訳ではないのですが・・・ただ、そこに興味があられるのであれば、10分ほどお時間を頂戴できますか?」
 
 そう言って、徐(おもむろ)にバックの中からパソコンを取りだし、システム案内のデモ画面を開けたのです。
 その瞬間に、「ああ、やっぱり営業だったんだ」と確信しました。
 しかし、だからといって特にいやらしいとも思いません。
 寧ろ、鮮やかな営業テクニックに頭が下がる思いです。

 営業や面接に来る際、会社のHPをチェックするどころか、どういう会社かも把握せず、チンプンカンプンで訊ね来る方もいらっしゃいます。
 すると、営業以前に話がサッパリ噛み合いません。
 
 相手のことを大事と思うなら、尊重するならば、事前にその会社のことを調べてから訪問するのは最低限のビジネスマナーです。

絶対に無いたまたま

 自身が持つJリーグ最年長ゴール記録を、46歳127日に更新したJ2横浜FCの元日本代表FW三浦知良選手。
 同年代として彼の頑張りを見ていますと、「疲れた」とか「体力が・・・」といった弱音は吐けません。

 キングカズが日経新聞に連載している「サッカー人として」は、拙文において何度も取り上げています。
 先日のコラムも秀逸でした。
 長文ですが、後半部分を敢えてノーカットでお届けします。

 『ゴールには力が、説得力がある。
 「すごい」とみんなが言う。
 でもね、僕は毎日トレーニングすることの方が「すごい」ことだと思う。
 
 年間50試合出場していたのが10試合に減ったとする。
 それなら10試合分の練習で済ませればいいかといえば、やっぱり50試合分の練習をしないとだめなんだ。
 5分しか出られない、出番が5試合に1試合しかない。
 それでも同じことを、同じテンションで、高い意欲で変わらずにやる。
 1点を取ることよりもよっぽど大変なことだし、よっぽど評価されるべきことだよ。
 
 そういうものがなければ、どこかにはたどり着かない。
 努力がなければチャンスも生かせない。
 僕らに「たまたま」なんて絶対にないから。
 
 リーグ最年長ゴールは御褒美。
 付録です。
 大事な”本体”は、練習なんです。』 

 実にcoolなメッセージです。
 「チャンスの神様は前髪しかない」
 チャンスが到来した際には、すかさず前髪を掴まないと、通り過ぎてから後追いしても時既に遅し・・・という意味の諺です。
 そのためには、事前に入念な練習・努力・準備をして、万全の態勢で待ち構えておく必要があります。
 勿論、サッカーに限った話ではありません。

 ・ 店舗に来られるお客様を待ち受けるための「物調」「物確」「入力」「ロープレ」
 ・ 宅地建物取引主任者資格を取得するための「勉強」「模試」「5点免除講習」 

 「たまたま」なんて絶対に無いのですから。

三位一体の一気通貫

 6月は賞与評価の〆の月でした。
 評価は当然に重要ですが、そのプロセスはもっと大事です。

 我が社は、4年前に創業した会社ですから、まだまだ充分なシステムは確立されていません。
 会社の成長に合わせて、すこしずつ仕組みを改善してきました。
 
 当初は、社長だけが行っていた評価も、社員からの声を受け、一次評価を店長に委ねました。
 一年前からは、評価結果と今後の期待を伝えるために、全社員に対する評価面談を実施しています。
 前者はエンパワーメント(権限委譲)、後者はアカウンタビリティ(説明責任)の補完です。
 
 今回から取り入れるのが「自己評価」。
 社員の要望を具現化すべく、中小企業家同友会で学んだ手法を応用したものです。

 過去、評価について社員や店長から不満の声が上がることもありました。
 原則論で言えば、評価は他人がするものです。
 「納得してない」と強弁したとしても、最後は受け入れる以外ありません。

 しかし、どうせなら、納得して働く方がお互いのためです。
 「自己評価」→「店長評価」→「社長評価」
 この三段階の評価の中身において、仮に大きな乖離があるとすれば、その「差」こそが指導と成長の改善領域です。

 評価シートの項目には、会社の求める社員像が列記されています。
 「ハワイを目指せ」と尻を叩きながら、到着すると「何故サイパンに行ってないんだ」と叱責されるケースは、ビジネスにおいては決して珍しくありません。
 また、社長の言葉が店長の解釈で歪曲されると社員は不幸になります。

 数ヶ月に及ぶ頑張りに正しく報いるために、理念と指導と評価は、三位一体の一気通貫で無ければならないのです。

早起きのススメ

 船井総研創業者である船井幸雄氏著「早起きは自分を賢くする!」の中に、「早起きとは睡眠時間を削ることではない」と書かれていました。

 私は4時起き、始業3時間以上前の5時過ぎ松山出社がレギュラーです。
 周囲の方から「朝早いですね。何時間寝てるんですか?」と良く聞かれます。
 平均睡眠時間は6~7時間ですから、人並みでしょう。

 そう、夜は早く床に就きます。
 早い時は21:00前、遅くとも23:00就寝。
 日付変更線を超えることは殆どありません。
 まるで、子供の様な生活パターンです。

 習慣として20年以上続けている早朝出社の理由は、大きく分けて三つあります。

 ① 健康のため
 ② 精神的アドバンテージ
 ③ 時間の浪費防止

 早寝早起きが健康につながる点について、殊更説明する必要は無いでしょう。
 二番目に挙げた「精神的アドバンテージ」は、最も重要なポイントです。

 早朝出社しているからといって、がむしゃらに仕事をしている訳ではありません。
 まずはメールやFBに目を通し、しかるべき返信や書き込みを行います。
 次にコーヒーを飲みながら、日経新聞に目を通します。
 今月、今週の予定を確認して、今日一日やるべきことを確認します。
  
 大まかには、その程度です。
 しかし、その程度が「たかが」ならぬ「されど」の効果を生みます。

 稀に、始業ギリギリに飛び込んできた際は、そうした一連の前段取りがすっ飛ばされているため、焦燥感と出遅れ感に苛まれてしまいます。
 まさに一日中、仕事に追いかけられる感覚です。
 追いかけられるよりは、追いかける方が、心にゆとりを持って仕事を楽しめます。

 例えば、一連の工程を夜行うとしましょう。
 新しく聞くニュースである筈の新聞も、日中や夜に読み込めば「古聞」になります。
 「今日の日経新聞に出てましたね」の話題についていけないのは、営業失格です。

 メール返信して帰ろうとしても、電話や、同僚の話が気に成って集中できません。
 報・連・相で話しかけられれば、当然に手を止めて聞くことになります。
 一日働いて、頭が疲れている中、気力を振り絞って返信し終えると、次のメールが来ています。
 その返信を書き終えると、また次のメールが・・・。
 
 飲み会、基本的に私は一次会だけでおひらきにします。
 下戸のせいもありますが、翌朝早いことが、遅くまでお付き合いできない主たる理由です。
 地域の仲間内と飲む時も、「21:30まで」と決めて臨みます。
 堅いようですが、惰性で時間を浪費したくないからです。 

 資格試験にチャレンジする時などは、こうした考え方が必須となります。
 何故なら、試験日までの時間が限られているからです。
 でも実は、人生も有限なんだな・・・。
 
 年に何度か、こうした効能を説き、早起きのススメを呼び掛けています。

私もできてませんが

 先日、ある社員との面談時、再認識させられたことがあります。
 社員の発言は以下の通りです。

 『思えばこれまで、他人のことを批判ばかりしてきた。
 しかし、その批判を我が身に振り替え、「自分はやれるのか?」と自問自答してみると正直自信がない。』

 実に素晴らしい気付きと言えるでしょう。
 他人の批判をするのは至極簡単です。

 TV・新聞・インターネット・・・昨今メディアから垂れ流される情報の、多くが批判的な内容であったりします。
 ブログ、ツイッターが炎上する・・・こうした話題も枚挙に暇がありません。
 つい先日、自殺に追い込まれた政治家のニュースが報じられました。
 内容を聞けば、自殺するまでもないと思ったりしますが、当事者にとっては耐え難い苦痛だったようです。
 
 一つのニュースソースが瞬時に世界中に伝わり、四方八方から批判の声が浴びせられる今を憂います。
 言論の自由を錦の御旗に掲げ、過ちを犯した無防備な人を、寄って集って袋叩きする構図は、さながら虐めです。

 勿論、企業は目標に向かって日々真剣勝負しているのですから、時に耳障りな言葉も発していく必要があります。
 言いたい言葉をも呑み込む、馴れ合い集団では勝てません。

 とはいえ、高圧的かつ一方的に批判された側は、その批判した人物を見て、「お前はできているのか?」「お前がやってみろ!」と反発を覚えてしまうものです。
 そんな時、大洲駅前店の滝井店長が、部下指導時に必ず添える言い回しはとても参考になります。 

 「私もできてませんが・・・」

 そう、まずは謙(へりくだ)り、「私もできてませんが・・・」と切り出すことで、上から目線ではなく対等な目線に、批判ではなくアドバイスになります。
 一方的に要求するのではなく、「一緒にやっていきましょう」と、相手に寄り添う愛語になります。
 
 批判の言葉を発する前に、自らを省(かえり)み、戒(いまし)めることで、円滑なコミュニケーションにつながるでしょう。
 私もできてませんが・・・。 

CSとは言いなりに非ず

 真のCS(お客様満足)とは何か?
 これは永遠のテーマです。

 以前勤めていた会社は、CSを経営の目的に位置付ける立派な会社でした。
 NYホームの経営姿勢の原点もここにあります。
 しかし、中にはこのCSを、自分にとって都合よく解釈してしまう事例も少なくありません。
 
 「カーテンや照明器具を買う予算が浮けば、お客様はとても喜ばれます。」と自分の営業力の腰の弱さを棚に上げ、屁理屈を並べて値引きを正当化する住宅営業マンも居ました。
 
 値引きして買って貰うということは、価格の信用力の無さ、自分の営業力の無さを公然と認めるようなものです。
 それだけでなく、定価で買って貰ったロイヤルカスタマーに対して、公正さが損なわれます。
 駆け引き上手な方が得をして、会社や社員を全面的に信頼して下さる方が損をしたのでは、良心も痛みますし、仕事に誇りも持てません。

 価格だけでなく、サービスも同様です。
 今や、このサービスなる言葉も、値引きと同義語に成り下がってしまいました。
 本来は、適正な対価を頂いた上で提供する便益こそがサービスです。

 我々は業として、管理業を営んでいます。
 管理料を頂いているオーナー様と、それ以外の一般のオーナー様は、当然に一線を引くべきです。
 
 ・ 滞納家賃の督促
 ・ 入居者トラブルの仲裁
 ・ 業務時間外の緊急対応・・・

 管理料を頂いていないにも関わらず、こうした要求がされた場合、穏やかにお断りしなければなりません。
 勿論、電話一本で済む簡易な要件ならば、多少の融通を効かすこともあるでしょう。

 CSとは「お客様満足」であり、「お客様言い成り」とは違います。
 誤解を恐れずに言うならば、業務遂行上において我々は、neutral yeoman(中立・公正な従者)ではあるけれど、奴隷では無いのです。
プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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