夢の港を目指す航海
会社経営を船旅に例えます。
今から4年前、穏やかな瀬戸内海で、数名の水夫と小さな船に乗り組みました。
今日食べるだけの魚を取る、その日暮らしではありましたが、それなりに充実した毎日。
やがて使命感を悟り、大きな志と目標を掲げ、遥か太平洋を越え夢の港を目指すことにしました。
太平洋は、瀬戸内に比べて波も高く、うねりも大きい。
その荒波に呑み込まれないため、徐々に船を大きくして、水夫を増やします。
様々な危険や困難にも晒されましたが、その経験が水夫を鍛え、能力を向上させたことは間違いありません。
一方で、多くの水夫を失いました。
入港の直前、ふと振り返った時に、古くからの水夫が誰一人居なかったとしたらどうでしょう。
創業時から苦楽を共にしてきた同志が、「昔は未熟だったなぁ」「あの時は本当に沈没を覚悟したよ」と昔話に花を咲かせ、互いの成長を讃えあえてこそ達成感や充実感に包まれます。
それが、夢の港です。
そういう意味で、誰一人欠けることなくゴールできるのが理想でしょう。
しかし、現実はそう甘くありません。
過去を振り返れば、他の船に乗り換えた水夫も、能力の限界を悟って自ら船を下りた水夫も、自身の力足らずで守ってやれなかった水夫も居ます。
船長として、大いに反省をしなければならないことも多々あります。
それでも、再び瀬戸内海に戻ることはできません。
吉田拓郎の歌ではありませんが、古い船を今動かせるのは古い水夫じゃないでしょう。
今から4年前、穏やかな瀬戸内海で、数名の水夫と小さな船に乗り組みました。
今日食べるだけの魚を取る、その日暮らしではありましたが、それなりに充実した毎日。
やがて使命感を悟り、大きな志と目標を掲げ、遥か太平洋を越え夢の港を目指すことにしました。
太平洋は、瀬戸内に比べて波も高く、うねりも大きい。
その荒波に呑み込まれないため、徐々に船を大きくして、水夫を増やします。
様々な危険や困難にも晒されましたが、その経験が水夫を鍛え、能力を向上させたことは間違いありません。
一方で、多くの水夫を失いました。
入港の直前、ふと振り返った時に、古くからの水夫が誰一人居なかったとしたらどうでしょう。
創業時から苦楽を共にしてきた同志が、「昔は未熟だったなぁ」「あの時は本当に沈没を覚悟したよ」と昔話に花を咲かせ、互いの成長を讃えあえてこそ達成感や充実感に包まれます。
それが、夢の港です。
そういう意味で、誰一人欠けることなくゴールできるのが理想でしょう。
しかし、現実はそう甘くありません。
過去を振り返れば、他の船に乗り換えた水夫も、能力の限界を悟って自ら船を下りた水夫も、自身の力足らずで守ってやれなかった水夫も居ます。
船長として、大いに反省をしなければならないことも多々あります。
それでも、再び瀬戸内海に戻ることはできません。
吉田拓郎の歌ではありませんが、古い船を今動かせるのは古い水夫じゃないでしょう。