相手の立場で考える

 インドの偉人、マハトマ・ガンジーは、次の言葉を残しています。

 「もしみんなが、自分よりも相手の立場になって考えるようにすれば、世の中の悲劇や誤解の4分の3は消えるだろう。」

 先日、ある社員から相談を受けました。
 ビジネスを巡るトラブルの話です。

・ その相手方は、約束したことを、守ってくれない
・ その相手方は、約束したことを、知らないと言う

 実は、この方は、我が社にとって重要なクライアントのお一人です。
 決して「大事なお客様だから、どれだけ相手が間違っていたとしても、平身低頭しがみつきなさい」等と、無理難題を言うつもりはありません。

 その方のアバウトさ加減が、業務遂行に支障を来す程のレベルであったり、非合法あるいは不条理なことを要求して来られたり、他のお客様に多大なご迷惑をおかけするのであれば、会社として立ち戻り、「お客様か否か」を判断する必要があるでしょう。

 冷静になってガンジーの言葉を思い出して下さい。

・ 先方は仕事が多忙で、つい約束を忘れてしまうのかもしれない
・ 当方は約束したつもりだったが、先方の言葉はニュアンスが違っていたのかもしれない

 相手の立場を理解しようと努めると、次の段階の再発防止策が浮かびます。

 『 口頭だと忘れてしまうこともあるだろうから、FAXもしくはメールで伝えよう 』

 記録に残せば、記憶にも残り易いものです。
 「言った言わない」のトラブルに発展した際、自己防衛の決め手にも成ります。
 
 更に、「メールでお送りしていたのですが、○月○日の午後4時ということで宜しいですか?」と確認しておけば万全でしょう。
 ここでもやはり、できない理由より、どうすればできるかの可能性を追求する思考が肝要です。
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日常における幸福感

 劇団「オーガンス」のホームシアターは、御存じの通り「内子座」です。
 但し、実際に内子座を使うのは本番も含めて年数回しかありません。
 理由は、料金がかかるからです。

 話し合いや稽古は、内子町の東公民館で行います。
 これまで、運営管理者の方の御厚意と言うか、暗黙の了解と言うか、済し崩し的にと言うか、二階にある倉庫を自由に使わせて頂いておりました。
 
 基本的に、公演終了後にセットや大道具の大半を処分します。
 小道具や衣装等に関しては、捨てるのも勿体ないということで、この倉庫にストックしていった訳です。
 気がつけば、夥(おびただ)しい量の荷物が積み上がり、倉庫内に立ち入ることも難しい状況に・・・。
 必然的な成り行きで、今月中の明け渡しを求められた次第です。

 先日の夜、撤収のため団員に収集がかかりました。
 仕事帰りに、かなり遅れて駆け付けますと、代表以下数名が作業中です。
 ホールには、足の踏み場も無い程、所狭しと荷物が拡げられています。

・ 旗揚げ公演の際、地元のアーティストに依頼した、シルクスクリーンポスターの原版
・ 二作目の公演で、銭湯帰りのキャストに持たせた、第二電電(現KDDI)の焼印入り風呂桶
・ 青年演劇全国大会東京遠征時と、第7回目の定期公演時に、花嫁役に着させたウェディングドレス

 そこに集う殆どは、旗揚げ前の青年演劇から関わっていたメンバーです。
 思い出の品が次々出てくる度、懐かしさに話が弾み、手が止まります。  
 
 四半世紀に及ぶ活動中には、色々なことがありました。
 十数作積み上げてきた作品のそれぞれに、思い入れと愛着があります。
 
 個人的にはこの間、結婚し、子供も生まれ、その子供と舞台で共演する機会にも恵まれました。
 職人一筋だった人生に転機が訪れ、会社勤めと波乱万丈の成り行きを経て、今の会社に着地しています。
 外見も、頭に白いものが目立ち始めました。
 
 私だけでなく、皆それぞれ、仕事や環境は大きく変わった筈です。
 それでもここには、会社や立場とは関係なく、かつてと同じ価値観で、時間を共有できる仲間がいます。
 何気ない日常の一コマに、例えようも無い幸福感を再認識させられる時間でした。

ミッションは発見するもの

 「七つの習慣~最優先事項~」の中で、ビクター・フランクルという人物の言葉が紹介されています。

 『ミッションというものは作るものではなく、発見するものである』

 「ミッション」とは、「使命」
 「使命」とは、「命の使途」
 「命の使途」とは、「何のために生まれたか」です。

 『誰もが自分だけの天職やミッションを持っている。
 それを成し遂げるためにしなければならないことは、本人自身が実行しなければならない。
 自分の代わりを務めてくれる人はいない。』

 先般、我が社の業務案内チラシを作るにあたって、挨拶文の書き下ろしを依頼されました。
 
 「欧米の不動産業は、医者や弁護士と並ぶステイタスの職業です。
 ところが日本において、そのイメージは必ずしも合致していません。
 我々は、厳格なコンプライアンス意識と高潔な倫理観を基軸に据え、売買・貸借いずれも双方のお客様から感謝される中立・公正なサービスを提供することで、お客様満足・社員満足そして不動産業界の地位向上を目指します。」

 これこそが会社のミッションであり、社長のミッションです。
 そう、社員の皆様はお気づきでしょう。
 毎朝朝礼で唱和している、経営方針のダイジェストです。

 聞き飽きたなどと、侮(あなど)るなかれ。
 会社として目指すべき方向性がブレていないという意味において、誇るべきワンパターンなのです。
 
 あなたは、あなた自身のミッションを見つけられていますか?
 今は見つけられてないにしても、しっかりと目を見開き、見過ごさないための努力だけは怠ってはなりません。

デフレ真っ只中

 前もってお断りしておきますが、今日のブログは、夢も希望も無い実に下らない内容です。 

 先日の土曜日、代休を頂きました。
 久々に長寝して、目が覚めたのが10:00前。
 リビングに向かいますと、テーブル上に「スーツを買いに行ったらどう」と家内からのメッセージ。
 横には某紳士服店の、(小さな文字で)「改装」(大きな文字で)「閉店」のチラシがあり、御丁寧に「これを買え」とマジックで丸まで付けられているではありませんか。
 ※ 余談ですが、大洲の某DVD店は、閉店セールが4年以上続いています。

◆ そのチラシとは・・・。
 (大きな文字で)「超お買い得スーツ」 (小さな文字で)「土日限定! 11:00まで!」
 ※ OPENは10:00ですから、1時間限定企画な訳です。
 (小さな文字で)「通常価格30,450円の品」 (大きな文字で)「9割引」「2,900円!」
 (小さな文字で)「お一人様一着限り」 「各日5着」
 (大きな文字で)「良い品から無くなります! お急ぎ下さい!」

 繰り返しますが、私が起きたのは10:00前です。
 心の中で、様々な思いが去来します。

 「サイズが全然合わないとかで、結局、高い商品に誘導されるんじゃないかなぁ」
 「仮にジャストフィットだったとしても、水玉とかギンガムチェックとかの奇抜なデザインじゃないかなぁ」
 「ひょっとしたら、すぐに破れちゃうようなテロテロの素材じゃないかなぁ」

 「今から顔洗って、歯磨いて、着替えて、車を飛ばしても10:30過ぎちゃうよなぁ」
 「ユニクロならアンパン一個貰うのに6:00前から行列なんだから、こんなの残ってる訳ないよなぁ」

 「店に行って『チラシに出てた2,900円のスーツありますか?』って聞くの恥ずかしいよなぁ」
 「店員さんに『売り切れました(今頃来てなに寝言言ってんのよ)』って言われるのもっと恥ずかしいなぁ」
 
 「行かなかったら、家内の機嫌悪くなるだろうなぁ」
 「言い訳に『起きたの11:00』とか言ったら、『いつまで寝てんのよ!』って更に機嫌損ねちゃうなぁ」 

 下手な考え休むに似たり・・・何はともあれ、愛妻家の私は、車を走らせたのであります。
 10:40到着。 駐車場にもスムーズに入れて、予想された行列も混雑もありません。
 「やっぱり、もう終わってるんだ・・・。」
 落胆しつつ、それでも勇気を振り絞って店員さんに聞きました。
 「あのぉ、チラシに出てた2,900円のスーツって・・・。」

 「はい、ございます。 こちらへどうぞ。
 サイズは限りがございますけれど、お客様ならA5で良さそうだしぃ・・・。
 お袖を通されたら・・・ああ、丁度ピッタリですねぇ。
 裾上げの代金だけ420円頂戴しますので、締めて3,320円に成ります。」

 店員さんの気の変わらない内にと思い、そそくさと会計を済ませ店を出ました。
 社員の皆様にもお見せしましたが、数万円のスーツと遜色ありません。

 安倍内閣はインフレ誘導に躍起ですが、世の中はまだ、デフレ真っ只中であることを痛感します。
 目新しいスーツ姿を見かけたら、決して口には出さず、心の中で「2,900円」と呟いて下さい。

毅然たるメッセージ

 20世紀最高の経営者と評される、元ゼネラル・エレクトリック社会長「ジャック・ウエルチ」」氏は、人材を四つのカテゴリーに分け、将来的にどのタイプが成功し、どのタイプが挫折するのかを、明確に示しています。

① 業績目標を達成しつつ、会社の価値観を共有できる
 ※ 会社にとって、最も大切にしなければならない人財

② 業績目標は達成できないが、会社の価値観を共有できる
 ※ 成長の途上にあり、将来的に実力を発揮する可能性を持った人材

③ 業績目標は達成しているが、会社の価値観が共有できない
 ※ このタイプが最も扱い難い

④ 業績目標を達成できず、会社の価値観も共有できない
 ※ 絶対に許容することのできない人罪

 ①の人財を重視し、④の人罪を見切り、②の人材を育てる・・・この考え方に異論を唱える人はいないでしょう。
 問題は、③のタイプです。

 このタイプ③は、今日のメシを食うことに関して、少なくともタイプ②よりも貢献しています。
 だからこそ、扱いが厄介なのです。
 ジャックウエルチは、次の様に語っています。

 「このタイプでも、右肩上がりに業績を伸ばしていける時なら、そう問題はない。
 しかし、社内のあらゆる人からアイディアを集めなければならない場面では、剛腕さが寧ろマイナスになる。
 そうしたやり方を変えさせることができるかどうかが、今後の最大の課題だ。
 それが難しいことは判っている。
 仮に、やり方を変えないのであれば、会社を辞めて貰うしかない。

 経営陣・管理職にとって、この世で一番難しいのは、しっかりと結果を出してはいるが会社の価値観と正反対のことをやっている人間に、敢然と立ち向かうことである。
 そこで行動を起こさなければ、自由に話もできず、ただ文句を言われて黙っているしかない。」

 ここでウエルチの言う行動とは、単純な首切りではありません。
 タイプ③からタイプ①に進化して貰うための行動です。

 理解して貰うための面談、話し合いも、取り組みのひとつでしょう。
 或いは業績以外に、重要な意味を持つ指標があれば、それを評価することも含まれます。
 それは、「業績も重要な指標だが、決してそれだけでは評価しない」という、TOPの毅然たるメッセージなのです。

おだやかな心

 『おだやかさ』とは、はたしてどういったものでしょう?
 辞書によりますと、「もの静か」「安らか」「落ち着き」「受け入れ」といった言葉が並びます。
 対義語としては、「露骨」「激しい」「荒々しい」「攻撃的」といった感じです。

 成功哲学作家のジェームズ・アレンの著書「きっと!すべてがうまくいく」の中に、『おだやかな心』の重要性が説かれています。

◆ 人は、おだやかになればなるほど、より大きな成功を手にできる
◆ おだやかな心は、人がもっているあらゆる長所を、より一層輝かせる
◆ おだやかな心を持たない人が、幾ら強がっても、それは弱さの現れに他ならない
◆ 真のおだやかさを身につけた人にとっては、何をすることも喜びである

 自分は、基本的に短気で攻撃的な人間です。
 利己的で喧嘩っ早い性格が災いし、若い頃には何事も争っていました。
 歳を重ねるに従い、徐々に丸くなってはきましたが、今でも決しておだやかとは言えません。

 通勤時、前の車が制限速度以下で走っていると、イライラします。
 取引業者様が約束の時間に遅れたり、言葉遣いを間違ったりすると、つい声を荒げる場面もあります。
 社員の方に接する時、やさしくない態度を取ってしまうことも珍しくありません。

 それは、心根が不遜だからです。
 つまらないことに腹を立てますと、鋭利な言葉や態度に相手が傷つくだけでなく、ストレスが溜まり自らの健康をも阻害します。
 
 「お年寄りだから、安全運転を心掛けていらっしゃるんだろう」
 「若くて営業経験不足だから、まだまだ未熟なのだろう」
 
 まずは相手の立場を認めることが肝要です。
 理解の前提としては、自分の今をして、イライラしたり腹を立てているということでしょう。
 
 「自分も昔は未熟で、そういう時期もあった」
 「自分も将来は、必ず老い、弱ることになる」

 過去と未来の自分に照らして立ち止まることで、随分と心おだやかになれる筈です。

天国の創造

 何度かご紹介している天国と地獄の違い。
 元々は仏教の教えらしいのですが、私は稲盛和夫氏の著書から学びました。
 
Q 『天国と地獄はどう違うのですか?』
A 『天国も地獄も同じ。何も変わりません。』

 天国も地獄も共通で、直径2m程の大きな釜の中に、美味しそうなうどんがグラグラと煮えている。
 用意されているのは、これまた2m程の長い箸。
 腹を空かせた人々は、挙って釜の周りに群がる。

【 地獄 】
 我先にと箸を釜の中に突っ込み、うどんを食べようとするものの、箸が長過ぎて上手く口に運べない。
 やがて、小競り合いが起き、暴動となり、釜はひっくり返り、煮えたぎるゆで汁を被って大火傷を負ってしまう・・・これが地獄。

【 天国 】
 一人が箸でうどんをとり、釜の向こう側に居る人に対し、「お先にどうぞ」と差し出す。
 貰った人は、「ありがとうございます」と礼を言い、うどんをとってお返しをする。
 気がつけば、皆うどんを食べることができて空腹は満たされ、感謝と笑顔が溢れる・・・これが天国。

 まさに「奪いあえば足らぬ。譲り合えば余る。」です。
 天国・地獄は、状況や環境を表すものではありません。
 そこに身を置く人の心が決めるもの・・・。

 過去の行いからすれば、自分は天国に行くことはできないでしょう。
 しかし、現世において創造することは可能です。
 この職場を、思いやり・助け合い・感謝・笑顔の溢れる天国にしたいと思います。

スイッチオン!後編

 武樋社長は、真逆の切り口から、異動のメリットを教えて下さいました。

【 異動のメリット 】
① 社員の職務領域が拡がり、能力と自信がプラスされる
 ※ 城南エリアしか判らなかった営業が、城北エリアに異動することで、市内全域について対応可能になる

② 前担当者との間で、良い意味での競争意識が煽られる
 ※ 「よし、前任者よりも成績を上げてやるぞ!」というモチベーション

③ 職種替えによって、隠れた才能や適性が引き出されることがある
 ※ 「営業は向いていない」と思っていたが、やってみると楽しいし、お客様からも評価される 

④ オールマイティーな社員が増え、緊急時のヘルプ体制が取り易い
 ※ 産休や事故や急な退職で穴が空いた店舗に、他店からヘルプを送り込み易い

⑤ マンネリを是正することができる

⑥ セクショナリズムや言い訳が無くなり、全社が一枚岩となる
 
 特に、この⑥の効果が絶大だと言います。
 「あの店は、ベテラン揃いだから・・・」
 「あの店は、管理が多い(少ない)から・・・」
 「あの店は、市場に恵まれているから・・・」
 「あの店は、本社のスタッフがいるから・・・」
 「あの店は、単価が高い(低い)から・・・」

 数字が伸びない時、ついつい他店と比べ「できない理由」を探してしまうのは、営業の悲しい性(さが)です。

 「こんな古い物件を仕入れてきやがって、入居付なんて到底無理!」
 「こんな性質(タチ)の悪い入居者を入れやがって、督促する身にもなってくれ!」 

 会社が大きくなり分業化が進みますと、管理と仲介との担当者間で、こうした諍(いさか)いが生まれます。
 
 店舗間異動や職種間異動をフレキシブルに行うことで、言い訳やセクショナリズムだけでなく、身勝手・独りよがりな言動も陰を潜め、相手の立場が分かり互助の精神に満ちた社員の集まりへと進化していくのです。

 F社に倣い、我が社もそろそろ、聖域に踏み込むべき時期かもしれません。  了

スイッチオン!前編

 一年振りに訪れた、高知のファーストコラボレーション(以下F社)様は、更に進化を遂げられていました。

 「スイッチオン!スイッチオン!スイッチオン!」

 Big Smile活動で日本一に輝く会社だけに、朝礼から社員の皆様の笑顔と元気の良さに圧倒されます。

 今回の視察は、松山久米店大野店長のプロデュースだったこともあり、現場は社員の方々に委ね、自分は武樋社長とサシ飲み(コーヒー&キャロットジュース)。
 
 気付きは沢山ありましたが、大変参考になったのは、社員の拠点・部署異動についての考え方です。
 F社は、聖域なき人事異動を敢行しています。

 A店からB店へ、B店からC店へという店舗間異動は勿論、内勤事務の方が仲介営業に、仲介営業の方が家主担当にといった、職種を超えた異動もあるそうです。

 我が社の異動はこれまで、退職に伴って止むを得ず・・・とした応急処置的なものに限られます。
 店長に対し異動の相談を持ちかけることや、頭の中で思い描くことはありましたが、常にデメリットがクローズアップされ、実行に移せません。

【 異動のデメリット 】
① エリアの物件知識をゼロから積み上げなければならない

② オーナー様との信頼関係もゼロから構築しなければならない

③ 社員間のコミュニケーションもギクシャクしかねない

④ 上記の理由によって数字を落とす恐れがある

⑤ 店長は異動でリセットされてしまい、責任の所在が曖昧になる
 
 平たく言うと、リスクが取れなかった訳です。
 「できない理由を排除し、どうすればできるかの可能性を追求する、ポジティヴ集団を目指します。」
 社員に口酸っぱく語り続ける経営方針の一節は、誰よりも自分自身に言い聞かすべきだったのかもしれません。  つづく

仮説を確信にする視察

 本日は、高知でエイブルネットワーク三店舗を運営されている、ファースト・コラボレーション様を訪問します。
 視察は、昨年に引き続き二回目です。

 15名の社員に「この指とまれ」と呼びかけたところ、定休日であるにも関わらず11名が参加を申し出られました。
 不参加の方も、どうしても外せない予定があったためと聞いています。

 決して、休日出勤手当が出る訳ではありません。
 それどころか、飲食も自腹、往復の高速道路料金も片道分しか出ない・・・にも関わらず、自主的に勉強しようという意欲には、感謝を通り越して本当に頭が下がります。

 勿論、休みを返上してでも学びたいと思わせる程に、ファースト・コラボレーション様の取り組みが素晴らしいからでしょう。

 エイブルの看板を掲げる同志は、全国に沢山いらっしゃいます。
 しかし、我々の様に多店舗展開されている企業は少数です。

 また、立派な売上を上げる企業も沢山あります。
 しかし、立派な経営をされている企業は稀少です。

 お客様満足を追求するbig smile活動で不動の日本一を堅持し続け、トップクラスの契約数を誇るファースト・コラボレーション様は、正に弊社のベンチマークと言えます。

 今でこそ、地域に根を張り、揺ぎ無い地位を築いていらっしゃるファースト・コラボレーション様ですが、最初から順調だった訳ではありません。

 エイブルの知名度が認知されない創業時、反響・集客・売上は伸び悩んだでしょうし、big smileに取り組み始めの時も、お客様満足と社員満足と売上は必ずしも比例しなかった筈。
 途中で諦めていたならば、今日の繁栄は訪れなかったのです。
 
 草木の鬱蒼と生い茂った獣道を切り拓き、山の頂上を目指す過程で、先行きを見通すことができず、挫折しそうになることもあるでしょう。
 今の地道な取り組みの先にこそ、明るい展望があるのだという仮説を確信とするためにも、しっかり学んできたいと思います。

「世界劇団」~竹取物語~

 劇団仲間の「ゆっきー」が客演ということで、愛大「医学祭」で行われた「世界劇団」~竹取物語~を観劇してきました。
 
 「劇場ではできない空間にこだわる斬新なアートを突き詰める。
 医学祭に相応しいエンターテイメントに言及した珠玉の作品を堪能あれ。」

 この謳い文句に象徴されている通り、題材は古典ながら、作品はすこぶる前衛的です。
 加えて、台詞はすべて古文なので、内容はほぼ理解できません。
 最初は、設定やストーリーを把握しようと努めていましたが、途中でブルース・リーが囁きました。

 「考えるな! 感じろ!」

 そう、演劇とは「表現」・・・そこがドラマや映画との違いです。
 我が劇団は「内子座」をホームとしています。
 実に恵まれた環境ですが、その弊害として、我々の創造性が閉ざされる危惧に気付かされました。

 世界劇団十代目団長「本坊由華子」氏は、こう語ります。
 「劇場という枠組みによって潰されている表現や狭められている可能性があるのではないか。」

 プロ・アマ問わず、世の中の劇団の殆どは資金繰りに苦慮していて、中でも会場選定は大きなネックとなっています。
 松山の劇団が舞台としている、「シアターねこ」の前身は幼稚園です。
 実は、ここの園長とは本業(不動産業)を通じてお付き合いがあり、閉園後の有効活用についてアドバイスを求められていました。
 結果、その提案は採用されず、地元劇団の活動の場が確保されたのは、何かの因縁でしょうか。 
 
 本公演は、大学「ゼミ室」の奥が舞台、手前が客席です。
 客席のど真ん中に花道を取り、観客への絡みも取り入れていました。
 舞台中央に、二段ベットをデコレートした大道具を配すことで奥行きを、上下二段を使って高低差を演出。

 閉ざされた狭い教室内に響き渡る和太鼓のリズムと、闇を基調とした照明効果が、少し淫靡でアングラな雰囲気を醸し出します。
 限りある空間が舞台だからこそ、可能性が模索され拡げられた公演と言えるかもしれません。 
 斬新かつ新鮮な刺激に、演劇人としての感性の琴線を揺さぶられる作品でした。
 
 さて我々は、内子座を訪れる一般的な町民の方々をターゲットとしています。
 こうした前衛的な作品に取り組もうものなら、翌年のチケットが売り難くなるのは確実でしょう。

 だからこそ、コンサバティブ(この表現は余り好きではありませんが・・・)な路線を歩み続ける訳です。
 言い換えれば、それが劇団「オーガンス」のアイデンティティであり、「らしさ」でもあります。

 ゆっきー、お疲れ様でした。
 我々も、我々として、内子座ならではの我々らしさを追求して参りましょう!

win-winの確認

 「尋常な手段でお客様の笑顔を集め、その結果として利益がもたらされ、社員と会社が豊かになる!」

 お客様・社員・会社の、win-win-winの実現が、ビジネスの最終的な目的です。
 「7つの習慣」から引用するまでもなく、「自分が勝って相手が負ける」「自分が負けて相手が勝つ」・・・こうしたどちらかに利害の偏った関係性は永続しません。
 短期的にはともかく、長期的な時間軸で見た場合には、win-win=両方が勝たない限り、両方が負けになります。
 
 大家様と入居者様との関係は、ある意味、利益相反です。
 家賃は高ければ高いほど良いのが大家様。
 家賃は安ければ安いほど良いのが入居者様。

 50,000円の家賃を交渉して40,000円にまけて貰ったら、入居者様がwin、大家様がloseかと言うとさに非ず、それでも入居して貰えれば40,000円の収入増、他物件に入居されたら収入はゼロになってしまいます。
 即ち、入居斡旋できた時点で、我々はwin-winの仲介をしているのです。
 加えて、仲介料や管理料を頂くことで我々も潤う訳ですから、win-win-winが成立します。

 売上や契約件数は、どれだけのお客様にお役立ちできたかを表すバロメーターです。
 しかし、その数字だけを見たのでは、手段が尋常であったか否か、判別できません。

 お客様が満足しているとすれば、どこを気に入って頂いたのか?
 お客様が立腹しているとすれば、どこが不満であったのか?
 営業品質の確認・・・BSアンケートの意味はそこにあります。

 BS活動に積極的な店舗では、スタッフ全員でアンケートの記載事項を振り返り、喜びあったり、反省したり、一喜一憂することが文化と成ってきました。
  
 お客様のことを大切に思うのであれば、営業としてのレベルを更に上げようとするならば、地域から必要とされる店舗・会社に成長発展させようと考えるならば、お客様の声が聞きたくて聞きたくてしょうがない筈です。

NFLの光と闇

 先日、元阪神タイガースの金本選手が、数億円もの大金を友人に騙し取られた事件が報道されていましたが、アメリカプロスポーツ界の「光と闇」は更に悲惨です。
 特に国民的な人気を誇るNFL(National Football League)の実態は驚愕に値します。

【 アメリカ南部の貧しい町で育ったジャマール・ルイス氏は、「この町から抜け出したい」とハングリースピリットを掻き立て、熱心にアメリカンフットボールの練習に取り組みました。
 卒業後は奨学金を得て、名門テネシー大学に進学。
 
 2000年、名門レイブンズに入団した時の契約金は10億円。
 全米最大のスポーツイベント「スーパーボウル」にも出場。
 記録も次々塗り替え、チーム歴代のベストプレーヤーにも選ばれました。
 現役生活10年間で総額40億円以上を稼ぎ出し、文字通りアメリカンドリームを実現したのです。

 ルイス氏は一方で、友人に誘われるまま、さまざまな事業に手を出します。
 遊園地建設に18億円。
 運送会社とレストラン経営にそれぞれ5億円。

 短いNFLの選手生命を鑑み、引退後の安定した生活を見据えた筈の各種事業は、共同経営者のずさんな運営などでいずれも失敗。

 「大金は、いったいどこへいってしまったのか・・・。何が起こったのかさっぱり判らない。」

 天国から地獄へ真っ逆さま。
 自己破産によって自宅を差し押さえられ、総ての財産を失ってしまったルイス氏。
 現在は、トラック会社のセールスの仕事をしています。 】

 ところが、このルイス氏の話は特殊な事例ではありません。
 NFLでは、引退後5年以内に自己破産する選手が、実に78%にも及んでいるのです。
 NBAでも、60%だと言います。

 学生の頃からスポーツ一筋に取り組んできたが故、経済観念と知識が著しく欠落しているプロスポーツ選手は、高額な収入に集(たか)ろうとする輩(やから)にとって、格好のカモなのです。
 
 無知は罪・・・知識は、自己防衛上も必須の武器と言えるでしょう。

平凡の継続こそ非凡

 世の中の殆どの人間は、大事を成すためには継続的な取り組みが必要であることを知っています。
 と同時に、その継続が大変であるということも知っています。

 今日、夜間でも明るい照明の光を得られるのは、かつてトーマス・エジソンが発明した電球あってこそです。
 エジソンは、灯りをともすためのフィラメントの素材実験で、実に10,000回を超える失敗を繰り返しました。
 
 しかし、彼はそれを失敗とは受け止めません。
 「フィラメントに適さない物質を、10,000個以上発見した。」
 そう、見方を変えれば、失敗は成功なのです。

 鈴木一郎という少年は、小学校3年生から中学校3年生まで、正月の2日を除く363日バッティングセンターを父と共に訪れ、毎日250球を打ち続けたと言います。
 「毎日の努力をずっと続けていれば、遙か彼方の一本のろうそくの灯りにたどり着くことができる。」
 父親の信条が、今のイチロー選手に受け継がれているのです。

 継続できる人が天才・・・。
 エジソンやイチローといった、世界的な偉人と比べたのではリアルさに欠けるかもしれません。
 ただ、一日なら、一回なら、凡人にも真似できます。 

 例えば、物調(物件調達)及び看板付け。
 これは本当に地道な活動です。
 やったからといって、すぐさま数字に結びつかないことも多々あります。

 開店して三年目を迎える松山北店の、これまでの営みは、決して順風満帆ではありません。
 昨年5月のベンチマーク企業視察で、改めて看板の重要性を悟った石川店長は一念発起し、一年で看板の数を約6倍にまで伸ばしました。
 その結果、反響数も約2倍に増大させています。
 
 イチローの様にストイックでなくても構いません。
 一日休んで三日坊主、また一日休んで三日坊主・・・。
 この不連続の連続を繰り返すことで、一年365日中270日は実行できます。 

 平にして凡なる行動を、継続することで非凡になるのです。

犬死にぜよ!

 敢えて触れまいとも思っていたのですが、ここまで大騒ぎになると、静観し続けるのも卑怯な気がして筆を進めています。
 ある方のFBの書き込みにもコメントを入れました。
 橋下さんって本当に・・・。

① 他国も慰安婦的な実態は有ったにも関わらず、何故日本だけが責められるのか
② 命を賭して戦地で戦う兵士の休息のためには、慰安婦制度は必要だった
③ 米軍兵による性犯罪を無くすためには、合法的な風俗を活用すべきだ

 一連の発言の真意と是非はともかく、国際的なバランス感覚とタイミングが悪過ぎます。

 石原さんは「彼の言っていることは基本的に間違っていない」と是認。
 松井さんは「誤解を与えたかもしれないが、彼はそんな人間ではない」と擁護。
 何れも、報道するマスコミが悪いと言わんばかりです。

 そもそも、マスコミの報道姿勢のレベルの低さは、昨日今日始まったことではありません。
 視聴率や販売部数のためならば、事実を捻じ曲げもします。
 会見の前後の脈絡に関わらず、美味しい部分だけを切り取って使われることも・・・。

 そうしたリスクを認識した上で、脇を締めて立ち振る舞うのが政治家です。
 バラエティ出身の橋下氏はこれまで、マスメディアを利用して支持層を拡げてきました。
 それが逆ブレした時の怖さは、誰よりも良く御存じだった筈。
 
 「論旨は違う」とどれだけ言い訳してみても、面白おかしく仕立て上げられた報道に引っ張られるのが、清き一票を握る今の大衆の大勢です。
 レベルの低いマスコミに踊らされる、レベルの低い大衆だったとしても、それが世論なら批判も甘受せねばなりません。
 コミュニケーションの原理原則は、「何を言ったか」ではなく「どう受け止められたか」なのです。
 
 本家、維新の「坂本竜馬」は生前、「命も惜しくない」と公言しながら、「目的も遂げずに死んだら犬死にぜよ」とも言っています。
 志半ばで、犬死ににならなければ幸いです。

矛盾なきパラドックス:後編

 もう少し噛み砕いてみましょう。

① コンプライアンスを多少捻じ曲げてでも経費を削減する
 ・ 違法ソフトをダウンロードする
 ・ 収入印紙を貼らない
 ・ 重要事項説明を簡略化し、主任者以外で行う

② お客様の不利益と見返りに売上を水増しする
 ・ 退去時、責任負担の無い部分まで補修費用を請求する
 ・ 満室となってしまった人気物件のおとり広告を継続掲載する
 ・ 過去に投身自殺があった物件だが、故意に説明しない

 判り易くするために、稚拙で極端な事例を挙げました。
 これらは、短期的にみれば売上・利益の上がる手法です。

 反面、①の場合は後々、業務停止処分や免許取り消しを受け、致命傷となる恐れがあります。
 ②についても、お客様の不満が燻ぶり、リピート・紹介が得られないばかりか、口コミで誹謗・中傷が拡散する筈です。

 一方、高邁な理念に基づく理想論ばかり語り、足元の数字が覚束ない状況では話になりません。
 人間は動物のバクとは違い、夢を食べては生きていけないのです。

 今期から、骨太の方針として掲げているBig smile運動は、正に後者の戦略です。
 しかし、夢がたりとは言え、リターンを長期軸で待つことも無いでしょう。

 長時間商談や閉店間際の来店やお子様の世話等の思いやりの姿勢に、
 メリットだけでなくデメリットやリスクをしっかり説明する誠実さに、
 お客様は共感して契約を決められます。
 口コミやリピートやご紹介も、そこから生まれます。

 看板もオーナー訪問も物調も物確も含めて、種蒔き有ってこその収穫であることは皆、少なからず気付いている筈です。
 新規開拓を怠り、一つの畑で連作を繰り返すと、やがて土の力が細り、収量も少なくなります。

 短期のマネジメントと長期のマネジメントは、表面上相反するパラドックスに見えますが、長期的な時間軸で振り返ってみれば、何一つ矛盾の無いものなのです。 了 

矛盾なきパラドックス:前編

 20世紀最高の経営者として名高い、元GE(ゼネラル・エレクトリック)会長ジャック・ウエルチ氏が、名著「WINNING ~勝利の経営~」の中で、パラドックスについて語っています。

【 paradox パラドックス 】
 ある命題とその否定命題が、ともに論理的に同等と思われる論拠をもって主張されているとする。
 これらの二つの命題が成り立つと結論する推論の中に、誤りが含まれていることを明確に指摘することができない時、これら二つの命題を「パラドックス」、「逆理」または「逆説」という。

 辞書的な解説は大変判り難いのですが、一番近い日本語は「矛盾」でしょうか。

 「リーダーシップはパラドックスの山だ。
 中でも横綱級のものは、長期・短期のパラドックスだ。
 
 私はよく『四半期毎に成果を出しつつ、5年先のことまで考えて行動するにはどうしたら良いのですか?』という質問を受ける。
 
 『それに悩むようなら、あなたも経営者の仲間入りだ!』
 
 そう、短期の業績を上げるのは誰にだってできる。
 ギリギリと絞り上げればいいのだから。

 長期経営だって簡単だ。
 夢を見続ければ良いのだから。
 
 あなたがリーダーに選ばれたのは、ギリギリやりながら同時に夢を見られる人だと上司が見込んだからだ。」 

 これこそがまさにパラドックスです。    つづく

判断のトレーニング

 私の短所は数え切れないほどありますが、「説明過多」は最たるものです。
 
 「共通の価値観を持って貰いたい」
 「言った言わないのトラブルを避けたい」
 「説明責任は上司の義務」
 ・・・自己弁護的な言い訳は多々あります。
 
 先日、某店の店長とお話ししている時に、自分のこの悪い癖が出ました。

店長 : 「この問題、拙いと思うのですが、どうお考えですか?」
松岡 : 「いや、これはこうこうこういう経緯を踏まえてきて今がある訳で、こうこうこうした考え方の中で、こうこうこう対処するしかないと思うのよね。だから、結果こうこうこういうことな訳。」 

 典型的なペラペラペラオ。
 「またやらかした」と、車中で大いに反省した次第です。
 では、どういう返しがベターだったのでしょう。

松岡 : 「なるほど。 で、貴方はどうしたら良いと思っているのですか?」

 この拙文を通じて、「考える社員に成れ」とか、「代替案無き問題提起は単なる不平・不満・愚痴」とか何とか云いながら、速攻で回答してしまったのでは、自らその芽を摘んでしまったも同然です。
 
 私が尊敬する某氏は、言葉足らずが際立っています。

某氏「おい、アレどうなったんぞ?」

 勿論、アレだけでは判りません。
 「例の土地の件ですか?」と探りを入れると、「違うわい!アレよ!」と機嫌を損ねます。

 但し、長い付き合いを経て最近では、優先順位やタイミングや言葉の調子で、大体何を訊ねているのか判る様になりました。
 意図してか意図せずしてか、禅問答の様な投げかけによって、知らず知らずに鍛えられていた訳です。

 「貴方はどう思う?」
 「で、どうすれば良いかな?」
 「そうした場合に予想される弊害は?」

 今後は意識的に、これらの言葉を多用したいと思います。
 それが、判断力や気付きの能力を高めるための、生きたトレーニングです。

大きな見当違い

 繁忙期に接客したお客様からの、BS(ビッグスマイル)アンケート結果が返ってきました。
 幾つかの有難いお声をご紹介します。(担当)

30代女性 「閉店間際に入店したのですが、とても丁寧に接して頂いて、不安な気持ちが和らぎました。」(石田)
30代女性 「嫌な顔、態度一つせず、うるさい子供にも対応して頂き、ここで契約したいと思いました。」(石田)
40代男性 「長時間に渡ったのに、最後まで丁寧に対応して頂き、ありがとうございました。」(石村)
20代女性 「物件の良い所も、ここはちょっと・・・と思う所も隠さずに話して頂き安心できました。」(伊藤)
20代女性 「質問したことは曖昧にせず、確実に調べてから答えて下さって大満足です。」(小倉)
30代女性 「厳しい条件が沢山あるにも関わらず、真摯に諦めないで探して頂き本当に感謝しています。」(瀧平)
20代男性 「とにかく、色々なことに気を使ってくれる方でした。芳野さんありがとう!!」(芳野)

 社員の皆の一所懸命な姿勢を目の当たりにしてきただけに、こうしてお客様から頂く感謝の言葉を読み進める程、目頭が熱くなります。
 やはり、誠実さや、真剣さや、思いやりの心は、必ず伝わるものです。
 勿論、お褒めの言葉だけではありません。
 
 「内見に行くのに、道に迷ってました。」
 「もう少し、駐車場が大きいか、出入りがし易かったら良いと思います。」
 「他社管理の物件だからか、手続きに時間がかかった。」

 こうした苦言にも真摯に向き合い、今後のサービス向上に役立てていく所存です。
 
 さて、毎月の集計では、必ず何名かが全国の上位に名を連ねる様になり、レギュラーな活動として定着したかに見えるBS運動ですが、未だ店舗間格差、個人間格差がある点は否めません。
 
 同じ法人で、同じエイブルの看板を掲げ、同じシステムを使い、同じ社長が、同じ時期に、同じ様に声掛けしているにも関わらず、ここまで顕著な差が出てしまう訳です。

 『会社というものは、その会社の商品がお客様に売れて、はじめて経営が成り立つという、何とも当たり前のことを私は言い続けている。
 というのは、お客様を無視し、無視しないまでも第二義的にしか考えない、という会社が世の中に多過ぎるからである。』  一倉定

 BS活動を、売上・利益の第二義的なものと考えているとしたら大きな見当違いです。

プロの着眼点:後編

 それは、経済合理性です。
 大家様は皆、投資に対する利回りを求めます。
 例えば、月額一室5万円の家賃が見込めるのであれば年収60万円。
 一室の建築費が500万円かかるのであれば、利回りは12%に成ります。

 定期預金の利息は、目一杯高いところでも0.2%程度です。
 つまり、手元に500万円の現金を持っている方の場合、銀行に預けたら1年後のリターンはたった1万円。
 それが、アパートに投資すれば60倍の60万円になります。
 勿論、管理費用や修繕コストや固定資産税もかかりますが、細かい数字はともかく、有効な資産運用を目的として、マンション・アパートを建てる一つの理由です。

 この利回りの観点からすると、建築コストに比例して家賃を上げる必要があります。
 
 「もっとリビングを拡げた方が良い」
 「流し台はシステムキッチンにした方が良い」
 「木造じゃなくて鉄筋コンクリートの方が良い」・・・

 これらは間違いなく有ったら良いに決まっている訳ですが、そうすると500万円のコストが550万円に600万円にと上昇します。
 コストに比例して、家賃も5万5000円、6万円と上げられれば問題ありません。

 「利便な立地で、居住性高く、間取は広く、設備は高級で、家賃は安く」
 こうした、無いモノねだりの入居希望者がたまにいらっしゃいますが、我々はプロですから同化したらアウトです。

 逆算的に思考すれば、以下の様な流れになります。

① 市場の求める間取は?( 1K・1DK・1LDK・2LDK・3LDK )
② 入居者様が支払える限界家賃は幾等か?
③ オーナー様の期待利回りは何%か?
④ 限界家賃年額 ÷ 期待利回り = 建築コスト上限
  EX:50,000円 × 12ヶ月 ÷ 12% = 500万円

 こうして導かれた限られた予算(面積)内で、どれだけの要求を通せるか。
 優先順位に従っていけば、泣く泣く捨てざるを得ないモノも生まれてきます。
 
 経済合理性に適っているか?
 そのお客様の声は最大公約数か?

 オーナー様のマンション経営をサポートするプロとして、見失ってはいけない着眼点です。   了

プロの着眼点:前編

 我々の生業は賃貸仲介・管理がメインですが、オーナー様や地主様に対して、建築の提案を行うこともあります。
 特に優良物件が枯渇するエリアでは、提案によって商品を創造することが喫緊の課題です。
 先日、木造メゾネットアパート単身者向けの、提案前社内協議を行いました。

< 叩き台プラン >
 1F = 玄関・浴室・洗面・トイレ・寝室6帖
 2F = リビングダイニングキッチン10帖 

 LDKを2階に持ってくるパターンは、最近のトレンドでしょう。
 さて、入居者の声を最も聞いているのも、最終的に斡旋するのも営業ですから、その意見を無視して進める訳にはいきません。
 この叩き台プランを元に、意見を頂きました。

・ 不用心な一階が寝室では女性に敬遠される
・ 洗濯物を二階まで持って上がって乾さないといけない
・ リビングで過ごしている時、トイレに一々下りないといけない
・ 買い物の際、食料品を全部、二階まで持って上がらないといけない
・ 来客があった際に、わざわざ二階に上げないといけない・・・

 様々な指摘は、何れも尤もな意見です。
 では、二階のDKを一階に下ろし、一階の寝室を二階に持っていく、一般的なパターンに変更してみましょう。
 確かに二階の主寝室は広々として、快適な空間になります。
 
 一方で、一階に移ったDKはどうでしょう。
 6帖の中に流し台を配し、ダイニングテーブルを詰め込んだ空間は随分窮屈です。
 来客も、そこに迎え入れる訳にはいきませんから、やはり二階にお通ししなければなりません。 
 すると、プライバシーを守る場所が無くなります。
 加えて、前者の1LDKに対し、後者は1DKと、広告表記も大きく異なります。

 この様に、あちらを立てればこちらが立たないのが間取です。
 限られた面積の中で、総てを叶えることができない以上、優先すべきポイントを決め、どこを捨てるかもハッキリさせる必要があります。 
 また、「あのお客様がこう言った」という断片的な情報だけでなく、費用対効果も含め、ニーズの最大公約数は何処にあるかが重要です。
 
 叩き台は、私が作ったものではありません。
 賛否両論はありますが、ある意味、取捨選択のメリハリの効いた究極のプランと言えるでしょう。
 この間取の優れた点が、もう一つあります。               つづく

田植えの戦い

 繁忙期を終え、5月の声を聞き、各店舗とも様相は一変しました。
 「毎月が3月だったらなぁ」と、この業界の経営者なら誰しも考えます。
 一方、現場の社員は仕事に追い捲られていますから、「毎月が3月だったらかなわん」と思う筈です。

 繁忙期は収穫の時。
 これから迎える閑散期は、種蒔きと培養の時です。

 ミサイルや核開発で、何かとお騒がせな北朝鮮の動きは、最近少しおとなしくなりつつあります。
 経済制裁の効果かと思いきや、目下国を挙げて「田植えの戦い」に臨んでいるとのこと。
 そう、どれだけ無軌道でも、「田植え無くして収穫無し」という、原理原則にだけは気付いているのです。

 我々も蚊帳の外ではありません。
 次の収穫のために、物調と言われる仕入れ活動や、実際のお部屋を確認し写真に納める物確や、法人訪問や、登録物件のメンテナンスといった地道な活動を継続的に行う必要があります。
 そういう意味でゴールデン・ウィークは、気持ちと行動を切り替える、有効なリセット期間でした。
  
 口を開けて待っていても、牡丹餅は飛んできません。
 待っていても来ないなら、積極果敢に攻めていきましょう。

 NYは、「できない理由を排除し、どうすればできるかの可能性を追求するポジティヴ集団」です。
 紹介できる物件が無い・・・と嘆くのではなく、物件を探してくるか、建築提案を持ちかけるか。
 
 過去を振り返っても、5月以降の取り組みの差が、各店舗の繁忙期の盛衰を・・・更に言えば一年の命運を決します。
 おかげさまで、連休明け早々に新規管理の御用命を賜り、建築提案も進行中です。

 今ここで成すべきことをしなければ、近未来、飢饉に襲われ、飢餓に苦しむ・・・。
 そう成りたくなければ、ここばかりは北朝鮮に倣い、全社を挙げて「田植えの戦い」に臨みましょう。

FC加盟の光と闇:後編

 くら替えした徳島の店舗は、日販50万円アンダーから60万円オーバーと、2割以上改善したと言います。
 地代・家賃・人件費・光熱費等々、売上に左右されない固定費から逆算すると、この差は利益に直結する筈です。

 かつての菓子店でも、損益分岐点とされる日販ラインがあって、そこを超えると大きく利益が上がり、そこを割り込むと非常に運営が厳しくなることを、身に染みて体感しました。

 優良なFCを選択することは、フランチャイジーにとって極めて大きな判断と言えるでしょう。
 下手なFCを掴んでしまうと、スタート時点から負け戦となってしまうからです。
 しかし、FC展開で上手くいかない三つ目の理由こそが、それ以上に大きな鍵に成ります。

③ フランチャイジーの姿勢
 ※ ザーの方針に忠実でない = 成功の方程式を守らない

 FCとして提供されるシステムも商品もノウハウも、運営側がしっかりとトレースしてこそ力と成ります。
 「FCに加盟すれば何とかしてくれる」という甘い考えで、上手く行く筈がないでしょう。
 それは、加盟金やロイヤリティ欲しさに、ジーの姿勢を見極めず、数ばかり増やそうとするザーの側にも責任はあります。

 FC加盟時の見極めは、ザーの話を鵜呑みにすべきではありません。
 ザーが熱心に説くのは、薔薇色の展望ばかりです。
 私は、似たような市場のジーから生の声を聴くようにしています。

 すると必ず、「良いですよ、是非お仲間に」という声と、「駄目です、おやめなさい」という声に分かれます。
 同じブランドで、同じ看板を掲げ、同じシステムと、同じツールを使い、同じ商品を、同じ人間が売っているにも関わらずです。

 システムもノウハウも商品も、所詮戦うための武器に過ぎなくて、その武器を使いこなし、実際に戦うのはジー本人であることを忘れてはなりません。  了

FC加盟の光と闇:前編

 お世話になっているオーナー様の会社が、FC(フランチャイズ)飲食店の展開を検討されているとのお話しをお伺いしました。
 全くの異業種からの参入です。

 私自身も過去、某FC菓子店の店長を務めた経験もありますし、現在もエイブルの看板を掲げており、FCについては一家言持ってもいます。
 FCを一言で表すならば、「成功パッケージの提供」です。
 フランチャイジーはフランチャイザーに支払う加盟金やロイヤリティの対価として、以下の提供を受けます。

① 運営・営業のノウハウ
② 信用力のあるブランドと看板
③ 競争力のある商品
④ 生産性の高いシステム
⑤ 運営面のサポート
⑥ 商圏保護による競合の排除

 オリジナルブランドで一から立ち上げようとした場合、社員教育・商品開発・広告宣伝・インフラ整備等に多大な時間と費用がかかります。
 運営面でも一筋縄にはいかず、幾多の失敗を繰り返すことでしょう。

 フランチャイザーも、元をただせば中小零細のオリジナルブランドでした。
 紆余曲折、試行錯誤、波乱万丈の足取りの中で見出だした、成功するための方程式を教えてくれる訳です。

 但し、FC加盟する総ての会社が上手く行くとは限りません。
 上手くいかない理由は、三つあると思います。

① フランチャイザーの欠陥
 ※ 提供するノウハウや商品力が脆弱なため、成功の方程式が成立しない

② マーケティングの錯誤
 ※ 人口が少な過ぎたり、出店エリアの文化がそぐわない

 今、四国は、コンビニ戦国時代に突入しています。
 コンビニ界の巨人「セブン・イレブン」が、満を持して進出してきたからです。
 サークルKサンクスからの転換という、国盗りゲームさながらの戦略によって、僅か一ヶ月で一気に58店を出店しました。    つづく

人格の踏み絵

 人格は繕(つくろ)えるものではない・・・。
 繰り返される沖縄の米兵による犯罪で、必ず口にする言い訳が「酒に酔っていて憶えていない。」です。
 小学生の会話でなくても、それで済むなら警察は要りません。
 
 「憶えていない」は、少なくとも「それが事実であるとすれば問題である」ことを認めた上で、「酒に酔っていたために正しい判断ができなかったのだろう」・・・と、自らを客観視した表現です。
 以前あった、外国人による小学女児殺人の際の、「私の中の悪魔がやった」発言も同様でしょう。
 いずれにせよ、酔っていたから赦されるものではなく、酔った時ほど本音が出るのも真実です。
  
 2020年の五輪招致に向け、東京のみならず、日本を挙げて取り組む中で飛び出た、猪瀬都知事の発言が物議を醸しています。

 ◇ 「イスラム教の国が共有するのはアラー(神)だけで、お互いに喧嘩をしている。」
 ◇ 「トルコに若者が沢山居たところで、若い内に死んでしまったら余り意味はない。」

 ライバルとされるトルコ・イスタンブールを貶(おとし)めようとする発言が、フェアプレーを掲げる五輪憲章の趣旨に反していることは歴然としています。
 この失言自体も大いに問題ですが、これに対する釈明が、更に拍車をかけました。

 ◇ 「インタビューの98%は東京のPRだったが、最後の雑談がクローズアップされてしまった・・・。」

 まるで、「重箱の隅をつついて揚げ足を取ったマスコミが悪い」と言わんばかりです。
 これでは、言い訳にも成っていません。
 
 一連の騒動は、安倍首相がトルコ訪問時に贈られたエールによって打ち消されたかに見えます。
 しかし、根っこが招致都市TOPの人格にある以上、まだまだ火種は残っていると見るべきでしょう。

 営業をする上で、絶対に他社の悪口を言わない・・・。
 この原則の意味は、まさに人格の踏み絵だからです。

休暇中の焦燥感

 GW三連休を過ごし、どうにも溜まりかねて出社しました。
 本来は、今日までお休みです。

 年末年始は全国的にお休みの会社が多いため、それほどでもないのですが、GWは営業している同業他社も多く、自分の様な貧乏性人種には例えようの無い焦燥感に襲われます。

 正直、自分が出社してパソコンを叩いたところで、売上が上がる訳ではありません。
 取引先やお得意様の殆どが休んでいる休暇中は、電話することすら叶いません。
 それでも、明日の商談の準備や、今週・今月の予定を俯瞰し、計画を練るだけでも心落ち着きます。

 先だって、不動産業として独立起業されたかつての同僚をご紹介しました。
 GWだろうと年末年始だろうと、会社に在籍さえしていれば、月末に給料が支給されるサラリーマンと違い、自営業者は365日24時間、焦燥感と戦い続けています。

 同じく、リフォーム自営で頑張っているかつての同僚は、face bookを通じて「全休は一日だけ」と書きこまれていました。
 多忙でバタバタしている時にでも、お客様からかかってくる網戸の張り替え、畳の表替え一枚の電話が「有難い」と切実に吐露されます。

 きっとこの方も、サラリーマンの時代には、休暇中の電話をナーバスに受けた筈です。
 何千円かの売上、数百円の利益しかもたらさない、小さな仕事も素直には喜べなかったに違いありません。
 それがサラリーマンの性(さが)です。

 大手ドラッグストアでバイトしている大学生の長男と、大手ホームセンターに勤務する家内との間で、こんなやり取りがありました。

長男 : 来店する客がいちいち商品棚の場所を訊ねてくる。目の前にあるのに・・・。
家内 : そのお客様から頂くお金から、貴方の給料が出ているんでしょう。
長男 : 違う。給料は会社から貰ってる。

 教えられてないと、こんな初歩的なことすらも判らないのです。

 こうした拙文を、毎日毎日読まされる社員の方々にとってみれば、「またか」「もう聞き飽きた」と思うかもしれません。
 しかし、社員として役員として経営者として、会社の成長や破綻や起業を経験した上で語る言葉は、立場が変わり、ものの見方が変わる時、いつかどこかで心に響くことがあるものと確信しています。

考えない社員:後編


 一方、何の障害もなく、敷いたレールの上をひた走って来た人間には、そうした対応力がありません。
 レールが途切れれば、そこで立ち止まり右往左往するだけ。

 今の日本の教育が直面している問題も同じです。
 与えられ詰め込まれた知識はあったとしても、壁にぶち当たった時の応用力や問題解決能力が欠落しています。
 
 高度成長期であれば、成功パターンがそこにある訳ですから、知識詰め込みの丸暗記型による金太郎飴人材を量産することに意味がありました。

 しかし、残念ながら今は、そしてこれからは、過去の成功パターンが通用しません。
 環境変化に適応した新たな発想で、新たなレールを敷いて行かなければならないのです。
 
 フィンランドは、子供の意見に「何故」を繰り返しぶつけ、本人に考えさせる教育を主流としているそうです。
 NASAおよびマイクロソフト社で働く従業員の、実に三分の一はインド人です。
 テストにしても、一つの答えではなく、その解に導く幾通りもある公式を考えさせるのが世界のトレンドです。
  
 生産性と効率を追求すればするほど、創造性と想像性が閉ざされ、考えない社員を量産してしまう皮肉なジレンマをどう消化すべきなのでしょう。 

 一つの答えは、リクルート社にあります。
 リクルートの社内スローガンは、「リクルートをぶっ潰せ!」
 物騒な言葉ですが、そこがリクルート社の強みです。

 かつて主流であった求人情報誌の売上比率は、今やほんの僅か。
 取って変わったのは「リクナビ」であったり、社内コンペで入賞した「ゼクシィ」といった、新しい商品・事業です。

 組織やルールを重んじつつも、自由闊達な社員の発想を奨励し、芽を摘まない。
 「自分達の力でこの会社を進化させるのだ」という社内起業家的な気概を持った社員の集まりであることが理想である気がします。    了

考えない社員:前編

 かつての同僚が、役員に成ったということで挨拶に来ました。
 四国で急成長している会社の役員ですから、大したものです。

 さて、この会社における彼のポジションは、前職における自分のそれと酷似しています。
 だからという訳でもないでしょうけれど、質問されました。

 『基本的に売れないのは、商品戦略や出店戦略を打ち出す我々経営幹部の責任であって、社員に罪は無い。
 寧ろ、経験や技量に頼ることなく生産性を上げるために、規格化・標準化・システム化を奨励・推進してきた。
  しかし、そうした方向に舵を取れば取るほど、ひとつの不安が過ぎる。
  我々経営幹部が会社を去った時に、烏合の衆となってしまうのではないか?』

 「新入社員でも売れる商品」「未熟な社員でも対応できるシステム」
 一般的にこれは、企業の目指すべき究極の姿と言えるでしょう。
 山を均し谷を埋め、平坦な道筋を作った上で確かなレールを敷きます。

 「このレールの上を早過ぎず、遅過ぎず進んでいけば、必ずゴールに辿り着く。
  横道に逸れようなどと邪な考えは捨てなさい。」

 かつての住宅営業や、料理人の世界とは全く違います。
 ある意味、先輩・上司・師匠にとって、後輩・部下・弟子はライバル。
 「手取り足とり教えるのではなく、覚えたければ技を盗んで行け!」といったスタンスです。

 山の中に一人放り出されて、草木の覆い茂った道なき道を、掻き分け掻き分け進みます。
 当然に効率は悪く、失敗・試行錯誤の連続です。
 志半ばで挫折してしまう人間も居るでしょう。

 但し、これを乗り越え、道を切り拓き、自力でレールを敷いた人間は逞しく育ちます。
 途中でレールが途切れたとしても、再びレールをつなぐことができる人材です。      つづく

ONとOFFのメリハリ

 今年、全店統一で決めたのが、営業日のメリハリです。

 書き入れ時には、できるだけ沢山のお客様を受け入れるべく水曜定休を無くし、繁忙期明けに代休消化する・・・。
 この考え方が理に適っていることは、誰しも理解できます。

 一昨年は、諸事情により水曜定休を維持しました。
 昨年は、導入時期がバラバラで、取り組まない店舗もありました。
 また、繁忙期明けに代休消化しようとした場合、営業全員が週休2日+1日となり、向こう2~3ヶ月、手薄なシフトを余儀なくされます。

 こうした弊害を是正すべく、年末年始、GW、盆の連休によって帳尻を合わせることにした訳です。
 結果、5月3~6日が四連休となり、前後の1日と8日が水曜定休に当たることから、5月1~8日までの間で2日しか営業しない、文字通りのゴールデンなウィークと成りました。

 前職の会社も営業会社であったことから、人の休む時こそが稼ぎ時、という考えが染み付いています。
 19年務めた会社を4月末で退職した際も、GW中は暇を持て余し、「早く仕事をしたい」と切実に思ったものです。

 さて、繁忙期の成果は過去最高の数値を記録しました。
 稼げる時に稼ぎ、休む時に休む・・・まさにメリハリの効いた理想的な展開です。

 仮に、繁忙期の成果が振るわなかったとしたら、どうだったでしょう?
 「何とかしてビハインドを取り戻さなくてはいけない。でも営業日は確実に少ない・・・」
 こんな焦燥感を抱えながら連休を迎えたとして、心底楽しめなかったかもしれません。

 社員の皆さん、御苦労さまでした。
 しっかり遊び、静養し、リフレッシュした上で5月も頑張りましょう! 

光の当て方を変える

 突然ですが自己分析です。 

 『 頑固で、融通が効かなくて、利己的で、でしゃばりで、おしゃべりで、優しくなくて、冷淡で、保守的で、短気で、ずぼらで、打算的で、下戸でお付き合いが下手。 』
 
 前職時代から愛用している手帳には、「私の長所」と「私の改善点」をそれぞれ10個列挙する頁がありました。
 自分の性格とはいえ、漫然と過ごしておりますと、ぜいぜい2~3個しか把握できていないものです。
 
 「改善点は10以上数えられるけれど長所は難しい」という声も聞こえてきます。
 確かに、自分の長所を次々思い付くとしたら、かなりの自信家かナルシストかもしれません。 

 そこで、「他人から教えて貰おう」という人が出てきます。
 「手帳に書くので俺の良い所を教えてくれ」 
 これが上司であれば悲惨です。
 部下が上司を次々と持ち上げるのですから、さしずめ太鼓持ちと裸の王様でしょう。

 そんな面倒なことをしなくても、短所さえ自覚していれば大丈夫です。
 芳村思風先生の感性論哲学によれば、世の中の事象は、光があれば闇があり、明があれば暗があり、上があれば下があり、右があれば左があり、外があれば内がある・・・この様に総ては裏と表の二極が存在します。
 
 結論から言うと、短所の読み替えこそが、あなたの長所なのです。 
 両極のどちらに光を当てるかによって、評価は180℃変わります。
 先の短所を読み替えてみましょう。

 『 ぶれることなく、一貫性があり、、自分をしっかり持っていて、積極的で、情に流されることなく、常に冷静で、地道に継続する力があり、熱血漢で、遊び心も持ち合わせ、論理的で、酒に飲まれず健康的 』

 冒頭の分析と比較して、何が変わった訳ではありません。
 変わったのは、光の当て方だけです。

 思風先生はおっしゃいました。
 「持って生まれた性格は変わらない。短所を無くそうとしても無くならない。
 従って、短所を目立たせない様、対極の長所に光を当てるべきなのです。」

 自分の短所が嫌でしょうがないとか、他人の短所が目に付いて仕方ないという方は、両極に位置する長所と短所を冷静に分析した上で、長所に光を当ててみましょう。
 自分も他人も含めて、もっともっと人間を好きになれる筈です。
プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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