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同色メダルの想い違い

 昨日の日経新聞社会面に、ロンドン五輪で銀メダルを取った二人が紹介されています。

 一人は、重量挙げ48㎏級の三宅宏実選手。
 もう一人は、柔道60㎏級の平岡拓晃選手。

 二人が取ったメダルの色は、全く同じシルバー。 
 しかし、その表情とコメントは対象的です。

 三宅選手「父の銅メダルより一つ上に行けたので嬉しい。」
 平岡選手「悔しさでいっぱい。金メダルで御礼を言いたかった。」

 この差は何か、プラス思考やマイナス思考という、単純な問題では無い筈です。

 一つに、女子重量挙げは、三宅選手が日本初の表彰台と成りました。
 一方柔道は、日本発祥のお家芸であり、勝って当たり前という周囲の期待があります。
 また、前回大会や前哨戦となる試合と比較して、実力を如何なく発揮できたかどうかも、大きなポイントです。
 
 象徴的なのは、伝説の棒高跳び選手、鳥人「セルゲイ・ブブカ」でしょう。
 第1回ヘルシンキ大会から第6回アテネ大会まで世界陸上6連覇を成し遂げ、生涯35回に渡って世界記録を更新し、TOPに君臨し続けたにも関わらず、金メダルを取ったソウル五輪以外は何れも記録無しの惨敗。
 やはり五輪には、魔物が棲んでいます。

 4年に一度、一発勝負の檜舞台で、実力以上の成果を出すには、秀でた才能、不断の努力、強靭な精神力、高潔な人間性、そして運否天賦・・・その何れもが欠かせません。
 メダル取りに比べれば、ビジネス界での成功などいとも簡単です。

 思い描いた目標の範囲内は、成就する可能性が生まれます。
 たった一度の人生、どうせなら目標は、より高く掲げましょう。
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招かれざる事故を機会に

 前回のブログにて、人生初の119番通報の顛末を綴っています。
 Facebookで速報した通り、昨日は管理物件の漏水で、警察官に立ち会い頂くトラブルがありました。

 早朝5:30、現地にかけつけますと、部屋の廊下や脱衣所には、夥しい汚水が漏水しています。
 すぐさま上階の部屋に向かい、チャイムを鳴らしますが、応答はありません。
 玄関ドアの下部からは、外まで水が漏れ出しています。

 入居者様が連絡して駆けつけて下さった地元交番の巡査立会の元で、予備キーを用い解錠。
 中は、見渡す限り一面水浸しです。
 脱ぎ捨てられた服があちこちに散乱し、蛇口から水の流れる音が聞こえます。
 その音を辿っていくと、洗面化粧台でした。

 どうやら、泥酔して帰宅し、服を脱ぎ散らかし、洗面で嘔吐し、その吐瀉物が排水口に詰まり、水を出しっ放しにしたため、オーバーフローしてしまったようです。
 さてその家人は?

 どこかで倒れているのではと思い、浴室→トイレ→洋室→リビングと声をかけながら開けていきますが、姿が見えず応答もありません。
 ひょっとしたら病院にでも救急搬送したのか・・・何はともあれ、事態を終息させるのが先決です。

 吐瀉物にまみれた汚水を、バスタオルで吸水し、排水口で絞る作業を何度も何度も繰り返し、何とか処理完了。
 次に移動した下階では、床下スラブに溜まった汚水が天井から降り注ぐ中、その汚水の雨に濡れながら、やはりバスタオルでの汚水吸水を繰り返します。
 やっとのことで一次対応を終え、再び上階に戻ってみると、何と不在と思われた家人がいらっしゃるではありませんか。
 
 ① 今回の事故は人為的な原因なので、水漏れを起こした側に損害賠償責任がある旨
 ② 入居時に火災保険に加入されていれば、対応できる可能性があるので証書を探して頂く旨
 ③ 下階の住人には迷惑をおかけしているので、一言謝罪をして頂きたい旨

 三点を確認して、現場を離れました。
 
 管理物件が多くなるに従って、こうした事故の起こる可能性も高くなって当然です。
 入居者様の安全・安心な暮らしに貢献し、オーナー様の大切な資産を守る責務は、こうした招かれざる事故を重ねる程に浮き彫りとなります。
 社員各位は、これを良き機会と捉え、自覚と認識を新たにして頂ければ幸いです。

人生初の119番通報

 先日、ちょっとした事件がありました。
 皆さん、このまくらを読んで、またかとお思いでしょう。
 確かに、結果としては「ちょっとした」でしたが、あわや大惨事につながりかねない出来事だったのです。

 我が家に通じる河川沿いの道路はウォーキング銀座で、早朝・深夜には多くの方が散歩されています。
 いつもの通り仕事を終え、国道から曲がった瞬間、目を疑いました。
 道路の真ん中で、初老の男性がうつ伏せに横たわっているではありませんか。
 散歩中に倒れられたのか、飼い犬と思(おぼ)しき犬が、主人の周囲を心配そうに走り回っています。

 「大丈夫ですか!」
 車から降りて、何度も呼びかけますが、微動だにしません。
 くも膜下出血や脳梗塞等、動かすべきではない場合もあると思い、すかさず人生初の119番通報。

消防 : はい大洲消防署です。火災ですか? 救急ですか?
松岡 : 救急です。 人が倒れています!
消防 : 倒れているのは男性ですか? 女性ですか?
松岡 : 男性です。
消防 : 若い方ですか? 年輩の方ですか?
松岡 : 初老の方です。
消防 : 意識はありますか? ありませんか?
松岡 : 確認できませんが、声掛けしても反応がありません。
消防 : 場所はどちらになりますか?
松岡 : R56号沿いの役場支所の前を知清川へ向け折れてすぐのところです。
消防 : あなたのお名前は?
松岡 : 松岡です。
消防 : お電話番号頂いて宜しいですか?
松岡 : 050-××××-××××
消防 : はい、では改めて場所を確認させて頂きます・・・
松岡 : 人が倒れてるんだから、早く来て下さいよ!

 これはネタではなく、リアルなやり取りです。
 ちなみに、救急車の鎮座する消防署は、ここから150mしか離れていません。
 ボルトなら14.5秒で駆けつけます。

 サイレンを鳴らしたかと思うと、すぐに救急車は到着し、救急隊員が下りてきて、肩を抱きかかえ仰向けにするとその男性は、いつもここを散歩する、近くの商店主でした。
 揺り動かすと、すぐに気がつきます。

隊員 : 大丈夫ですか?
男性 : 大丈夫よ。 どしたん?(そりゃ、こっちの台詞だって)
隊員 : 倒れられたことを覚えてないんですか?
男性 : えっ? 倒れてないよ。(おいおい) 

 ということで、この方は立ち上がることもできず、隊員の腕に身を任せながら尚、「倒れてない」と言い張ります。
 結論としては、泥酔・酩酊状態であったというオチです。

 それにしても、この光景を遠巻きに見ていた人達は、私が車で撥ねたとしか思ってないでしょう。
 かなり心臓がバクバクしましたが、事なきを得て心から安堵の、ちょっとした事件の顛末でした。

需給バランスで決まる価格

 先日、社員と打ち合わせしている際、こんな意見が出ました。

 「敷金ゼロ・礼金ゼロ・引越料サービス・入居月フリーレント・家賃値下げ等々。
 入居者からの過剰とも言える要求に応え続けているが、業界としてどこかで歯止めをかけないと・・・。」

 私も、現状が正しいとは思いませんが、さりとて歯止めをかけるのは難しいと考えます。
 初期費用を抑える、エアコン等の設備を付加する、初月賃料をサービスする、何れも形を変えた「値下げ」でしょう。
 世の中の価格決定要素は、「需給バランス」がすべてです。 
 即ち、モノを欲しい人が沢山いらっしゃって、そのモノが少なければ、値段は上がります。

 カードゲームの「レアカード」に、一枚1万円のプレミアがつくのは、文字通りレアだからです。
 カードの原価は、せいぜい数円でしょうから、粗利は99%以上になります。
 理論上、印刷機でドンドン増刷すれば、メーカーは儲かる筈。
 ところが、そのカードが数多く出回り、誰もが持てる状況になると、希少価値は損なわれ、値崩れします。
 所謂(いわゆる)、インフレです。

 今年は「うなぎ」の高騰が騒がれています。
 稚魚が不漁で供給が少ないため、去年の1.5倍とか。
 しかし、余りの高値に消費者が買い控え、「あなご」等にシフトしました。
 今度は一転、需要が減退したことで、供給がダブつき、土用の丑の日を前に値下がり傾向にあります。

 マンションやアパートの賃料下落の最大要因は、供給過剰・・・建て過ぎです。
 適正な供給数は、年間20万戸と言われる中、失われた十数年の間に毎年50~60万戸も新築してきました。
 加えて今の日本は、人口減少の煽りを受け、需要が急激に細っています。
 
 しかも、野菜や魚の様に、短期間での供給調整が効きません。
 堅牢な建物は、需要がなくて空室だらけであっても、取り敢えず残ります。
 従って、総論としては、値下げしてでも埋めるしかありません。

 だからこそ、我々管理会社・仲介会社の力量・手腕が試されます。
 物件の持つポテンシャルを最大限引き出し、消費者の需要を喚起する提案が不可欠な時代です。

スピードで激戦を勝ち抜く

 日経新聞に連載されていた記事「マクドナルド 針路を探る」の中で、原田泳幸社長が好んで使う言葉が紹介されています。

 「ブランド価値は、顧客が店舗を通り過ぎる0.5秒で決まり、
 1秒早く商品を提供すれば、全店で8億円の増収につながる。」

 以下、本文の解説です。

【 マクドナルドでは、注文を受けてから提供するまでの時間が1分以内と、3分程度かかる他の外食よりも、遥かに短い。
 そこで、業務効率化により提供時間を1秒でも短くすることが、国内の激戦市場を勝ち抜く早道とみる。
 例えば新型のドライブスルー店導入もその一つだ。
 二つの注文窓口のほか、支払いと受け取りの窓口を別々に設けたのが特長。
 導入店では、休日の昼に捌いていた車の台数が、従来の2倍。
 売上も5割増えたという。 】

 我が身に振り替えても、消費行動を決定付ける大きな要素は、スピード(速度)です。
 セルフうどんや回転寿司に足を運ぶのは、待たずに食べられるから。
 散髪を10分カットの店に変えたのは、待ち時間もカット時間も短いから。
 携帯電話の利便性も、煎じ詰めれば時間の節約です。

 現代の消費者は、CP(コストパフォーマンス)に加えて、スピードに大きなヴァリュー(価値)を感じています。
 では、我々の不動産業界ではどうでしょう。

 まずは、商品の情報鮮度。
 新築はもとより、リノベーションや条件変更や退去といった情報をキャッチし広告し、お客様の元にいち早く届けることが肝です。

 加えて、その情報を見た上で寄せられた、反響に対する返信速度も見逃せません。 
 同じエリアのA不動産様は、営業時間内「30分以内の返信」を約束されています。
 
 先日、現地看板を見た上で「中を見てみたい」と、南店にお問い合わせ頂いたお客様がいらっしゃいました。
 物件場所は店舗から3分程の距離です。
 「すぐにお伺いします」鍵や資料を準備して向かったものの、間一髪間に合わず、「もう来ないのならいい!」と立腹して帰られました。

 また、北店でオープンハウスをした際、担当者が用を足しているタイミングで、お客様が来場されています。
 「居ないのなら帰る!」と激怒されていましたが、お客様が店に電話をして頂いたことで、何とか機会を失わずに済みました。

 プロダクト・アウト = 生産者・企業の立場
 マーケット・イン = お客様・市場の立場

 お客様のことを、「自分勝手だ」とか「わがままだ」と決めつけて、自らを正当化するのは簡単です。
 しかし、お客様の立場を理解したり、お気持ちに共感できない企業や担当者は、いずれ確実に淘汰されます。
 来期に向けて取り組む、「Big Smile運動」の原点がここにあります。

正義を騙る偽善者

 先般拙文でも取り上げた、大津市の中二生自殺事件。
 事件の背景や事実関係を下調べすべくネットを覗くと、行き過ぎた情報開示の暴走に驚かされます。
 
1.疑うことなく、マスコミの情報を鵜呑みにする
2.悪者を特定して、サディスティックに責め立てる
3.非難は匿名を前提とし、発言に責任を持たない
4.自らの言動は棚に上げ、戒めたり省みたりしない 

 具体的には、加害者とされる生徒の実名・顔写真、両親の実名・職業・顔写真、転校先の住所・学校名、改名後の名前等々、事細かに開示されています。
 以前の酒鬼薔薇事件でも、写真週刊誌が犯人の顔写真を公開して物議を醸(かも)しました。

 現代は、良くも悪くもネット社会。
 正邪善悪はともかくとして、簡単に情報を入手することも、拡散することもできます。 

 大前提として、虐めは許しまじき行為です。
 見て見ぬふりをした友達も、
 相談を受け流した教師も、
 被害届を受理しなかった警察も、
 アンケートを開示しなかった学校も、
 ことなかれ主義の教育委員会も、
 他人の痛みを教えられなかった親も、 
 周囲の誰もが責めを負うべきでしょう。

 また、少年法によって刑事罰を免れる「加害者」に対し、警察に成り代わり天誅を下す・・・という心理は、多少なり理解できる点もあります。
 ただ、書き込みの文面から読み取れる人物像は、興味本位な好奇心を動機とし、薄っぺらな正義感を錦の御旗に掲げる偽善者そのものです。
 
 彼らはネットという武器を用い、無抵抗な相手を、一方的に攻撃し続けています。
 目には目を歯には歯をとばかり、同害復習で正当化しているのかもしれませんが、これはまさしく、新手の虐めです。
 寧ろ、自らの正体を明かさないヴァーチャルなやり口だけに、リアルなそれより、もっとたちが悪い。
 
 昨今、顕著に堕落しつつある国民性と、そこに託すべきこの国の未来を憂います。

アメリカンドリームの裏側

 世界中に衝撃が走りました。
 「シアトル・マリナーズ」のイチロー選手、「ニューヨーク・ヤンキース」に電撃トレード。

 10年連続3割&200本安打&ゴールドグラブ賞、MVP、首位打者、盗塁王、年間最多安打等々、数々の記録や記憶に残るプレーを積み重ねてきた球界の至宝ですら、一つの駒として扱われるMLBのビジネスライクな対応が浮き彫りになります。

 昨日までマリナーズの一員としてプレーしていたイチローが、ホームであったシアトル「セーフコ・フィールド」にアウェーで乗り込む訳です。
 打席に立つ功労者を、スタジアム全員がスタンディングオベーションで迎えます。
 ヘルメットを取って応えたイチローは、昨日の友ミルウッドから、センター前にクリーンヒット。
 その後、二盗も決め、イチローらしさを古巣のファンに見せつけました。

 チームもユニフォームも背番号も、一夜で変わる環境変化に順応し、自分らしいプレーのできるイチローは流石でしょう。
 但し、イチローの場合、必要とされる力が備わり、必要とする球団が存在するからこそ成立したドラマであることを忘れてはなりません。

 そのヤンキースの元4番ゴジラ松井は、年初どこからもオファーがかからず、就職浪人していました。
 5月になってやっとレイズから声がかかり、マイナーからのリ・スタート。
 メジャー昇格後の初戦、いきなりのホームランで鮮烈な復帰を印象付けたものの、現在は18打席ノーヒット。
 ファンからはブーイングを浴びせられ、引退の危機に直面しているのです。
 
 契約に基づき、形式的にはチームに属していたとしても、実態は一人ひとりが「イチロー商店」「松井商店」という、自営業者であることがよく判ります。
 最終的に信じられるのは自分だけ。
 アメリカンドリームの可能性の裏には、こうしたシビアさも潜んでいるのです。

祝福と感謝の栄冠

 Facebookでもお知らせした通り、我が社の豊田選手と伊藤選手が所属する、ソフトボールクラブチーム「ウエストSBC」が、京都府舞鶴で行われていた第33回全日本クラブ男子ソフトボール選手権大会で、全国の強豪を打ち破り見事日本一に輝きました。

 ウエストは’09年に島根県で行われた第49回全日本実業団ソフトボール選手権大会でも優勝しており、日本一は二回目です。

 実業団の大会が、純然たる会社員のみで構成されるのに対して、クラブチームはそれに限りません。
 日本のみならず、「ドニー・ヘイル」だの、「トーマス・キャメロン」だの、「ネイサン・ヌクヌク」だのといった助っ人外国人を引っ張って来てチームを強化している訳です。
 従って、クラブ選手権の方が、遥かにレベルの高い戦いになります。

 今回、地区予選を勝ち上がってきた精鋭32チームが舞鶴に集結しました。
 
 ベスト4に名乗りを上げたのは、昨年準優勝の強豪「大阪桃次郎」を打ち破り金星を上げた「岐阜エコデン」。
 リーグ戦防御率1.50を誇る剛腕アンドリュー・カークパトリック擁する「ダイワアクト」。

 ウエストSBCの参戦するゾーンでは、昨年優勝の古豪「平林金属」が順当に勝ち上がります。
 打率30傑に6人が名を連ねる平林金属の強力打線を、左腕客野が1点に抑え、3対1で決勝進出。

 決勝戦は、岐阜エコデン坂本と客野とのエース対決となり、1~7回まで0が並びます。
 タイブレーク延長8回、豊田選手が見事にセンター前にはじき返し均衡を破り、決勝点と成りました。

 先述した通り、助っ人が認められるクラブ選手権ですが、ウエストSBCは純国産の田舎チーム。
 当然にメンバーは、日中普通に仕事をし、火木の夜、水土の半日を練習に充てているだけです。
 最初から強かった訳ではありません。

 夢を見、目標を立て、弱音を吐かず、自分を信じて、人並み以上の努力を継続してきたからこそ、今日の栄冠があります。
 仕事でも同じでしょう。
 
 彼らの活躍から、大いなる勇気を貰いました。
 おめでとう、そして、ありがとう。

多過ぎる家賃滞納者

 奉仕という言葉から、皆さんは何を連想しますか?
 一般的には、献血や近隣清掃や寄付といったところでしょうか。
 ウィキペディアによると・・・。

 『 報酬を求めず、また他の見返りを要求するでもなく、無私の労働を行うこと 』

 繰り返しお話していますが、こうした概念の必要性を、前職の会社で学びました。
 
・ 煙草の吸殻を投げ捨てるのではなく、自ら進んで拾う人
・ トイレを汚して平気な人より、来た時よりも綺麗にする人
・ 少しの辛抱で救える命があると思い、率先して献血できる人
・ 被災を見過ごすのではなく、自分の痛みとして手を差し伸べられる人
・ 電車の中でお年寄りや妊婦が居れば、さりげなく席を譲れる人・・・

 同じ夢を追いかけて仕事をするのであれば、そういう誠実な人と共に歩みたいと思います。
 お客様の立場でも、きっとそういう人間性の人から買いたい筈です。
 例え今、心が邪(よこしま)でも、善行を重ねる程に、徳が積まれていきます。

 急成長する過程においては、「流石に伸びる会社は違う」と評価されてきました。
 ところが、衰退へと潮目が変わると、「トイレ掃除もゴミ拾いも良いが、そんなことばかりしているから・・・」と後出しジャンケンで批判に晒されます。
 
 胸に秘めた忸怩(じくじ)たる思いは、置いておきましょう。
 会社の成長との相関関係より、もっと明確に、奉仕の必要性を示す言葉を見つけました。

 『 奉仕とは、私たちがこの世に住むために支払う家賃である。 』  ネイサン・エルドン・タナー

 この国には、家賃の滞納者が多過ぎます。

リーダーに足る人

 スティーブン・R・コヴィーの名著「第8の習慣」の中に、リーダーシップの後天性についてQ&Aがあります。

Q:リーダーになる人は、リーダーに生まれつくのだろうか?
  それとも、環境条件や訓練によって作られるのだろうか?

A:リーダーは、生まれや環境や訓練などの産物ではない。
  自ら選びとった反応によって、自らリーダーになっていくのだ。

 つまり、リーダーシップは先天的に備わっているものではなく、自分自身で作り上げるものだということ。
 言い方を変えれば、自らがリーダーとしての道を「選択」できる人が、リーダーに足る人なのです。
 先般耳にした、ある会社で実際にあった事件が思い出されます。

 一人の課長が、現場で大きな損失を出しました。
 大幅減益の責任を逃れるため、その損失を新たなる現場の予算に付替えようと考えます。
 
 上司である役員は親会社からの出向者で、業務の詳細や進め方に明るくありません。
 課長は「現場では珍しくない手法」であることを説明し、役員の了解を取りました。
 
 後日、ふとした綻(ほころ)びから、この粉飾疑惑が露呈し、社長の逆鱗に触れることとなります。
 社長から追及された役員は、こう答えました。
 「現場の課長が独断で進めたこと。 私は現場のことは承知しておりません。」
 四面楚歌となり、責任を問われることとなった課長は、上司の言動に失望し、退職を決意したと言います。

 リーダーであるならば、課長から相談を受けた際、不正を糺し、指導・教育すべきです。
 職務的な知識や能力の欠如から、それが適(かな)わなかったとしても、一旦受け止めた以上は、「自分が承認致しました」と非を認め、防波堤となって部下を庇うのがリーダーでしょう。

 つまりこの人は、自ら選び取った反応によって、自らリーダーの称号を返上されたのです。
 店長であろうが、役員であろうが、社長であろうが、例え総理大臣であろうが、役職とは関係ありません。
 いざという場面で、私心なく、自己犠牲を厭わず、身を呈して部下を守れる人こそがリーダーです。
プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン

・経歴 
 雄新中卒業 → 新田高校中退
 大工・石工と約十年職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業
 令和2年 ㈱南洋建設 代表兼任
 令和4年 ㈱たんぽぽ不動産起業

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