責任は存在価値の証し

 同業他社の支店長から、管理受託のご紹介を頂きました。
 こう書くと、敵に塩を贈るイメージがあるかもしれません。
 実は、現管理会社とご紹介頂いた会社との歴史的背景から、暗黙の不可侵条約が結ばれており、直接受けることができないという大人の事情です。
 何れにせよ、数ある不動産会社の中から、同業者に推挙頂けたことは、有難くもあり、誉れでもあります。

 中心部に程近い、良く目立つ場所にあり、利便性にも優れていながら、空室だらけの物件です。
 現在は、駐車場台数の限られたテナント&住居の混在型ですが、この機に戸数分の駐車場を備えた住居専用へとフルリノベーションを計画しています。

 紹介者の会社でオーナー様と名刺交換する際、「松岡さん。お久しぶりです。」と、予期せぬ言葉をかけられました。
 よくよく聞いてみますと、前職時代のビジネスパートナーです。
 当然、お世話にも成りましたし、民事再生法申請時には、少なからず債権カットに応じても頂いています。
  
 「その節は、色々とご迷惑をおかけしました。 
 当時中枢にいた、経営陣の一人としてお詫び申し上げます。
 これを一つの御縁として、長い目で恩返しをしていく所存です。」

 この日、幾つもの大きな責任を背負いました。

 ・ 同業者や支店長の、顔をつぶせないという責任
 ・ かつての不義理に対して、御恩返しすべき責任
 ・ エイブルブランドの力量が、世に問われる責任
 ・ 次代のニーズを捉えた、商品企画に対する責任
 ・ 竣工後の、マンションの入居斡旋に対する責任

 責任は、自社が、自店が、自身が、世間から求められているという存在価値そのものであり、やりがいの源泉でもあります。
 築年数の古い収益物件の再生に、リノベーション前の企画から携わるチャンスは滅多にありません。
 千載一遇のチャンスとして捉え、竣工時満室を果たしましょう。
スポンサーサイト

才子、才に溺れる

 前職時代、分譲マンション担当役員を務めていた10年間を通じ、トータル100名を超える営業マンがいました。
 饒舌・口下手、天真爛漫・根暗、感受性豊か・冷静、キャリア・プロパー・・・10代から50代の様々なタイプの老若男女が、切磋琢磨しながらプロジェクト完売に向けて競い合ったものです。
 その営業マンの一人であった、元部下が逮捕されました。
 高松市の、大手デベロッパーに在籍していた当時の容疑です。
 
 マンションを販売する際に、登記費用等をうたい、正規の販売価格より水増しした契約書を作成し、100万円を騙し取った疑いで、更に20件余りの余罪があるといいます。
 
 思い返せば、彼の営業力は、ずば抜けていました。
 S・A・B・C・Dの5段階において、数字だけで見れば、押しも押されぬS評価でしょう。
 ところが、B以上の評価が与えられることはありません。
 お客様や上司への報告に、余りにも嘘が多過ぎたからです。

 卓越した受注力によって今日のメシを稼ぐ一方で、お客様との信頼関係を尽(ことごと)く壊して、明日のメシの種をも潰してしまう、典型的な破滅型営業マンでした。
 その非凡な才能を惜しみつつ、退職への引導を渡したのも自分です。 

 稲盛和夫氏が「アメーバ経営」の中で、「才子、才に溺(おぼ)れる」という言葉を引用をしています。
【 優秀な人材が、才覚の使い方を誤ると、とんでもない問題を引き起こす。
 才覚のない人なら、そんな不祥事すら思いつかないが、なまじ才覚があるため、不正を思いつく。
 商売には才覚は欠かせないが、才覚のある人ほど、それに相応しい人格を伴っていなかったら、とんでもないことをしでかす。 】

 人は易(やす)きに流される弱い生き物です。
 どれだけ誠実に見える人であっても、長い人生の中では、「魔が差す」ことも、「貧すれば鈍する」こともあります。
 不測の事態に備えて、人格を磨くべく、日々精進する心掛けが肝要です。
 こうした事件は、決して対岸の火事ではありません。 
 

値決めは経営

 昨日に引き続き、「アメーバ経営」からご紹介します。
 テーマは、「値決め」です。

【 値段を安くすれば、注文はいくらでも取れるが、それは、営業として決して誉められたことではない。
 営業の使命とは、「この値段なら結構です」と、お客様が喜んで買って頂ける最高の値段を見抜くことである。
 これより安ければ、いくらでも注文が取れる。
 これより高ければ、注文が逃げてしまう。
 そのぎりぎりの一点を射止めなければならない。 】

 例えば、管理料を値下げして「1%でやります」と言えば、リプレイスは容易です。
 いくらでも取れます。
 しかし、採算を度外視したダンピングでは、いかに経費を削減しようとも利益は上がらず、自分で自分の首を絞める結果に成りかねません。
 
 家賃設定でも同じことが言えます。
 松山の一等地に、鉄筋コンクリート造、新築3DK、システムキッチン完備のマンションを建てて、家賃1万円で募集すれば満室は確実ですが、経営としてはガタガタです。
 また、20万円の家賃であれば、収支計画上は大いに儲かりますが、入居はガラガラでしょう。

【 リーダーは、営業の集めてくる情報をとことん調べ尽くし、市場や競合相手の動向を的確に把握した上で、自分達の製品の価値を正しく認識して値決めを行うべきである。
 値決めとは、経営の死命を制する問題であり、リーダーが全神経を集中して行わなければならないものである。 】

◆ 原価+利益=売値 「これ位の原価がかかり、この程度の利益が必要なので、こういう価格になる」
 こうした旧態依然とした積み上げ方式は、生産者都合の「プロダクトアウト」です。

◆ 売値-利益=原価 「この値段なら売れるので、必要利益を差し引き、これだけの原価で納めよう」
 まずは売値ありきの、「マーケットイン」の考え方を持ちましょう。
 

 

当座買いの原則

 JALの再建に向けて尽力されている、京セラ創業者稲盛和夫氏の著書「アメーバ経営」には、我が社の目指すべき方向性が、数多く示されています。
 そのエッセンスをご紹介して参りましょう。
 第一回目は、「当座買いの原則」です。

 当座とは、「物事に直面した一時」「しばらくの間」「さしあたって」といった意味を持ちます。
 端的に言えば、在庫を置かない経営です。
 
 例えば、エイブル本部から仕入れる入居募集看板やのぼりといった販促ツール、或いはコピー用紙。
 「必要な時に欠品していると不便だし、腐る訳ではないのだから、沢山仕入れよう」という考えは明らかに間違いです。
 
 ① 保管場所が必要になる(保管場所は家賃の一部)
 ② 保管している間に、色褪せ・汚破損してしまう
 ③ 仕入れに対する支払いが先行してしまう
 ④ 沢山あることで無駄遣いしてしまう
 ⑤ 仕様変更の際に、いつまでも古いものが残る

 【 使う分だけを当座買いすると、いまあるものを大切に使うようになるため、ムダがないし、余分の「在庫」がないため、在庫を管理するための経費、場所や時間も必要なくなり、結果的には経済的である。 】

 どの店舗も、店舗・事務所の面積は限られています。
 「もっと広ければなあ」と思うかもしれませんが、それは錯覚です。
 日常に照らして考えてみて下さい。
 荷物が届くと、「取りあえず置いておこう」と、バックストックに積み上げます。
 自由に使えるスペースだけに、放置されたままでいつまでも整理されません。
 下手すると、同じ商品を注文して、重複したりします。
 こうして、広ければ広いなりに使ってしまうものなのです。 

 細かいと思われるかもしれませんが、ここが杜撰だと将来会社をつぶします。
 宅地分譲や中古住宅買取を手掛けるデベロッパーであれば、当座買いの原則は生命線でしょう。
 「腐るものじゃないから、取りあえず仕入れておこう」と、仕入れが目的に成ってしまえば、破滅の一丁目です。
 
 「必要なものを、必要な時に、必要なだけ購入する」
 整理整頓の前段として、肝に銘じて下さい。


 
 

部下とリーダーとの根競べ

 本拙文でも度々ご紹介している、日本電産の永守重信社長の「人を動かす人になれ」は、リーダーを志す人にとってバイブルとも言える、名著中の名著です。
 
【 「部下とは、これまでに何度かじっくりと腹を割って話し合ったから、オレの考え方や立場、方針などは理解してくれているはずだ」と考えているリーダーは多い。
 だが、私に言わせれば、これは完全な勘違いである。
 生まれ育ってきた環境、受けてきた教育、経験してきたこと、影響を受けた人物や友人などすべてが異なる他人同士が、二度や三度話し合ったくらいで、お互いを理解できるはずなどないのである。 】

 当然我が社にも、企業理念があり、経営方針があり、それを毎朝の朝礼で唱和しています。
 ということは、創業間もないといえども、既に数百回は唱えてきたわけです。
 それでも、現場で日々起こっていることとは、大きく隔たりがあったりもします。 

 「厳格なコンプライアンス意識と高い倫理観に則り」と言いながら、わきの甘さが露見したり、
 「できない理由を排除し、どうすればできるかの可能性を追求する」と言いながら、言い訳が先行したり、
 不適合を挙げていけば、枚挙に暇がありません。

 理念や方針は、あくまでも総花的で抽象的なものです。
 それを現場での出来事に照らし、「あなたの言動は、2番目に掲げている経営方針の内容にそぐわないのではないか?」と具体的に落とし込んでこそ、方針が社風へと昇華します。

 この拙文とて、題材は違えども、引き出しの数は限られていて、読む側にとってみれば「またこのネタか?」と辟易(へきえき)とすることもあるでしょう。
 しかし、当然に私は経営者であって、コラムニストでも無ければ、小説家でもありません。
 読み手を楽しませるためではなく、「どう伝えれば理念や方針が浸透するか」だけに注力しています。
 
【 どうやって(社員とリーダーとの)ギャップを埋めるのか。 
 これは、それこそ部下の耳にタコができるまで、同じことを繰り返し繰り返しアナウンスし、リーダー自らも率先垂範で部下に手本を示す以外に道は無い。
 要は、リーダーと部下との根競べなのである。 】

 いつか聞いたことのある話を、小姑の様に、繰り返し繰り返しお伝えしている理由はここにあります。
 

私達のミッションステートメント

 南店管轄で一棟、北店管轄で一棟、計二棟の管理業務委託契約を頂きました。
 今現在は、大手管理会社に任されており、一棟は満室、もう一棟も激戦地にあって善戦している物件です。
 冷静に見ますと、リプレイスの必然性はありません。

 佐伯店長、石川店長と共に、契約にお伺いしたものの、「事前に目を通しているから・・・」と言われ、説明することもなく、押印のみ頂き、僅か10分程で終了。
 過去にも例の無い、最短記録の契約でした。

 ここまでスムーズに契約を進められたのは、紹介者の存在あってこそです。
 紹介者は、前職時代の同僚でした。
 とはいえ、担当する事業が違っていたため、個人的な接点は然程多くありません。
 記憶しているのは、資格試験に臨む際に、合格祈願のお守りを贈ったこと位です。

 オーナー様から、収益物件の運用について全権委任されており、強くプッシュ頂いたことで、今回の調印に結び付きました。
 「真面目な、良い社員ばかりだから、任せても安心。」
 前職時代からの同志である、滝井店長や佐伯店長や太田店長の人間性を評価して頂いた推薦の言葉は、私にとっても最大級の賛辞であり、これ以上の喜びはありません。

 但し、この全幅の信頼は、とても大きなプレッシャーでもあります。
 入居斡旋でお役立ちできなければ、或いは、期待を裏切る様なミスが発生すれば、その信頼関係は瞬時に崩壊します。
 それだけに留まらず、推薦頂いた紹介者の顔をも潰してしまうことになるでしょう。

 管理物件が増えれば収益が増大し、会社の経営が安定し、社員への還元も容易です。
 そうしたメリットを享受するのと同時に、オーナー様への責任という、大きな十字架を背負います。

 賃貸経営サポートを生業(なりわい)とする我々は、心して受け止めなければなりません。
 それが、私達のミッション・ステートメントなのです。 

強運なくして成功なし

 経営の神様「松下幸之助」氏の言葉は、時代を超えて多くの気付きを与えてくれます。
 PHP文庫「強運なくして成功なし」からの紹介です。

 【 「悩む」ことはいけない、それは「迷う」という言葉に置き換えなさい。
   「苦しむ」ということも、「難儀」するという方が正しい。
   私自身、明日食べるご飯が無いといった生活に直面したことがあり、非常に難儀はしました。
   しかし、苦しむということはありません。
   本当は、苦しいこともあったのかもしれないけれど、忘れてしまいました。
   上手くいったことだけを覚えているのです。 】

 人間は、順境時においては、誰もがポジティブになれます。
 精神力が真に試されるのは逆境時です。
 
 人間の能力を最大限に引き出すためには、潜在意識の活用が必須でしょう。
 そして、自らの言葉は、潜在意識に多大な影響を与えます。
 言葉は言霊(ことだま)なのです。

 ポジティブな言葉を発すれば、やる気が漲(みなぎ)り、快活な精神が宿ります。
 ネガティブな言葉を発すれば、やる気が失せ、意気消沈となるのです。

  ・ 悩む → 迷う
  ・ 苦しい → 難儀
  ・ 難しい → 簡単ではない
  ・ しんどい → やりがいがある
  ・ 無理だ → 挑戦する価値がある
  ・ 限界だ → 成長のチャンス 

 混迷した事態を改善させるのは、一朝一夕にはいきません。
 しかし、言葉を前向きに切り替えるのは、心掛け一つです。 
 ポジティブな言葉で自らを鼓舞する人の元に人は集まり、好循環な環境下で強運が引き寄せられます。

新築崇拝主義の改廃

 2月20日付「※日本経済新聞」の1面と3面に、日本の空家増大の記事があります。
 
 ◆ イギリス  4.6%
 ◆ フランス  6.5%
 ◆ 日  本 13.1% 
 これは、他の先進国との空家率の比較です。
 日本は、第二次世界大戦の戦禍によって、多くの住宅が焼き払われました。
 加えて、海外からの引き揚げで人口が急増したことから、深刻な住宅不足に陥り、国策として住宅供給政策に乗り出します。
 
 ■ アメリカ 60万戸/年
 ■ 日  本 80万戸/年
 これは、住宅着工戸数の比較です。
 2倍の人口を抱え、25倍の国土を有するアメリカよりも、日本の新築数が上回っています。

 ◇ イギリス 9割
 ◇ アメリカ 8割
 ◇ 日  本 1割
 これは、マイホームを取得した人の中に占める中古住宅の割合です。
 欧米では、中古住宅を購入し、自分なりのリフォームを施して住まうライフスタイルが定着しています。
 方や日本では、中古を蔑(さげす)み、新築にこだわる傾向が顕著です。

 ☆ アメリカ 500万戸/年
 ☆ 日  本  15万戸/年
 これは、リフォーム市場の比較です。
 日本が、いかにスクラップ&ビルドに傾注してきたかが判ります。

 結果として、’08年の段階で757万戸もの空き家があり、その内賃貸住宅が55%です。
 賃貸住宅の適正供給戸数は20万戸と言われる中で、ここ十数年間、毎年50万戸前後建て続けたのですから、供給過剰に陥るのも当然でしょう。
 毎年20万戸もの空き家が増大している背景は、ここにあります。

 需給バランス的にも、環境問題的にも、日本は新築崇拝を改め、今あるストックを活かす方向に転換しなければなりません。
 益々厳しさを増す賃貸マンション経営の指南役として、市場や業界のトレンドを先読みすることは必須です。

  ※ ビジネスマンであるならば、毎朝目を通すべきでしょう。
    佐伯店長や中伊さんは、既に購読されています。


 

ヴィジョン無き革命:後篇

 「独裁は国を腐らせる」という理屈は当然として、経営は些(いささ)か趣(おもむき)が異なります。
 経営コンサルタントの中には、「経営者は独裁者たれ」と主張する方も少なくありません。
 最たる違いは、主権者です。

 国家は、血税によって成り立っています。
 従って、大統領であろうと、総理大臣であろうと、国王であろうと、その元首は主権者である国民から食わして貰っているのであり、国民のためになる判断が必要です。
 独裁の誤りは、権力の集中によって、国家を自らのものと勘違いするところから始まります。
 勿論、民の声がすべて正しいということではありません。
 民のご機嫌取りに徹すると、「こども手当」や「高速道路無料化」といった、短期的なばら撒きに傾注してしまいます。
 総合的・網羅的・長期的な判断は、公僕としての自覚と知識と実行力とを兼ね備えた、真のエリートにしかできないのです。
 
 一方、会社の主権者は、お客様です。
 お客様に喜ばれるサービスを提供すればファンが増えていき、リピートや紹介によって会社が繁栄し、会社に利益がもたらされます。
 利益があがれば、賞与や昇給や昇格や福利厚生によって、結果的には社員にも還元されるのです。
 短期的にはハードワークであったり、充分な待遇で無かったとしても、将来的には苦楽を共にした同志が報われるものでしょう。
 
 加えて、創業間もない中小零細企業ならではのメリットがあります。
 それは、自らの声が経営に響くということです。
 皆さんが、日々の接客や業務の中で気付いた改善点があれば、遠慮なく現場の声として上げて下さい。
 
 「こんなことがあるなんて、やってられない」で留めると、口をつくのは不平・不満・愚痴です。
 「この点をこうすれば、もっと良くなるのでは」と発展的に考えれば、前向きに取り組めます。
 勿論、成長の過程において、できることと、できないことはありますが、積極的に改善提案できる人材こそが、未来のNYホームを支える筈です。

 二日に渡って、長々と書き綴ってきました。
 最も言いたい骨子は、「批判家になるな」ということです。
 批判することは責任も無くて、楽ですが、組織を正しい方向に導くことはできません。
 草創期の未熟な会社だけに、問題は山積しています。
 そして、それも大きなチャンスです。 
 皆さんはその一つひとつを、自らの手で、良くしていくことのできる権利を有しているのですから。
 
 

ヴィジョン無き革命:前篇

 今、中東が揺れに揺れています。
 比較的安定している国と見られていたチュニジアが政権崩壊し、30年間君臨したエジプトのムバラク氏も民衆の圧力に屈する形で辞任に追い込まれました。
 イランやバーレーンや、あのカダフィー氏のリビアにも民の怒りは飛び火しています。
 水面下で国民の不満が渦巻いている中国が、戦々恐々とするもの無理はないでしょう。
 
 世界的に見ても、過去にはこうした、世界同時多発的な革命連鎖の歴史はありません。
 その革命の原動力と成ったのは、戦車でもミサイルでもなく、インターネットです。
 
 これまでは、新聞やTV等の主要メディアを情報操作することで、国家が世論をコントロールすることができました。
 第二次世界大戦下の日本は、圧倒的に劣勢であったにも関わらず、新聞には連戦連勝の記事が躍っています。
 近代も、「WikiLeaks」で開示された通り、情報が国家ぐるみで隠蔽(いんぺい)操作されてきたことは明らかです。
 日本に限らず、国家にとって都合の良い情報だけを国民に与えるのが、マスコミの役割でした。

 今は、インターネットによって膨大な情報が氾濫し、その気になれば国民の方から真実に行き着くことができます。
 その主要な役割を果たしたのが、「Face book」なのでしょう。

 国民が真実を知り、国家の悪事を暴き、世論を扇動して無血革命へと導く・・・そのこと自体は画期的です。
 但し一方でこの流れは、余りにも感情的で稚拙で拙速な面も否定できません。
 通常は、対抗する勢力が現政権の問題点を列挙し、代案となるヴィジョンを示した上で、求心力のあるリーダーを担ぎあげて、国民に信任を問います。
 
 アメリカのオバマ大統領は、エジプトのムバラク大統領辞任に際してこう言いました。
 「これは、革命の終わりではなく始まりだ。」

 旧体制に非があったとしても、新体制が整わない段階での革命は、政治に空白をもたらします。
 そもそも、革命に携わった民衆は、現政府打倒という、一点においてのみ合議しただけであり、未来を描くベクトルは、必ずしも一致していません。
 利害関係もバラバラで、何処へ向かって、どう線路を敷いて、どんな列車を走らせるのかは、まったくのゼロベースなのです。

 少し前フリが長過ぎましたが、こうした世界情勢を踏まえた上で、次回、経営に照らして考えてみましょう。

社長の責任と孤独

 先日、少し大きめの取引がありました。
 夕刻からは、松山の名店と言われる「くるますし」で会食です。
 そこに集ったメンバーは、某社代表取締役会長、某社代表取締役社長、そして東証一部上場会社の専務まで務められた経歴を持つ、某社代表取締役社長・・・そして代表取締役社長の私。
 格付けはともかくとして、4人全員が代表取締役の集まりです。

 私自身、決して無口な方ではないと自覚していますが、専ら聞き役に徹する2時間半でした。
 今更ながら、再認識したことがあります。

 ① 社長は、責任が重い
 ② 社長に、法則は無い
 ③ 社長は、孤独である

 経営コンサルタント、故一倉定先生の言われる通り、
 社内においては、「電信柱が高いのも、郵便ポストが赤いのも、すべて社長の責任」です。
 「社員が悪い」として、その社員を採用したのも、登用したのも、教育したのも、躾(しつけ)たのも社長でしょう。
 「市況が悪い」中でも伸びている会社はあります。
   
 神経質な社長や豪放磊落な社長、目配りできる社長や任せて育てる社長、トップダウン型の社長やボトムアップ型の社長、指示命令型の社長や調整型の社長・・・。
 良い社長に一定の法則がある訳ではなく、それぞれに個性があり、一長一短があります。
 その中で唯一共感できるのが、社長は孤独であるということです。
 それは単(ひとえ)に、立場の違いでしょう。
 
 月末に給料を貰う立場と、月末に給料を払う立場
 業者にお金を支払う立場と、そのお金を工面する立場 
 会社に守られる立場と、会社や社員を守る立場  
 逆境時に逃避できる立場と、逃げられない立場
 判断を求める立場と、決断を下す立場・・・ 

  北海道の優良ビルダー「土屋ホーム」の創業者、土屋公三氏はこう言っています。
 「大企業の副社長は立派だが、社長との副社長との意識の差は、副社長と平社員との差よりも大きい」 

 私自身、前職時代に、そこそこ大きな会社の常務や、グループ会社の代表を歴任しているものの、恥ずかしながら、それに相応しい責任と権限を委ねられている自覚は、今ほどありませんでした。 
 重責に対するプレッシャーは、無いと言えば嘘になるでしょう。
 しかし、責任の無いところには、存在価値も遣り甲斐もありません。

一万回の成功

 身の回りにある白熱電球は、電球の中の線(フィラメント)に電気を流し、高熱にして光を出します。
 アメリカのトーマス・エジソンが発明する際、最も苦労したのが、このフィラメントの開発です。
 瞬間的ではなく、長時間明るくないと照明には使えません。

 エジソンは、ありとあらゆる素材を使って実験を重ねていきます。
 その実験が1万回を超えた時、友人はエジソンに言いました。

 「一万回も失敗したのに、まだ続けるつもりか?」
 
 エジソンは、こう切り返したそうです。

 「失敗した訳ではない。上手くいかない一万の素材を発見したのだ。」

 見方によれば、一万回の失敗ですが、エジソンにとっては、一万回の成功なのです。
 こうして、不屈の闘志で研究を続け、最終的に見つけ出した素材が、日本の京都の竹でした。
 
 我々は日常において、知らず知らずに言い訳を口にします。

 ・ お客様に電話をしたけれど、何回電話してもつながらない
 ・ 部下を指導しているけれど、何度言っても同じミスをする
 ・ オーナー様のご自宅を、何回も訪問するけれど留守ばかり
 
 「何回も? 何度も? 実際には、何回だ?」
 そう訊ねると大概2~3回、良くやっていてもせいぜい5~6回。
 一万回を超えてトライしたエジソンの情熱・熱意・執念の前には、赤面するばかりです。
 
 「失敗とは、自分の心が決めること」
 
 失敗に打ちひしがれるあなたも、諦めない限り成功に近付いています。
 
 
 

自分の庭の芝生は青い

 我が社は現在、4店舗で営業しています。
 立地だけでなく、市場も、スタッフも、経験も、条件はバラバラです。
 人生も、店の運営も、必ずしも順風満帆ではありません。
 寧ろ、障害だらけ、困難だらけ、問題だらけで当然です。
 そんな時、隣の芝生が青く見えてしまうものでしょう。

 ・ あの店は、管理が多く収入が安定している
 ・ あの市場は、単価が高いので有利だ 
 ・ あの店は、立地が良くて間口が広くて駐車が容易 
 ・ あのエリアは、狭小なので物調・物確の手間がかからない
 ・ あの店は、スタッフが充実している
 ・ あの店は、会社としての紹介情報が多い

 しかし、管理が多いということは、オーナー様折衝や入居者管理といった手間のかかる仕事が多くなりますし、
 単価が高いということは、それだけ決め難い物件であり、競合の激しさを示しています。
 立地が良くて間口が広いということは、それだけ高い家賃を払っている訳ですし、
 物調・物確手間がかからないということは反面、品揃えが難しいという意味に成ります。
 スタッフが充実しているということは、人件費がかさみ損益分岐点が高いということですし、
 会社として情報を拾うということは、サービスで動く雑多な作業もきっと多くなるでしょう。 

 人はついつい、自分の置かれた環境の悪い所と、他所の良い所に目がいきます。
 良い所と悪い所を比較すれば、生まれるのは愚痴や不平不満ばかりです。
 以前引用した短文の詩を、再度ご紹介します。

 「向かいの山の紅葉が綺麗だったので行ってみた。
  振り返って見てみると、元居たところの方が綺麗だった。」

 目の前の人の長所を、今の店の優れた点を、今働く会社の良い所を、今の仕事のやりがいを探しましょう。
 その方が、精神的にずっと健全で、より良い人生が拓ける筈です。
 
 

慣れてはいけないモノ

 元横浜の佐々木主浩投手は、抑えのエースとして大魔神の異名を馳せた後、大リーグへと移籍し、イチローと共にシアトルマリナーズで活躍しました。
 日米合算381セーブは、未だ破られていない偉大な記録です。
 佐々木投手が、現役時代に残された至言を紹介します。

 「(いかなるプレッシャーも慣れるのがストッパーという職業だが)
  どんなに長くストッパーを続けていても慣れることができないものがある。
  それは敗北だ。 
  もし負けても悔しくなかったら、それはもうプロスポーツ選手とは言えない。
  そうなれば、僕も引退を考えるだろう。」 

 社員の中にも、他決した時、クロージングで決め切らなかった時、悔しさを前面に出す方がいらっしゃいます。
 そんな姿を見る度、「流石はプロだな」と感じるものです。

 プロ野球の世界は実力勝負ですから、チーム内においても、熾烈なレギュラー争いが繰り広げられます。
 我々も、プロである以上、同業他社との闘いは勿論のこと、社内における店舗間競争や、店舗内における社員間競争も、避けては通れません。
 お客様満足・管理取得・反響・集客・成約率・売上・利益・部下育成・・・あらゆる場面で各々評価され、比較されています。

 「アマは和して勝つ。プロは勝って和す。」 元西鉄ライオンズ監督 三原脩氏

 プロである以上、プライドを持って勝ちにこだわるべきでしょう。
 気持ちの切り替えは大事でも、「まあ、いいか」と妥協してしまう負け癖は曲者(くせもの)です。
 負けた際に湧き出ずる屈辱的な想い、悔しさ、雪辱を期す「何苦楚魂」は、成長の源泉と成ります。
 佐々木氏の言葉の通り、負けて悔しくなかったら、それはもうプロとは言えません。
  

 

野村がこねし天下餅

 2004年アテネ五輪で、女子ソフトボールチームを銅メダルに導いた闘将、「宇津木妙子」氏の言葉です。

 「ソフトボールはチームスポーツである。
  一人ひとりが勝手なことをやっていては、どんなに能力が高くても、チームとして機能しなくなってしまう。
  逆に、個々の能力は然程高くなくても、個性を上手く引き出し、絡ませ、チームとしての総合力に昇華させることができれば、個々の能力で上回るチームに勝つことは可能である。」
  
 我々が携わる賃貸仲介店舗は、必ずしもプロ集団という訳ではなく、未熟なスタッフも含む寄り合い所帯です。
 従って、教育・訓練・フォローによってチームの総合力を押し上げる力が求められます。
 店長にしてみれば、有る程度仕事を任せることができ、数字も見込める即戦力が欲しいという本音は当然です。
 しかし、真の管理職の値打ちは、未成熟な組織を創意・工夫・教育・訓練・叱咤・激励・賞賛・・・によってレベルアップさせるところにあります。

 プロ野球の楽天イーグルスは、田尾安志監督が采配した創設一年目、最下位でした。
 二年目から指揮をとった野村克也監督の下で、6位→4位→5位→2位と、徐々に地力が上がります。
 遂に優勝を狙えるところまできた矢先の交代劇・・・野村監督のボヤく気持ちも判らないではありません。
 その後のブラウン体制は、再び落ち込んで最下位。
 そして今年、星野仙一新監督によって巻き返しを図ることになりますが、そもそも能力の高いチームに、元大リーガーの岩村と松井の二枚看板が加わり、流出が懸念されていたエース岩隈が残留した訳です。
 
 「田尾がつき、野村がこねし天下餅、座りしままに食うは星野」・・・ 

 実は、2003年に星野阪神が18年ぶりのセリーグ優勝を果たした際も酷似していて、前任の野村監督の蒔いた種が花開いたと見る向きも少なくありません。
 
 閑話休題。
 我が社の店長に求められるのは、宇津木監督のマインドであり、野村監督のマネジメントです。
 現実に、今月好スタートを切った松山久米店は、若手二人が個人ランキングのTOPを争っています。
 勿論、その陰には、太田店長の名采配があることは間違いありません。
 チームとしての結束を高め、同業他社との闘いに勝利しましょう。
 

素直さを測る指標

 素直さを測る指標は、言葉や考え方ではありません。
 すべては行動・・・具体的に言えば、やるか・やらないか、二つに一つです。

 ① 言われなくても、やる
 ② 言われたら、すぐにやる
 ③ 言われても、やらない → 督促されてから、やる
 ④ 言われても、やらない → 督促されても、やらない

 このレベル判定に照らし、お客様や上司からの指示に対して、どう行動できたかを考えてみましょう。
 「やらない」のは論外として、「やる」にしても、スピードによって評価は大きく変わります。
 上司ならば根気強く、教育・指導してくれるかもしれません。
 しかし、相手がお客様の場合、管理解約や他決等の、無警告首切りも覚悟すべきです。 
    
 理念と歴史が伴えばやがて、意を汲んで言われなくてもやる、企業文化が形成されます。
 「リッツカールトンホテル」の、エピソードをご紹介しましょう。

 チェックアウト後の清掃時、メガネの忘れものに気付いた従業員は、「さぞかし御不便だろう」と考え、新幹線に乗って、そのメガネをお届けしました。
 新幹線の運賃や、持参する従業員の人件費まで換算すれば、その経費も決して少額ではないでしょう。
 しかし、リッツカールトンにおける、お客様サービスというカテゴリーの中では、全ての判断基準が社員に委ねられており、上司の許可は要りません。
 お客様満足のためならば、コストや時間を無視しても良いというのが、独自の価値観なのです。

 勿論、最終的にはコスト以上のリターンを見越した上でのサービスです。
 後日、着払いの宅配便で届けられる程度のサービスならば、お客様は当然と受け止めます。
 わざわざ新幹線に乗り、手渡しするからこそ、お客様は感動し、「次も利用しよう」と思うのです。

 こうした、お客様へのお役立ち意識の強い社員の集団になれば、繁栄は間違いありません。
 一足飛びには無理としても、いつかその理想を目指して、精進していくつもりです。


  
 

すべてパーフェクト

 元読売ジャイアンツのエース「桑田真澄」氏は現役当時、義兄の保証人となったことから多額の借金を背負い、投げる不動産屋と揶揄される等、ダーティなイメージもつきまといました。
 しかしながら、自伝「試練が人を磨く」は、桑田投手の誠実な人柄が滲み出る良著です。
 PL学園高校出身だけあって、教団の影響を色濃く受けていることは間違いありません。

 【 僕が何にでも「ありがとうございました」と思う背景には、<目の前に起こったことはすべてパーフェクトなのだ>という考えがある。
 ホームランを打たれようが、味方がエラーしようが、<目の前に起こったことはすべてパーフェクトなのだ>と思っているから、絶対に怒らないし、落ち込まない。
 例えエラーをされても、「あっ、このエラーがありがたいんだ。これが今日のオレの試合の、勝ちにつながるんだ」と、いつもそう考えて投げ続ける。】

 「起こったことは全て最善」という考え方は、ポジティブシンキングの基本です。
 とは言いながら、そんな生き仏の様な発想に、否定的な方も少なくないでしょう。
 他人のミスによって足を引っ張られたら、腹も立つし、愚痴もこぼしたくなるものです。
 人間として、もっと自然体で良いのではないか、という考えもあります。
 桑田自身も一時期、その考えに基づいて、思考習慣を改めようとしたそうです。

 【 みんな他の人のせいにしちゃえと思った。
  「あいつがエラーしたから負けたんだよ。オレのせいじゃないよ」と。
  その方が楽かなと思ってやってみたけれど、実際にはそうではなかった。
  逆に自分が小さな人間に見えて、情けなくなった。
  これではちっとも人間力が磨けない。】
  
 巨人退団後アメリカに渡り、パイレーツとマイナー契約したことを、世間は無謀なチャレンジと見ていました。
 翌年、大リーグに昇格した際、バッターボックスのイチローが帽子を取って敬意を表したシーンは、ファンの脳裏に焼き付いています。
 <目の前に起こったことはすべてパーフェクト>
 人間力を磨くために、最も効果的な考え方と言えるでしょう。
 

部下と上司の争奪戦

 久々のレッドカードでした。
 オーナー様の口調は、いつも通り穏やかですが、内在した不満がはっきりと感じ取れます。

 1月中旬の打ち合わせで、「すべてをお任せします」と委ねられた宿題の回答が、一か月近く経過しながら未解決なのですから無理も無いでしょう。
 決して、見積りが長引いた業者の責任ではありません。
 事前に何度か、シグナルも発せられています。
 少し前に、別件で来店された際も、「あれどうなりましたか?」と聞かれ、「見積もりがまだ」という理由で先送りされました。

 更に後悔が残るのは、クレームを頂く前日の出来事です。
 朝礼で「あれどうなった?」と聞き、「見積もりがまだ」という回答を受け、「余りにも時間が経ち過ぎている。全幅の信頼でお任せ頂いているだけに、お客様は不満を感じている筈だ。」という訓示を送りました。
 「言ったのだから、やってくれるだろう」という想いが、自身の慢心・過信です。
 言いっ放しではなく、「見積もりが間に合わなくても、途中経過で電話を入れておけ」と指示して、その結果まで見届けておくべきでした。

 ここまでは自らの反省、そしてここからは、皆さんへの期待です。
 私は今まで、上司から振られた仕事は、千載一遇の大チャンスとして当たってきました。
 それはある意味、上司との闘いです。
 キッチリとした仕事をすることで、上司を凌ぐ信頼を勝ち得て、自らのファンにしようと貪欲に考えます。
 そうした意識で取り組むことによるメリットを挙げてみましょう。

① 当然に、自身の評価が上がる 
② 自身の仕事の幅が拡がる
③ 信頼に足る社員が居るということで、会社の評価を高める
④ 紹介した上司の体面を保ち、株が上がる
⑤ 上司が上司としての仕事に専念できる
⑥ 次の仕事が直接声掛けされる等、成果につながる

 今回の様に、一旦振りながら、不満となって上司に振り戻されてしまうと、真逆の事態に陥ります。

① 自身の評価を下げる
② 自身の仕事の幅が狭まる
③ 会社の評価が下がる
④ 紹介した上司の顔を潰す
⑤ 上司の手を煩わせ、上司としての仕事ができなくなる
⑥ 次の仕事は上司に飛び込む、もしくは仕事自体を失う・・・

 ビジネスマンは、「あれどうなった?」と聞かれた時点で、報連相不足を反省すべきでしょう。
 先述した通り、部下は上司をライバル視してもかまいませんが、上司が部下と競争するのはタブーです。
 「あなたの部下は、あなた以上に信頼できる」
 こうした評価を積み重ねることが、会社の成長・繁栄を引き寄せます。
 これからも、惜しみ無く振って行きますので、遠慮することなく奪い取って下さい。
  
 

メッセージの理由

 最近、採用面接の機会が増えました。
 こんな小さな会社でも、入社したいという希望者が多くいらっしゃることに感謝します。
 思えば、会社はバラバラ集団です。
 生まれも育ちも、性別も性格も、血液型も体型も、年齢も経歴も、趣味も嗜好も・・・まるでバラバラな人達が何かの縁によって引き寄せられ、一つの集まりを形成しています。

 当然ながら、面接に来られる方も様々です。
 経験のある方、初心者の方、
 ホットな方、クールな方、
 人の目をしっかりと見る方、目を合わせない方、
 自信満々な方、謙虚な方・・・。

 人生の結果=考え方×熱意×能力

 これは、京セラ創業者「稲盛和夫」氏が提唱する公式です。
 勿論、能力は大切ですが、例え劣っていたとしても熱意さえあれば、時間と経験によって養うことができます。
 何よりも大切なのは考え方でしょう。
 公式が乗算である以上、考え方がマイナスであれば、全てが掛け合わされてマイナスに成ってしまいます。
 かつて多くの有能な信徒を集めながら、弁護士殺害事件や地下鉄サリン事件という暴挙に至った「オウム真理教」等はその典型です。

 正しい考え方は、積極的に努力しなければ身につきません。
 また人は、身についたとしても、すぐに忘れてしまうものです。
 こうして、毎朝、メッセージを配信している理由もそこにあります。 

  
 
  

貴方よりも大切な電話

 携帯電話が普及して、市民権を得たのはいつからでしょうか?
 自分が前職の会社に就職し、お菓子屋の店長を務めていた平成2年当時の、先進の緊急連絡手段はポケットベルでした。
 といっても、近年入社された社員の方々が生まれた頃の話です。
 かつて「ポケベルが鳴らなくて・・・」というヒット曲もありましたが、今や死語と成りました。
 休みの日や外出先で、「ピーピーピー・・・」というけたたましい電子音が鳴り響きますと、ドキドキしながらベルトのマジックテープを剥がして番号を確認し、公衆電話を探して電話を入れます。

 平成5年前後に、初めて会社から携帯電話を貸与して貰いました。
 機種がセルラーだったため、大洲市内と宇和島市内は通じるものの、その間の移動中は使えないポンコツです。
 それでも、当時はまだ、携帯電話を持っている人は少数派で、ステイタスがあった気がします。

 先日、午前中、お客様の会社で大口の売買契約を締結していました。
 その間に、着信が5件。
 契約終了後、駐車場で電話をしていると、その間にまたまた着信が5件。
 順に電話すると、そこでまた新たな用件を仰せつかり、かけてもかけても終わりません。
 結果的に1時間程、お客様の会社の駐車場に留まります。
 そうこうしている内に、その会社の会長から再び声をかけられ、「うどんを食べに行こう」と誘われました。

 当たり前のことではありますが、自分は基本的に、運転中と商談中には電話を取りません。
 逆に、商談中には気使って「どうぞ」と促しますが、本来営業マンであれば出るべきではないと思います。
 それは、「今、目の前にいる貴方よりも大事な方からの電話です」という無言のメッセージなのですから・・・。

 電話をかける側は、出ない相手にイライラするかもしれません。
 今や「携帯電話を持っているのが当たり前」「つながるのが当たり前」という風潮でもありますから、難しい対応が迫られます。
 それでも、目の前にいるお客様を大切にできない営業マンに、ファン作りなどできる訳がありません。
 

仕事を追いかける

 私は、言うまでも無く朝型人間です。
 5時台に目覚め、6時台に通勤し、7時前に出社する習慣が、20年来続いています。
 
 早朝でも、見ている方はいらっしゃるようで、「早くから電気が点いている様ですが、何時から来られているんですか?」と声掛け頂く機会も少なくありません。
 性分で続けているだけですが、その評価だけでもプラスでしょう。
 早朝出社のメリットは何か、思いつくままに列記してみます。

 ① 電話がかからない
 ② 不意の来訪がない
 ③ 同僚から話しかけられることが無い
 ④ 頭の中がスッキリしている
 ⑤ 先回りして一日の計画が立てられる

 裏を返せば、日中は電話がかかってきたり、不意の来訪があったり、同僚から話しかけられたりして、しばしば思考が中断します。
 夜は、その日の煩わしい仕事や感情を、ずるずると引き摺ってしまいがちです。
 従って、かけた時間の割には、作業は捗(はかど)りません。
 一つの業務を進めている端から、新しい業務が舞い込んでくるため、常に仕事に追いかけられてイライラします。
 そんな時、お部屋探しのお客様がドアを開けたとしたら・・・、心から歓迎できないこともあるでしょう。
 
 加えて、疲労がピークを迎えていると、口をつく言葉も、ついついネガティブです。
 終わらない・帰れない・疲れた・しんどい・嫌だ・・・。
 爽やかな朝の時間は、そうしたネガティブな感情がリセットされて、ポジティブに研ぎ澄まされます。
 
 「夜遅くまで残業する人よりも、朝30分早く出社する人を重視する」

 日本電産社長「永守重信」氏の言葉ですが、自身の出社時間は、一貫して6:50の一番乗り出社だそうです。
 永守氏が著書で紹介する経営コンサルタントは、こう断言します。
 「過去何千件かの会社を指導してきた経験からいいますと、社員の出勤時間の遅い会社は、いくら一生懸命指導してもよくなりません。」
 また、コンサルタントの調査によれば、「これまでの倒産企業を調べた結果では、社長が毎朝7時半までに出社する会社でつぶれたケースは一社もない」そうです。

 仕事に追いかけられるよりも、仕事を追いかける方が、心に余裕が生まれ、クリエイティブな仕事ができることだけは間違いなさそうです。

同じ土俵で戦う会社

 先日、地場賃貸大手A社のS部長とお話する機会を得ました。
 十数年前、この業界に足を踏み入れた時、右も左も判らない新参者の私を、手取り足取り指導頂いた方です。
 御結婚に際して披露宴にもお招き頂きましたし、今も定期的に会食する良い関係を続けています。
 繁忙期の、社員の勤務状況についてお伺いしました。

 ・ 1月から店舗は無休、社員は交代制で週休一日
 ・ K店のみ毎晩(朝)2時、3時と、深夜残業が恒常化している
 ・ 他の店舗は23~24時と、概ねその日の内に退社できている
 ・ 残業状況は、以前に比べれば随分と改善されている
 
 誤解なき様に申し添えておきますが、我が社において同じことを求めるつもりは毛頭ありません。
 あくまでもA社の話です。
 この会社も、30年前の創業当時は、当然ながら零細企業でした。
 紆余曲折はあったでしょうけれど、今日では、地場№1の座を確固たるものとしています。

 入居者に対するCSの姿勢や、オーナー様に対する積極的な営業、戦略的な店舗展開、成長を支えた時代背景・・・様々な取り組みの結果として繁栄がある筈です。
 そして何よりも、社員の頑張りに支えられて今日があることは間違いないでしょう。 

 効率も大事ですが、未熟な技量の人材が一流を目指そうとするならば、量をこなさずして質を高めるのは、土台無理というものです。
 かといって、やらされ感や義務感や悲壮感の中で、無理やり休日に店を開けたとしても生産性は上がりません。
 自主性・主体性に基づいて、自らの意思で行動を起こす、ポジティブな休日出勤とは、まるっきり次元が違うのです。

 今シーズン、定休日に触らないのも、敢えて週休二日のシフトを設定するのも、理由があります。
 長丁場を乗り切る上で、疲れた表情や余裕の無い態度が、お客様に見透かされるのは最悪です。
 休日にしっかりと休養をとり、万全の態勢でお客様をお迎えし、他店以上の接客でファンを作って頂きたいと祈念しています。

 しかしながら最後に、先述したA社と、またその社員と、同じ土俵で戦っていることだけは忘れないで下さい。
 横綱が休み無く死に物狂いで稽古している傍(かたわ)らで、序の口力士がマイペースの調整をしていたとしたら、百戦百敗は免れません。
 我々は入居者様から、オーナー様から、常に同じ天秤にかけられ、比較・評価されているのです。
 

信頼のバロメーター

 徳島の「シティ・ハウジング」は、設立15年で4,300戸の管理を獲得してきました。
 松田社長いわく、「キモは賃貸仲介」だそうです。
 入居斡旋力が、管理取得の最大の武器であることは、今更言うまでもありません。
 飛び込みでオーナー様を訪ね、管理受託を申し出ると、決まってこう言われます。
 「入居を決めてくれたらね」

 シティ・ハウジングの突出したところは、76%に及ぶ来店成約率です。
 中には90%超という、つわもの営業マンもいらっしゃいます。
 ちなみに、一般的な会社の来店成約率は、30~50%です。
 記事の中では、独自のシステムが有効と書かれていますが、勿論それだけでは無いでしょう。
 
 最大のポイントは、「他社の物件情報まで、すべて頭の中に入っている状態で接客するので、お客様を逃すことがない」点に尽きます。
 即ち、物調と物確の重要性です。

 お客様が来店された際、商品である物件資料は、店頭掲示や資料棚やパソコンの中に入っています。
 お客様からニーズをヒアリングしながら、頭の中で「キメ物件はこれ、比較物件はこれ」という風に、順次絞り込んでいければベストです。
 「この物件は南向きですが、少し前の建物の影が落ちます。」
 「道路は入り口だけ、少し狭いかと思います。」
 「近くに保育園があって騒がしかったのですが、この3月で閉園していますから閑静ですよ。」
 こうして、資料だけでは判らない具体的な解説もできます。
 「この人なら良い物件を紹介してくれそうだ。」という、安心と信頼が芽生えればしめたものです。
 
 しかし現実は、見たことも無い物件資料を引っ張り出しては、お客様と同じレベルで確認せざるを得ないこともあります。
 二社以上を渡り歩くお客様にとって、前者と後者の差は明らかです。
 流石はプロという評価の前者が選ばれ、頼り無さそうな後者が選ばれないのも当然でしょう。
 その差が、成約率となって表れます。

 現状の成約率を見て、高いから低いからと、一喜一憂するつもりもありません。
 しかし、信頼に足る接客ができているか否かを量る一つのバロメーターとして、真摯に受け止めるべきです。
 

恩義を感じる場面

 第16代アメリカ合衆国大統領「エイブラハム・リンカーン」の言葉です。
 
 「自己の向上を心掛けている者は、喧嘩などする暇は無い筈だ。
  それによって不機嫌に成ったり、自制心を失ったりすることを考えれば、いよいよ喧嘩はできなくなる。
  こちらに五分の理しか無い場合には、どんなに重大なことでも相手に譲るべきだ。
  十分に理があると思われる場合でも、小さいことなら譲った方が良い。
  細道で犬に出会ったら、権利を主張して噛みつかれるよりも、道を譲った方が賢明だ。
  例え犬を殺したとしても、噛まれた傷は治らない。」

 勿論、ここで言う喧嘩は、殴り合いを指すものではありません。
 ビジネスの世界における、交渉術の一端を説くものです。
 まずもって、感情的な怒りは捨て去るべきでしょう。
 リンカーンの言う通り、相手だけでなく、自分自身もネガティブな気持ちに成ります。

 次に、「五分しか理が無い」という表現に着目すべきです。
 これは、換言すれば「五分の理がある」ということですし、「双方に言い分がある」ということでもあります。
 お互いに言い分をぶつけ合えば、結果、泥仕合になってしまうでしょう。
 どちらかが折れなければ、永久に事態は収拾できません。

 また、「十分に理がある場合でも小さなことは譲った方が良い」というメッセージも至言です。
 完全防備の理論武装を施して、相手を完膚なきまでにやり込めたとしたら、その場限り気持ちはスッとするかもしれませんが、それと同時に人間としての器の小ささや、狭量さをアピールすることになります。

 「議論したり反駁したりするうちには、相手に勝つこともあるだろう。
  しかし、それは空しい勝利だ。
  何故なら、相手の好意は絶対に得られないのだから。」   ベンジャミン・フランクリン

 部下も同僚も上司も協力業者もオーナー様も入居者様も含めて、誰一人敵は存在しません。
 許すことや助けることがあれば、いつかどこかで許され助けられ、恩義を感じる場面がきっと訪れるものです。
 
 
 
 
  

勝者としてのペガサス

 大相撲が、八百長疑惑によって揺れに揺れています。
 前段として摘発された野球賭博事件は、違法とはいえ拡がりは限定的で、当事者さえ処分すれば仕切り直すことができました。
 今回の八百長疑惑は、相撲そのものが真剣勝負であったか否かという問題であり、角界存亡の危機と言っても過言ではありません。

 これまでも、某週刊誌との裁判によって、八百長疑惑は繰り返し取り沙汰されてきました。
 勇気ある元力士の、「自分がやった」という有力な供述を得ながらも、判決はすべて協会側が勝訴します。
 決定的な確証を得られなかったことによる、「疑わしきは罰せず」の判決です。
 今回は、星のやり取りを覗わせる物証が出てきた以上、玉虫色の決着とはいかないでしょう。

 さて、今回の問題はともかくとして、我々の土俵である建築・建設・不動産業界にも、似たような事象は存在します。
 そう、談合です。
 公共工事の発注に際し、A社とB社とC社が事前に集まり、
 「安値受注するのは止めましょう。今回はA社が落札する様に調整します。次回はB社、その次はC社・・・。」
 「君には一つ貸していたよね」と、星の貸し借りを匂わせるメールと、本質的には同じです。
 
 勿論、談合は犯罪ですから、時折、摘発されることがあります。
 しかし、それはあくまでも氷山の一角に過ぎません。
 中には、「談合は必要悪」と開き直るやからも居たりします。
 
 文字通り、地を這い泥を嘗める厳しい稽古に耐えてきた力士でも、八百長の味をしめると、ここ一番での精神力を発揮できなくなってしまうでしょう。
 甘い蜜を吸ってしまった力士は、その味が忘れられなくなり、やがて破滅の道を辿ります。
 同様に談合は、その場限りの利益を手にしたとしても、民間受注における厳しい競争に打ち勝つ地力は身に付きません。

 理事長は、「過去には一切なかった」とコメントしています。
 現時点で、「過去はシロ」と明言することに違和感を感じるのは、私だけでは無い筈です。
 これを機に、過去も含めて総ての膿(うみ)を出して頂くことを願っています。
 よしんば、証拠不十分で逃げ切る力士や親方がいらっしゃったとしても、その人の心の闇は生涯消えることは無いでしょう。

 かつて大麻吸引で収監された井上陽水が、復帰第一弾アルバム「White」の一曲、「勝者としてのペガサス」の中でこう歌っています。
 「楽しいよ、罪のないことは・・・」
 
 真面目さ、実直さ、誠実さ、正々堂々、公明正大・・・何事にも真摯な姿勢は、人生を楽しむために必須の要素なのです。
 不正な手段で勝ったとしても、真の勝者には成れません。

  

悲観と楽観の掛け違い

 京セラ創業者であり、現在JALの再建にあたっている稲盛和夫氏は、計画と実践の進め方を次の様に語ります。

 「楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する」

 新しい構想の芽は、否定的な考え方で摘み取られることが少なくありません。
 今までに無い、何かを始めようとする時、多くの反対意見に晒されます。

 「これまでに何度もトライしたが、上手くいった試しが無い。」
 「それができる位なら苦労しない。」
 「口で言うのは容易いが、実行は極めて難しい。」
 「それができたとしても、新たな弊害が生まれてしまう。」

 元来、人間は変化を嫌い、現状維持を心地良く思う生き物です。
 ましてや、変化に賛同すると責任が生まれます。
 上手くいかない時に備え、「だから言わんこっちゃない」と批判できるスタンスの方が、数倍楽でしょう。
 しかし、変化を拒み、現状維持に甘んじていたら、それは衰退を意味します。

 構想はともかくとして、計画時は悲観的な感覚が必要です。
 「上手くいかなかった場合に備えて、次の手を考えておこう」
 こうして、万が一に備え、前向きな二の矢が撃てる体制を整えておきます。
 
 悲観的な計画ができれば、後は実行するのみです。
 最終的には天運に任せる覚悟を持って、「必ずできる」と信じ、楽観的に実行します。
 例えば、悲観と楽観をかけ違うとどうなるでしょう。

 「悲観的に構想し、楽観的に計画し、悲観的に行動する」 

 ネガティブ思考のなし崩しの場当たりのその場しのぎで、上手く行く筈がありません。

進化論を体現する会社

 北九州のデベロッパー、D英産業のK賀本部長以下、4名の社員の方が来社されました。
 前職時代、大変お世話になった会社です。
 M地専務のブログは欠かさず読み、毎朝心洗われています。
 同族経営を基軸としながら、素晴らしい社風を築き上げていらっしゃるのは、M地専務とK賀本部長のお二人が実務面をしっかりと支え、末端まできめ細かにフォローされているからでしょう。

 K賀本部長は、いつもと変わらず、豪快で、前向きで、明るく、エネルギッシュで、ユーモラスで・・・、僅かな時間をお話させて頂くだけで、いかなる強壮剤にも勝る元気を分けて貰いました。

 その、K賀本部長の上司であるM地専務は、柔と豪、知と情、理性と感性のバランスが絶妙で、心底リスペクトしています。
 前職を離れる時には二人で酒を酌み交わし、起業に際しても、心から祝福して頂きました。 

 リーマンショック以降、全国のデベロッパーは例外なく厳しい状況に陥り、持ち堪えられず破綻した会社も少なくありません。
 D英産業も例外ではなく、200戸規模の社運を賭けたプロジェクトのジョイント先の破綻や、全国ニュースにも取り上げられた近隣の反対運動等で一時期、逆風に晒されました。 
 それでも文字通り、全社一丸と成って乗り切るのです。

 一例は、「ナイター商談会」
 一人でも多くのお客様を呼び込もうと、各社考えることは同じでした。
 この会社の違うところは延長時間で、実に夜中の23:00まで・・・。
 その社員一人ひとりの熱い想いがお客様に伝わり、事態は好転していくのです。

 北九州№1マンションデベロッパーから徐々に軸足を変え、今やマンションデベ&パワービルダー&リフォーム&リ・モデル&分譲マンション管理と、何本もの柱でリスクバランスをとった総合不動産業へと変貌を遂げています。

 「強いモノが生き残るのではない。
  賢いモノが勝ち残るのでもない。
  唯一変化に対応できるモノのみが生き残る。」

 ダーウィンの進化論を、そのまま体現した素晴らしいスタッフとの出会いに、大いなるチャレンジスピリットを掻き立てられた一日でした。 

クリスマスの笑顔

 随分と季節感を外したタイトルですが、その昔、とある物販店で実際に使われた広告文です。
 
 「元手が要らない。 しかも利益は莫大。
 与えても減らず、与えられた者は心が豊かになる。
 家庭に幸福を、商売に善意をもたらす。
 友情の合言葉。
 疲れた者にとっては休養、
 失意の者にとっては光明、
 悲しむ者にとっては太陽、
 悩める者にとっては自然の解毒剤となる。
 買うことも、強要することも、借りることも、盗むこともできない。
 無償で与えて、初めて値打ちが出る。」

 さて、その正体は何でしょう?
 答えは既に書かれている通り、「笑顔」です。
 
 ほか弁屋とかハンバーガー店では、メニューに「スマイル 0円」と表示されているところもあります。
 銀行や携帯電話ショップ等の、カウンタースタイルの店舗では、窓口に数名いらっしゃいますが、自動ドアが開いた瞬間に、笑顔でアイコンタクトしてくれるスタッフに引き寄せられることは間違いありません。

 笑顔は、有る程度トレーニングによって習慣化することが可能です。
 覚醒剤で逮捕されたアイドルタレントが保釈される際、地味な服装と神妙な面持ちで、「大変ご迷惑おかけしました」と謝罪する場面にも関わらず、カメラを前にした途端、条件反射的に口角が上がり、不謹慎と捉えられたことがあります。
 これは、長年芸能界で生きてきた悲しい性というか、職業病とでも言うべきものでしょう。
 勿論、我々は芸能人ではありませんが、サービス業の最前線でお客様をお迎えする以上、笑顔は欠かせません。
 
 先のアイドルの様に、忙しくても辛くても、如何なる時にも笑顔が出せる心掛けも必要です。
 しかし、所詮、愛想笑いは見透かされます。
 心の底からの笑顔のためには、相手の存在を認め、人として好意を持つことが大事です。
 食べ物でも、異性でも、お天気でも、仕事でも、動物でも、嫌いなものを前にして笑顔は出せません。
 相手を認め、積極的に良い所を探し、好意的な目で見ることが、笑顔の前提なのです。
プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR