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傍観者とならないために

 松山久米店のブログに、交通事故の顛末がありました。
 詳細は、そちらを読んで下さい。
 まずは、その出来事を通して自戒できる、太田店長の感受性に感動します。

 事故で怪我をした人が横たわっているにも関わらず、見て見ぬフリをする人のことを客観的に見ると、「心無い人だな」と思うのは当然です。
 しかし、いざ自分がその場に居合わせて、当事者となった場合、冷静な判断や行動ができなかったりします。

 自分も以前、同じような経験をしました。 
 昼食に歩いて行く際、軽トラックと自転車の接触事故が発生します。
 自転車に乗っていた女子中学生は、倒れこそしませんでしたが、真っ青な表情で立ちすくんだ状態です。
 軽トラックの運転手も、動揺して車から降りられません。
 軽トラックの後ろの車の方が、すぐさま車を降りて、自転車を避け、中学生を介抱しました。
 その行動をきっかけにして、当事者も落ち着きを取り戻し、冷静な事故処理が成されたのです。

 その間、僅か数秒の出来事だったでしょう。
 道路向こうで目の当たりにした自分は情けなく、ただ見守るだけです。
 「何故、動けなかったのか?」 
 暫く、自問自答と自己嫌悪が消えませんでした。

 一連の事件には、二つの真理が秘められています。
 一つは、「行動こそが真実である」こと、もう一つは「善行とは勇気であること」です。
 思えば、電車の中でお年寄りに席を譲ることですら、勇気が必要ですし、行動が試されます。
 咄嗟の時に傍観者と成らないために、日頃から想いと行動とが乖離しない、言行一致の習慣を身につけたいものです。 

 
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拡大によるリスクヘッジ

 昨夏、起業して以降、9月に大洲駅前店、12月に松山南店と、立て続けに出店しました。
 今期は9月にOPENした松山久米店に続いて年内にもう一店、出店を加速させるつもりです。
 前職における、急成長のしっぺ返しは記憶に新しく、そのプロセスを知る方々の中には、好意的で無い声もあります。
 
 失敗に懲りもせず、分譲マンション事業や、分譲宅地事業を華々しく打ち上げ、大勝負に出ているのだとすれば、危うさに警告を受けても仕方ないでしょう。
 プロジェクト資金の全てを借り入れに依存し、レバレッジ(テコの原理)を最大限に活かしたデベロッパーは、売れればこれほど儲かる仕事はありません。
 反面一時的にどれだけ好調であっても、市況の浮き沈みによって、販売不振→売れ残り→融資ストップ→損切り→資金ショートという、底なしの蟻地獄が大きく口を開けて待ち構えます。
 ボリュームに比例して、着実に破綻に突き進む、拡大型破滅産業の典型でした。

 何度も言っている通り、我々が進める賃貸管理・賃貸仲介業は、薄利ながら着実に積み上げていけば安定に近付くストックビジネスです。
 SONYの創業者である盛田昭夫氏は、事業やエリアの展開について、生前こう語っています。

 「リスクは拡大すればするほど増大するのではない。拡大すればするほどリスクは縮小するのだ。」

 例えば、日本だけで製造業を営んでおりますと、円高によって収益性が悪化するリスクに晒されます。
 主要原料のレアアースの輸入がストップして、開店休業状態になることもあるでしょう。
 内需依存であれば、デフレや不況の波をまともにかぶることになります。

 日本だけでなく、アメリカにも、中国にも工場を持てば、為替の変動リスクはヘッジできますし、有事の際
の生産調整も可能ですし、不況の波も有る程度は回避できる筈です。
 
 牛丼一筋の吉野家は、BSE問題の直撃に際し、アメリカ産のショートプレートに100%依存していたため牛肉が入手できなくなり、大きな危機に直面しています。
 一方すき家は、牛丼以外のメニューが充実しているが故に、リスクが軽減されました。

 この様に、エリアを拡大し、柱となる事業や商品を増やすことは、一見リスキーに見えるものの、経営上のリスクが分散し、安定につながるのです。
 更に、多店舗展開によって、人員も広告宣伝も経費削減も、戦略上の選択肢の幅が大いに拡がります。
 そのメリットを活かし、いかに知恵を巡らせ、実行に移すかが成長の鍵と言えるでしょう。
 

想いは行動に表れる

 前職で、代表を務めている時、懇意にして頂いたオーナー様が、会社を訪ねて下さいました。 
 水曜日に来られたものの定休日だったため、改めて出直して来られたようです。
 奥様と二人で来社され、一年半振りにお話しをさせて頂きました。
 
 「いやあ、会社を離れられて以後どうされているか、大変心配していました。」 

 第一声目から、お気づかいの言葉です。
 このオーナー様は、訳あって退職のご挨拶も、起業のご案内もできずにいました。
 お客様にご心配をおかけした上に、わざわざ出向いて頂いたのですから、ただただ恐縮するばかりです。

 日頃から社員に対し、縁の大切さを説きながら、自らの至らない対応を猛省します。
 それにも増して、切れかけた縁がつなぎ止められたことへの感謝と感動は、筆舌に尽くせません。

 「(前職の)会社がああいう形に成って、さぞかしご苦労されたことでしょう。
 しかし、きっとその経験を活かされるものと信じています。」
 
 感謝を忘れない内にと思い、万感の思いを込めて御礼状をお送りしました。
 恩返しとお役立ちの、約束手形も添えて・・・。

 感謝や想いは、言葉にしなければ伝わりません。
 さりとて、伝えられた言葉自体も、実に不確かなものです。
 「がんばります」「必ずやります」「来月こそは」・・・言葉に真実はありません。

 CSの方針を毎朝唱和しながらクレームを平気で放置したり、自ら目標を掲げながらできない理由探しに躍起になるのは、その典型です。
 想いは言葉ではなく、行動に表れる。
 行動のみが真実であり、パフォーマンス(完遂)こそが信用なのです。

精神的アドバンテージ

 クイズです。 日本人の現役メジャーリーガー13名の中で、A型の血液型は何名でしょう?
 日本人の血液型比率は、A・O・B・ABの順に、4:3:2:1と言われます。
 確率なら5名は固いところですが、正解は五十嵐選手1名だけです。TOPはO型で7名。B型が5名と続きます。
 南米インディオの様に、ほぼ100%O型という民族もいますから、この偏りだけで向き不向きを断定するつもりはありません。

 さて、続いての問題です。 日本のプロ野球選手の中で、最も多い誕生月は何月でしょう?
 答えは4月。 逆に最も少ない誕生月は3月です。
 プロ野球選手に成れるのは何人に一人か?という確率に置き換えると、
 4月生れは、136,231人に一人
 3月生れは、429,099人に一人と、実に3倍以上もの開きがあります。
 これは偶然ではありません。
 我が子をプロ野球選手にしようと思うなら、強引にでも4月に誕生するようにコントロールすべきなのです。

 何故、こうした現象が生まれるのか、小学校1年生の頃を思い返してみましょう。
 4月生れは生誕7年、3月生れは生誕6年と、正味1年の開きがあります。
 運動神経の長けた奴、野球でヒーローに成る奴は、決まって4月生れです。
 この時点で、4月生れは「俺って天才」と過信し、3月生れは「俺って運動音痴」と意気消沈してしまいます。

 身体的成長の過程における、たった一年のビハインドにも関わらず、それが才能であるかの如く錯覚するのです。
 恐ろしいことに、精神的なアドバンテージ(優越)は、幼少時に留まらず、大人になるまで継続します。
 本場アメリカの大リーガーは8月生れが最も多く、その理由は新学期開始が8月だからです。
 野球だけに限りません。 サッカーもバスケットも、すべて共通です。 

 高い自己イメージを持たねばならない理由がここにあります。
 「自分なんて駄目」とネガティブな自己暗示をかけていくと本当に駄目人間になり、「自分は可能性に満ちている」とポジティブな自己暗示をかけていけば、成功に近付くことができるでしょう。
 ちなみにイチローは、私と同じ10月生れのB型です。  
  
 
  
 

衰退の五段階

 かつては、毎年100冊以上の読書量を誇ったものですが、起業後はサッパリです。
 決して怠けている訳でも、時間が無い訳でもありません。
 格好良く言えば、頭の成長と行動レベルのギャップを埋めるための調整期間と認識しています。

 さて、そんな自分ですが、今朝の日経新聞を読んでいて、久々に触発された本がありました。
 名著「ビジョナリーカンパニー」の続編です。
 
① ビジョナリーカンパニー ~時代を超える生存の原則~
② ビジョナリーカンパニー ~飛躍の法則~
③ ビジョナリーカンパニー ~衰退の五段階~

 前二作は、経営の教科書として、名著中の名著といえるでしょう。
 本シリーズはこれまで、世界的に偉大な企業の共通項をあぶり出し、何ゆえに偉大であるのかを立証してきました。
 最新作は、切り口がまったく違います。
 偉大な企業として人々の注目を集め賞賛されていた企業がもろくも衰退してしまう・・・そのメカニズムを解き明かすものです。

第一段階 成長から生まれる傲慢が企業を支配する段階
第二段階 規律なき拡大路線が追求される段階
第三段階 リスクと問題から目が背けられてしまう段階
第四段階 一発逆転策が追求される段階
第五段階 変化に屈服し凡庸な企業に転落、或いは消滅する段階

 前職時代、経営の中枢にあって、急成長から破綻の一部始終を見届けてきた自分にとって、簡潔な言葉で綴られたこの五つの段階は絵空事ではありません。
 それどころか、著者であるジェームス・C・コリンズ自身が、前職の会社の内情を知った上で書いたのではないかと思える程、的を射ています。 
 
 偉大な起業と評されるまで、遠い道程を残した我が社にとって今は無縁でしょう。
 しかし、目指すべきヴィジョンの先々を見据える上で、絶対に見失ってはならない基本だと確信しています。 

景気回復の特効薬

 今週連載された日経新聞の記事「回復試す地価」の中に、「底打ちの兆し」というフレーズがあります。
 2008年秋のリーマンショック以降、続けてきた暴落の反動でしょう。 
 
 風が吹けば桶屋が儲かる式に、住宅が売れれば、家電も車も含めて購買意欲が促進され、景気が浮揚するという神話に基づき、これまで様々なテコ入れ策が講じられてきました。
 現在の、住宅取得促進三大施策は以下の通りです。

① 住宅資金贈与税非課税枠拡大(500万円→1500万円)
② 住宅ローン「フラット35」金利優遇幅拡大
③ 住宅ローン控除(借入金×1% 最大50万円/年) 

 ①の贈与税非課税枠は次年度1000万円に縮小、②の金利優遇は来年度まで、③の住宅ローン控除も2013年に終了・・・ということで、駆け込みの背中押しに躍起です。
 しかしながら、私の知る限りここ20年間、「今だけ」「今年限り」の特典は続いています。
 一旦期限が切れたとしても、安直にそのまま継続、或いは形を少しだけ変えて打ち出してきました。
 「狼が来るぞー!」というアナウンスを毎年繰り返しながら、史上空前の低金利は四半世紀に及んでいるのですから、息切れしても仕方ありません。
 
 さて、住宅・不動産のみならず、車も墓石も一気に拡販する秘策が一つだけあります。
 そう、消費税率の引き上げです。
 2000万円の住宅が消費税5%なら2100万円、10%なら2200万円・・・「100万円も得するなら今買っちゃおう♪」というのが一般人の感覚でしょう。
 
 本当に得か否かは、また後日ゆっくりお話しするとして、「将来値上がりする」ことが確定していれば、人はモノを買おうとします。
 逆に「将来値下がりする」ことが確定していれば、誰も買いません。
 従って、消費税導入時も、3%から5%に引き上げられた際も、共に夥(おびただ)しい駆け込み受注があり、その後長きに渡って反動の冷え込みがありました。

 駆け込み受注を促進して、なお且つ反動の冷え込みを回避するには、毎年1%ずつ小出しにして税率を引き上げれば良いでしょう。
 105円ショップのダイソーも、来年は106円、再来年は107円ショップです。
 民主党さんが、私を総裁候補としてお戦いに成られるお覚悟があるならば(by東国原)、デフレ脱却・インフレ誘導のための特効薬として、このマニュフェストを実現したいと思います。

イチローであり続けるイチロー

 今日のブログは、日本中がイチロー一色だろう、と思いながらも触れられずにはいられない。
 それがイチローのイチロー足る由縁です。
 これまでイチロー関連の書籍は、片っ端から読みあさってきました。

 ドラフト4位で入団したオリックスの三年目から開花し、7年連続首位打者・ゴールデングラブ賞・ベストナインの華々しい実績を引っ提げて渡米。
 プレッシャーの中、いきなり首位打者・盗塁王、そして新人賞受賞。
 日本の打者が、世界最高峰の舞台でも通用することを、初めて証明してくれました。
 
 メジャー4年目となる2004年、シーズン262安打を達成し、大リーグ記録を84年振りに更新します。
 近代野球が歴史を塗り替えた、不滅の金字塔です。
 
 そして今日、10年連続200安打達成。
 200安打10回でイチローと肩を並べるあのピートローズでさえ、連続記録は3年が最高であることを考えると、イチローの偉大さが判ります。
 
 大きな怪我をしない強靭かつ柔軟な身体、進化のために継続される鍛錬、期待に応え続けようとする精神力。
 心技体が、それぞれMAXレベルで無ければ成し得ない大記録です。
 今朝のニュースで、アメリカの女性ジャーナリストが、イチローを評していました。

 「一般的な選手は大リーガーに成ろうとする。
 しかし、イチローはイチローであり続けようとした。
 そうした選手は、イチロー以外にいない。」 

 確かにイチローは、ピート・ローズやジョージ・シスラーを凌ぐためではなく、崇高な自己イメージに沿って、イチロー自身を高めようと努力していることが明白です。
 勇気と力をありがとう。
 ステージは違えど、我々もプロフェッショナルとして、ストイックに自分自身を高めていきたいと思います。 
 

 

必要とされる証し

 休日の朝、いつになく二度寝入りしておりますと、知人から電話。
知人「ああ、松岡さん。今日は休み?」
松岡「水曜日は定休日なので・・・。」
知人「ごめんよ。実は頼みがあって・・・。」

 そこで目を覚まし、朝の涼しい内にと思い、裏庭の草引き第二弾。
 残暑厳しく、大汗をかいて、シャワーを浴び、一休みしていると、会社から電話。
松岡「はい、松岡です。」
会社「松岡社長ですか?」
松岡「はい、松岡です。」
会社「すみません、間違いました。」
松岡「・・・。」

 午後からパソコンで一仕事済ませ、うたた寝しておりますと、警備保障会社の営業担当から電話。
 何か事件でも起こったか?と心臓がバクバクします。
担当「いつもお世話になります。」
松岡「何かありましたか?」
担当「いえ、今日はお願いがありまして。松岡社長、今日はお休みですよね?」
松岡「ええ、水曜日が定休日なので・・・。」
担当「実は、警備訓練で事務所を使わせて頂けたらと思いまして。」
松岡「はぁ、どうぞ・・・。」

 ゆっくり風呂に入り、久々に家族全員での夕食の後、ベッドで横に成っていると、いつの間にか夢心地。
 21:00過ぎ、あの社長から電話。
社長「ああ、寝よったか?」
松岡「はい、何かございましたか?」
社長「あの駐車場は、2台止めるの厳しいね。」
松岡「はあ、後日また見ておきます。」
社長「ほいほーい。それじゃあねぇ。」

 役職の重さは責任の重さ。
 多忙なのは必要とされている証し。
 シルバーウィーク唯一の休みは、こうして過ぎていくのでした。
 

秋刀魚の味と縁の大切さ

 滝井店長共々、日頃からお世話になっている企業の会長・社長から、「秋刀魚(さんま)と新米を楽しむ宴」にご招待頂きました。
 庶民の味である筈の秋刀魚も、今年は不漁で高嶺の花となっています。
 秋刀魚の刺身、秋刀魚の天ぷら、秋刀魚のつみれ汁、秋刀魚の塩焼き等々・・・まさに秋刀魚尽くしです。

 特に塩焼きは、新鮮なだけに身離れが良く、脂が乗っていて絶品でした。
 そこに居合わせた10名の食後の皿は、見事に頭と尻尾と骨だけです。
 加えて新米の焚き立てご飯が薫り高く、本当に日本人に生まれて良かったと実感させられました。

 おひらきの後、社長や某銀行の支店長(なんと39歳)と共に二次会へ。
 そのスナックは、十数年前に大洲の地で不動産業を開業した想いでの場所です。
 12年振りに階段を上り、当然ながら随分と様子の変わった店内で、懐かしさに浸ります。

 秋刀魚の味と共に縁の大切さを、しみじみと噛み締める一夜でした。
 次に予定されている「ボジョレーヌーボー解禁を楽しむ宴」にも御招待頂けるように、お役立ちをしていきたいと思います。
 ごちそうさまでした。
 

経済は笑顔の後からついてくる

 創業1年。昨年9月に大洲駅前店、12月に松山南店、今年9月に松山久米店をOPENしました。
 この後も手綱を弛めることなく、4店目の年内OPENを計画しています。
 決して拡大主義で走っているつもりはありません。
 
 目指すのは、店を作ることや規模を大きくすることではなく、その会社や店に関わるステークホルダー(利害関係者)が、物心両面で幸せになることです。
 今現在は、発展途上にあり、充分ではないことも自覚しています。
 目指すべきゴールと現状とのギャップは、潜在する可能性とも言えるでしょう。

 さて、世界的な動きに目を転じてみますと、価値観に大きな変化が芽生え始めました。
 数字によって計測可能な経済指標だけでは、人の心が満たされないことに、国も企業も気付き始めたのです。
 「GDPに代わる幸福を図る指標」の台頭が待望されています。

 しかしながら、幸福を図る指標など、できる筈がありません。
 何故なら幸福とは、客観的な事象や数値で示されるものではなく、感じるものだからです。
 例え、みすぼらしい恰好で、今日のパンを手に入れるのに苦労していたとしても、本人や家族が笑顔で暮らしていられるならば、その人はきっと幸せなのでしょう。
 方や、高級ブランドを身にまとい、毎日御馳走を食べられる経済力があったとしても、家族と断絶し、友達も無く、孤独であったとすれば、その人はきっと不幸です。
 先日、同業他社のHPに、「小さなシールは大きな宝物」というタイトルの素晴らしいブログがありました。
 
◇ 引っ越し後、「リモコンに貼っていたシールは残っていませんか」と母親からの連絡が入る。
  よく聞くと、お子様がとても大事にしていたシールであるとのこと。
  現場で探してみると、本当に小さなシールが残っていたので、丁寧に剥がしてお届けした。

 この何気ない出来事は、受け止め方で大きく違ってきます。
 まず、母親からの連絡を受けたとしても、「面倒くさい」と思って無視してしまう人もいるでしょう。
 或いは、仕事として事務的に淡々とこなす人もいるかもしれません。
 上司から「こんな儲けにもならないボランティアで自己満足するな!」と叱責される可能性もあります。
  
 「お客様にお役立ちしたい」と心から願う社員が居て、それを応援する上司が居て、尚且つ奨励する社風があって始めて成立する顛末です。
 登場人物である、母親・子供・社員の三者の笑顔からは、売上・原価・利益を超えた幸福感が溢れています。

 ここで見過ごしてならないのが、経済は笑顔の後からついてくるという真理でしょう。
 つまり、この家族が次に引っ越しをする際は、必ずこの会社でお部屋探しをする筈です。
 見返りを直接的に求める邪(よこしま)な計算ではなく、お役立ち優先の奉仕の心だからこそ、感動を呼びます。
 お役立ちを通じ、沢山の笑顔を提供していくことで、一歩ずつ理想に近付いていきたいものです。
プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン

・経歴 
 雄新中卒業 → 新田高校中退
 大工・石工と約十年職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業
 令和2年 ㈱南洋建設 代表兼任
 令和4年 ㈱たんぽぽ不動産起業

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