ミッションステートメント

 部下三名と共に、リーダー研修を受講しました。
 前職では、講師として壇上に立つ機会が多かったため、受講生としての参加は本当に久しぶりです。
 グループ企業12社の幹部29名が、同じ空間、同じ時間を共有することは、企業文化の醸成という意味において、極めて重要な意味を持っています。
 
 グループとして初の試みということもあり、研修慣れしていない参加者が大半でしたが、女性講師の巧みなリードで、自由闊達な楽しい研修と成りました。
 大きなテーマは、「ミッションステートメント(組織の存在意義)」
 自グループは、異業種集団のコングロマリットでしたが、総ての組織に当てはまる存在意義を、一言で表現するならば以下の通りです。

 お客様、社員、取引業者、株主、社会・・・等々、ステークホルダー(利害関係者)に対する責任を全うする。

 他からは、「永続」や「利益」も挙げられましたが、それは手段であって目的ではありません。
 ステークホルダーに対する責任を平たく言えば、必要に応じてお役立ちすることです。
 必要とされれば、適正な利益を得ることも、雇用の拡大も昇給も実現し、企業は永続します。
 一方、必要とされなければ利益は上がらず、雇用は縮小し、賞与も昇給も叶わぬまま、やがて淘汰されるでしょう。

 必要とされる会社は、取引先に仕事を、株主に配当をもたらし、納税や雇用の創出によって、社会に貢献することができます。
 必要とされない会社は、赤字に喘ぎ、取引先の仕事は縮小し、雇用も配当も納税もままなりません。

 組織や企業だけでなく、個人も同様です。
 お客様から必要とされれば、契約が上がり、利益をもたらし、賞与や昇給が確保されます。
 契約・利益は、どれだけのお客様から、どれほどの信任を受けているかを示す通知表なのです。 

 目的をかけ違った会社は、手段を選ばない利益至上主義に走り、「お客様を騙してでも儲けなければならない」という、誤ったパラダイムに陥ってしまいます。
 一時代を築きながら、突然死的に転落したライブドアなどは、その典型的な事例と言えるでしょう。
 あなたの仕事は、あなたの店は、そしてあなた自身は、必要とされていますか? お役立ちはできていますか?
 
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生きるということ

 仕事上で大変御世話になっている方が、久しぶりに来店されました。
 最近連絡がつき難く心配していたのですが、話を聞きますと、4カ月の娘さんが白血病に冒されているのだそうです。

 命をつなぐ方法は、骨髄移植のみ。
 骨髄移植のドナー適合は、HAL(白血球)の型式が鍵となります。
 非血縁者間の適合率は、実に数万分の1しかありません。
 6つある座標の全てが一致する「フルマッチ」が理想とされ、一座不一致「ワンミス」ならば移植可能と判断されます。
 両親の遺伝子を共に引き継ぐ兄弟間では、4分の1の確率で一致しますが、両親で適合するケースは稀です。
 この方の場合、奥様が「ワンミス」と判定されました。
 
 数万分の一の確率に射抜かれて発症した病魔
 奇跡的な確率で適合したHAL
 何が災いで、何が幸いなのか、深く考えずにはいられません。

 手術は成功したものの、術後の拒絶反応や合併症といったリスクが立ちはだかります。
 そこを乗り越えたとしても、生存率は50%です。
 逆境下、生後4か月の健気な命は今、「生きる」ことに懸命に立ち向かっています。
 また、病床のお子様と奥様の傍を、片時も離れたくない筈の思いを断ち切って出張し、職務を全うされるご主人もまた、「生きる」ことに真正面から対峙しているのです。

 身近な方のこうした話を聞くにつけ、不平不満や愚痴を口にすることの愚かさに気付かされます。
 五体満足かつ健康で職に就き、何の障害もなく仕事に従事できる我々こそが、もっともっと時間を大切にし、一日一日を、瞬間瞬間を、真剣に生き切る必要があると思うのです。
  

昨日よりも今日、今日よりも明日

 ある社員から、メールが届きました。
 「ブログを読む度に気付かされるが、なかなか実践が伴わない。」

 人の縁を大切にする、感謝の心を持つ、人の痛みを自らの痛みとして受け止める、不平不満や愚痴を吐かない、ポジティブシンキングに徹する、行動を変える・・・ここで綴る内容は、株式会社NYホームとして求める社員像です。

 とはいえ、オリジナルなコンテンツは一つもありません。
 古典的な著書や成功者の箴言(しんげん)から引用し、極めてベーシックな倫理観や道徳観を説いているに過ぎないのです。
 普遍的かつ不変的な指針だけに、どこかの政党のマニュフェストの様に、この先ぶれることは無いでしょう。
 従って、「そうは言うけれど・・・」「そんな綺麗ごと・・・」と否定的に捉え、相容れないのであれば、同じ船に乗り続けることは、お互いにとって不幸です。
 どちらが正しいか?という議論の前に、苫小牧に行きたい人は、ハワイ行きの船に乗るべきではありません。

 さて毎日ブログを更新していますが、社長の立場で上から目線というよりも、自分自身の反省を書き留める日記としての要素が大きいと考えます。
 例え皆さんへ向けた苦言・叱責に見えたとしても、その実、自らに対する戒めなのです。

 先述の質問の回答としては、「気付く」だけで充分、素直に研ぎ澄まされた素晴らしい感性だと思います。
 「ああ、自分が間違っていた」「なるほど、こういう考え方もあるのか」
 それだけで充分です。
 気付いたことを即、行動に反映できる人は、更に立派な人格と言えるでしょう。

 人は、そもそも未熟です。
 経験や気付きや出会いを通じて、人格は徐々に形成されていくものであり、最初から完成している人はいません。
 
 立派な人間とは、立派な人間になろうと努力する人

 昨日よりも今日、今日よりも明日、日々新たな思いで、一日一日を真剣に生きる人の集まりが、NYホームであって欲しいと祈念しています。 

晴天の友よりも雨天の友

 歳のせいか最近、ちょっとした出来事に、いたく感動します。
 15年前、営業マンとして住宅を売ったお客様二人から、全く同じ言葉を聞きました。

 「松岡さんを信頼して購入したのだから、売る時にも松岡さんにお願いしたい。

 ・ クロージングの際、ご主人が家族を居間に集め、「よし多数決だ。1人でも反対なら買わない。(それは多数決って言いませんが・・・)マイホーム購入に賛成の者は挙手しろ。」次の瞬間、全員の手が挙がって、目頭が熱くなったこと
 ・ 購入頂いたマイホームが水害に遭い、社員総出で復旧のお手伝いさせて頂いたこと
 ・ 自営されている店が台風で雨漏りしてSOSコールが入り、手配した社員が現場に急行して感謝されたこと

 様々な出来事が、走馬灯の様によぎりました。
 そして今。
 御一人は、賑やかだったお子様もそれぞれ巣立たれて、広い5LDKにご夫婦二人きりです。
 もう御一人は、かつてまだ小さかったお子様が今は成人し、お店を手伝われています。
 順調だった経営も少し風向きが変わり、ご主人の白髪も顔の皺も増えました。
 いや、お客さまも自分を見て、同じことを考えているかもしれません。
 
 前職の会社が、破竹の勢いで急成長している時には、大いにもてはやされ、ほめそやされたものです。
 しかしながら真の値打ちは、個と成った自分が、どれだけの人から必要とされるか、そして、どれだけの人にお役立ちできるかでしょう。
 晴天の友よりも雨天の友。
 一人ひとりの出会いを大切にして、一つひとつの縁を未来につなげていきたいものです。

もう不満は言わない

 ベストセラーからの紹介です。

 「不平不満から自分を解き放てば、良いことがたくさん起きる」
 ウィル・ボウエンは、このシンプルな発想に基づき、「不平不満のない世界」プランを提起しました。
 ある日曜日の朝、教会の訓話の中で「世界を不平不満のない場所にしたい」と呼び掛け、集まったすべての人々に、紫色のブレスレットを配ります。
 「自分が不平不満を口にしていることに気づいたら、このブレスレットをもう一方の手にはめ換えてください。そして21日間ブレスレットをはめ換えずにいられた時には必ず大きな変化が起こるはずです。」

 現実に、全世界で600万人がこの運動を行い、21日間達成した人々の人生は好転しているそうです。 
 言うまでもなく、魔法のブレスレットにパワーが秘められていて、不平不満が封じ込められるという、オカルトな話ではありません。

 先日の拙文でご紹介した通り、不平不満を口にする人は、「当たり前ものさし」の目盛りが大きいだけでしょう。
 やってくれて当たり前、教えてくれて当たり前、与えてくれて当たり前、ものが食べられて当たり前、五体満足で当たり前・・・。
 不平不満を口にしそうになったら、ブレスレットを見て言葉を呑み込み、再考します。
 
 自分に非は無かったか? 自分よりも不遇な人はいないか?

 不平不満の大部分は、よくよく考えれば、自身の言動によってもたらされたものです。
 また、直近のニュースに目を向けても、土砂崩れで生き埋めになった人、列車事故の巻き添えに成った人、木箱の中で窒息した女児・・・自分よりも遥かに不遇な人は沢山いらっしゃいます。
 平和な日本に生まれ、五体満足かつ健康に働けるだけで、本来ならば不平不満を口にする立場にはありません。
 
 ジョッキに半分注がれたビールを見て、「もう半分しかない」ではなく、「まだ半分ある」と考えられる思考を身につけましょう。
 M田部長の場合は、ビールの存在自体が不平不満の種かもしれませんが・・・。

決して聞こえない痛烈な本音

 リクルートが、「賃貸契約者に見る部屋探しの実態調査」2009年版を発表しました。

<部屋探しを検討した業者数>
① 39% 一店舗のみ
② 24% 二店舗
③ 15% 三店舗

<部探しの際の平均案内数>
男性 2.9件
女性 4.3件

 部屋探しの情報源としては、インターネットが77%と突出しています。
 つまり、インターネットで事前に目星をつけ、不動産業者1~3社を回り、男性なら3件、女性なら4件の案内を受けて、その中から決定するというのが、平均的お客様像です。
 さて、競合他社に競り勝つポイントはというと・・・。

<不動産会社を選ぶ際の重視点>
① 49% 担当者が親切で礼儀正しい
② 44% 希望するエリアの物件数が多い
③ 35% 評判が良い
④ 29% 担当者に専門知識がある
⑤ 28% 地域に密着している
⑥ 23% 会社の店構え、雰囲気が良い
⑦ 20% 大手の会社である
⑧ 17% 情報誌やネットの物件掲載が多い
⑨ 15% 担当者がマメに連絡をくれる
⑩  9% CMや広告をよく見かける

 ということで、上位十傑の属性の中で支配的なのは、意外にも担当者です。
 親切で礼儀正しく、専門知識を有した、評判の良い担当者が、マメに連絡をする。
 それは、実にベーシックな、営業マンとしてのあるべき姿と言えます。

 他決の理由は様々ありますが、「あなたよりも他社の営業マンの方が良かったから。」という、決して面と向かっては話して頂けない、痛烈な本音が隠されていることを肝に銘じる必要があるでしょう。

畳水練(たたみすいれん)

 古めかしい言葉を引っ張り出してみました。
 畳水練とは、その名の通り、畳の上で水泳の練習をしている様を指します。
 理屈ばかりこねても実地が伴わなければ役に立たない、水泳を覚えたければ川に飛び込みなさい、という教えです。

 その昔、分譲マンション営業として受け入れた部下が、ラッキーパンチで申込を取りました。
部下「来週なんですが、契約の手続きはお願いできますか?」
松岡「自分自身でやりなさい。」
部下「ええっ!何も判りませんけれど・・・。」
松岡「最初は判らなくて当然。この後、私のお客様の契約が控えているので、予行演習のつもりで横に座って聞いていれば良い。単に立ち会うだけなら他人事だが、次に自分がやるとなれば、必死で学ぶだろう。」

 部下は当初、不安そうな眼差しでしたが、案ずるよりも生むが易し。 
 ソツなくこなしてくれました。
 私自身の経験で言わせて貰うと、賃貸契約も売買契約も、初契約から一人です。
 教えてくれる先輩も上司もいなかったため、誰も頼れません。
 先述の様な予行演習も手ほどきも無く、ぶっつけ本番でした。
 水泳なら、いきなり足の届かない、深い海に投げ込まれた様なものです。
 
 「危ないから代わりに泳いであげますよ。」という情けをかけていたのでは、いつまでたってもその人は泳げないままでしょう。
 部下の立場とすれば、教えて貰う、やって貰うことを当然としていたのでは、独り立ちは叶いません。

 大善は非情にも似たり、小善は大悪にも似たり

 ちなみに私の遠泳距離は35mと、カナヅチです♪

当たり前ものさし

 先日の同行営業の帰りに、車に乗り込んだところ外気温表示は実に41℃!
 「暑くなければ夏じゃない」と強がりながらも、常時風呂に入っている感覚には、流石に辟易とします。

 我が家は、子供の頃から貧乏で、エアコンの無い家でした。
 エアコンを初めて購入したのは27歳の時です。
 長年、扇風機で頑張ってきたにも関わらず、急遽思い立った理由は転職にあります。
 
 略歴にもある通り、中学卒業から11年間は職人道一筋で、灼熱の日差しが照りつけ、汗が滴り落ちる真夏の炎天下、屋根の吹き替えや土木作業に勤しんだものです。

 バブル末期の平成2年7月27日、人生の転機が訪れ、まったく畑違いの菓子販売店店長に就任しました。
 日中エアコンの効いた店内でずっと過ごしておりますと、その環境に順応してしまい、熱気のこもった自宅では眠れない身体になってしまったのです。

 この様に人間は、恵まれた環境に身をおくと、最初は「有難い」という感謝の念が芽生えますが、喉元過ぎればそれが「当たり前」となり、元に戻れなくなってしまいます。

 世界で最も高い死因は、ガンでも脳卒中でもなく飢餓です。
 信じられないことに、毎日2万5千人もの方が、飢えとそれに関連する病で命を落とします。
 今の日本が不景気だとか言いますが、食うや食わずの方はごく一部でしょう。
 「いただきます」も「ごちそうさま」も、今や単なる挨拶です。
 飽食の時代は、食べられることが「当たり前」ですから、やはり感謝はありません。
 食生活も、給料も、車も、衣服も、住環境も共通です。
 
 火事で投げ出され「なんで自分だけがこんな目に・・・」と嘆く人がいる一方で、「命が助かっただけでもラッキー」「五体満足でいられるだけで幸せ」と感謝する人もいらっしゃいます。
 「当たり前ものさし」の目盛が大きければ、すべからく腹立たしいことばかりですが、その目盛を少し小さくするだけで多くの感謝が芽生え、至福の幸せを噛み締めることができるのです。

 
  

率直であることの重要性

 「率直」を辞書で引きますと、「ありのままで隠すところが無いこと」とあります。
 
 摩擦や軋轢(あつれき)を恐れて表面上取り繕う
 本人不在の場で、批判や誹謗中傷をする
 上司に媚(こび)を売る一方で、背中を向けて舌を出す
 他者の批判はするが、事なかれ主義で決して自論は述べない

 上記の如き率直でない言動が蔓延しますと、組織は確実に崩壊します。
 そもそも、人の意見は多種多様でいて当然です。
 生まれも育ちも性別も年代も趣味も思考も信仰も育った環境も、全てバラバラの人間が集まっているのですから、「これくらいは判るだろう」と高を括る方が横暴かもしれません。
 
 バラバラ集団をまとめていくには、ヴィジョンや目標を明確にした上で、「何故そうしなければならないか」を上司が語り、説明責任を果たす必要があります。
 一方部下は、その説明に承服できなければ、とことん食い下がるべきでしょう。
 両者が真剣にぶつかりあって、納得のいく結論を導きます。
 それがコミュニケーションです。
 不完全燃焼のまま、双方が被害者意識を抱えていたとすれば、到底クリエイティブな仕事は出来ません。

 勘違いしてはならないのが、率直さとは「わがまま」「身勝手」「横暴」「感情的」な態度とは違います。
 ビジネスの議論は子供の喧嘩とは違う訳ですから、自らの立場を弁えると共に、広い視野で組織を俯瞰(ふかん)し、中長期のヴィジョンに照らして、今何をすべきかを真剣に議論して頂きたいものです。

 人生は永い様に見えて、仮に80年とすれば、僅か70万時間しかありません。
 私は既に、42万時間余を消化済みです。
 限りある資源を、つまらない諍(いさか)いや、その仲裁に浪費してしまうのでは勿体ないでしょう。
 かけがえのない貴重な時間を無為に過ごすことの無い様、有意義かつ生産的に塗りつぶすことが、この世に生を受けた我々の義務でもあります。

 

 
 

 

誤ったむごい教育

 駿河の国を治めていた今川義元は、政略的に竹千代(後の徳川家康)を人質に取りました。
 義元は、教育担当の家来に対し、「竹千代には、むごい教育をせよ」と一言だけ指示をします。

 暫く経った後、義元は家来を呼び、「どのような様子か?」と訊ねました
 家来は、待ってましたとばかりに答えます。

 「はい、早朝から起こし、水練をさせ、三食は粗食を与え、昼は馬術や剣術に励ませ、夜は学問と、厳しく教育しております。

 報告を聞いた義元は、烈火の如く激昂します。

 「馬鹿者! それはむごい教育とは言わん!
 朝は好きなだけ長寝させ、
 山の幸や海の幸あふれる、贅沢な食事を与え、
 武術や学問が嫌と言えば、決して無理強いせず、
 常に傍らには女を侍(はべ)らせ、
 本人の望む通りに、何でも与えてやるが良い。
 そうすれば、大概の人間は駄目になる。」

 家来は、ここまで聞いて、やっと義元の真意に気付きます。 
 やがて隣国の大将となる竹千代を、従順な腑抜け人間に仕上げようとしたのです。

 徳川幕府15代300年にも及ぶ天下泰平の礎は、この誤ったむごい教育によって築かれたのかもしれません。
 戦後日本も、「ゆとり教育」の導入は、最大の失政と言えます。
 ビジネスの世界も同様でしょう。
 振り返れば、物判りの良い優しい上司よりも、厳しい上司に感謝することも多いものです。
 将来に感謝されるべく、誤ったむごい教育を心がけていきたいと思います。
 

発想の転換

 他社の記事ながら、賃貸住宅新聞に「訳あり物件特集」が掲載されていました。
 
・「歩くの大好き! 健康志向」  公共交通機関まで徒歩40分以上の物件
・「お昼寝大好き! シエスタ志向」北東・北西・北向き物件 ※シエスタ=お昼寝
・「にぎやか大好き!さみしくない」交通機関などの騒音が聞こえる物件
・「昭和大好き!  TATAMI志向」築30年以上の畳部屋物件

 賃貸住宅は近年、ストック過剰の時代を迎え、増大する空室にどう対処していくかが、大家さんと管理会社とに課せられた大きなテーマと言えるでしょう。
 差別化のために、大幅な間取り変更やリノベーションを提案するケースもありますが、経済的な負担や回収までの期間がネックとなり、成就する確率は高くありません。

 駅近至便、南向き陽当たり良好、閑静、築浅、フローリング・・・これらは、今や入居希望者の必須条件ともいえるファクターです。
 先述の、駅遠く不便、北向き陽当たり不良、煩忙、築古、畳敷き・・・業界的には、すべてがマイナスでネガティブで、チョベリバ(フルッ!)であります。

 それらを逆手にとった戦略は、まさに逆転の発想です。
 ウィークポイントを隠さず、敢えて開示することで、「だからお家賃がお安いんですよ♪」と前向きにお勧めすることができます。
 
 弊社ではありませんが、○○○が出ると言われているいわくつきの物件も、「だから夏場もクーラー要らずで、とっても涼しいですょ~。」なーんて・・・ハイハイ、ワルノリですね、佐○さんごめんなさい。
 でも、駄目な理由を並べて飯が食えるのは、学者と評論家と政治家くらいなものです。
 我々は、どうやったらできるかの可能性を追求しなければなりません。
 発想の転換は、常に意識しておきたいものです。

 「チョベリバってなんスか?」って首をひねっている森さんのために特別にお教えしましょう。
 「チョベリバ」は超ベリーバットの略です。
 ちなみに「チョベリブ」は、超ベリーブルーの略だっちゃ。
 何も知らない森さんって、モーレツにおっくれってるー♪

報連相のもたらす功罪

 投げられた球を受け取り、すぐさま相手のグローブへ向け、受け易い球を投げ返す。
 会話によるコミュニケーションは、正にキャッチボールと言えるでしょう。

 部下から投げられる、「・・・どうしたら良いでしょうか?」という球は、上司にとって非常に受け難い球です。
 投げ返す球の正解は、「あなたはどうすれば良いとお考えですか?」
 質問に対し質問で返すことで、上司丸投げを差し戻し、自分で考えさせる訓練になります。
 部下は熟慮の末答えます。「私は、・・・・と考えますが、それで宜しいでしょうか?」
 イエス・ノーで回答を導くことのできる、受け易い球です。
 「OK 素晴らしいジャッジだ」もしくは「その判断にはリスクがある。もう一度考えて。」という球が再び投げ返されます。

 面談、電話、メール・・・様々なコミュニケーションパイプを使い、社員に球を投げ続けていますが、返ってこないため、こちらからまた新しい球を投げるといったシーンが少なくありません。

 口煩く指導するのが、お客様からの紹介情報を営業マンに振った際のレスポンスです。
 「今日、ご来店頂きました。」 「先ほど御案内して、申込に成りました。」
 こうした報告をこまめにして貰えれば、そのお客様や紹介者に会った際に、御礼することができます。
 情報が無ければ、「こいつ御礼も言いやがらない」と憤慨されるかもしれません。

 昔、上司から紹介して貰ったお客様との間に、ちょっとしたクレームが発生しました。
 言い難さから上司への報告を怠っていたところ、最悪のタイミングで上司とお客様と自分とが鉢合わせします。
 上司は、「例の件、頼みますよ。松岡も頑張りますから。」と、良かれと思って自分の営業を後押ししてくれたのですが、当然のことながら空気は凍りつき、自分は針のむしろ、お客様は憮然たる表情でした。

 逆のケースもあります。
 クレーム発生時に、現場が機転を利かし、すぐさま報告してくれました。
 イベントを抜け出し電話を入れたところ、「いやあ、会社の上層部まで、こんなに早く情報が伝わって対応頂けるとは、流石ですね。」と感激して頂いたのです。

 速やかな報・連・相は、クレームをCSに変え、更なる紹介やリピートを呼び寄せます。
 対お客様、対同僚、対上司、対部下、対業者・・・投げられた球を間髪入れずに投げ返すことは、相手への礼儀というだけに留まらず、信頼関係の礎でもあり、繁栄の条件でもあります。

職業人としての使命感

 他社が、西石井と古川南でオープンハウスを実施しておりましたので、情報収集と勉強を兼ねて訪問しました。
 担当者は、何れも前職時代の部下です。
 
 人気地区の西石井は、土地30坪に築18年の建物24坪で1240万円と割安感があるため、開始30分程で既に2~3組が来場されています。
 担当のY澤さんは、汗を拭き拭き懸命に商談されていたので、邪魔にならないように餌(なめらかクリームシュー&シルキーブラック)だけ置いて帰りました。

 一方の古川南は、土地40坪に建物30坪で1280万円と価格は手頃ですが、松前町境の河川傍に位置し、築年数が38年と古いことも手伝って来場がありません。
 気がつけばS原課長と、二時間近く話し込んでいました。
 居住中での開催のため、売主の老夫婦が隣室でくつろいでいらっしゃいます。

 お子様の小さい頃の写真、キャラクターのシール、落書きといった、その家に刻まれた歴史が偲ばれて、何かしら感傷的な想いに包まれました。
 想像の域を超えませんが、止むに止まれぬ事情で、家族の思い出の沢山詰まった家を手放さざるを得なくなったのだとすれば複雑です。
 
 売り依頼や買い依頼を受けた際、「これは売り難い」、「この価格では無理だ」、「このエリアは物件自体が少ない」様々な先入観で自ら水を差し、長期保留してしまうケースも少なくありません。
 一人ひとりのお立場を慮(おもんぱか)り、お客様以上の真剣さで取り組まなければならないと、今更ながらに反省させられました。

 売却斡旋によって売主の生活を豊かにし、購入斡旋によって買主に返済負担の軽い、ゆとりのマイホームを提供するのが、不動産業の存在意義と言えます。

 9.11世界同時多発テロによって旅客機が突っ込み、倒壊寸前のワールドトレードセンタービルに、レスキュー隊は危険を顧みず、自ら志願して突入を決行したのです。
 それは、「誰かがやらなければならない」という使命感以外の何ものでもありません。
 選ばれし者として、「命の使途をそこに求めた」とも言い換えられます。
 不動産業に生きる我々も、職業人としての使命感を自覚する必要があるでしょう。

コップは上向きか

 人の話を聞く際に、二つのキーワードがあります。

1.コップは上向きか、或いは伏せてあるか
2.コップの容量は、どの程度の大きさか

 私は口うるさい人間ですので、これまでも「今日の言葉」や「朝礼」や「全社会議」を通じて、様々な気付きを伝えてきました。
 受け止める側のコップが、御猪口(おちょこ)程の容量なら、すぐに溢れてしまいます。
 知識を身につけたり、資格を取得したり、目標を達成したり、逆境を乗り越えたり、反省をしたり、善行を積んだり・・・様々な経験によって、徐々に器を拡げることは可能でしょう。
 一方、そうした努力を怠る人は、一生御猪口のまま、器の小さい人間で終わってしまいます。

 更に致命的なのは、コップが伏せてあることです。
 例えバケツ程の大きな器を持ち合わせていたとしても、伏せたままの状態では一滴の水も溜まりません。
 
 自分なりの狭い価値観やプライドや先入観によって情報をシャットアウトし、コップを伏せていたのでは、いつまでたっても器は小さいままです。
 容量を増やすことは一朝一夕には叶いませんが、コップを上向きにするだけなら、誰にでも、今からでも取り組めます。

 否定しても、抗(あらが)っても、疎(うと)んじても、組織に属する限り、上司の話からは逃げられません。
 自分にとってプラスとなることを、一つでも二つでも身に付け、器を拡げる努力をした方が得策でしょう。
 あなたのコップは上向きですか?

酒席は仕事そのもの

 メインバンク地元支店からのお招きで、八幡浜で開催された「愛○銀行経営説明会」に参加して参りました。
 中○頭取自らが説明に当たり、質疑に対しても、真摯に対応される姿勢が印象的です。
 後半プレゼンされた、ひ○ぎん情報センターの担当者の、マクロ経済に関する話は大変勉強になりました。

 好景気に沸く世界経済に冷や水を浴びせた、サブプライムローン破綻・リーマンショックは、マネーゲームに走った「道徳なき金融」の当然の結果。
 その後、回復基調に見える世界経済も、民間のリスクを国家が肩代わりしたに過ぎない。
 ギリシャショックもユーロ危機も、「いつわりの夜明け」を実証している。 

 さすがに、アナリストのレクチャーは明快です。
 次の箴言が頭を過ります。
 「道徳なき経済は犯罪であり、経済なき道徳は寝言である」

 説明会終了後、ハーバープラザホテルに会場を移しました。
 かつて、八幡浜でマンションを分譲した際、レセプションで使った思い出の会場です。
 立食パーティーの会場には、日頃からお世話になっている、地元ブ○ッジカンパニーの橋○社長、西○興産の○田社長、市長や県会議員の姿も見えます。 
 劇団で共に活動している、イケメン俳優:山○君も、○三産業の経理マンとしての顔で参加していました。

 そんな中、乾杯の挨拶が終わるのを待ちかねて、ビールを片手にセンターテーブルへ。
 ○山頭取との名刺交換です。

松岡:「大洲と松山で不動産業を営んでいるエイブルの松岡です。前職は19年ジ○ー・コーポレーションに務めていました。」
頭取:「ああそうでしたか。それは大変御苦労なさったでしょう?」
松岡:「その際は、大変ご迷惑おかけしました。不謹慎かもしれませんが、貴重な経験をさせて頂きました。」
頭取:「人生は山あり谷あり。だからこそ面白いのですから、是非頑張って下さい。」

 そう言って頭取は、手を差し出されました。
 表情も手の温もりも、穏和で気さくな人柄に感激です。

 こうした公的な場に出席した際は、緊張する相手を選んで名刺交換することを、前職で躾(しつ)けられました。
 意識しておかないと、ついつい、気の置けない仲間内で飲んで騒いで終わってしまいがちです。
 人脈を拡げアピールできる、滅多にないチャンスを逃す手は無いでしょう。

 中には、こちらから名刺をお渡ししても、名刺を忘れてきている人や、名前すら名乗らない人がいました。
 正直、何をしに来られたのだろう? 飯を食いに来たのか? と疑念を抱きます。

 異業種・同業者交流会、社内親睦会・・・様々な酒席がありますが、総てに共通の考え方としてそれは遊びではありません。
 仕事そのものです。
 目上・格上の方と接することで、積極性を養い、見聞を広め、自己イメージを高めましょう。
 それが、自己成長の源泉でもあります。
 

 

 

 
 

人脈の狭め方と拡げ方

 昨今、人脈とか縁とかの話が続きます。
 「もうお腹一杯」と言われるかもしれませんが、まあ我慢して聞いてやって下さい。 

 朝一で売却物件の売主の方と現場でお会いし、
 某金融機関の支店長代理を訪ね、情報交換をし、
 松山に移動した後、昨日のブログに書いた方のお見舞いに行き、
 出かける直前、突然来社された某社長にテナント物件の紹介をし、
 大洲にとんぼ帰りして、紹介頂いた物件売却のお客様と打ち合わせし、
 松山の営業から契約完了の報告を受け、
 紹介されたペット可物件の資料をまとめる・・・昨日の業務のあらましです。

 この一連の流れを分析してみましょう。
 最初の売主は親戚からの紹介
 某金融機関の支店長代理は、十数年前に分譲マンション販売でお世話になった方
 突然来社の某社長は、前職時代の部下
 大洲のお客様は、某金融機関からのご紹介
 売却物件の前所有者は、私の亡父の知人
 松山の契約頂いたお客様は、20年来の知人からのご紹介
 ペット可物件を探しているのは、私の家内の友達の知人・・・。

 飛び込み営業やモデルハウス等の展示場営業は、剛腕なるポテンシャルや瞬発力が求められますが、永続的に仕事を回していくためには、人脈を活用する以外にありません。
 営業で一番難しい工程は、お客様を探してくることです。
 人脈営業は、探さずとも、向うから情報が飛び込んできます。
 
 人脈は財産であり、今まで歩んできた人生の縮図です。
 WIN-WINを心がけている限り、人脈は拡がりを見せます。
 一方、義理を欠く生き方をしていれば、人脈は狭くなります。

縁は努力して紡ぐもの

 交通事故で入院中の、グループ会社社長をお見舞いしてきました。 無事、明日退院とのことです。
 森さんの以前の配属先の上司でもあるため、同行して貰いました。 
 今朝の「めざましテレビ」の「めざまし占い」、さそり座の私は以下の通りです。
 「年下と信頼関係築ける日 経験活かしてアドバイスを」

 人付き合いのベースは、冠婚葬祭&お見舞いにあります。
 相手が苦しい時や悲しい時に、真っ先に駆けつけて声掛けすることは、人として当然のことでしょう。
 一生に一度のお喜びに際しご招待頂くならば、これほど光栄なことはありません。
 毎朝の習慣として、地元新聞のお悔み欄に目を通すのも、それだけ重要な情報だからです。

 昭和の人たらしと言われた田中角栄氏は、敵対政党議員の親族の通夜に参列し、家族と共に一夜を明かしたと言います。
 その議員は、後々対立の構図となった時にでも、一夜の恩が過って、攻め切らなかったそうです。

 前職で、営業成績不振者を集めた「ゼロ績研修」の講師を務めていました。
 ある営業マンが、受注の上がらない理由を説明します。
 「今月クロージング予定であったお客様が、入院してしまったので・・・」
 「そのお客様のお見舞いには行ったのか?」
 本人も含め、気付きのレベルの低い何人かは、「入院先まで商談に行け」と受け止めたようです。
 流石に私も、そこまでの奨励はしません。

 本当にそのお客様のことを大切に思うのであれば、言われなくてもお見舞いに行くでしょう。
 また、動機は不純であっても、数字にこだわる営業マンは、当然お見舞いに行きます。
 お見舞いに行くことで、そのお客様の成約精度が格段に高まるからです。
 そうした営業マンの行動を、「あざとい」「計算高い」と評するかもしれませんが、こちらがどう思うかよりも、相手がどう受け止めるかの方が肝要でしょう。
 心はともかく、何もしなかった人間よりも、相手のために行動を起こした人の方が格段に誠実です。

 冠婚葬祭や入院見舞だけに限らず、商売も絡めて考えてみて下さい。
 向こうが望む時には一切出向くことなく、こちらが望む時だけ日参して頭を下げる・・・そんな利己的な人間と果たして付き合いたいと思うでしょうか?
 同じ言葉を繰り返します。 縁は努力して紡ぐものです。
 
 

 

私は誰でしょう

 前職で社外取締役を務められていた方から教えて貰ったクイズです。
 以下の文章にある「私」は誰かを当てて下さい。

 私はいつもあなたのそばにいる
 一番頼りになる助け手でもあれば、あなたが背負う最大の重荷でもある
 成功への後押しもすれば、足を引っ張って失敗にも導く
 私はあなたの命令次第で動く
 あなたのすることを私に任せてくれれば、私は素早く正確に片づけてしまう
 私の扱いは簡単、しっかり指示すれば、それでいい
 どのようにしてほしいのかを明確に示してくれれば
 少しの練習のあとで自動的にそのことをこなす
 私はすべての偉人の下僕(しもべ)であり
 そして残念ながら、すべての失敗者の下僕(しもべ)でもある
 偉大な人が偉大になったのは私のおかげ、失敗した人がしくじったのも私のせい
 私は機械ではないが、機械のように正確に、そして知性あふれる人間のように賢く働く
 利益になるように私を使うこともできれば、破綻をきたすように使うこともできる
 私にとってそれはどちらでもよい
 私を利用して訓練し、しっかりと指示をしてくれれば、
 世界をあなたの足下に届けてあげよう
 しかし、私を甘く見れば、あなたを滅ぼすだろう
 私は誰? 
 (『TQ(タイムクエスト)』ハイラム・W・スミス著より)

 答えは習慣です。
 例えば朝、少し早起きすれば、一日の準備が先回りできて、心にゆとりが生まれます。
 気付きながら、早起きする人と宵っ張りの人に分かれる、それが習慣です。
 資格試験合格のために、毎日最低二時間は学習しなければならない、と皆判っています。
 知りながら、挫折して床につくのも、TVを見て怠惰に過ごすのも、その人の習慣です。
 接客したお客様に御礼状を出すのも、ブログを毎日更新するのも、舗道に落ちているゴミを朝礼前に拾って回るのも、習慣以外のなにものでもありません。
 子供の頃は、親から叱られないとしなかった歯磨きが、今は苦も無く継続できます。

 「良い習慣は、僅かな犠牲を積み重ねることによって作られる」エマーソン
 
 人は易きに流される生き物です。
 放っておけば、悪い習慣に占有され、失敗や破綻を免れません。
 たった一度しかない人生を、後悔無きものとするために、良い習慣を身につけましょう。

ゲリラ豪雨と感謝の気付き

 昨日の松山のゲリラ豪雨は凄まじい勢いでした。
 出勤時間前後に降った3時間降雨量は、観測史上最大の103mmです。
 松山市に100mm/日以上の雨の降る確率は、二年に一度しかありません。
 それが、たった3時間で降り注いだのですから、まさにバケツをひっくり返したという表現がピッタリです。

 普段はバイクや自転車の方がマイカー通勤に切り替えることに加え、店舗周辺の道路が軒並み冠水して通行止めになったことが追い打ちをかけ、幹線道路は大渋滞となりました。
 
 こんな日に限って、8:00からの早朝週礼です。
 おまけに、丁度一週間前のこの日、遅刻者に対してスイッチが入り、「*&%?-¥#$◇<@!!!!!」てな感じで、少しだけマラドーナしていたものですから尚更、今日の渋滞のタイミングは最悪でした。

 いつもなら数分で着く筈の○原部長は、40分かかってそれでもギリギリセーフ。
 ちなみに、松前町、伊予市を経由して出社する私は、内子町から30分で到着します。
 根性で自転車を漕ぎ切った佐○さんは、お手付きしたお笑い芸人の様に全身びしょぬれ。
 会議開始後、暫く経って重役出勤してきたのは、東温市の外れから参上の真打ち森さんでした。

 「大変っスぅ・・・。車進まないっスぅ・・・。また怒られるっスぅ・・・。」
 ハンドルを持つ手を震わせながら、森さんが安部礼司の様にビビっていたことは、想像に難くありません。
 でも、そこは私も鬼じゃありませんから。

森 「遅くなって、すいませんっス。」
松岡「どう、混んでた?」
森 「はい、普段通る道が冠水で通行止めになってたんっス、それで回り道して・・・」
松岡「そうか、大変だったなぁ。まあね、しょうがないよ、こんな雨じゃなぁ。」

 うん、逆に怖いって? 
 閑話休題
 我社のビルの駐車場はこれまで、こうした大雨に見舞われると例外なく冠水していました。
 治水対策の一環で、今春から雨水幹線工事に着手し、先月竣工したばかりです。
 まさに間一髪のタイミングで、冠水から免れました。
 工事中には正直、「騒音うるさいなぁ」とか「駐車場が使いづらいなぁ」とか、自分勝手に思っておりましたが、工事に携わった皆さまのおかげで、入居者の方にご迷惑をおかけしないで済んだことを心から感謝申し上げます。
 世の中に役に立つ仕事は、本当に素晴らしいと、改めて感じた梅雨の一日でした。

さりげない感動のサービス

 7:45 一人きりのオフィスでパソコンを叩いておりますと、某社長から電話。
松岡 「おはようございます。お早いですね。」
某社長「ああ、アンタが家を出る前に電話しとかないかんと思ってな。」
松岡 「もう会社に来ておりますよ。」
某社長「なに?何時から来とるんぞ?」
松岡 「7:00前からです。それで御用件は?」
某社長「飯は食ったか?」
松岡 「いえ。」
某社長「モーニング食いに行こうや。」

 というよりも、最近の日曜日の朝は、この方とのパワーモーニングが定番です。
 この日は、古川にある「EARLY BLOOMER」でした。
 個室的感覚に仕切られたブースは、込み入った話をするのにも最適です。
 朝早くから、沢山のお客様で賑わっておりました。

 不景気とか生活防衛とか言いますけれど、巷では「プチ贅沢」がブームの様です。
 一泊何万円の温泉旅館や、何千円の高級ディナーは無理としても、450円の香り高い珈琲+100~200円のモーニングは、お手軽に楽しめる非日常なのかもしれません。
 
 この店は、開店から1時間以内のオーダーであれば、モーニング部分はサービス。
 つまり、飲み物の値段だけでリッチな朝食が頂けちゃいます。
 甘さ控えめのパンケーキに包まれたイタリアンな野菜とコクのあるコーヒーがメッチャ合っていて、とってもおいしいです。(by AD堀)

 社員の皆様も、ジャンケンで負けたら三人の内一人は普通のハンバーガーというロシアンルーレット的リスクを抱えたマク○ナル○ドライブセットとか、蓋が閉まらなくなるまで詰め込んでも398円のバイキング弁当とか、食後の容器を綺麗に洗わないと翌朝匂いが立ち込めイエローカードのスー○ーカップとかだけじゃなく、たまにはまったりとした雰囲気の中、ナウいヤングにバカうけするウハウハでトレンディーな店づくりを学んでみては如何でしょうか?
 
 おっと、よもやま話が長くなりましたが、ハイライトはここからです。
 実は私、父の形見の24金製の携帯電話を先のCAFEに置き忘れてしまいました。
 慌てて連絡し、所在を確認した上で、用事を済ませ、90分後に取りに行ったのですが、ドアを開けた瞬間、一言も発していないにも関わらず、女性クルーが満面の笑みで携帯を手渡してくれたのです。 どうです、素晴らしいでしょう♪

 「何がすごいんスか?」って表情の、おとぼけ森さんのために敢えて解説します。
 普通であれば、「電話した者です。忘れ物の金の携帯電話を取りに参りました。」って言った後、「ああ、この普通の携帯ね。忘れん坊さん。」てな感じで受け渡しとなります。
 しかしこの方は、沢山のお客様の中から、朝そのテーブルに居たお客様の顔を覚えていて、再来された瞬間に迷うことなく「この方だ」と判断されているのです。
 できそうで、できない、感動のサービスだと思いませんか?
 
 「ありがとうございます」ではなく、「いつもありがとうございます」
 「いつも」の三文字が、相手の存在を認める愛語となります。(by FMCM)

 このエピソードだけで、自分はこのクルーのファンになりました。
 「この店に、もう一度クルーっ!」(by ザキヤマ)

 「消費者目線で捉える」「時代の変化に対応する」「お客様の顔を覚える」繁栄のキーワードは、こうした異業種のサービスからも学ぶことができます。         以上

人生の目的

 人生の目的などという、大上段に振りかぶった言葉の意味を語るほど達観した訳ではありませんが、こうしたテーマの本は結構読み漁ってきました。

 虚無的に「人生に目的は無い」と言い切る某有名作家から、「生きることが人生だ」と判った様な判らない様な論説を貫く成功哲学者まで、諸説紛々です。

 ただ、どうやら確実だと思われるのは、「人は生きているのではなくて生かされている」そして、「人は世の中に役に立つために生を受けた」ということ。
 「何やらまた、宗教めいたことを言い出したぞ」と思われるかもしれませんが、宗教も道徳も倫理も、人間社会を永続させるために打ち出された指針に過ぎません。

 地球上の人が皆、自分の都合や利得のみを優先して行動するならば、世の中は確実に破滅に向かっていくことでしょう。
 私心を捨て、世の中のために貢献するには段階があります。

 この世に生まれた瞬間も、あなたは決して一人きりではありません。
 両親や兄弟や祖父母が居て、血の繋がったその人達を大切にしたいと思うでしょう。
 結婚し、子供が生まれますと、守るべき家族が増えます。
 会社に入社した直後は皆、平々(ぺいぺい)の一匹狼です。
 自分のことだけ考えていれば良かった貴方にも、時期がくれば部下がつきます。
 やがて組織を率いるリーダーとなって、部下に対する責任が芽生えます。
 その内、業界団体の要職を依頼されるかもしれません。

 こうして個から家族、家族から組織、組織から業界と、私人から公人への階段を上る様に、責任とお役立ちの範囲が拡がっていきます。

 京セラを創業し、満足し得るだけの成功を納めた稲盛和夫氏が、そこから敢えて第二電電を立ち上げ、天下のNTTに挑戦状を叩き付けた理由は、「高止まりした通信料金を押し下げて、国民の暮らしを良くしたい」という、公人としての思いです。
 それまでの功労によって悠々自適な老後を過ごせる財も名声も有しながら、78歳にして火中の栗を拾うべくJALの再建に乗り出したのも、「世の中のために役に立つ」という人生の目的を悟ったからこそでしょう。
 
 ビジネスは、お客様にお役立ちする見返りとして報酬を得ることができ、その報酬によって社員や社員の家族、協力業者、株主等のステークホルダー(利害関係者)に対し、経済的な豊かさを享受できる、人生の縮図にも似た素晴らしい営みです。
 だからこそ、社会から必要とされる存在価値の指標として、利益の最大化を心掛けなければなりません。

障害者と健常者

 八幡浜市に本社、大洲市に拠点を置く、新井産業という会社があります。
 主たる事業は折箱の製造ですが、障害者の積極雇用に取り組まれていることで有名です。
 グループ会社「夢・たまご」の、新井社長とお話しする機会を得ました。

 「障害者雇用の門は狭い。その上に平均賃金は月額1万円強でしかない。我が社では障害の度合いにより、重度でも3万円、軽度であれば12万円程度を支給している。次に計画しているパン屋も、30人程度の障害者雇用を確保するために、何としてでも流行る店を作らなければならない。」

 この志を聞いて連想されるのが、ヤマト運輸の創業者です。
 故小倉昌男氏は、本業の宅急便を拡販する一方で、障害者雇用にも積極的に取り組まれていました。

 「1万円や2万円の月給で障害者を雇用しているのは自己満足に過ぎない。
 せめて10万円以上の月給が取れなければ、真の社会的自立とは言えない。」

 独自の持論によって、それまでの障害者雇用の概念をバッサリと切り捨てた小倉氏は、「スワンベーカリー」(パン屋)という繁盛店を全国に展開していったのです。

 ここで、見過ごしてはならない共通点は、商業ベースで成功しなければ成立しないという、シビアな側面です。
 商売は、ボランティアや宗教家の布教活動ではありません。
 ハンディを持ちながらも、その方なりにできる仕事によって、貰う給料以上の付加価値を稼がない限り、本人の生き甲斐も生まれませんし、企業は永続できないのです。
 
 障害者の対義語として、健常者なる言葉があります。
 しかし、本当の意味で常に健やかな人が、どれだけ存在するでしょうか。
 背の低い人は、高い所にある者を、背の高い人に取って貰います。
 視力の悪い人は、眼鏡を使って矯正しなければ運転できません。
 力の無い人は、重たい荷物を元気な人にお願いして運んで貰います。

 広義で捉えれば、人は皆何かしらのハンディを抱えながら、助け合い、補完し、生きて行くのが人生です。
 そこに芽生える、感謝や思いやりの心こそが、人生の素晴らしさだと確信します。
 

命の授業

 久々にTVを見て涙しました。
 中学校の教師、腰塚勇人先生の半生記です。
 
 部活動や授業に打ち込む熱血教師であった腰塚先生は、2002年スキー場で頭から転倒し、頚椎骨折という大怪我に見舞われました。
 奇跡的に一命はとりとめたものの、麻酔から目覚めた腰塚先生は、自分の身体がまったく動かないことに気付くのです。
 「四股麻痺」という状況に絶望し、舌を噛み切って自殺しようと試みますが、未遂に終わりました。
 死ぬことすらできない自らを自虐的に責め、生きる意味すら見失いかけていた病床に、担任のクラスの生徒から、沢山の激励の手紙が届きます。
 
 「頑張れ先生!」 「絶対に戻ってきて!」 「先生、完全復活!」

 生徒の声掛けに対し、「もう一度教壇に立ちたい!」という想いが湧き上がってきました。
 過酷なリハビリによって、僅かずつながら、奇跡的に機能は回復していきます。
 当初、復帰の時期すら判らない教師に担任させることに対し、否定的であった教育委員会やPTAも、教頭と学年主任の熱意によって認められました。
 そして四ヶ月後、腰塚先生は、再び教壇に立ちます。

『口は、人を励ます言葉や感謝の言葉を伝えるために使おう』
『耳は、人の言葉を最後まで聴いてあげるために使おう』
『目は、人の良いところを見るために使おう』
『手足は、人を助けるために使おう』
『心は、人の痛みがわかるために使おう』
『私を、助けてくれた人たちがしてくれたことを、今度は私がしよう』

 担任のクラスの卒業を見届けた後、腰塚先生が行った「命の授業」です。
 自分自身に与えられた機能の使途と、日々漫然と過ごす生活習慣に、反省を促す感動の授業でした。
  

総論賛成・各論反対

 次の日曜日は、参院選の投票日です。
 今回の論点は、個別の政策ではなく、産声を上げたばかりの民主党政権に対する審判と言えるでしょう。
 
 確固たる支持政党もポリシーも無く、興味本位に囃し立てるマスコミに踊らされ、右往左往するのが世論の大勢です。
 少し見識のある方とお話しても、踏み込んでいくと意外に一貫性はありません。

 国と地方を合わせた借金は1000兆円を超えており、財政再建が喫緊の課題であることは間違いないでしょう。
 消費税増税は致し方ないとしながら、「自分達の身近なところだけは免税で」という声を良く聞きます。
 この期に及んで、「消費税増税よりも景気対策」と叫んでいるどこかの党首は問題外です。
 こうした財政下において、子供手当をバラまくのは如何なものかと思いながらも、恩恵を享受する立場になれば、殆どの方が有難いと受け取ってしまいます。
 正に、総論賛成・各論反対です。

 小泉改革のスローガンではありませんが、痛みを伴ってでもやり切るのが、真のリーダーシップでしょう。
 勿論、厳しさや苦しさを強いるのであれば、その先にある明るい未来を提示しなければなりません。
 会社も同じです。
 後発の企業は、全員がベクトルを合わせて、がむしゃらに働かないといけない・・・という総論は理解しながらも、待遇や福利厚生といった各論ではギャップが生まれます。

 但し会社は、政治と違って、清き一票による首のすげ替えができません。
 一方で、率直な意見をぶつけることは可能ですし、どうしても気に入らないのであれば、船を乗り換えることもできます。
 長期的なヴィジョンに基づいて改革を行おうとしても、政権交代によって志半ばで潰える可能性のあるのが政治です。
 その点企業は、存続する限り、理想を追い求めることができます。
 ソニーでもホンダでもパナソニックでも、草創期の壁を乗り越えた結果、今日があることは事実です。 

 
 国民の義務であり、権利でもある選挙権は必ず行使しましょう。
 政治の信任も、会社選びも、選択権はあなた自身にあります。  
  

週休7日の日々

 今日は水曜日。 今月から正式に定休日復活となりました。
 私自身、昼から休むことや、早帰りすることはありましたが、全休は二カ月振りです。
 まあ、こうやってブログを綴ったりしているだけですけれど・・・。

 普段は5:50起床、6:20に出発し、壮大なる社会実験の恩恵を丸ごと享受する快適な高速通勤で、6:50には颯爽と出社します。
 7:00前OPEN! 松山市内で最も開店が早い不動産会社を自負していますが、今朝は久々にゆっくりさせて貰いました。
  
 そもそも水曜日は定休日と決めていたものの、繁忙期のお客様を逃すのが勿体なくて・・・もとい、折角訪ねて頂いたにも関わらず店が空いてなくて落胆されるお客様のために、交替で出社しましょう、という方針で開けていた訳です。
 社長が打ち出した方針なので、スタッフの皆様もしぶしぶ・・・もとい、「はい、喜んで♪」と、笑顔で受け入れて頂きました。
 「休みかと思っていたら、空いていたので助かりましたぁ」っていう、若い女性の・・・もとい、お客様各位の声を聞きますと、必要とされていることを実感したものです。

 ところが、少数精鋭でシフトを回した場合、かきいれ時の土日が手薄になってしまったりして、弊害もありました。
 そこで、「水曜日を休みとした上で、それ以外の営業日のクオリティを上げましょう!」と、文字通り「もとい」戻した訳です。

 前職から現職にかけてのブランクは一週間しかありませんでしたが、失業中の日々は、「世の中から自分が必要とされていない」様なナーバスな気分に陥り、仕事をしたくてたまりませんでした。
 現社員の皆さんも長短問わず、失業中には同じ様な空虚な時間を過ごした筈です。
 でも、一旦職についてしまうと、喉もと過ぎて、週休二日が既得権になってしまいます。

 いやいや、誤解を恐れずに言うならば、週休二日も結構、日曜休日も結構。
 但し、目標(自分との約束)をクリアしてくれるならです。
 義務を果たさずに、権利だけ主張していたら、賞与も支給できませんし、昇給も叶いません。
 何よりも、雇用が守りきれません。
 望む望まないに関わらず、週休7日に成ってしまう恐れもあるでしょう。
 休んでいても、遊んでいても、仕事のことが気に成ってしょうがない、数字が頭から離れない、そんなあなたはきっと、半分成功を手にしています。

成果を生む公式

仕事の成果を生む公式は以下の通りです。

 量 × 質 × 熱意 = 成果

 営業ならば、量はお客様に会う頻度、時間です。 質は、営業力や効率でしょう。 
 熱意も大切ですが、あくまでも熱意は行動に表れます。
 真剣に成果を求める人は、お客様に会うための時間を惜しみませんし、ロープレや読書や資格取得等、質を高めるための努力を怠りません。
 
 前提となるのは、まずもってあなたの質のレベルが如何ほどかということです。
 営業力とはいっても、強引にねじ伏せる力だけではなく、プロならでは知識力であったり、紹介を頂ける人間性であったり、ニーズを掌握する傾聴力等、多岐に渡ります。

 営業の分野にも、突出した成果を上げるスーパースターが存在します。
 ビジネスならではの醍醐味は、横綱や大関と同じ土俵に、ポッと出の素人が上がれるところでしょう。
 土俵には上がれますが、当然に素人は、横綱に伍して戦うことはできません。
 相撲ならば百戦百敗は確実ですが、営業ならば量によって凌ぐ可能性があります。
 一年365日、一日24時間は、横綱にも我々にも共通に与えられた資源です。
ウサギとカメの寓話の様に、ウサギが眠っている時に追い抜くことができます。

 週休二日も定時も無く、成績が振るわなければ突然解雇というリスクを抱えながら、実力勝負で臨むスポーツの世界はシビアです。
 自他共に認めるスーパースターのイチローが、毎日休むことなく練習を続けているのですから、我々が今から猛特訓したとしても追い付く道理がありません。 
 その点、ビジネスの世界の可能性は無限と言えるでしょう。
 野球なら試合数も打席数も限られていますが、営業は望む限り打席が与えられます。
 百回打席に立って十本しかヒットの打てない打率1割の選手はマイナー落ち確実ですが、営業ならば十打数三安打の3割バッターよりも評価されます。
 しかし、カメが怠けたら・・・結果は火を見るよりも明らかです。       以上

忘却それは忘れ去ること

 これも、経営の教科書「一倉定の経営心得」からです。

 口頭による指令は忘れられ
 文章による指令は守られる

 私の良く知る社長は、非常に忘れっぽい性格です。
 しかも、都合の悪いことほど忘れる傾向にあります。
 自分にとって都合の良いことは、決して忘れません。
 「文書にして出せ」は口癖です。
 口頭での指示や約束はあてにならず、次の日には180度変わっていたりします。
 
 最近に成って、コロコロ変わり度々忘れるのは、この方ならではの方便(衆生を教え導く巧みな手段)なのだと思えるようになりました。
 「常に文書化して記録に残す様に心掛けよ」
 結果、知らず知らずの内に、良い習慣が身に付いた気がします。
 
 パナソニックの創業者である松下幸之助氏は、生前側近に対し、認知症を疑われる程、同じ質問を繰り返したそうです。
 答えに納得がいかない場合、そのまま聞き流し、時間を置いてまた同じ質問をします。
 何度目かの質問で、自分の調査不足を悟った側近は、そのテーマを深掘りした上で、多忙な幸之助に配慮し、カセットに吹き込み手渡しました。
 翌朝、幸之助はこう言ったそうです。「あんた、ええ声しとるなぁ。」

 ヘルマン・エビングハウスの忘却曲線によれば、一時間で半分、一日経てば7割方忘れてしまうのが人間です。
 文書化の習慣化により、失念を防ぐと同時に、情報を分析・整理する能力を身につけましょう。                以上

人生の通信簿

 スティーブン・R・コヴィーの世界的ベストセラー「七つの習慣」には、人間関係の原則が書かれています。

1. Win - Win  自分が勝ち、相手にも勝たせる
2. Win - Lose 相手を負かして、自分が勝つ
3. Lose- Win  勝ちを譲って、相手を勝たせる
4. Lose- Lose 自分も相手も道連れとなって負ける

 ある時あなたは、運転中の交差点で、接触事故を起こしてしまいました。
 双方に不注意があることは明白ながら、気が動転した相手は、「お怪我はありませんか?」と慌てて駆け寄り、一時停止を怠った非を、ひたすら詫び続けるのです。
 ラッキーとばかりにあなたは、「気つけて運転せんかい!」と居丈高に怒鳴り上げ、法外な修理代と治療費を巻きあげます。
 相手を負かして自分が勝つWin - Loseの典型的なパターンです。
 確かに、短期的な視点で見れば、得かもしれません。 
 しかし、この方との縁はここまです。
 或いはひょっとしてその人は、腕まくりをしたらエキセントリックな桜吹雪が顔を覗かせちゃう様な羊の仮面を被った狼で、「おんどりゃあ、下手に出てりゃ調子に乗りやがって!」と逆襲に転じられ、形勢逆転でLose- Winとなる可能性だってあります。 
               
 「いえ、私の方こそ申し訳ありません。ここは警察で事故処理した後、保険会社にお願いした方が間違いないでしょう。」
 互いに誠実に対応することで気持も打ち解け、警察の到着を待つ間、それぞれの身の上も知ることになります。
 「へえー、不動産会社に勤めていらっしゃるのですか。実は、うちの子供がこの春大学に進学することになりまして・・・ええありがとうございます。 それで丁度、マンションを探そうと思っていたところだったんですよ。」  
   
 「そんな出来過ぎた話あるかい!」って笑っているあなた、これはビジネスや人生の縮図です。
 コヴィーは言っています。「Win - Loseは一時的に勝った様に見えても、最終的には両方が負けになる。長期良好な信頼関係を築くためにはWin - Win以外にないのだ。」

 相手が損をして自分が得することだけに固執すると、世間を狭く生きていくことになります。
 紹介やリピートを頂く人脈の裾野は、今までの貴方の人生の通信簿です。
 常に、Win - Winを心掛けていきましょう。                                              以上

嫌われるための四カ条

 デール・カーネギーの名著、「人を動かす」の中に、「人に嫌われるための四カ条」が書かれています。

一、相手の話を長くは聞かない
二、終始、自分のことだけ話す
三、相手の話を遮(さえぎ)る
四、話の途中で遠慮なく口を挟む

 良著は定期的に再読を心掛けていますが、この四カ条を読む度に反省させられます。
 そして、同じ失敗を繰り返す、自身の学習能力の無さに反省しきりです。

 会話はキャッチボールでなければなりません。
 相手の球をしっかりと受け止め、相手のミット目がけて取り易い球を投げ返すのです。
 ところが、日常の会話の中ではドッヂボールが散見されます。
 
 「中国で百万人が蛾死する大飢饉が起こっても、当人にとってみれば自身の歯痛の方が遥かに重大な問題である。」

 相手に好かれようと思えば、その人に関心を持ち、興味を引く内容を口にすべきです。 
 まずは、話したいことを少しだけ我慢して、呑み込むことから始めてみましょう。
 
 汝(なんじ)のせられんと欲することを人に施せ

 マタイの教えの通り、自分のして貰いたいことを人にしてあげることが、営業でも人生でも、成功を引き寄せるための黄金律(ゴールデンルール)です。

己よりも賢明なる人々へ

 鉄鋼王と呼ばれた、アンドルー・カーネギーの墓標に刻まれた言葉を紹介します。

 「己(おのれ)よりも賢明なる人物を身辺に集むる法を心得し者ここに眠る」

 いかに才能に恵まれた人物であっても、一人で会社を大きくすることはできません。
 勿論会社は、社長の器以上に大きくならない生き物ですから、ビジョンやミッションを示し、会社の未来に光明を見出すことは社長の役割です。
 しかし、経理・総務・営業といったそれぞれの専門分野において、社長が総て精通したスーパーマンであったとしたら、寧ろその成長に限界があるとみるべきでしょう。
 過去も現在も、多くの部下に支えられていますが、誠実さや粘りや営業力や資質といった様々なファクターにおいて、頭の下がることばかりです。


 以前、新聞社をオーナーに持つ関東地方のプロ野球の某名門球団が、お金に糸目をつけずに4番バッターをかき集めたにも関わらず、成績は振るいませんでした。
 ワールドカップサッカーのフランス代表も、世界ランキングTOP10の実力を有しながら、チームとしてまとまることができず、予選敗退しています。
 一方、下馬評では悲観的な見方が支配的であった我が日本は、実力上位の国を次々と打ち破り、8年ぶりで決勝トーナメントに進出。
 遥か海を越えて深夜、身じろぎもせず観戦する我々に、大きな感動を与えてくれました。

 大会前には、辞任騒動を巡って無能ぶりをこれでもかと広めておきながら、戦い終えれば「岡田ジャパン最高!」と賞賛するマスコミもマスコミですが、やはり勝負は勝たねばなりません。
 勝利の二文字に向け、ベクトルを合わせて邁進しましょう。
 
 
 
 
プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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