話が長い上司

 先日の休みの日、会社から帰ってきた息子との会話です。

父親 「お帰り。 今日は早いな。」
息子 「今日は上司が居なかったからね。」
父親 「上司が居たら帰り辛い?」
息子 「そうじゃなくて、帰り際に話しかけてくると長いだけ。
    ひどい時には1時間以上。
    おまけに何度も聞いた話ばっかり。 」
父親 「・・・。」

 何かしら、自分のことを注意されている感覚でした。
 「話が長い」、「同じ話の繰り返し」。
 充分自覚があります。

 自分も若い頃、上司の長話に付き合わされ、「こうは成りたくないな」と思ったものです。
 でも、立場が変われば・・・。

 だからこそ自分は、
 「前にも言ったかもしれないが」とか、
 「いつも言っている通り」とか、
 「重要な件なのでもう一度言っておくけど」とか、
 「出来てないから敢えて繰り返す」とか何とか前置きして、呆けてない保険を掛けます。

 それでもきっと、部下の皆さんからは呆れられているに違いありません。 
 そういえば、毎月第二火曜日にある同級生の飲み会は典型的。
 毎回、40年前の同じ話をして、何十回と聞いたオチで同じように笑う。
 誰も「〇回目だ」とか、「聞き飽きた」とか水を差さず、和やかに時間は過ぎていきます。

 貴方もきっと、いつか判る筈。
 息子(社員)よ、歳を取るとはそういうことなのです。 
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保護政策の末路

 御存じの通りトランプさんは、「アメリカン・ファースト」を声高に叫び、メキシコを貿易赤字の元凶と位置付け、国境に壁を築くことを選挙公約にしています。

 これを受け、日本企業のトヨタも、ソフトバンクも、トランプさんの顔色を窺い、米国向けの投資を確約。
 米国企業のフォードも、16億ドルを投じようとしていた、メキシコへの工場建設を見合わせました。
 手法の良し悪しはともかく、トランプさんの外交政策は、一定の成果を収めたと言えるでしょう。

 ところがフォードは先日、主力小型車の米国生産を中止し、中国からの輸入に切り替えると発表。
 何ともちぐはぐと言うか、辻褄が合わないと言うか…。
 
 近所の若者が騒いでいるので、「うるさい!」と一括したら、静かになった。
 ところが、その後も一人だけ騒いでる輩(やから)が居る。
 よくよく見てみたら、自分の息子だった。
 
 トランプさんは、日本やメキシコを目の敵にしていますが、実はアメリカ最大の貿易赤字国は中国です。
 しかも、フォードも含めてその殆どは、アメリカ企業の現地生産品のブーメラン輸出入によるもの。
 
 本気で貿易赤字を是正するならば、中国との関係を見直す必要があります。
 しかし、生産体制を中国から米国にシフトすれば、米国人の人件費を受け、米国産の商品は割高になり、国内外共に売れなくなり、米国企業は立ち行かなくなるでしょう。

 保護政策では決して、企業力も経済も高まりません。 

幸せな朝

 小林真央さんが永眠しました。
 享年34歳。
 残されたお子様は5歳と4歳。
 余りにも早過ぎる旅立ちです。

 自宅で療養・・・。
 このニュースを聞いた段階で、それが何を意味しているか、殆どの人達は分かっていた筈。
 それでも、分った上で、百も承知の上で、訃報を聞けば、やはり切ないものです。
 
 二人の子供は、そのことを理解していなかったかもしれません。
 退院して自宅に戻って来た、大好きな母親と、ずっと一緒に居られるものと思っていたことでしょう。

 退院の日の様子を、ブログに綴った海老蔵さんの言葉が、涙を誘います。
 「今日は朝から二人はママのそばを離れません。
 みんなの幸せな朝です。」

 人は誰しも、この世に生まれた瞬間から、不治の病にかかっています。
 その病名は「生」。
 生きている限り、人は刻一刻と死に向けてカウントダウンを刻みます。

 しかし、別れが何時訪れるか誰も知りません。
 突然の事故により、さよならを言えない方もいらっしゃいます。
 長い時間を生きたとして、無為な時間で埋め尽くされた人生もあります。
 
 死期を悟り、限りある残された時間を、懸命に濃密に精一杯燃やし尽くそうとする姿は、家族だけでなく、我々にも生きる勇気を与えて下さいました。
 
 改めて、二度と訪れることのない、今日という日を噛み締めます。
 それは当たり前ではない、幸せな朝です。

総花的な最悪

 ドラッカーの言葉です。

 『 何もかもできる組織はない。
 (例えば)金はあっても人がいない。
 (従って)優先順位が必要になる。
 あらゆることを、少しずつ手掛けることは最悪だ。
 (それでは)いかなる成果も上げられない。
 間違った優先順位でも、無いよりはましだ。
 但し、優先順位をつけることはリスクが伴う。
 高い優先順位をつけられなかったものは、事実上廃棄される。
 優先順位を付けるための公式はない。
 しかし、優先順位は付けなければならない。
 そのための装置が予算である。』

 来期の経営計画は、4月の段階で暫定的に決めています。
 そして今期も残り一ケ月強。

 今の足元の業績やトレンド、同業他社の動き、市況感、法的要求事項等を睨み、予算を固める時期になりました。
 ドラッカー曰く、予算は優先順位を付けるための装置。
 
 今、一番大事なものは何か?
 逆に、切り捨てるべきものは無いか?

 各店舗毎に議論してみて下さい。
 あらゆることを少しずつ・・・、総花的な最悪に成らない様に。

足の裏の米粒

 宅建業従事者のデータです。

 宅建士登録数 100万人

 これを他の士業と比較すると・・・。

 税理士 74,500人
 公認会計士 34,000人
 司法書士 21,600人
 行政書士 44,000人
 社会保険労務士 39,000人 

 四肢択一マークシート、学科一発、暗記型が故にチャレンジし易く、主婦や学生にも人気ということもあるでしょう。
 裾野の広さ、マーケットの大きさは歴然としています。
 次に、従事者の数はというと・・・。

 宅建業従事者 55万人
 宅建士従事者 30万人

 つまり、宅建業に従事している方の中で、資格者は半分強。
 宅建士として登録しながら、宅建業に就いていない方が70万人もいらっしゃる訳です。

 資格は、「足の裏に付いた米粒」と言われます。
 そのこころは・・・。

 『取っても食えない。
 でも、取らないと気持ち悪い。』

 今年、我が社でチャレンジされる3名の皆さま。
 食えるか食えないかはともかく、まずは足の裏の米粒を取りましょう。
プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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