絶対的なタブー

 年初から手掛けていた物件の、売買契約および決済が無事終了。 
 後見人を立てての手続きは初めてで、記憶に残る仕事になりました。

 長寿国日本にあって、高齢化の進行と相まって問題になっているのが認知症です。
 認知症患者数は、500万人とも600万人とも言われ、急増傾向にあります。
 
 認知症が進行し、制限能力者に位置付けられると、自身による資産管理や処分は不可能。
 当事者の介護等で、資産売却の必要性が発生しても、配偶者や子供は手を出せません。

 こうした場合の救済措置としてあるのが、成年後見人制度。
 相続人の代表者が裁判所に申し立てをして、第三者(司法書士)が指名されます。

 某業者は、「名前さえ書ければ大丈夫」と言ったそうですが、これはとんでもない暴言。
 ローカルタレントを起用したTVCMで知名度が高まり、一般の方が信用してしまうのは甚だ遺憾です。

 仮に、本人の行為能力を無視して処分してとすれば、後々リスクと禍根を残すでしょう。
 知識と常識と良識を具備した宅建士、司法書士であれば、犯してはならない絶対的なタブーです。 
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今こそ太陽光発電

 平成23年、東日本を襲った大震災により、原発廃止の機運が高まり、日本丸は自然エネルギー活用へ向け大きく鍵を切ります。
 産業用全量買取単価も、平成24年には40円という破格値でした。
 震災の動乱が収まり、原発が稼働再開するにつれ、36円→32円→29円→24円→21円と、年々単価も下落しています。

 従って、太陽光発電事業は既に過去のもの・・・というのは思い過ごしだったようです。
 その理由はというと・・・。

① 太陽光システム価格の下落
 十年前までは1kw当たり60~70万円だったものが、4~5年前には40万円台になり、ここ2~3年は30万円台に。
 更に現在は、30万円を切るケースも珍しくありません。
 太陽光ブームに乗じて、雨上りの筍の如く沢山の会社が誕生しました。
 供給が旺盛で、需要が細れば、価格が下がるのは当然です。

② 太陽光システムの性能アップ  
 4~5年前まで20%以下だった、太陽光をエネルギーにする変換効率は、近年25%前後まで向上してきました。
 曇天でも、影でも、発電できるとなれば、当然収入はアップします。

③ ローン金利の下落
 2~3年前の金利は、2%台後半が主流。
 それが今や、1%台前半も当たり前にあります。
 勿論、その方(企業)の信用状況次第ですが・・・。

 つまり、買取単価は▲40%下落したけれど、性能は25%向上しているので、収入減はそれほどでもない。
 システム価格は▲40%も安くなっている。
 おまけに金利は半分なので、実質の手残りは今の方が良い・・・。
 加えて、固定買取期間である20年間経過した後の運用まで見据えれば、現状の単価で成立する高性能システムの方が圧倒的に有利になります。
 
 実は今こそ、理に適った、利につながるビジネスが太陽光なのです。

中庸の徳

 最近のマスコミ報道は、白か黒か、右か左か、上か下か、善か悪か・・・。
 余りにも極端で、中庸(ちゅうよう)という捉え方は見当たりません。
 どちらかに色分けした方が、伝える上で判り易い、という一面もあるのでしょうが、甚だ危険な香りを感じます。

 例えば、STAP細胞で話題になった小保方さんや、現代版ベートーベンの名を馳せた佐村河内さん。
 二人とも、ターニングポイントに至るまでは天才と称されていたにも関わらず、ある日突然、嘘吐き、詐欺師に成り下がります。
 まさに、全否定か全肯定の両極です。
 
 世の中には、100%善人も居なければ、100%悪人も居ません。
 心の中の天使と悪魔が葛藤しながら生きているのが人間であり、人生そのものです。

 一触即発の国際関係も、各々の立場からすれば、自らが正義です。
 騙したり、誤魔化したりすることは、決して良い行いではないものの、時として嘘も方便です。
 こうした、理屈では割り切れない機微を弁えたところに、中庸はあります。
 
 トランプさんやジャイアンは、決断力や実行力に優れたリーダーである一方、拙速で横暴な人です。
 オバマさんやのび太は、慎重で忍耐強いリーダーである一方、優柔不断で決断力に欠けます。

 この様に、長所と短所は、どちらか一方が独立して存在する訳ではありません。
 上下、左右、善悪、白黒・・・すべての事象は表裏一体。
 どちらにスポットが当たるか、どちらにフォーカスするか、それ次第で印象は変わります。
 
 「中庸の徳たるや、それ至れるかな」 (中庸の徳に勝る徳はない)
 
 これは、孔子の言葉です。
 二次元的な真ん中を指すものではなく、「人として守るべき道(中)に対して過不足のない状態(庸)」を指します。

忘れないことが第一条件

 先日、バーター取引について、否定的な文章をupしました。
 それを前提とした上で、更に深掘り致します。

 契約を頂いたお客様は勿論、大切です。
 賃貸の入居者様もしかり、管理物件の大家様もしかり。

 何かモノを買う時、頼む時。
 該当する商品やサービスを、お客様が手掛けられているのだとすれば、無理のいかない範囲でお声掛けするのが礼儀です。
 
 皆でランチする際の飲食店。
 土地を分筆する際の土地家屋調査士。
 保険を掛ける際の損保会社・・・。

 これらは最近、意識してお客様のところにお声掛けした事例です。 
 喜んで頂くことで、更なる紹介の連鎖に発展することもあります。

 さて、「無理のいかない範囲で」と付け加えました。
 例えば、同一品質でありながら、他社の方が明らかに安いなら、優先する必要はないのです。
 というよりも、それは絶対にやってはいけません。

 企業は、営利を追求する集団です。
 判っていながら、損失を看過するのは背信行為であります。
 何より、相互が甘い値決めでもたれ合っていると、厳しい市場競争から脱落して共倒れになるでしょう。

 また、仮にラーメン屋さんの店舗を仲介したからといって、毎日毎日ラーメンを食べていたのでは体調が悪くなります。
 あくまでも、必要性のある時、ニーズを満たしてくれるなら、お客様のところを優先すべきだという話です。

 感謝、気付き、思いやり、CS・・・。
 美辞麗句を並べるのは簡単だけれど、受けた恩義を忘れないことが第一条件です。

バーターの誘惑

 商売というのは、持ちつ持たれつ、give&takeが基本です。
 但し、「バーター取引」とは違います。

 「バーター取引」とは?
 お客様に何かを買って貰う際、交換条件としてお客様から別の何かを買う条件付の取引。

 「バーターの誘惑」は、巧妙に「お客様満足」や「give&take」の仮面をかぶって近づいてきます。
 過去あった、私の部下の実例です。
 「2000万円のマンションの申し込みを頂いたお客様から、20万円の健康食品を勧められて購入した。」

 高額なマンションを買ったのだからということで、当然の様に勧められたので、断り難かったのは間違いないでしょう。
 価格としては100対1なので猶更です。

 ところが、その後どうなったかというと、マンションはキャンセル。
 部下の手元には、健康食品とローンだけが残りました。
 
 他に、よくバーターを持ちかけられるのは生命保険です。
 気が付くと、保険金目当ての事件に巻き込まれそうな程、多額の補償に成っていたりします。

  give = 与える
  take = 受け取る

 これは、その仕事の中で完結しなければなりません。
 扱う商品がどれだけ高額であったとしても、受け取る対価に相応しい、品質、空間、サービスを与えます。

 賃貸も同様。
 仲介手数料が5万円であれば、それ以上の提案、満足、価値を与える訳です。
 実際に、5万円の報酬を頂いたお客様から、次の様なアンケートを頂きます。
 
 「面倒な要望にも丁寧に応えて貰い、思った以上のお部屋をご紹介頂きました。
 利便で、明るくて、快適で、とても満足です。
 次回も〇〇さんにお世話に成りたいと思います。」

 先述した通り、その仕事の中だけでgive&takeが完結しているのです。
 プロとしての提案に自信があるのなら、バーターのつけ入る隙はありません。
プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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